もふもふ達のポケモンバトル・前編
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雪の降り続く限り、突っ立っているだけで氷タイプ以外のポケモンはじわじわと体力を奪われる。
リアラの攻撃を耐えればいいというわけではないのだ。
フォルテは自分の持ち物がスイートポテトの『たべのこし』で良かったと思った。
耳の裏に隠し持っているたべのこしを器用にリボンで摘んで少しずつ口へと運ぶと、あられで失った体力がその甘みにより徐々に回復していくのがわかる。
ネ「ソレ、バトルにはサイコーの持ち物だな」
「フィ!ニィンフィ……」
ああ!それにしても……。
フォルテが真面目な顔で視界の悪い前方を睨みながら呟く。
ネ「それにしても?」
「ニ~ンフィ~!」
ネロのスイートポテト最高!
何か策でもあったのかと期待したらコレだよ。
ずるっ。
ネロだけでなく、その返答を聞いた全てが、その場でずっこけた。
また作ってくれよな!などと宣うフォルテに「……あとでな」と返事してネロこそは本来の意味での真面目な顔を前に向けた。
髭「さーて、あられの降り続く内に、次の技を考えないとな」
「シア、グレーイシャ」
念のため、補助技をかけておくといいと思います。
そして聞こえてくる髭とリアラの、少し間延びした声。
初「補助技って?」
バ「力が強くなったり、防御が固くなったりする技だ」
若「なるほど、バイタルスターとかデビルスターと同じようなもんか(`・ω・´)b」
レ「いや全然違うわよ!」
ハリセンの代わりにレディから飛んできたのは、いつでも発砲できる状態だったらしいハンドガン。
それが的確に若の額の真ん中へと吸い込まれていった。
若「ボケに対するツッコミが眉間に弾丸とか痛いっス_(:3」z)_」
レ「ごめんなさいねー、つい癖で」
どんな癖だ。
と、思いながらも若のそばに寄るドレアムとティナそして、ディーヴァ。
ちなみに心配からではなく、ただ単に揶揄うためにである。
その揶揄いの真骨頂を見せたのは眠っていたはずの鈴。
「エフィ」と一鳴きする彼女の口には、聖なる水で満たされた丸い瓶があり、2代目の手元へとそれは届けられたのだった。
2「ああ、すまないな鈴。ほら若、回復薬ダヨー。(・ω・)つホーリーウォーター」
若「どうもありが……死ぬわボケ!!!」
お早い切り返しありがとう若、君の勇姿は忘れないのでそのホーリーウォーターを是非に御賞味くだされ。
そんな若の犠牲はほっといて、バトルは続いている。
髭「よしリアラ、『オーロラベール』だ」
「レーイ!」
そのとたん、ふわりと上空に現れるオーロラが、あたりを優しく包み込んだ。
降り続く雪と美しく七色に輝くオーロラ。
こんな薄汚れたスラム街の片隅で、綺麗なオーロラが見れるなんて、まさにポケモンさまさまだ。
レ「綺麗な技ね」
「フィ、リフィリーフィア」
ええ。ですが、綺麗なだけでないのですよレディ。
空中はそんな綺麗でも、下へ視線をやると髭とリアラを覆い隠すように荒れる吹雪。
そう、このオーロラベールは綺麗なだけではなく『あられ』時のみに発動する結構便利な補助技。
その効果は相手からの攻撃の威力が半減される事。
2「ふむ。オーロラベールでバトルを有利にする気だな」
腕を組んだその中にブルっと寒そうに震えた、半分夢の国の中の鈴を抱いて、2代目はそう述べた。
ネ「あっちからはこっちが見えてるんだろ?ならば、フォルテ『いばる』んだ」
「フィ!?」
このタイミングで『いばる』!?
ネロには何か策があるんだろうが、耳を疑ってしまったフォルテがつい声をあげる。
そんなフォルテは小手先勝負よりも、ババン!と大火力の技で一気に消し炭にしてやる方が好きだった。
ネ「フォルテ、オレを信じろ!」
「……フィフィ!」
……ああ、信じるぜ!
まっすぐそう言われてしまえば、相手は信頼するネロゆえ信じないわけにいかない。
フォルテは威風堂々、前足をしっかり踏みしめて体を大きく見せるよう、踏ん反り返って胸張った。
さて、その独特のポーズで……?
初「んー、何か変わった……のか?」
若「『いばる』でどうなったのか、オレにはサッパリわかんねぇ」
悲しいかな、ポケモンの世界の技の常識は、ダンテ達には未だ理解に欠けるのだった。
ハー!サッパリサッパリー!!
レ「ほら解説者、はやく本見て説明しなさいよ」
バ「俺に命令す「あ゛ぁん?」いや、なんでもない」
ドスの効いた声がレディの口から飛び出した。
あのバージルさえも逆らえない恐ろしさを、たまにだがレディは発揮してくる。
どの時代もどの種族でも、みな女から生まれるだろう?
ゆえに女という生き物は男よりもとても強い。
脱線したが、こほんと咳払い一つで、バージルは説明文を指でたどった。
バ「『いばる』という技は、相手がこんらん状態になるが、代わりに相手の攻撃力をグーンと上げてしまう……というものだ。おわかり?」
レ「ええ、説明文そのまま読んだだけの分かりづらい解説どうも」
某カリブの海賊さまの口癖を使って、バージルは問いかけた。
CV一緒だからとか言っちゃいけません。
初「どうみてもリアラに有利じゃねぇの?こんらんするだけで攻撃力まで上がるとか良いことだらけだろ」
そうなのだよワトソンくん。
ちなみに管理人はそういった相手にも有利に転びそうな気がする一か八かの技は使いません……だってこわいんだもん!
管理人のことはどうでもいいって?そりゃすみません。
若「で、こんらんって?」
「リフィ、フィーアー」
こんらんの時は、自分を間違えて攻撃する事があるんですよ。
「エーフィ」
その確率はおよそ2分の1よ。
こんらんについて疑問を口にした若に、至って真面目に答えたドレアムと鈴。
「ブーイー!ブブブブ、ブイブイッ!」
ほら、間違えて髭に『こおりのつぶて』ぶつけちゃってるよ!
「ぶ、ぶーい……?」
だ、だいじょぶかなぁ……?
そして「あはっ!おもしろ~い!」と、笑うティナだが、ディーヴァとしてはこんらん状態なのに自分じゃなくてトレーナーに攻撃してしまっているなんて……と心配しているのだった。
しかしいちいちつっこんではいけないし、リアラよりも髭の方が体は丈夫なのだから放っておこう。
ここは、特にこの半魔達の場所では、ポケモンの世界の常識は通用しない。
それを証拠にほら、髭は弾丸級に痛いこおりのつぶてを物ともせず、ピンピンしてるではないか。
「レイ!レーイィィィ……!!」
ごめんなさい髭さん!わざとじゃないんですぅぅぅ……!!
髭「ハハッ!いいって事よ」
リアラ、瞳に涙をにじませながら、髭は無傷だというのに何度も謝る。
そしてその間にも頭の中を襲ってくるこんらん状態のソレは、自分が何をしているのかわからなくなるようなふわふわした感覚をリアラに与えた。
リアラの攻撃を耐えればいいというわけではないのだ。
フォルテは自分の持ち物がスイートポテトの『たべのこし』で良かったと思った。
耳の裏に隠し持っているたべのこしを器用にリボンで摘んで少しずつ口へと運ぶと、あられで失った体力がその甘みにより徐々に回復していくのがわかる。
ネ「ソレ、バトルにはサイコーの持ち物だな」
「フィ!ニィンフィ……」
ああ!それにしても……。
フォルテが真面目な顔で視界の悪い前方を睨みながら呟く。
ネ「それにしても?」
「ニ~ンフィ~!」
ネロのスイートポテト最高!
何か策でもあったのかと期待したらコレだよ。
ずるっ。
ネロだけでなく、その返答を聞いた全てが、その場でずっこけた。
また作ってくれよな!などと宣うフォルテに「……あとでな」と返事してネロこそは本来の意味での真面目な顔を前に向けた。
髭「さーて、あられの降り続く内に、次の技を考えないとな」
「シア、グレーイシャ」
念のため、補助技をかけておくといいと思います。
そして聞こえてくる髭とリアラの、少し間延びした声。
初「補助技って?」
バ「力が強くなったり、防御が固くなったりする技だ」
若「なるほど、バイタルスターとかデビルスターと同じようなもんか(`・ω・´)b」
レ「いや全然違うわよ!」
ハリセンの代わりにレディから飛んできたのは、いつでも発砲できる状態だったらしいハンドガン。
それが的確に若の額の真ん中へと吸い込まれていった。
若「ボケに対するツッコミが眉間に弾丸とか痛いっス_(:3」z)_」
レ「ごめんなさいねー、つい癖で」
どんな癖だ。
と、思いながらも若のそばに寄るドレアムとティナそして、ディーヴァ。
ちなみに心配からではなく、ただ単に揶揄うためにである。
その揶揄いの真骨頂を見せたのは眠っていたはずの鈴。
「エフィ」と一鳴きする彼女の口には、聖なる水で満たされた丸い瓶があり、2代目の手元へとそれは届けられたのだった。
2「ああ、すまないな鈴。ほら若、回復薬ダヨー。(・ω・)つホーリーウォーター」
若「どうもありが……死ぬわボケ!!!」
お早い切り返しありがとう若、君の勇姿は忘れないのでそのホーリーウォーターを是非に御賞味くだされ。
そんな若の犠牲はほっといて、バトルは続いている。
髭「よしリアラ、『オーロラベール』だ」
「レーイ!」
そのとたん、ふわりと上空に現れるオーロラが、あたりを優しく包み込んだ。
降り続く雪と美しく七色に輝くオーロラ。
こんな薄汚れたスラム街の片隅で、綺麗なオーロラが見れるなんて、まさにポケモンさまさまだ。
レ「綺麗な技ね」
「フィ、リフィリーフィア」
ええ。ですが、綺麗なだけでないのですよレディ。
空中はそんな綺麗でも、下へ視線をやると髭とリアラを覆い隠すように荒れる吹雪。
そう、このオーロラベールは綺麗なだけではなく『あられ』時のみに発動する結構便利な補助技。
その効果は相手からの攻撃の威力が半減される事。
2「ふむ。オーロラベールでバトルを有利にする気だな」
腕を組んだその中にブルっと寒そうに震えた、半分夢の国の中の鈴を抱いて、2代目はそう述べた。
ネ「あっちからはこっちが見えてるんだろ?ならば、フォルテ『いばる』んだ」
「フィ!?」
このタイミングで『いばる』!?
ネロには何か策があるんだろうが、耳を疑ってしまったフォルテがつい声をあげる。
そんなフォルテは小手先勝負よりも、ババン!と大火力の技で一気に消し炭にしてやる方が好きだった。
ネ「フォルテ、オレを信じろ!」
「……フィフィ!」
……ああ、信じるぜ!
まっすぐそう言われてしまえば、相手は信頼するネロゆえ信じないわけにいかない。
フォルテは威風堂々、前足をしっかり踏みしめて体を大きく見せるよう、踏ん反り返って胸張った。
さて、その独特のポーズで……?
初「んー、何か変わった……のか?」
若「『いばる』でどうなったのか、オレにはサッパリわかんねぇ」
悲しいかな、ポケモンの世界の技の常識は、ダンテ達には未だ理解に欠けるのだった。
ハー!サッパリサッパリー!!
レ「ほら解説者、はやく本見て説明しなさいよ」
バ「俺に命令す「あ゛ぁん?」いや、なんでもない」
ドスの効いた声がレディの口から飛び出した。
あのバージルさえも逆らえない恐ろしさを、たまにだがレディは発揮してくる。
どの時代もどの種族でも、みな女から生まれるだろう?
ゆえに女という生き物は男よりもとても強い。
脱線したが、こほんと咳払い一つで、バージルは説明文を指でたどった。
バ「『いばる』という技は、相手がこんらん状態になるが、代わりに相手の攻撃力をグーンと上げてしまう……というものだ。おわかり?」
レ「ええ、説明文そのまま読んだだけの分かりづらい解説どうも」
某カリブの海賊さまの口癖を使って、バージルは問いかけた。
CV一緒だからとか言っちゃいけません。
初「どうみてもリアラに有利じゃねぇの?こんらんするだけで攻撃力まで上がるとか良いことだらけだろ」
そうなのだよワトソンくん。
ちなみに管理人はそういった相手にも有利に転びそうな気がする一か八かの技は使いません……だってこわいんだもん!
管理人のことはどうでもいいって?そりゃすみません。
若「で、こんらんって?」
「リフィ、フィーアー」
こんらんの時は、自分を間違えて攻撃する事があるんですよ。
「エーフィ」
その確率はおよそ2分の1よ。
こんらんについて疑問を口にした若に、至って真面目に答えたドレアムと鈴。
「ブーイー!ブブブブ、ブイブイッ!」
ほら、間違えて髭に『こおりのつぶて』ぶつけちゃってるよ!
「ぶ、ぶーい……?」
だ、だいじょぶかなぁ……?
そして「あはっ!おもしろ~い!」と、笑うティナだが、ディーヴァとしてはこんらん状態なのに自分じゃなくてトレーナーに攻撃してしまっているなんて……と心配しているのだった。
しかしいちいちつっこんではいけないし、リアラよりも髭の方が体は丈夫なのだから放っておこう。
ここは、特にこの半魔達の場所では、ポケモンの世界の常識は通用しない。
それを証拠にほら、髭は弾丸級に痛いこおりのつぶてを物ともせず、ピンピンしてるではないか。
「レイ!レーイィィィ……!!」
ごめんなさい髭さん!わざとじゃないんですぅぅぅ……!!
髭「ハハッ!いいって事よ」
リアラ、瞳に涙をにじませながら、髭は無傷だというのに何度も謝る。
そしてその間にも頭の中を襲ってくるこんらん状態のソレは、自分が何をしているのかわからなくなるようなふわふわした感覚をリアラに与えた。
