もふもふ達のポケモンバトル・後編
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「ブイイイイイ~~~ッ!(泣)」
「フィ!?フィ、フィー……?」
鈴はディーヴァの迫真の演技に、しっかりと騙されてしまっていた。
どんなメカニズムが働いているのかはわからないが、それを見てオロオロした鈴の特殊防御がガクっと下がった。
髭「ディーヴァのあの演技……ありゃ化けるぞ」
ネ「涙が出ていないのに泣いてるようにしか聞こえないもんな」
若「うーむ。数年後が楽しみだ」
レ「若、某タ●シみたいなこと言わないの。……ネタは同じポケモンだけど」
確かに某●ケシ、いつも可愛い少女に向かってそんな事呟いてたもんな。
というか若、相手はディーヴァとはいえイーブイの姿だぞ、さてはお主、ケモナーか!
バ「今だ、ディーヴァもう一度『かみつく』」
「ブーイッ」
初「だから、鈴にはそんなに効かないっての!なあ、鈴」
「フィ……」
ディーヴァ渾身の噛みつき攻撃が、鈴の腕を襲う。
そこは奇しくも1度目に噛み付かれたその場所で、鈍くやってきた同じ痛みに鈴が顔をしかめた。
髭「いや、二度も噛み付かれては痛いものは痛いだろうが」
ネ「同じ場所っぽいしな」
若「ああ、前にディーヴァに噛まれた時、やっぱ痛かったぜ」
「リフィ、フィアー」
それは貴方だからだと思いますよ?
若はいつも不憫な役回り。
きっといいことあるよ、そのうちな!
「エーフィッ!」
さあ次の指示を!
初「あ、ああ!鈴『くすぐる』んだ」
噛み付かれたままの鈴が初代に指示を仰ぎ、二又に分かれた尻尾で、ディーヴァのわき腹をくすぐり出した。
こちょこちょこちょ。
「ぶぶぶいい~~っ!」
けきゃけきゃと笑い声をあげて身をよじるディーヴァ。
2「Ohh……バトルとはいえ楽しそうにくすぐる鈴と、いい笑顔のディーヴァが撮れた……!」
って、またか2代目、抜かりねぇ男め。
同時にディーヴァが自身の攻撃と防御に回していた気が、風船の空気が抜けるようにへなへなと力が抜けていく。
この技は攻撃力と、防御力をいっぺんに下げる補助技だ。
初「よーし、効いてる効いてる。そのまま『じこあんじ』」
「フィー!」
みょわわわ~ん。
鈴がディーヴァにかかっている効果を自分にも移した。
そして現在ディーヴァにかかっている効果はというと…。
髭「ディーヴァと同じ効果ということはマイナスにしかならねぇんじゃないか?」
「レイシーア」
『しっぽをふる』『つぶらなひとみ』『くすぐる』の3つでしたもんね。
「ニンフィー」
攻撃↓↓防御↓↓で、二つずつ下がってるからなー。
そう、鈴が得をする部分が一つもないのだ。
しかし、初代も鈴も「これでいいのだ」と笑みを絶やすことなくバトルに臨んでいる。
実はこの『じこあんじ』の指示は、鈴が初代に前もって頼んでおいたもの。
先にネタバレをしてしまうが、鈴はディーヴァに勝たせようとしているのである。
もちろん、ただ勝たせるのは良くない。
ディーヴァに勝ちたいと思わせ、全力を出させ、バトルの中で成長させ……そして勝たせる。
そしてもしもディーヴァが途中でバトルを投げ出してしまうようであれば、その時は引導を渡し、すっぱりと鈴が勝ちを奪いにいく算段ではある。
……引導なんて言い方しているが、別に死なせるわけではない、念のため。
というわけで、微調整に微調整を重ねた手加減のため、多少イージーモードにする術が、この『じこあんじ』というわけなのである。
イージーモード化しようが、鈴とて攻撃はする。
次なる技はエスパータイプ基本中の基本技、最初に覚えるものだった。
初「そら、『ねんりき』!」
「フィ」
くすぐりの余韻でへなへなになったディーヴァへ、鈴の額の宝石から繰り出された超能力が加えられる。
それはまるで軽く圧がかかる重力魔法。
某最終幻想でいえば、弱体化グラビデといったところか。
「ブ、ブイー……」
このレベルでも少し苦しそうに口を噛みしめるディーヴァ。
「ブイイ、ブイブイ?」
まさか、ディーヴァこれで根をあげたりしないよね?
バ「いや、そんなことはあり得ん。ディーヴァ『ねがいごと』ののち、『すてみタックル』!」
ティナですら心配する中、トレーナー役であるバージルはディーヴァを信じていたようだ。
未だ続く鈴の『ねんりき』を耐えつつ、ディーヴァが空の彼方、世界は違えど願いを叶えてくれるジラーチというポケモンに祈りを捧ぐように目を向ける。
そして祈り、『ねがいごと』を唱えた。
その願いがいつ叶うのか、どんな効果を発揮するのかは、ポケモントレーナー諸君ならばわかるかもしれないが、今一度確認がてらお伝えするがこれは時間差で体力が回復するというものだ。
しかし効果は変わらねどディーヴァの頭にあった願いは「バトルに勝ちたい。あとチーズ食べたい」だった。
いやいや、チーズの部分は要らないだろ?一言にしときなさい。
はてさて、ジラーチに祈りを捧げ終えたディーヴァは、狙いを『ねんりき』発動中の鈴へと変える。
「ブ、イーーーー!」
そして突撃開始した。
これぞ、我が身を省みない全力捨て身のタックル!!
自分自身も反動のダメージを負うことになるが、それでも力の限り突っ込んできたディーヴァ。
それに『じこあんじ』の効果もあってか、さすがの鈴も無傷では済まず、後ろへと吹っ飛ばされた。
初「大丈夫か鈴!!」
「エ……フィ」
くっ……大丈夫よ。
その威力、ディーヴァ史上かつてない圧倒的パワーに口をあんぐり開ける者多数。
若「い、いつものディーヴァじゃない……」
2「鈴、油断するのやめたほうがいいんじゃないか?」
髭「ってか、ディーヴァが放った技にしちゃ、意外と効いてるな!?」
「シアシーア」
捨て身のタックルだからよ。
「ニンフィー」
威力120だからな。
「リフィーア」
ノーマルタイプ技では結構強い方ですからね。
「ブイブイ!」
もっとすごいのは『ギガインパクト』だけどね!
レ「これよりすごい技があるのね……」
ネ「ポケモンの技恐ろしいな」
「フィ!?フィ、フィー……?」
鈴はディーヴァの迫真の演技に、しっかりと騙されてしまっていた。
どんなメカニズムが働いているのかはわからないが、それを見てオロオロした鈴の特殊防御がガクっと下がった。
髭「ディーヴァのあの演技……ありゃ化けるぞ」
ネ「涙が出ていないのに泣いてるようにしか聞こえないもんな」
若「うーむ。数年後が楽しみだ」
レ「若、某タ●シみたいなこと言わないの。……ネタは同じポケモンだけど」
確かに某●ケシ、いつも可愛い少女に向かってそんな事呟いてたもんな。
というか若、相手はディーヴァとはいえイーブイの姿だぞ、さてはお主、ケモナーか!
バ「今だ、ディーヴァもう一度『かみつく』」
「ブーイッ」
初「だから、鈴にはそんなに効かないっての!なあ、鈴」
「フィ……」
ディーヴァ渾身の噛みつき攻撃が、鈴の腕を襲う。
そこは奇しくも1度目に噛み付かれたその場所で、鈍くやってきた同じ痛みに鈴が顔をしかめた。
髭「いや、二度も噛み付かれては痛いものは痛いだろうが」
ネ「同じ場所っぽいしな」
若「ああ、前にディーヴァに噛まれた時、やっぱ痛かったぜ」
「リフィ、フィアー」
それは貴方だからだと思いますよ?
若はいつも不憫な役回り。
きっといいことあるよ、そのうちな!
「エーフィッ!」
さあ次の指示を!
初「あ、ああ!鈴『くすぐる』んだ」
噛み付かれたままの鈴が初代に指示を仰ぎ、二又に分かれた尻尾で、ディーヴァのわき腹をくすぐり出した。
こちょこちょこちょ。
「ぶぶぶいい~~っ!」
けきゃけきゃと笑い声をあげて身をよじるディーヴァ。
2「Ohh……バトルとはいえ楽しそうにくすぐる鈴と、いい笑顔のディーヴァが撮れた……!」
って、またか2代目、抜かりねぇ男め。
同時にディーヴァが自身の攻撃と防御に回していた気が、風船の空気が抜けるようにへなへなと力が抜けていく。
この技は攻撃力と、防御力をいっぺんに下げる補助技だ。
初「よーし、効いてる効いてる。そのまま『じこあんじ』」
「フィー!」
みょわわわ~ん。
鈴がディーヴァにかかっている効果を自分にも移した。
そして現在ディーヴァにかかっている効果はというと…。
髭「ディーヴァと同じ効果ということはマイナスにしかならねぇんじゃないか?」
「レイシーア」
『しっぽをふる』『つぶらなひとみ』『くすぐる』の3つでしたもんね。
「ニンフィー」
攻撃↓↓防御↓↓で、二つずつ下がってるからなー。
そう、鈴が得をする部分が一つもないのだ。
しかし、初代も鈴も「これでいいのだ」と笑みを絶やすことなくバトルに臨んでいる。
実はこの『じこあんじ』の指示は、鈴が初代に前もって頼んでおいたもの。
先にネタバレをしてしまうが、鈴はディーヴァに勝たせようとしているのである。
もちろん、ただ勝たせるのは良くない。
ディーヴァに勝ちたいと思わせ、全力を出させ、バトルの中で成長させ……そして勝たせる。
そしてもしもディーヴァが途中でバトルを投げ出してしまうようであれば、その時は引導を渡し、すっぱりと鈴が勝ちを奪いにいく算段ではある。
……引導なんて言い方しているが、別に死なせるわけではない、念のため。
というわけで、微調整に微調整を重ねた手加減のため、多少イージーモードにする術が、この『じこあんじ』というわけなのである。
イージーモード化しようが、鈴とて攻撃はする。
次なる技はエスパータイプ基本中の基本技、最初に覚えるものだった。
初「そら、『ねんりき』!」
「フィ」
くすぐりの余韻でへなへなになったディーヴァへ、鈴の額の宝石から繰り出された超能力が加えられる。
それはまるで軽く圧がかかる重力魔法。
某最終幻想でいえば、弱体化グラビデといったところか。
「ブ、ブイー……」
このレベルでも少し苦しそうに口を噛みしめるディーヴァ。
「ブイイ、ブイブイ?」
まさか、ディーヴァこれで根をあげたりしないよね?
バ「いや、そんなことはあり得ん。ディーヴァ『ねがいごと』ののち、『すてみタックル』!」
ティナですら心配する中、トレーナー役であるバージルはディーヴァを信じていたようだ。
未だ続く鈴の『ねんりき』を耐えつつ、ディーヴァが空の彼方、世界は違えど願いを叶えてくれるジラーチというポケモンに祈りを捧ぐように目を向ける。
そして祈り、『ねがいごと』を唱えた。
その願いがいつ叶うのか、どんな効果を発揮するのかは、ポケモントレーナー諸君ならばわかるかもしれないが、今一度確認がてらお伝えするがこれは時間差で体力が回復するというものだ。
しかし効果は変わらねどディーヴァの頭にあった願いは「バトルに勝ちたい。あとチーズ食べたい」だった。
いやいや、チーズの部分は要らないだろ?一言にしときなさい。
はてさて、ジラーチに祈りを捧げ終えたディーヴァは、狙いを『ねんりき』発動中の鈴へと変える。
「ブ、イーーーー!」
そして突撃開始した。
これぞ、我が身を省みない全力捨て身のタックル!!
自分自身も反動のダメージを負うことになるが、それでも力の限り突っ込んできたディーヴァ。
それに『じこあんじ』の効果もあってか、さすがの鈴も無傷では済まず、後ろへと吹っ飛ばされた。
初「大丈夫か鈴!!」
「エ……フィ」
くっ……大丈夫よ。
その威力、ディーヴァ史上かつてない圧倒的パワーに口をあんぐり開ける者多数。
若「い、いつものディーヴァじゃない……」
2「鈴、油断するのやめたほうがいいんじゃないか?」
髭「ってか、ディーヴァが放った技にしちゃ、意外と効いてるな!?」
「シアシーア」
捨て身のタックルだからよ。
「ニンフィー」
威力120だからな。
「リフィーア」
ノーマルタイプ技では結構強い方ですからね。
「ブイブイ!」
もっとすごいのは『ギガインパクト』だけどね!
レ「これよりすごい技があるのね……」
ネ「ポケモンの技恐ろしいな」