ダイススロー 12回目
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ダダダダダダダダッ
シャワールームからリビングルームへと逢夏が走ってきた。
「逢夏、そんなにあわててどうした?」
「ディーヴァは?」
「その…ディーヴァちゃんが…。
ダンテ、とにかく来て!」
「お、おお…」
ぐいと引っ張りダンテを急かす逢夏。
ネロもその後に続いた。
ダンテにことのあらましを説明した逢夏を先頭に、3人はディーヴァが引きこもるドアの前に来た。
逢夏の言う通りにドアには乳白色の神々しい結界が貼ってあり、元々備え付けられていた鍵もしっかりかかっている。
ダンテはやれやれと肩をすくめると、天使の結界で手が焼けつくのも気にせずガチャガチャとノブを回した。
ネロも同じく呼び掛ける。
「ディーヴァ、開けろ!」
「出て来いよー」
「やぁだぁ!」
「やだ、じゃねーだろ。
気にしてねーよ、命令で仕方なかったじゃんか!」
だが、ディーヴァは出てこない。
逢夏はしょんぼりするダンテの肩に手を置いて慰めた。
「言ったでしょ、開けようとするのはだめだってば」
そしてドアの中のディーヴァに呼び掛ける。
「ディーヴァちゃん…私は入っちゃだめ?
入っていいなら鍵だけ開けてほしいな。
そしたら私だけ入れるから」
……カチリ。
しばしの沈黙の後、鍵の開く音が響いた。
途端、開けようとガチャガチャと更に強くドアノブを回すダンテ。
「結界あるから開かねえっていってんだろ!
てめぇの怪力で壊れたらどうすんだ!」
「それ以前にダンテは入っちゃだめだってば!」
ドゴッ!
スパーン!
ネロはその悪魔の右手で、逢夏はどこから持ってきたのかスリッパでダンテの頭を叩く。
「ってぇ!」
床に伏したダンテ、その場で待つネロを残して逢夏は中へ入っていった。
「はぁ…」
ちょっとして出てきた逢夏は、中でしっかりディーヴァと話をしてきたようだ。
少し疲れたような顔をしていた。
ネゴシエーターとは疲れる職である。
「今日はもう終わりにしていい?」
「俺は別にいいが…」
ちらっ。
2人の視線の先はもちろん…
「ダンテ、ディーヴァちゃんは私に任せて!」
「でも逢夏、」
「ねっ!?」
有無を言わさない、強い口調だった。
「あ、ああ、頼んだ」
「うん、ここは同性の私に任せんちゃーい!」
シャワールームからリビングルームへと逢夏が走ってきた。
「逢夏、そんなにあわててどうした?」
「ディーヴァは?」
「その…ディーヴァちゃんが…。
ダンテ、とにかく来て!」
「お、おお…」
ぐいと引っ張りダンテを急かす逢夏。
ネロもその後に続いた。
ダンテにことのあらましを説明した逢夏を先頭に、3人はディーヴァが引きこもるドアの前に来た。
逢夏の言う通りにドアには乳白色の神々しい結界が貼ってあり、元々備え付けられていた鍵もしっかりかかっている。
ダンテはやれやれと肩をすくめると、天使の結界で手が焼けつくのも気にせずガチャガチャとノブを回した。
ネロも同じく呼び掛ける。
「ディーヴァ、開けろ!」
「出て来いよー」
「やぁだぁ!」
「やだ、じゃねーだろ。
気にしてねーよ、命令で仕方なかったじゃんか!」
だが、ディーヴァは出てこない。
逢夏はしょんぼりするダンテの肩に手を置いて慰めた。
「言ったでしょ、開けようとするのはだめだってば」
そしてドアの中のディーヴァに呼び掛ける。
「ディーヴァちゃん…私は入っちゃだめ?
入っていいなら鍵だけ開けてほしいな。
そしたら私だけ入れるから」
……カチリ。
しばしの沈黙の後、鍵の開く音が響いた。
途端、開けようとガチャガチャと更に強くドアノブを回すダンテ。
「結界あるから開かねえっていってんだろ!
てめぇの怪力で壊れたらどうすんだ!」
「それ以前にダンテは入っちゃだめだってば!」
ドゴッ!
スパーン!
ネロはその悪魔の右手で、逢夏はどこから持ってきたのかスリッパでダンテの頭を叩く。
「ってぇ!」
床に伏したダンテ、その場で待つネロを残して逢夏は中へ入っていった。
「はぁ…」
ちょっとして出てきた逢夏は、中でしっかりディーヴァと話をしてきたようだ。
少し疲れたような顔をしていた。
ネゴシエーターとは疲れる職である。
「今日はもう終わりにしていい?」
「俺は別にいいが…」
ちらっ。
2人の視線の先はもちろん…
「ダンテ、ディーヴァちゃんは私に任せて!」
「でも逢夏、」
「ねっ!?」
有無を言わさない、強い口調だった。
「あ、ああ、頼んだ」
「うん、ここは同性の私に任せんちゃーい!」