もふもふ達のポケモンバトル・後編
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そして、しばらく。
バトルフィールドに立っていたのは、ディーヴァだった。
初「大丈夫か?鈴」
「フィア」
大丈夫よ。
一瞬とはいえ、気を失いかけたらしい鈴を抱き起こして顔を覗き込む初代。
初「負けちゃったな」
「フィー」
だから、これでいいんだってば。
初「んー、まあそうなんだけどやっぱ悔しいっていうか……」
ごにょごにょとささやきポケモンのゴニョニョのように言っていると、髭やネロ、レディ達がやってきた。
髭「あれだけディーヴァの奴が嬉しそうなんだ、いいじゃねぇか」
ネ「見たことないくらい嬉しそうだしな」
レ「確かにそうね」
「ブブーイ!」
初めてのチーズの時と同じくらいの喜びよう!
「リフィー?」
それは喜びの種類が違うんでは……?
でも、確かにずっとピョンピョンと跳ねて嬉しがっているディーヴァを見ると、勝った負けたなどあまり気にならなくなる気がする。
もともと、ディーヴァに勝たせる気でいたバトルなわけだし。
所謂、八百長試合と同じである。
「ぶーいぶーい!」
わーいわーい!
バ「よくやったディーヴァ!あとでご褒美のチーズだぞ!!」
「ぶいぶいー!?」
ほんと!?やったぁぁぁぁ!!
若「ディーヴァよかったな!オレも嬉しいぞ!」
2「こっちはすごいいい写真が撮れたぞ!わーいわーい!!」
「フィッ!ニンフィア~!」
ぷぷっ!2代目一緒になって喜んでるしー!子供か!!
「シーア!」
おめでとう、ディーヴァ!
ビギナーズラック、ともいうべき初の勝ち星を手に、喜ぶディーヴァへ鈴が歩み寄る。
「ぶい!」
あ、鈴お姉ちゃん!
「エフィ、フィー」
よく頑張ったわね、お疲れ様。
「ブーイ、ブイブイ」
おかげさまで楽しくバトルできたよ。もう、バトルは怖くない……かも……。
ただし、バトルは、である。
この世界の悪魔や人間なんかはまだ怖い。
それでも、バトルだけでも慣れてくればそれはそれで大きな一歩、すごい進化である。
「フィーア」
それはよかったわ。
ふわぁ。
少々疲れたのか、ふんわりと笑ったあと、大きくあくびをしてみせる鈴。
「エーフィ、フィィ……」
さて、もう疲れたでしょう?ゆっくりおやすみディーヴァ……。
「ブイー、ブイブイ、キュイィ……」
え、おやすみって……スヤァ……。
おやすみ3秒というレベルではなく、本人の意思に関係なしに眠りに落ちたディーヴァ。
これはもしかして、鈴に眠らされた……?
バ「今のあくび、技の『あくび』だったのか?」
「フィ」
そ、眠らせましたー。
『あくび』という技、これは時間差で相手を強制的に眠りにつかせる技だ。
自ら眠りに入るのとは違い、体力を回復することはないが、疲労くらいなら取れるだろうと鈴が判断した結果、こうなった。
髭「バトルの時はあんなに勇ましく変貌してたくせに、こう見るとそんな影微塵も感じないな」
若「怖がりで臆病なディーヴァのままにしか見えねー」
ネ「こんなナリで強くなんのかねぇ…」
2「かわいいからどちらでもいいに一票」
むにゃむにゃ、寝言をこぼすディーヴァを抱き上げ撫でるバージルを見ながら、それぞれ感想を述べる。
いやはや、意外と白熱したバトルだった。
「フィーエフィー」
ディーヴァはこれからもっともっと強くなるのよ。
「ニンフィッ」
今は修行の時だな!
「リフィアー」
バトルする気になったのはいい傾向です。
「シアー」
将来が楽しみですね。
「ブイッブイ」
今度あたしもバトルしよっと。
ブイズ達もそれぞれの感想を述べる。
そして鈴は……。
「フィ、エフィー」
じゃ、私も寝まーす!
初「は?お前も寝るのかよ鈴」
スヤァ……。
初「って、もう寝てるしー!?」
レ「鈴の『ねむる』って技ね」
結局、鈴が手加減したという事実を、ディーヴァが最後まで知ることはなかった。
明らかなる八百長試合だというに…。
すよすよとバージルの腕の中、ディーヴァは何も知らずにただ、幸せそうに眠る。
何も知らないというのは、時に幸せなこともある。
鈴もまた、我が子の成長を愛しむ親のように、初代の手に包まれて、幸せな寝顔でスゥスゥ寝息を立てていた。
「ニンフィー!」
我が子じゃなくて姉だけどな!
バトルフィールドに立っていたのは、ディーヴァだった。
初「大丈夫か?鈴」
「フィア」
大丈夫よ。
一瞬とはいえ、気を失いかけたらしい鈴を抱き起こして顔を覗き込む初代。
初「負けちゃったな」
「フィー」
だから、これでいいんだってば。
初「んー、まあそうなんだけどやっぱ悔しいっていうか……」
ごにょごにょとささやきポケモンのゴニョニョのように言っていると、髭やネロ、レディ達がやってきた。
髭「あれだけディーヴァの奴が嬉しそうなんだ、いいじゃねぇか」
ネ「見たことないくらい嬉しそうだしな」
レ「確かにそうね」
「ブブーイ!」
初めてのチーズの時と同じくらいの喜びよう!
「リフィー?」
それは喜びの種類が違うんでは……?
でも、確かにずっとピョンピョンと跳ねて嬉しがっているディーヴァを見ると、勝った負けたなどあまり気にならなくなる気がする。
もともと、ディーヴァに勝たせる気でいたバトルなわけだし。
所謂、八百長試合と同じである。
「ぶーいぶーい!」
わーいわーい!
バ「よくやったディーヴァ!あとでご褒美のチーズだぞ!!」
「ぶいぶいー!?」
ほんと!?やったぁぁぁぁ!!
若「ディーヴァよかったな!オレも嬉しいぞ!」
2「こっちはすごいいい写真が撮れたぞ!わーいわーい!!」
「フィッ!ニンフィア~!」
ぷぷっ!2代目一緒になって喜んでるしー!子供か!!
「シーア!」
おめでとう、ディーヴァ!
ビギナーズラック、ともいうべき初の勝ち星を手に、喜ぶディーヴァへ鈴が歩み寄る。
「ぶい!」
あ、鈴お姉ちゃん!
「エフィ、フィー」
よく頑張ったわね、お疲れ様。
「ブーイ、ブイブイ」
おかげさまで楽しくバトルできたよ。もう、バトルは怖くない……かも……。
ただし、バトルは、である。
この世界の悪魔や人間なんかはまだ怖い。
それでも、バトルだけでも慣れてくればそれはそれで大きな一歩、すごい進化である。
「フィーア」
それはよかったわ。
ふわぁ。
少々疲れたのか、ふんわりと笑ったあと、大きくあくびをしてみせる鈴。
「エーフィ、フィィ……」
さて、もう疲れたでしょう?ゆっくりおやすみディーヴァ……。
「ブイー、ブイブイ、キュイィ……」
え、おやすみって……スヤァ……。
おやすみ3秒というレベルではなく、本人の意思に関係なしに眠りに落ちたディーヴァ。
これはもしかして、鈴に眠らされた……?
バ「今のあくび、技の『あくび』だったのか?」
「フィ」
そ、眠らせましたー。
『あくび』という技、これは時間差で相手を強制的に眠りにつかせる技だ。
自ら眠りに入るのとは違い、体力を回復することはないが、疲労くらいなら取れるだろうと鈴が判断した結果、こうなった。
髭「バトルの時はあんなに勇ましく変貌してたくせに、こう見るとそんな影微塵も感じないな」
若「怖がりで臆病なディーヴァのままにしか見えねー」
ネ「こんなナリで強くなんのかねぇ…」
2「かわいいからどちらでもいいに一票」
むにゃむにゃ、寝言をこぼすディーヴァを抱き上げ撫でるバージルを見ながら、それぞれ感想を述べる。
いやはや、意外と白熱したバトルだった。
「フィーエフィー」
ディーヴァはこれからもっともっと強くなるのよ。
「ニンフィッ」
今は修行の時だな!
「リフィアー」
バトルする気になったのはいい傾向です。
「シアー」
将来が楽しみですね。
「ブイッブイ」
今度あたしもバトルしよっと。
ブイズ達もそれぞれの感想を述べる。
そして鈴は……。
「フィ、エフィー」
じゃ、私も寝まーす!
初「は?お前も寝るのかよ鈴」
スヤァ……。
初「って、もう寝てるしー!?」
レ「鈴の『ねむる』って技ね」
結局、鈴が手加減したという事実を、ディーヴァが最後まで知ることはなかった。
明らかなる八百長試合だというに…。
すよすよとバージルの腕の中、ディーヴァは何も知らずにただ、幸せそうに眠る。
何も知らないというのは、時に幸せなこともある。
鈴もまた、我が子の成長を愛しむ親のように、初代の手に包まれて、幸せな寝顔でスゥスゥ寝息を立てていた。
「ニンフィー!」
我が子じゃなくて姉だけどな!