もふもふ達のポケモンバトル・後編
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「リッ……!リーフィア……!」
しまった……!囲まれました……っ!
いくら避けようとも、結局ドレアムの周辺にまるで手裏剣か何かのように戻ってきていた『スピードスター』。
つまり、フォルテが放ち続けていた全てにドレアムは囲まれてしまっているという絶体絶命の状況である。
レ「ひとつひとつに『たねマシンガン』よ!撃ち落とせ!」
レディ自体も自分のカリーナ・アンで撃ち落とす勢いで声をあげる。
『たねマシンガン』とカリーナ・アンのサブマシンガンには共通するものがあろう。
ズダダダダダダ!
たねとは思えぬほどの勢いで発射され、ぶつかる先は『スピードスター』。
だが、それを見たフォルテとネロの口角は上がった。
「ニンフィ」
無理だぜ。
ネ「それは“必ず当たる”がウリの技だ。さっきの『シザークロス』と違い『たねマシンガン』なんぞ中を通り抜けてドレアムに当たる…!」
しかしレディもそれについては考えていた。
不敵な笑みを浮かべ、腕を組む余裕すら見せているほどだ。
レ「じゃあ、通り抜けた『たねマシンガン』はどこに行くと思う?」
どちらも読み通り。
『たねマシンガン』を通過させた『スピードスター』はそのままの形でドレアムの元へと着弾。
『スピードスター』を通ってきた『たねマシンガン』も、そのままフォルテへと向かってきたのだ。
ネ「しまった……!『チャームボイス』で避けろ!」
言うが時すでに遅し。
ギリギリで口から放とうとした『チャームボイス』の音波攻撃も巻き込んで、フォルテに『たねマシンガン』が当たった。
むしろそれを爆薬がわりに『チャームボイス』が爆発したと言ってもおかしくないだろう。
『スピードスター』の爆発と『たねマシンガン』の爆発。
どちらも派手とまで行かなくも、軽く爆発に包まれ、煙がもうもうと上がっている。
その煙が上がった先で立つ2匹はどちらも満身創痍。
もってあと二、三撃といったところか。
ネ「はじめっから当たるのを覚悟してたのか……」
レ「そうよ。トレーナー任されたなら先の先を読まなくちゃ」
「ニンフィ、フィーア。フィフィフィアー!」
肉を切らせて骨を断つってか、やるねぇ。そうこなくっちゃな!
「フィ。リーフィア?」
ええ。ですがそろそろ終わりにしませんか?
「……ニンフィ」
……だな。ネロは夕食当番だし。
ただいまバトル参加中のネロだが、本日は彼が夕食を作る係である。
もっとも、もともと普段からネロがこの当番になることが多く、若や髭の代わりに作る……なんてこともしばしば。
若に作らせた日にゃ、悪魔狩り以上の怪我人が出たりする。
ただし怪我するのは内臓系。
ネ「疲れたから今夜はデリバリーのピザ」
ダンテ「「「「やったぜフゥッフーーー!!」」」」
キリエの教育の賜物か、ネロが好みそうでそんなに好まないジャンクフード。
その筆頭たるデリバリーピザだが、今回は悪魔狩り以上になにやら疲れたとかで電話一本!頼んで夕食を終わりにするらしい。
聞きつけた若干名(全部ダンテ)喜んでいる者がいるが無視でよろしく。
ネ「っし。そろそろ甲乙つけるってんなら、ゼンリョク技いくか」
レ「ええ、こっちもその予定よ」
色々と決まったところで、バトル組も大技をキメるらしい。
腕にはまったZリングがキラリと光る。
ネ「これが!」
「ニンフィ!」
俺たちの!
ネロとフォルテが構える。
「リフィー!」
私たちの!
レ「ゼンリョクよ!!」
同時にレディとドレアムも構えた。
レ「いくわよ!『ブルームシャインエクストラ』!!」
ネ「いくぜ!『ラブリースターインパクト』!!」
草タイプのZ技とフェアリータイプのZ技のポーズが決まる。
レディが完璧にこなす横でネロも完璧にこなしている。
先ほど使った時はあんなに恥ずかしそうにしていたネロだが、吹っ切れたのかそれとも場の雰囲気に飲まれたか、躊躇することなくゼンリョクポーズを決めていく。
顔を斜めに傾げるポージング!あざとい!かわいい!
そんなネロが今ここに!
2「大丈夫だ。かわいいネロは動画で撮ってキリエに送っておく」
髭「もちろん、高値でな」
金取るのかよ。
バレたらネロからのバスターは間違いなしである。
初「レディのも撮ったか?」
バ「バッチリだ。これで何かの時レディを脅せるかもしれない」
若「ハッ!んなわけあるか」
レディを脅すような真似をしてみぃ。
きっと骨も残さずホーリーウォーターあたりで滅っされてしまうだろう。
Z技同士は確実に相手に当たった。
だがトレーナーもポケモンも、その姿は見えない。
先ほどよりもダイナミックでフルフレイムな爆音ともくもく立ち込める煙が辺り一面を覆い尽くして隠しているからである。
これはしばらくかかるか……?
2「鈴」
「フィ?」
ん?
2「鈴はZ技使わなかったな?」
「エーフィー」
そういえばそうね。
2「どんなのだ?」
「……フィ?」
……やる?
密やかに会話していた2代目と鈴。
鈴の提案に、こくり……2代目は頷き、そのポージングをしっかりと教わった。
2「……『マキシマムサイブレイカー』」
呟くように紡ぐエスパータイプのZ技名。
その2代目の動きは、キレッキレでありノリノリであり、しかし余計な振り付けが加わっていた。
しかもやたらかっこいいポーズ(いわゆる●ョジョ立ちだが、皆様は好きなポーズを想像してください)で締めている。
その間は無表情という、なんだろうこの人変わっているな……と人に感想を抱かせる。
「エフィ、フィー……フィアア」
かっこいい、かっこいいんだ、……けどね。
鈴が言いづらそうにしている。
顔にはビミョ~そうな表情を浮かべているのを見るに、2代目に気を使っているらしい。
「エーフィフィフィーア」
言われた通りのポーズしてくれないと発動しないのよ。
2「しかし言われたままのだけだと、つまらんではないか。何かが足りん!」
クワッ!と目を見開く2代目は、自分の思い通りに楽しくポージングを決めたかっただけかもしれない。
結局、ダンテだからな!
「フィー。エーフィー、フィー!」
はー。余計なポーズは要らないんだってば。はいもう一回!
2「鈴スパルタ……(´・ω・`)」
哀しそうなひーとーみーで、見ーてーいるーよー、2代目が。
「ブイ、イーブイ、ブイブイイ」
エスパーZってね、頭を抱えるようなポーズ取って、手を前に突き出すだけなんだよ。
「ぶぅい」
ほとんどそれだけなんだから簡単だよ。
「シアー!」
頑張ってくださいね!
2「わかったお(´・ω・`)」
こうして、ドナドナ寸前しょぼんな2代目は、ブイズいもうと組に励まされた。
ティナからのエールなんぞは、ティナが『きあいのハチマキ』を頭に装備中だからか否か、『てだすけ』の技を受けている気分にさせる。
だから『きあいのハチマキ』はそういう使い方をするものではないと(ry
そして見事、完璧なる『マキシマムサイブレイカー』を撃ったのである。
だが件の『マキシマムサイブレイカー』が向かった先はというと。
2「さあ、撃ってこい!」
ばっちこーい、COME ON!
と、ゴールキーパーがボールを受け止めるようなフォームで2代目自らが受け止めようとしていた。
2代目がトレーナー役で放ったのに、2代目が受けるという謎の展開。
若「なんか変じゃね?どうやったらポーズ決めたやつが攻撃受けられるんだよ」
バ「2代目だからな」
初「ああ、2代目だもんな」
髭「お前が受けとけばよかったんじゃないか?若」
若「遠慮するわー。オレあんなの受けたくねーもん」
若がいうあんなの、がこちら。
ゴリッ!メリョッ!ドグォォォオン!!
2「はぐっ!?」
最強のブイズ・鈴のフルパワーゼンリョク技を受けたことによって、さすがの2代目も地に沈んでしばらくは帰ってこなかったという。
2代目はのちにこう語る。
2「あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!『俺は鈴の前でちょっと構えていただけだと思っていたらいつのまにか遠くへと血濡れで吹っ飛ばされていた』何を言っているのかわからねぇと思うが俺も何をされたのかわからなかった……。頭がどうにかなりそうだった……。こうそくいどうだとかでんこうせっかだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……(結論:鈴最強)」
ポルポルパニックを起こしているようでやけに饒舌である。
とりあえずだれかゴールドぶちゃいく大至急!でないと2代目がポルナレフ化してしまう。
しまった……!囲まれました……っ!
いくら避けようとも、結局ドレアムの周辺にまるで手裏剣か何かのように戻ってきていた『スピードスター』。
つまり、フォルテが放ち続けていた全てにドレアムは囲まれてしまっているという絶体絶命の状況である。
レ「ひとつひとつに『たねマシンガン』よ!撃ち落とせ!」
レディ自体も自分のカリーナ・アンで撃ち落とす勢いで声をあげる。
『たねマシンガン』とカリーナ・アンのサブマシンガンには共通するものがあろう。
ズダダダダダダ!
たねとは思えぬほどの勢いで発射され、ぶつかる先は『スピードスター』。
だが、それを見たフォルテとネロの口角は上がった。
「ニンフィ」
無理だぜ。
ネ「それは“必ず当たる”がウリの技だ。さっきの『シザークロス』と違い『たねマシンガン』なんぞ中を通り抜けてドレアムに当たる…!」
しかしレディもそれについては考えていた。
不敵な笑みを浮かべ、腕を組む余裕すら見せているほどだ。
レ「じゃあ、通り抜けた『たねマシンガン』はどこに行くと思う?」
どちらも読み通り。
『たねマシンガン』を通過させた『スピードスター』はそのままの形でドレアムの元へと着弾。
『スピードスター』を通ってきた『たねマシンガン』も、そのままフォルテへと向かってきたのだ。
ネ「しまった……!『チャームボイス』で避けろ!」
言うが時すでに遅し。
ギリギリで口から放とうとした『チャームボイス』の音波攻撃も巻き込んで、フォルテに『たねマシンガン』が当たった。
むしろそれを爆薬がわりに『チャームボイス』が爆発したと言ってもおかしくないだろう。
『スピードスター』の爆発と『たねマシンガン』の爆発。
どちらも派手とまで行かなくも、軽く爆発に包まれ、煙がもうもうと上がっている。
その煙が上がった先で立つ2匹はどちらも満身創痍。
もってあと二、三撃といったところか。
ネ「はじめっから当たるのを覚悟してたのか……」
レ「そうよ。トレーナー任されたなら先の先を読まなくちゃ」
「ニンフィ、フィーア。フィフィフィアー!」
肉を切らせて骨を断つってか、やるねぇ。そうこなくっちゃな!
「フィ。リーフィア?」
ええ。ですがそろそろ終わりにしませんか?
「……ニンフィ」
……だな。ネロは夕食当番だし。
ただいまバトル参加中のネロだが、本日は彼が夕食を作る係である。
もっとも、もともと普段からネロがこの当番になることが多く、若や髭の代わりに作る……なんてこともしばしば。
若に作らせた日にゃ、悪魔狩り以上の怪我人が出たりする。
ただし怪我するのは内臓系。
ネ「疲れたから今夜はデリバリーのピザ」
ダンテ「「「「やったぜフゥッフーーー!!」」」」
キリエの教育の賜物か、ネロが好みそうでそんなに好まないジャンクフード。
その筆頭たるデリバリーピザだが、今回は悪魔狩り以上になにやら疲れたとかで電話一本!頼んで夕食を終わりにするらしい。
聞きつけた若干名(全部ダンテ)喜んでいる者がいるが無視でよろしく。
ネ「っし。そろそろ甲乙つけるってんなら、ゼンリョク技いくか」
レ「ええ、こっちもその予定よ」
色々と決まったところで、バトル組も大技をキメるらしい。
腕にはまったZリングがキラリと光る。
ネ「これが!」
「ニンフィ!」
俺たちの!
ネロとフォルテが構える。
「リフィー!」
私たちの!
レ「ゼンリョクよ!!」
同時にレディとドレアムも構えた。
レ「いくわよ!『ブルームシャインエクストラ』!!」
ネ「いくぜ!『ラブリースターインパクト』!!」
草タイプのZ技とフェアリータイプのZ技のポーズが決まる。
レディが完璧にこなす横でネロも完璧にこなしている。
先ほど使った時はあんなに恥ずかしそうにしていたネロだが、吹っ切れたのかそれとも場の雰囲気に飲まれたか、躊躇することなくゼンリョクポーズを決めていく。
顔を斜めに傾げるポージング!あざとい!かわいい!
そんなネロが今ここに!
2「大丈夫だ。かわいいネロは動画で撮ってキリエに送っておく」
髭「もちろん、高値でな」
金取るのかよ。
バレたらネロからのバスターは間違いなしである。
初「レディのも撮ったか?」
バ「バッチリだ。これで何かの時レディを脅せるかもしれない」
若「ハッ!んなわけあるか」
レディを脅すような真似をしてみぃ。
きっと骨も残さずホーリーウォーターあたりで滅っされてしまうだろう。
Z技同士は確実に相手に当たった。
だがトレーナーもポケモンも、その姿は見えない。
先ほどよりもダイナミックでフルフレイムな爆音ともくもく立ち込める煙が辺り一面を覆い尽くして隠しているからである。
これはしばらくかかるか……?
2「鈴」
「フィ?」
ん?
2「鈴はZ技使わなかったな?」
「エーフィー」
そういえばそうね。
2「どんなのだ?」
「……フィ?」
……やる?
密やかに会話していた2代目と鈴。
鈴の提案に、こくり……2代目は頷き、そのポージングをしっかりと教わった。
2「……『マキシマムサイブレイカー』」
呟くように紡ぐエスパータイプのZ技名。
その2代目の動きは、キレッキレでありノリノリであり、しかし余計な振り付けが加わっていた。
しかもやたらかっこいいポーズ(いわゆる●ョジョ立ちだが、皆様は好きなポーズを想像してください)で締めている。
その間は無表情という、なんだろうこの人変わっているな……と人に感想を抱かせる。
「エフィ、フィー……フィアア」
かっこいい、かっこいいんだ、……けどね。
鈴が言いづらそうにしている。
顔にはビミョ~そうな表情を浮かべているのを見るに、2代目に気を使っているらしい。
「エーフィフィフィーア」
言われた通りのポーズしてくれないと発動しないのよ。
2「しかし言われたままのだけだと、つまらんではないか。何かが足りん!」
クワッ!と目を見開く2代目は、自分の思い通りに楽しくポージングを決めたかっただけかもしれない。
結局、ダンテだからな!
「フィー。エーフィー、フィー!」
はー。余計なポーズは要らないんだってば。はいもう一回!
2「鈴スパルタ……(´・ω・`)」
哀しそうなひーとーみーで、見ーてーいるーよー、2代目が。
「ブイ、イーブイ、ブイブイイ」
エスパーZってね、頭を抱えるようなポーズ取って、手を前に突き出すだけなんだよ。
「ぶぅい」
ほとんどそれだけなんだから簡単だよ。
「シアー!」
頑張ってくださいね!
2「わかったお(´・ω・`)」
こうして、ドナドナ寸前しょぼんな2代目は、ブイズいもうと組に励まされた。
ティナからのエールなんぞは、ティナが『きあいのハチマキ』を頭に装備中だからか否か、『てだすけ』の技を受けている気分にさせる。
だから『きあいのハチマキ』はそういう使い方をするものではないと(ry
そして見事、完璧なる『マキシマムサイブレイカー』を撃ったのである。
だが件の『マキシマムサイブレイカー』が向かった先はというと。
2「さあ、撃ってこい!」
ばっちこーい、COME ON!
と、ゴールキーパーがボールを受け止めるようなフォームで2代目自らが受け止めようとしていた。
2代目がトレーナー役で放ったのに、2代目が受けるという謎の展開。
若「なんか変じゃね?どうやったらポーズ決めたやつが攻撃受けられるんだよ」
バ「2代目だからな」
初「ああ、2代目だもんな」
髭「お前が受けとけばよかったんじゃないか?若」
若「遠慮するわー。オレあんなの受けたくねーもん」
若がいうあんなの、がこちら。
ゴリッ!メリョッ!ドグォォォオン!!
2「はぐっ!?」
最強のブイズ・鈴のフルパワーゼンリョク技を受けたことによって、さすがの2代目も地に沈んでしばらくは帰ってこなかったという。
2代目はのちにこう語る。
2「あ……ありのまま今起こったことを話すぜ!『俺は鈴の前でちょっと構えていただけだと思っていたらいつのまにか遠くへと血濡れで吹っ飛ばされていた』何を言っているのかわからねぇと思うが俺も何をされたのかわからなかった……。頭がどうにかなりそうだった……。こうそくいどうだとかでんこうせっかだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……(結論:鈴最強)」
ポルポルパニックを起こしているようでやけに饒舌である。
とりあえずだれかゴールドぶちゃいく大至急!でないと2代目がポルナレフ化してしまう。