ダイススロー 12回目
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赤い瞳を晒すネロとダンテがゆっくりと逢夏とディーヴァに近づいてきた。
その瞳はギラギラと恐ろしく輝き、獲物を狙う猛禽類のよう。
そしてその身にまとうのは、悪魔のまがまがしさ。
ダンテは内なる悪魔に身も心も支配されてか、すでに周りの空気がどす黒く大変なことになっている。
ネロに至ってはいつもの魔人化のこちらを守るように放たれたオーラではなく、まがまがしい悪意に満ちた空気に包まれていた。
「やだ…ダンテ、こわいよ。
何する気…?」
「ネロ、いきなり目が赤いよ?
今の霧で充血でもしたの?」
その悪魔的雰囲気に臆され、恐怖に固まるディーヴァと
相変わらずどこまでもマイペースな逢夏。
そして、突然ネロとダンテがリベリオンやレッドクイーンを手にすることもなく、素手で2人に飛びかかってきた。
どこまでも悪魔なのか、爪まで伸びているようで、地面が深く抉れている。
「ひぃあ!やめてよダンテっ!
さっき守るって言ったばかりじゃない!」
「ネロ、悪魔の心に負けないでよ。
私が傷ついたら結局ネロの魔力で回復するんだよ?」
片や涙ながらに命からがら、片やのほほんとしたままひらりとかわす。
薙刀、やっててよかった。
逢夏はネロの攻撃を薙刀を使って上手くかわしていくと、悪魔にどうなってるのか、聞いた。
「悪魔さ~ん?これ一体どういうことなの?
返答によっちゃ、薙刀でくびちょんぱ☆だからね!」
『くピちュォんぱ、コヮィいイ!!
コィちゅラ、たダ破ヵイと殺りぃクモトめルあク魔ナのォ!
ユッくりィ死ンンで逝ツテネ!』
ウインクしながら再び上空へ戻り、観戦する悪魔。
逃げ足が早くて助かった。
ダンテからの、単調だが鋭い攻撃をかすり傷のみでなんとかかわしていくディーヴァが逢夏に聞いた。
「あ…悪魔さんなんだって!?」
「ネロ達はただ破壊と殺戮を求める悪魔になってるらしーよ?
アハハ、ゆっくり死んで逝ってネ!…だってさ」
「アハハじゃなーい!
いくの字が違うよっ!」
「でも贄を求めての主であるネロから命令が来るだとか、天使だからダンテに頭から食べられちゃうゾ!とかなさそうだしいっかな~☆って」
「全然よくないっ!!」
力一杯否定するディーヴァ。
その体には逢夏と違い、あちこち痛々しいかすり傷が増え続け、血が滲んでいる。
逢夏のように落ちている武器を拾って対処することも考えたが、それは最後の手段にしたい。
ダンテ相手に自分の攻撃が通用するとは思えないし、何よりどうしても殺し合いたくない…傷つけたくない。
そして自分が死ぬのもいやなのだ。
逢夏は反対に、自分の馴染みのある武器…薙刀を再び振るえることが嬉しくてネロとの戦いすら楽しもうとしているようだった。
さすが恐怖を持たぬスーパー奥さん!
もはやおもちゃを与えられた子どものよう。
殺し合いの命令を忘れてるんじゃないかと心配になる。
「とりあえずお互いガンバ!だね。
ディーヴァちゃん。また後で!」
「ちょ、逢夏っ!?」
逢夏も避けるのでせいいっぱい。
ディーヴァにばかりかまけてはいられないのだ。
汗をしたたらせながら、逢夏はニコリとネロに笑いかけた。
その瞳はギラギラと恐ろしく輝き、獲物を狙う猛禽類のよう。
そしてその身にまとうのは、悪魔のまがまがしさ。
ダンテは内なる悪魔に身も心も支配されてか、すでに周りの空気がどす黒く大変なことになっている。
ネロに至ってはいつもの魔人化のこちらを守るように放たれたオーラではなく、まがまがしい悪意に満ちた空気に包まれていた。
「やだ…ダンテ、こわいよ。
何する気…?」
「ネロ、いきなり目が赤いよ?
今の霧で充血でもしたの?」
その悪魔的雰囲気に臆され、恐怖に固まるディーヴァと
相変わらずどこまでもマイペースな逢夏。
そして、突然ネロとダンテがリベリオンやレッドクイーンを手にすることもなく、素手で2人に飛びかかってきた。
どこまでも悪魔なのか、爪まで伸びているようで、地面が深く抉れている。
「ひぃあ!やめてよダンテっ!
さっき守るって言ったばかりじゃない!」
「ネロ、悪魔の心に負けないでよ。
私が傷ついたら結局ネロの魔力で回復するんだよ?」
片や涙ながらに命からがら、片やのほほんとしたままひらりとかわす。
薙刀、やっててよかった。
逢夏はネロの攻撃を薙刀を使って上手くかわしていくと、悪魔にどうなってるのか、聞いた。
「悪魔さ~ん?これ一体どういうことなの?
返答によっちゃ、薙刀でくびちょんぱ☆だからね!」
『くピちュォんぱ、コヮィいイ!!
コィちゅラ、たダ破ヵイと殺りぃクモトめルあク魔ナのォ!
ユッくりィ死ンンで逝ツテネ!』
ウインクしながら再び上空へ戻り、観戦する悪魔。
逃げ足が早くて助かった。
ダンテからの、単調だが鋭い攻撃をかすり傷のみでなんとかかわしていくディーヴァが逢夏に聞いた。
「あ…悪魔さんなんだって!?」
「ネロ達はただ破壊と殺戮を求める悪魔になってるらしーよ?
アハハ、ゆっくり死んで逝ってネ!…だってさ」
「アハハじゃなーい!
いくの字が違うよっ!」
「でも贄を求めての主であるネロから命令が来るだとか、天使だからダンテに頭から食べられちゃうゾ!とかなさそうだしいっかな~☆って」
「全然よくないっ!!」
力一杯否定するディーヴァ。
その体には逢夏と違い、あちこち痛々しいかすり傷が増え続け、血が滲んでいる。
逢夏のように落ちている武器を拾って対処することも考えたが、それは最後の手段にしたい。
ダンテ相手に自分の攻撃が通用するとは思えないし、何よりどうしても殺し合いたくない…傷つけたくない。
そして自分が死ぬのもいやなのだ。
逢夏は反対に、自分の馴染みのある武器…薙刀を再び振るえることが嬉しくてネロとの戦いすら楽しもうとしているようだった。
さすが恐怖を持たぬスーパー奥さん!
もはやおもちゃを与えられた子どものよう。
殺し合いの命令を忘れてるんじゃないかと心配になる。
「とりあえずお互いガンバ!だね。
ディーヴァちゃん。また後で!」
「ちょ、逢夏っ!?」
逢夏も避けるのでせいいっぱい。
ディーヴァにばかりかまけてはいられないのだ。
汗をしたたらせながら、逢夏はニコリとネロに笑いかけた。