ダイススロー 11回目
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血生臭さと腐敗臭が混ざる街。
4人は今のところはドラム缶の中で焚かれた木がパチパチと弾ける音しか聞こえない静かな建物の中にいた。
「なんだ?
ゾンビなんて全然いねぇじゃねぇか。」
辺りを見回し、あまりの静かさにダンテが残念そうに言う。
すると、そこに
『やァ!!』
「のゎっ!?」
「きゃっ!」
「うにゃっ!」
「うわっ!
…っ、てめぇ!さっきの図書館といい、いきなり出てくんなよ!!!」
『るぅールせチュ明!ぉレ、ヮすれテタぁ!
ゾんビぃ、そノぁト、召ヵんスる!』
悪魔登場。
人差し指で空中に円を描きながら、悪魔は内容が行ったり来たり、前後を繰り返し非常に理解し辛い方法で説明していく。
あまりに聞くに堪えない説明に、痺れを切らした逢夏が最後にまとめた。
「要約すると…私とディーヴァちゃんチームとネロとダンテチームに分かれて、ゾンビのkill数を競え。
あと、指定されたゴールに着いても両チームのkill数合計が666体に達してなかった場合と
kill数が666体に達してもゴールに到達しなければ命令は続行。
…ってことでいい?」
『イえすぅ!!
ぁト、ずォんビきll数おォいチィむにハ賞品!!!』
いつの間に取りだしたのか悪魔は小さな杖を一振り。
4人の手首に現れるリストバンド型のカウンターが現れる。
微妙にハイテクなそれに興味を示す4人だが、否、しかし今重要なのは…
「賞品って?」
ディーヴァが悪魔に小首を傾げて問う。
『天使ィとニぇチィむ、ぉデ、2人ノぉ願イ事、一チュずツゥ聞ぃちヤぅ!!』
「私達のお願いを一つずつ?
何でも聞いてくれるの?」
『なンデも、キいちャぅ!』
コクコクと何度も頷きながら肯定した悪魔は、にんまりと笑う。
悪魔が願いを叶えるというなんだか胡散臭い内容にディーヴァと逢夏の表情は期待半分、不安半分。
が…、その僅かな期待半分は一瞬で暗雲に曇らされてしまう。
「へぇ…、じゃあオレ達はどうなんだ?」
『そレわァ…。』
賞品内容を聞いたダンテとネロの間に割って入った悪魔は2人にしか聞こえない声で耳打つ。
『こノ命れェいマス、オデ、贄ト天シォ写しぃンガむバァル。
ハァん端もノォ、焼キ増ィすゥ!!!』
「のった!」
「即答かよ!?
あのな、それはさすがにやばいだろ…。」
「なんだよネロ、ノリ悪ぃな。
…なぁ、自分に正直に生きようぜ?
一回しかきかねぇから、正直に答えろよ?
欲しいのか、欲しくねぇのか、どっちなんだ?」
「それ…、はっ…!」
ダンテはネロの肩に腕を回すとコソコソ
『滅多にないチャンスだぞ?』
『お互い、普段なかなかサービスしてくれないパートナーを持っている訳だし…。』
『ここで臆しちゃ男が廃るってもんだ、だろ!?』
言葉巧みに説得という名の懐柔を始める。
数分して、ネロはゆっくりと"?"マークを頭に浮かべる女性陣を一旦振り返ると
「先に謝っておく……ごめん。」
「「え?」」
ケケケと後ろで声を揃えて嗤う悪魔とダンテ。
悪魔にはもちろんだが、この時に限ってダンテにディーヴァには頭に黒い触角の様なものが、逢夏にはひょろ長い黒い尾が見えたという。
『そィデア!!!
すタァと!!!』
この命令で二度目の悪魔の号令が上がった瞬間、目の前には気味の悪いゾンビ達で埋め尽くさんとされていた。
4人は今のところはドラム缶の中で焚かれた木がパチパチと弾ける音しか聞こえない静かな建物の中にいた。
「なんだ?
ゾンビなんて全然いねぇじゃねぇか。」
辺りを見回し、あまりの静かさにダンテが残念そうに言う。
すると、そこに
『やァ!!』
「のゎっ!?」
「きゃっ!」
「うにゃっ!」
「うわっ!
…っ、てめぇ!さっきの図書館といい、いきなり出てくんなよ!!!」
『るぅールせチュ明!ぉレ、ヮすれテタぁ!
ゾんビぃ、そノぁト、召ヵんスる!』
悪魔登場。
人差し指で空中に円を描きながら、悪魔は内容が行ったり来たり、前後を繰り返し非常に理解し辛い方法で説明していく。
あまりに聞くに堪えない説明に、痺れを切らした逢夏が最後にまとめた。
「要約すると…私とディーヴァちゃんチームとネロとダンテチームに分かれて、ゾンビのkill数を競え。
あと、指定されたゴールに着いても両チームのkill数合計が666体に達してなかった場合と
kill数が666体に達してもゴールに到達しなければ命令は続行。
…ってことでいい?」
『イえすぅ!!
ぁト、ずォんビきll数おォいチィむにハ賞品!!!』
いつの間に取りだしたのか悪魔は小さな杖を一振り。
4人の手首に現れるリストバンド型のカウンターが現れる。
微妙にハイテクなそれに興味を示す4人だが、否、しかし今重要なのは…
「賞品って?」
ディーヴァが悪魔に小首を傾げて問う。
『天使ィとニぇチィむ、ぉデ、2人ノぉ願イ事、一チュずツゥ聞ぃちヤぅ!!』
「私達のお願いを一つずつ?
何でも聞いてくれるの?」
『なンデも、キいちャぅ!』
コクコクと何度も頷きながら肯定した悪魔は、にんまりと笑う。
悪魔が願いを叶えるというなんだか胡散臭い内容にディーヴァと逢夏の表情は期待半分、不安半分。
が…、その僅かな期待半分は一瞬で暗雲に曇らされてしまう。
「へぇ…、じゃあオレ達はどうなんだ?」
『そレわァ…。』
賞品内容を聞いたダンテとネロの間に割って入った悪魔は2人にしか聞こえない声で耳打つ。
『こノ命れェいマス、オデ、贄ト天シォ写しぃンガむバァル。
ハァん端もノォ、焼キ増ィすゥ!!!』
「のった!」
「即答かよ!?
あのな、それはさすがにやばいだろ…。」
「なんだよネロ、ノリ悪ぃな。
…なぁ、自分に正直に生きようぜ?
一回しかきかねぇから、正直に答えろよ?
欲しいのか、欲しくねぇのか、どっちなんだ?」
「それ…、はっ…!」
ダンテはネロの肩に腕を回すとコソコソ
『滅多にないチャンスだぞ?』
『お互い、普段なかなかサービスしてくれないパートナーを持っている訳だし…。』
『ここで臆しちゃ男が廃るってもんだ、だろ!?』
言葉巧みに説得という名の懐柔を始める。
数分して、ネロはゆっくりと"?"マークを頭に浮かべる女性陣を一旦振り返ると
「先に謝っておく……ごめん。」
「「え?」」
ケケケと後ろで声を揃えて嗤う悪魔とダンテ。
悪魔にはもちろんだが、この時に限ってダンテにディーヴァには頭に黒い触角の様なものが、逢夏にはひょろ長い黒い尾が見えたという。
『そィデア!!!
すタァと!!!』
この命令で二度目の悪魔の号令が上がった瞬間、目の前には気味の悪いゾンビ達で埋め尽くさんとされていた。