ダイススロー 11回目
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土煙が上がりそうなほど乾燥している空気の中、血で赤く染まり湿った道を踏みしめる足音が2人分。
「なぁ~、ゾンビなんて1匹もいやしねぇんだけど。」
「まさかゴール付近にゾンビが集結してるなんてことないだろうな…?」
狭く薄暗い道を歩く一足出遅れてしまったネロとダンテ。
数体出くわしたゾンビを倒しつつこの道まで来たのだが
墓地への道中はダンテの言う様に1体たりともゾンビに遭遇しないまま。
まさかここにきての逢夏とディーヴァの追い上げだろうかとネロがカウンターを見るが…
「133体、か。」
「対してオレ達が332体!
やっぱり勝ちだな♪」
「っていうか、俺達がここで勝たなきゃ立つ瀬なくなるだけだと思うけどな。」
ここに来て何度目かのため息をついたネロ。
なんだかんだと言われても尚、ニヤニヤと笑顔ダンテ。
するとそんな2人の耳に声が聞こえる。
「この声は…逢夏?
っ!?」
「ディーヴァの声だな!
…って、ん?」
お互いがお互いのパートナーの声を聞き取ったと時、場所を同じくして聞こえてくるのは
"ウォ゛ォ゛ォ~ン!!!"
…凶暴さの滲む遠吠え。
遠吠えは空気を揺らし、強風と成り、周りの木々はその風の前になぎ倒されんばかりに揺れた。
--------------------------------------
「もう!このゾンビ、しつこいなぁ!」
「これだけ攻撃してもまだ動くの?
悪魔さん、どういうこと!?」
『ナぃしヨー!』
切れども切れども倒れない大型ゾンビに苦戦中のディーヴァと逢夏。
足の腱の部分にチェーンソーを突き立て、引き裂いても
肩の付近を切り付け、むき出しになった骨を断っても
「「どーして!?」」
いくら手に握る武器の達人になったとしても、体力が追い付かなくなっていく2人は既にへとへとの状態。
一旦退くことも考えたがいつの間にか見渡す限り、地平線が見えるのではと思えるほどの広大な広場と化すここでは背も見せられない。
どうするか。
そう考えていた時だった。
「きゃぁっ!
や、やめて!!放して!!!」
「ディーヴァちゃん!!?」
『おォ!!!?シャったぁちャんスぅ!!』
「なっ!止めなさい!
…え、…ひゃあ!!?」
ディーヴァの白く細い足にまとわりついた倒し損ねた取り巻きのゾンビ。
驚き思わず、チャーンソーを取り落とし、尻餅をついたディーヴァに未だ腰に付けていた悪魔が反応
廃屋から大きく跳躍していた逢夏は悪魔に気を取られ、巨大ゾンビに激突。
一瞬の間にこれだけの不幸の連鎖が続いた時だった。
BLAM!!
と、響く大きな銃声。
同時に解けるゾンビの拘束。
急落下を始めた体は
地面に叩きつけられるかと思いきや優しく抱きとめられる。
「助けに来たぜ、お姫様?」
「ダンテ!」
「ネ、…ロ?」
「無茶し過ぎだ、馬鹿。」
間一髪のところでダンテとネロの2人が合流。
なんとか最悪の危機を免れたのだった。
ダンテとネロはディーヴァと逢夏を少しだけ離れた場所に連れていくなり
キョトンとする2人に背を向けて、ダンテはリベリオンを、ネロはレッドクイーンを楽に構える。
「よーやく、歯ごたえのある奴がお出ましか。
おせぇよ!待ちくたびれちまったぜ!」
「なんだよ、こいつ1体だけか?
俺達とやるってんなら、全然たりねぇよ。
もう200体は寄越しな。」
挑発する半魔達。
果たしてその声は届き、ゾンビは言葉を理解したのか
再びあの遠吠えの声をあげた巨大なゾンビはその巨体をぶつけんと猛スピードで迫る。
そんなゾンビに立ち向かう2人を見、へにゃりと疲れながらの笑みを浮かべた逢夏は
唐突に同じく疲れきりながらも心配げにダンテを見つめるディーヴァの肩をつついた。
「負けちゃったね、残念。」
腕のカウンターをタップし、見せられた画面には
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
半パもノちーィむ 334匹
天シと贄テぃーム 132匹
-----------------------
ヶい 466匹
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そう表示されていた。
「なぁ~、ゾンビなんて1匹もいやしねぇんだけど。」
「まさかゴール付近にゾンビが集結してるなんてことないだろうな…?」
狭く薄暗い道を歩く一足出遅れてしまったネロとダンテ。
数体出くわしたゾンビを倒しつつこの道まで来たのだが
墓地への道中はダンテの言う様に1体たりともゾンビに遭遇しないまま。
まさかここにきての逢夏とディーヴァの追い上げだろうかとネロがカウンターを見るが…
「133体、か。」
「対してオレ達が332体!
やっぱり勝ちだな♪」
「っていうか、俺達がここで勝たなきゃ立つ瀬なくなるだけだと思うけどな。」
ここに来て何度目かのため息をついたネロ。
なんだかんだと言われても尚、ニヤニヤと笑顔ダンテ。
するとそんな2人の耳に声が聞こえる。
「この声は…逢夏?
っ!?」
「ディーヴァの声だな!
…って、ん?」
お互いがお互いのパートナーの声を聞き取ったと時、場所を同じくして聞こえてくるのは
"ウォ゛ォ゛ォ~ン!!!"
…凶暴さの滲む遠吠え。
遠吠えは空気を揺らし、強風と成り、周りの木々はその風の前になぎ倒されんばかりに揺れた。
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「もう!このゾンビ、しつこいなぁ!」
「これだけ攻撃してもまだ動くの?
悪魔さん、どういうこと!?」
『ナぃしヨー!』
切れども切れども倒れない大型ゾンビに苦戦中のディーヴァと逢夏。
足の腱の部分にチェーンソーを突き立て、引き裂いても
肩の付近を切り付け、むき出しになった骨を断っても
「「どーして!?」」
いくら手に握る武器の達人になったとしても、体力が追い付かなくなっていく2人は既にへとへとの状態。
一旦退くことも考えたがいつの間にか見渡す限り、地平線が見えるのではと思えるほどの広大な広場と化すここでは背も見せられない。
どうするか。
そう考えていた時だった。
「きゃぁっ!
や、やめて!!放して!!!」
「ディーヴァちゃん!!?」
『おォ!!!?シャったぁちャんスぅ!!』
「なっ!止めなさい!
…え、…ひゃあ!!?」
ディーヴァの白く細い足にまとわりついた倒し損ねた取り巻きのゾンビ。
驚き思わず、チャーンソーを取り落とし、尻餅をついたディーヴァに未だ腰に付けていた悪魔が反応
廃屋から大きく跳躍していた逢夏は悪魔に気を取られ、巨大ゾンビに激突。
一瞬の間にこれだけの不幸の連鎖が続いた時だった。
BLAM!!
と、響く大きな銃声。
同時に解けるゾンビの拘束。
急落下を始めた体は
地面に叩きつけられるかと思いきや優しく抱きとめられる。
「助けに来たぜ、お姫様?」
「ダンテ!」
「ネ、…ロ?」
「無茶し過ぎだ、馬鹿。」
間一髪のところでダンテとネロの2人が合流。
なんとか最悪の危機を免れたのだった。
ダンテとネロはディーヴァと逢夏を少しだけ離れた場所に連れていくなり
キョトンとする2人に背を向けて、ダンテはリベリオンを、ネロはレッドクイーンを楽に構える。
「よーやく、歯ごたえのある奴がお出ましか。
おせぇよ!待ちくたびれちまったぜ!」
「なんだよ、こいつ1体だけか?
俺達とやるってんなら、全然たりねぇよ。
もう200体は寄越しな。」
挑発する半魔達。
果たしてその声は届き、ゾンビは言葉を理解したのか
再びあの遠吠えの声をあげた巨大なゾンビはその巨体をぶつけんと猛スピードで迫る。
そんなゾンビに立ち向かう2人を見、へにゃりと疲れながらの笑みを浮かべた逢夏は
唐突に同じく疲れきりながらも心配げにダンテを見つめるディーヴァの肩をつついた。
「負けちゃったね、残念。」
腕のカウンターをタップし、見せられた画面には
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半パもノちーィむ 334匹
天シと贄テぃーム 132匹
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ヶい 466匹
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そう表示されていた。