もふもふ達のポケモンバトル・後編
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髭「やれやれ。若のはただのトリックスターアクションだろうが。さて……」
若人たちのやり取りを横目に、髭は自らの隣におとなしくお座りするリアラ、そして正面の方のレディとドレアムを見やる。
「シーア?」
どうしたんですか?
髭「こっちも、今こそ長年の恨みを晴らす時かなってね。リアラ、レディに『ふぶき』」
「……レイ?シア」
……え?しませんよ。
こうして若と同じように指示するわけである。
もちろん『しない』のひと蹴りで拒否されてしまったが。
レ「はあ……トレーナーへの攻撃はルール違反。でしょ、ドレアム」
「リッフィ」
はい、そうです。
レ「……ということらしいので、売られた喧嘩はトレーナー自らが買うわよっ!」
取り出したるは、ご存知カリーナ・アン。
ドババババババババ!!
そのマシンガンモードを髭めがけて撃つ!撃つ!撃ちまくる!
髭「おいっどっから取り出した!?」
レ「どこでもいいでしょ」
髭自身もどこから取り出したのかわからないリベリオンを振ることで、乱射された弾を防いでいるのだしいいではないか。
なんだかんだで楽しそうなトレーナー達をのんびり、しかし呆れ顔で見るリアラと、恍惚とした表情のドレアム。
「フィ……リーフィアー……!」
はぅあ……ほんと『タネマシンガン』とお揃い……嬉しいですね……!
自分の技と被るレディの武器が相当嬉しいようだ。
レ「ドレアム、こんなことでも嬉しいの?」
「リーフィ!」
はい、どんなことでもレディとお揃いは嬉しいことですよ。
マシンガンを連射しながらのそんな会話。
リアラは髭とのことを思い、少し羨ましく感じたそうな。
初「ってか、もうそれポケモンバトルじゃないだろそれ」
と、ここで他から鋭いツッコミが入った。
バ「事務所の中じゃなくてよかったな」
初「ほんとそれな」
前にドアを残してほぼ全壊した事務所を思い浮かべ、遠い目をした初代。
そんな彼はダンテの中でも比較的良心的であり、常識がある方である……たぶん。
初「それにしても、あのZ技のポーズ……あれなんとかなんないのか?」
バ「いい歳した大人がやるのは少し恥ずかしいな」
初「お前大人じゃねーだろ」
バ「テメンニグル呼び出せるから俺は大人だ」
親指をグッと立てるバージルだが……。
バージルお前テメンニグルをなんだと思っている?
成人式か。
「ぶいー……いーぶい」
ポーズはねぇ……なんともなんない。
初「あ、そう」
「ブイブイー」
恥ずかしがったら余計恥ずかしくなるよ?
2「管理人を見てみろ、嬉々としてポーズとってるだろう?」
初「……確かに」
因みにお気に入りのポーズはホノオZとゴーストZだったりする。
いいよね、あのめらめら~ってきてごぉぉぉぉってなる感じ!
ゴーストの方も、なんかひゅ~どろどろ~ばぁっ!ってのがオモシロかわいいし。
バ「なるほどわからん」
残念、バージルには理解してもらえなかった。
「レイシャー」
それにしてもほんとポケモンバトルじゃなくなってるのね。
「ニンフィ、フィアフィア」
おおこわいこわい、ネロが怖いぜ。
バ「いつもの光景だ。放っておけ」
2「それにあと3分40秒後に落ち着く」
「リーフィ!?」
よくわかりますね!?
初「我らが2代目だからしかたがないな」
バ「それよりおまえたち、一足先に戻るぞ」
一部魔人化しての乱闘騒ぎに発展しており、巻き込まれたら大変だとパートナー達も避難してきている状態だが、2代目によるとあと少しで騒ぎは鎮火するらしい。
そんなことまでわかるとはさすが2代目だが、バージルは飽きたのか鈴をそっと抱え、事務所へと戻ることにした。
「フィーア、ニンフィ」
俺はネロ待ってるよ、バトル見てるの面白いし。
やはりバトルマニア。
フォルテはここに残るようだ。
初「ブフ、鬼いちゃん、引率者がよう似合ってらっしゃる……」
2「ならバージルには保母さんにでもなってもらうといいんじゃないか?」
初「あんな厳つい顔した保母さん?こえーよ
2「ただしイケメンである」
初「イケメン……あっ」
お母様方に密かな人気が出る雰囲気を察知。
2代目の言った通り、それからきっかり3分40秒で自体は落ち着いた。
アスファルトはひどいことになっているが、スラム街だからある程度は許容範囲だろう。
髭「あ、そうだ、優勝商品があるんだった」
突然思い出したように、ぽむ、と手を叩いた髭。
ネ「そんなもんあったのか」
2「欲しいか?」
「フィ。ニンフィーアー」
もらう。死んだばっちゃが言ってた。貰えるもんは素直に貰っとき!って。
初「ばっちゃ誰だよ」
髭「……素直でよろしい。若、例のアレを」
顎をくいっと上げて若に指示すると、若は背後をごそごそと漁りだし2代目へとそれを渡した。
若「勝ったネロとフォルテには~~~……。ジャカジャン!」
2「きんのたまを進呈しよう」
ぴかーん!
2代目が高級感溢れる紫色で小さい座布団に乗せて差し出したのは、光を反射して黄金色に輝く丸い物体。
ゴールデン!ボォォォォゥル!!
レ「うわ。ネーミングセンス最悪ね」
「ニンフィ」
それかよ。
髭「それは俺のきんのたま!俺のきんのたまだからね!」
髭以外「「「「「!!?」」」」」
髭「……って言いながら渡すと良いそうだ」
髭は強調するようにでっっっかい声で言った。
わざとだ。
絶対わざとだ。
ネ「「いらねーよ!/ニンフィーア!」」
ネロとフォルテの声がハモった。
なんだろう、髭の顔が一瞬、ブルーベリー色のツナギを着たイイ男の顔とダブって見えたような気が……。
髭「いらないって……いらないって…………」
俺泣いちゃう!
ぶわっと泣き真似。
しかし、いい歳した大の大人が泣き真似しても可愛くもなんともない。
いや、違う時間軸の一部からはオッサン萌えるぜの声が聞こえてきそうだが。
ネロダンかな?
ぬぬっ┌(┌^o^)┐ヨンダァ?
呼んでない。
初「気持ちはわからんでもないが、コレ、純金だから質屋に持ってくと高ェらしいぞ」
ネ「なんだって?」
この事務所はいつも金欠、というのはもうお分りいただけだだろう。
そんな時に純金が手元にあるというのは、願ってもないことだ。
ここは大人しく貰っておくに越したことはない。
ネ「…………。あんまり素手で触りたくねぇが、貰っとく」
フォルテにタオルを持って来させると、それを被せて上から掴む、微妙な顔のネロだった。
換金できるのは嬉しいが、どうせ優勝商品としてもらうなら、もっとそれっぽい物が欲しかったな、などと彼は思っているのが誰の目にも明らかであったという……。
髭「俺のって言ってるけど、本物の俺のきんのたまはちゃんと二つ付いてるからね!?そこんところよろしく」
若「『でかいきんのたま』っていう方もあるらしいぜ!これのがあんたのブツと同じかもしれねーぞ!」
「レイシア」
そんな下品な話するなら凍らせますよ?若はもちろん、髭さんも。
若「あっやべリアラおこだわ」
髭「ごめんなさいもうしま……、」
「シア」
お仕置きの時間ですよ。
ヒョオオオオ……!
吹雪よりも冷たい氷の微笑み。
その日の夕方、氷女もびっくりな吹雪が吹き荒れ、雪解け跡からは二体の変態が発見された。
若人たちのやり取りを横目に、髭は自らの隣におとなしくお座りするリアラ、そして正面の方のレディとドレアムを見やる。
「シーア?」
どうしたんですか?
髭「こっちも、今こそ長年の恨みを晴らす時かなってね。リアラ、レディに『ふぶき』」
「……レイ?シア」
……え?しませんよ。
こうして若と同じように指示するわけである。
もちろん『しない』のひと蹴りで拒否されてしまったが。
レ「はあ……トレーナーへの攻撃はルール違反。でしょ、ドレアム」
「リッフィ」
はい、そうです。
レ「……ということらしいので、売られた喧嘩はトレーナー自らが買うわよっ!」
取り出したるは、ご存知カリーナ・アン。
ドババババババババ!!
そのマシンガンモードを髭めがけて撃つ!撃つ!撃ちまくる!
髭「おいっどっから取り出した!?」
レ「どこでもいいでしょ」
髭自身もどこから取り出したのかわからないリベリオンを振ることで、乱射された弾を防いでいるのだしいいではないか。
なんだかんだで楽しそうなトレーナー達をのんびり、しかし呆れ顔で見るリアラと、恍惚とした表情のドレアム。
「フィ……リーフィアー……!」
はぅあ……ほんと『タネマシンガン』とお揃い……嬉しいですね……!
自分の技と被るレディの武器が相当嬉しいようだ。
レ「ドレアム、こんなことでも嬉しいの?」
「リーフィ!」
はい、どんなことでもレディとお揃いは嬉しいことですよ。
マシンガンを連射しながらのそんな会話。
リアラは髭とのことを思い、少し羨ましく感じたそうな。
初「ってか、もうそれポケモンバトルじゃないだろそれ」
と、ここで他から鋭いツッコミが入った。
バ「事務所の中じゃなくてよかったな」
初「ほんとそれな」
前にドアを残してほぼ全壊した事務所を思い浮かべ、遠い目をした初代。
そんな彼はダンテの中でも比較的良心的であり、常識がある方である……たぶん。
初「それにしても、あのZ技のポーズ……あれなんとかなんないのか?」
バ「いい歳した大人がやるのは少し恥ずかしいな」
初「お前大人じゃねーだろ」
バ「テメンニグル呼び出せるから俺は大人だ」
親指をグッと立てるバージルだが……。
バージルお前テメンニグルをなんだと思っている?
成人式か。
「ぶいー……いーぶい」
ポーズはねぇ……なんともなんない。
初「あ、そう」
「ブイブイー」
恥ずかしがったら余計恥ずかしくなるよ?
2「管理人を見てみろ、嬉々としてポーズとってるだろう?」
初「……確かに」
因みにお気に入りのポーズはホノオZとゴーストZだったりする。
いいよね、あのめらめら~ってきてごぉぉぉぉってなる感じ!
ゴーストの方も、なんかひゅ~どろどろ~ばぁっ!ってのがオモシロかわいいし。
バ「なるほどわからん」
残念、バージルには理解してもらえなかった。
「レイシャー」
それにしてもほんとポケモンバトルじゃなくなってるのね。
「ニンフィ、フィアフィア」
おおこわいこわい、ネロが怖いぜ。
バ「いつもの光景だ。放っておけ」
2「それにあと3分40秒後に落ち着く」
「リーフィ!?」
よくわかりますね!?
初「我らが2代目だからしかたがないな」
バ「それよりおまえたち、一足先に戻るぞ」
一部魔人化しての乱闘騒ぎに発展しており、巻き込まれたら大変だとパートナー達も避難してきている状態だが、2代目によるとあと少しで騒ぎは鎮火するらしい。
そんなことまでわかるとはさすが2代目だが、バージルは飽きたのか鈴をそっと抱え、事務所へと戻ることにした。
「フィーア、ニンフィ」
俺はネロ待ってるよ、バトル見てるの面白いし。
やはりバトルマニア。
フォルテはここに残るようだ。
初「ブフ、鬼いちゃん、引率者がよう似合ってらっしゃる……」
2「ならバージルには保母さんにでもなってもらうといいんじゃないか?」
初「あんな厳つい顔した保母さん?こえーよ
2「ただしイケメンである」
初「イケメン……あっ」
お母様方に密かな人気が出る雰囲気を察知。
2代目の言った通り、それからきっかり3分40秒で自体は落ち着いた。
アスファルトはひどいことになっているが、スラム街だからある程度は許容範囲だろう。
髭「あ、そうだ、優勝商品があるんだった」
突然思い出したように、ぽむ、と手を叩いた髭。
ネ「そんなもんあったのか」
2「欲しいか?」
「フィ。ニンフィーアー」
もらう。死んだばっちゃが言ってた。貰えるもんは素直に貰っとき!って。
初「ばっちゃ誰だよ」
髭「……素直でよろしい。若、例のアレを」
顎をくいっと上げて若に指示すると、若は背後をごそごそと漁りだし2代目へとそれを渡した。
若「勝ったネロとフォルテには~~~……。ジャカジャン!」
2「きんのたまを進呈しよう」
ぴかーん!
2代目が高級感溢れる紫色で小さい座布団に乗せて差し出したのは、光を反射して黄金色に輝く丸い物体。
ゴールデン!ボォォォォゥル!!
レ「うわ。ネーミングセンス最悪ね」
「ニンフィ」
それかよ。
髭「それは俺のきんのたま!俺のきんのたまだからね!」
髭以外「「「「「!!?」」」」」
髭「……って言いながら渡すと良いそうだ」
髭は強調するようにでっっっかい声で言った。
わざとだ。
絶対わざとだ。
ネ「「いらねーよ!/ニンフィーア!」」
ネロとフォルテの声がハモった。
なんだろう、髭の顔が一瞬、ブルーベリー色のツナギを着たイイ男の顔とダブって見えたような気が……。
髭「いらないって……いらないって…………」
俺泣いちゃう!
ぶわっと泣き真似。
しかし、いい歳した大の大人が泣き真似しても可愛くもなんともない。
いや、違う時間軸の一部からはオッサン萌えるぜの声が聞こえてきそうだが。
ネロダンかな?
ぬぬっ┌(┌^o^)┐ヨンダァ?
呼んでない。
初「気持ちはわからんでもないが、コレ、純金だから質屋に持ってくと高ェらしいぞ」
ネ「なんだって?」
この事務所はいつも金欠、というのはもうお分りいただけだだろう。
そんな時に純金が手元にあるというのは、願ってもないことだ。
ここは大人しく貰っておくに越したことはない。
ネ「…………。あんまり素手で触りたくねぇが、貰っとく」
フォルテにタオルを持って来させると、それを被せて上から掴む、微妙な顔のネロだった。
換金できるのは嬉しいが、どうせ優勝商品としてもらうなら、もっとそれっぽい物が欲しかったな、などと彼は思っているのが誰の目にも明らかであったという……。
髭「俺のって言ってるけど、本物の俺のきんのたまはちゃんと二つ付いてるからね!?そこんところよろしく」
若「『でかいきんのたま』っていう方もあるらしいぜ!これのがあんたのブツと同じかもしれねーぞ!」
「レイシア」
そんな下品な話するなら凍らせますよ?若はもちろん、髭さんも。
若「あっやべリアラおこだわ」
髭「ごめんなさいもうしま……、」
「シア」
お仕置きの時間ですよ。
ヒョオオオオ……!
吹雪よりも冷たい氷の微笑み。
その日の夕方、氷女もびっくりな吹雪が吹き荒れ、雪解け跡からは二体の変態が発見された。