ダイススロー 11回目
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変わりましてここは元は比較的人通りが多い場所だったろう道のど真ん中。
車やトラックが道のあちこちに放置される'爆発の危険性大'な遮蔽物の多いそこでは
爆発に紛れて次から次へと溢れるゾンビにダンテが鉛玉をプレゼント中である。
1体、また1体と体中を穴だらけ、それこそ蜂の巣にされたり
時には燃料タンクに弾丸が撃ち込まれ発生した爆風と炎の前に一気に吹き飛ぶゾンビ達。
そして最後の1体は…
「おいおい、ちったぁ楽しませろよっ…と!」
リベリオンによってご丁寧に17分割されて動かなくなった。
ぐちゃり…と、転がった頭を踏みつけ黒コゲになって露わになった車の骨組みに腰掛けたダンテ。
そこに、静かな足音を立ててネロがやってくる。
「ダンテ、こっちは片付いた。」
「おう、こっちも丁度片付いたとこ。
にしても退屈だな、遊び甲斐のねぇ奴らばっかだ。」
「悪魔に比べるとどうしても動きも単調だしな。
でもま、そのおかげでこっちも一安心、集中してゾンビが狩れそうだ。」
「っつーことは、ディーヴァも逢夏も今のところは怪我はなし、怪我する心配もねぇって?」
「その通り、なんか楽しげに話して笑う余裕もあるみたいだったぜ。」
そう話すネロはもちろん先ほどの人影である。
何と言ってもこれは勝負。
であれば勝ちたいと思うのは当たり前のこと、賞品が欲しいと思うのは尚の事。
けれどその気持ちに待ったをかけたのはやはりというか逢夏とディーヴァの安否だった。
そんな訳で、チーム内でも更に別行動をとっていた2人。
元々2人とも一匹狼的な部分が強い所為か、特に問題もなく自然に別行動、自然に合流と相なっているわけである。
「で、これからどうする?」
「決まってんだろ、もっとゾンビがいるところに移動する、それだけだ。
まぁ?もう逆転されることはあり得ねぇけどな。」
言いながら、腕時計をみるようにダンテは腕のカウンターに視線を移す。
そこには
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
半パもノちーィむ 301匹
天シと贄テぃーム 109匹
-----------------------
ヶい 410匹
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
相変わらずのこの差が表示されていた。
それをにんまりと笑顔で見つめるダンテ、そして対照的になんだかネロは浮かない顔。
「どうした?
ここまでくれば勝ち確だってのに。」
「大人げない…ってか、男2人がマジになってんのが情けなくなった。」
「おいおい、今になってかよ。
しっかりしろよな、これも写真の為、ひいてはオレ達の幸せの為だぞ。
…それはともかく悪魔の奴、しっかりやってんだろうな。
いい写真撮れてなかったら今度こそぶっ飛ばしてやる。」
ぶつぶつと賞品の心配をするダンテ。
それを見ていると更に自分が浅はかな人間に思えてくるネロである。
「…お前、本当に安いやつだな。」
「んぁ?なんか言ったか?」
「何でもねぇよ。
それより、行くんだろ。
さっさと行って、さっさと片付けようぜ。」
とはいえ、もうここまでしてしまったのだから仕方ない。
ネロはダンテに背を向けるとディーヴァと逢夏のいる墓地方面へと歩き出す。
「あっ、おい待てよ!」
慌てて追いかけるダンテを置き去りにしようとする様なそんな足取りで。
車やトラックが道のあちこちに放置される'爆発の危険性大'な遮蔽物の多いそこでは
爆発に紛れて次から次へと溢れるゾンビにダンテが鉛玉をプレゼント中である。
1体、また1体と体中を穴だらけ、それこそ蜂の巣にされたり
時には燃料タンクに弾丸が撃ち込まれ発生した爆風と炎の前に一気に吹き飛ぶゾンビ達。
そして最後の1体は…
「おいおい、ちったぁ楽しませろよっ…と!」
リベリオンによってご丁寧に17分割されて動かなくなった。
ぐちゃり…と、転がった頭を踏みつけ黒コゲになって露わになった車の骨組みに腰掛けたダンテ。
そこに、静かな足音を立ててネロがやってくる。
「ダンテ、こっちは片付いた。」
「おう、こっちも丁度片付いたとこ。
にしても退屈だな、遊び甲斐のねぇ奴らばっかだ。」
「悪魔に比べるとどうしても動きも単調だしな。
でもま、そのおかげでこっちも一安心、集中してゾンビが狩れそうだ。」
「っつーことは、ディーヴァも逢夏も今のところは怪我はなし、怪我する心配もねぇって?」
「その通り、なんか楽しげに話して笑う余裕もあるみたいだったぜ。」
そう話すネロはもちろん先ほどの人影である。
何と言ってもこれは勝負。
であれば勝ちたいと思うのは当たり前のこと、賞品が欲しいと思うのは尚の事。
けれどその気持ちに待ったをかけたのはやはりというか逢夏とディーヴァの安否だった。
そんな訳で、チーム内でも更に別行動をとっていた2人。
元々2人とも一匹狼的な部分が強い所為か、特に問題もなく自然に別行動、自然に合流と相なっているわけである。
「で、これからどうする?」
「決まってんだろ、もっとゾンビがいるところに移動する、それだけだ。
まぁ?もう逆転されることはあり得ねぇけどな。」
言いながら、腕時計をみるようにダンテは腕のカウンターに視線を移す。
そこには
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
半パもノちーィむ 301匹
天シと贄テぃーム 109匹
-----------------------
ヶい 410匹
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
相変わらずのこの差が表示されていた。
それをにんまりと笑顔で見つめるダンテ、そして対照的になんだかネロは浮かない顔。
「どうした?
ここまでくれば勝ち確だってのに。」
「大人げない…ってか、男2人がマジになってんのが情けなくなった。」
「おいおい、今になってかよ。
しっかりしろよな、これも写真の為、ひいてはオレ達の幸せの為だぞ。
…それはともかく悪魔の奴、しっかりやってんだろうな。
いい写真撮れてなかったら今度こそぶっ飛ばしてやる。」
ぶつぶつと賞品の心配をするダンテ。
それを見ていると更に自分が浅はかな人間に思えてくるネロである。
「…お前、本当に安いやつだな。」
「んぁ?なんか言ったか?」
「何でもねぇよ。
それより、行くんだろ。
さっさと行って、さっさと片付けようぜ。」
とはいえ、もうここまでしてしまったのだから仕方ない。
ネロはダンテに背を向けるとディーヴァと逢夏のいる墓地方面へと歩き出す。
「あっ、おい待てよ!」
慌てて追いかけるダンテを置き去りにしようとする様なそんな足取りで。