もふもふ達のポケモンバトル・前編
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『スピードスター』と『マジカルリーフ』。
進路変更も自由自在、という双方の技が、ティナとドレアムの体に諸にあたる。
確実にダメージのあっただろう2匹、そしてトレーナーである若とレディの周囲に、もくもくと土煙が上がって全てを覆い隠す。
ネ「へぇ、考えたな」
「ニィンフィアー」
レディ、技の運び上手いねぇ。
その土煙が晴れたのが、次のバトルの開始の合図、トリックスターの素早さで再び先攻をとったのは若だ。
若「よーし!『バトンタッチ』だ!!」
「ぶ!?……ブイーッ」
え!?と思いつつ、ティナが指示通りに放つ『バトンタッチ』という技。
し~~~~~ん。
しかし何も起こらない。
コイキングが『はねる』を使った時と同じくらい何も起こらない。
若「何も起こらねーぞ!?何でだよ!!」
若1人慌てふためき騒いでいるが、他は失笑したり呆れたりと静かなもんだ。
初「はー……おい若、他の控えポケモンと交代する技だぞ、これ」
若「な!?……意味ねぇ!なんで早く言わないんだティナーー!?」
「ブイ、ブブブ、ブイブイ」
だって早く言う暇なんてないでしょ、どうせ若は話し聞かないもん。
その通り。
バ「愚弟め、やはり技の効果をきちんと覚えていないようだ。学びが足りない」
「レイ、レーイ……」
お勉強、しておけばよかったのに……。
と、ぼそりと漏らすリアラの頭を、髭がゆるりと撫でて苦笑した。
髭「まあ、若に覚えろっつーのは無理だろう。習うより慣れよタイプだからなあ」
ネ「おっさん……あんた同じダンテだろ。それ自分を貶しているのとかわらねぇぞ?」
若が成長すれば、結局髭になる。
平行世界という特性上、未来に起きる出来事は違ったりもするだろうが、『ダンテ』のベースとなる性格や中身は変わらない。
つまり若に言った事はそのまま自分に返ってくる。
2「いや、褒めている。戦いの中、体で覚えるって言ってるんだ」
だが、それが逆に強みであり魅力などと宣うのは最強の男だった。
しかし、このチャンスを逃すようなレディではない。
レ「ふ……ドレアム、この隙に『こうごうせい』よ!」
「フィア!」
少なくも周りを照らす太陽の力をドレアムが吸収する。
白い光となってドレアムの体に取り込まれたそれは、ドレアムの負ったダメージを完全にとはいかなくとも回復させた。
若「あっ!ンな技使うとかずりぃぞ!?反則だ!!」
若は回復なんてチート使うんじゃねぇ!と吠えるが果たして……?
髭「残念ながられっきとした技のようだからなあ……反則じゃねーな」
初&2「「うんうん」」
回復効果があろうと技は技。
すぐに気持ちを切り替えティナに指示するのは……。
若「くっそ、回復したぶんの体力、一発で削ってやる。これがオレ達の、ゼンリョクだ!!」
「ブイィィッ!!」
腕に輝くZリングを陽の下にかざすと、若がノーマルZ用のポーズを始める。
仮●ライダーの変身シーンのようなポーズからの、腕全体でZの文字を表すようなポーズを取ると、それによって生まれた黄金色に輝く力がティナを覆った。
若「うぉぉぉぉぉ!『ウルトラダッシュアタック』ゥゥゥゥ!!」
「ブゥゥイッッッ!!!!」
掛け声と共に『でんこうせっか』なんて霞むほどの勢いと速さでティナがドレアムに突っ込んでいく。
受け止めようと思ったのだろう、構えたドレアムだったが、その渾身の必殺技に耐えきれず吹き飛ばされてしまった。
「リ、フィッ……!」
レ「なっ!!ドレアムっ!?」
うめくドレアムと、ドレアムを心配して叫ぶレディ。
髭「うっわ、スゲー威力」
「フィッ!ニンフィーア!」
見たか、これがゼンリョク技の力なんだぜ!
ネ「ああ、ティナですらこの力……鈴とかだといったいどうなっちまうんだ?」
初「おそろしあ」
フォルテの言葉に頷くネロや初代も驚き、そしてブイズ兄弟最強の鈴の場合は……と末恐ろしく感じていた。
2「俺に放ってみてはくれないだろうか……」
バ「受けてみたいとか馬鹿か。やはり貴様もダンテェイだな、2代目」
が、ブレることのない安定の態度を取ってみせたのは2代目。
あろう事か、その身でゼンリョク技を感じてみたいという……あほか!
そしてティナだが、彼女はドレアムを吹っ飛ばし、勢いが殺せずにそのまま地平線の彼方へと走り去って行った。
若「かぁーらぁーの!」
と思いきや、ダッシュの勢いそのままに大ダメージで体勢を崩して動けないでいるドレアムの元へ。
ティナ、速いっ!
若「ティナ!至近距離からの『かみつき』をお見舞いしてやれ!!」
「ブーイっ!」
小さめながらも牙が生えた口を大きく開けて~!がぶり!!
胴体を狙ってきたが、ドレアムがとっさに突き出した前足にティナの鋭い歯が、突き立てられる。
「リ……フィッ」
レ「っドレアム!痛いだろうけどそのまま押さえて『くさぶえ』よ」
噛み付いた口を離そうともがくティナだが、反対にドレアムがティナの体をそのままの姿勢で押さえつけ、逃げることは叶わず。
「リ~~フィ~~~♪」
ティナはゼロ距離でドレアムの『くさぶえ』を食らった。
ゆらゆらと揺れるティナの体、そしてその緑の瞳を覆う瞼がとろり、落ちた。
なにも眠りにいざなわれたのは、ティナだけではない。
初「な、なんだ……この眠りにいざなうような音色、……ZZZ」
髭「うう、懐かしい……!嗚呼、幼かったあの頃を思いだ、……ぐぅ」
バ「そうだ、昔、葉を唇に押し当てて音を出して遊んでい……ガクッ」
ネ「おとーさーん、おかーさー……スヤァ」
郷愁の念に駆られながら、半魔組が眠りについた。
進路変更も自由自在、という双方の技が、ティナとドレアムの体に諸にあたる。
確実にダメージのあっただろう2匹、そしてトレーナーである若とレディの周囲に、もくもくと土煙が上がって全てを覆い隠す。
ネ「へぇ、考えたな」
「ニィンフィアー」
レディ、技の運び上手いねぇ。
その土煙が晴れたのが、次のバトルの開始の合図、トリックスターの素早さで再び先攻をとったのは若だ。
若「よーし!『バトンタッチ』だ!!」
「ぶ!?……ブイーッ」
え!?と思いつつ、ティナが指示通りに放つ『バトンタッチ』という技。
し~~~~~ん。
しかし何も起こらない。
コイキングが『はねる』を使った時と同じくらい何も起こらない。
若「何も起こらねーぞ!?何でだよ!!」
若1人慌てふためき騒いでいるが、他は失笑したり呆れたりと静かなもんだ。
初「はー……おい若、他の控えポケモンと交代する技だぞ、これ」
若「な!?……意味ねぇ!なんで早く言わないんだティナーー!?」
「ブイ、ブブブ、ブイブイ」
だって早く言う暇なんてないでしょ、どうせ若は話し聞かないもん。
その通り。
バ「愚弟め、やはり技の効果をきちんと覚えていないようだ。学びが足りない」
「レイ、レーイ……」
お勉強、しておけばよかったのに……。
と、ぼそりと漏らすリアラの頭を、髭がゆるりと撫でて苦笑した。
髭「まあ、若に覚えろっつーのは無理だろう。習うより慣れよタイプだからなあ」
ネ「おっさん……あんた同じダンテだろ。それ自分を貶しているのとかわらねぇぞ?」
若が成長すれば、結局髭になる。
平行世界という特性上、未来に起きる出来事は違ったりもするだろうが、『ダンテ』のベースとなる性格や中身は変わらない。
つまり若に言った事はそのまま自分に返ってくる。
2「いや、褒めている。戦いの中、体で覚えるって言ってるんだ」
だが、それが逆に強みであり魅力などと宣うのは最強の男だった。
しかし、このチャンスを逃すようなレディではない。
レ「ふ……ドレアム、この隙に『こうごうせい』よ!」
「フィア!」
少なくも周りを照らす太陽の力をドレアムが吸収する。
白い光となってドレアムの体に取り込まれたそれは、ドレアムの負ったダメージを完全にとはいかなくとも回復させた。
若「あっ!ンな技使うとかずりぃぞ!?反則だ!!」
若は回復なんてチート使うんじゃねぇ!と吠えるが果たして……?
髭「残念ながられっきとした技のようだからなあ……反則じゃねーな」
初&2「「うんうん」」
回復効果があろうと技は技。
すぐに気持ちを切り替えティナに指示するのは……。
若「くっそ、回復したぶんの体力、一発で削ってやる。これがオレ達の、ゼンリョクだ!!」
「ブイィィッ!!」
腕に輝くZリングを陽の下にかざすと、若がノーマルZ用のポーズを始める。
仮●ライダーの変身シーンのようなポーズからの、腕全体でZの文字を表すようなポーズを取ると、それによって生まれた黄金色に輝く力がティナを覆った。
若「うぉぉぉぉぉ!『ウルトラダッシュアタック』ゥゥゥゥ!!」
「ブゥゥイッッッ!!!!」
掛け声と共に『でんこうせっか』なんて霞むほどの勢いと速さでティナがドレアムに突っ込んでいく。
受け止めようと思ったのだろう、構えたドレアムだったが、その渾身の必殺技に耐えきれず吹き飛ばされてしまった。
「リ、フィッ……!」
レ「なっ!!ドレアムっ!?」
うめくドレアムと、ドレアムを心配して叫ぶレディ。
髭「うっわ、スゲー威力」
「フィッ!ニンフィーア!」
見たか、これがゼンリョク技の力なんだぜ!
ネ「ああ、ティナですらこの力……鈴とかだといったいどうなっちまうんだ?」
初「おそろしあ」
フォルテの言葉に頷くネロや初代も驚き、そしてブイズ兄弟最強の鈴の場合は……と末恐ろしく感じていた。
2「俺に放ってみてはくれないだろうか……」
バ「受けてみたいとか馬鹿か。やはり貴様もダンテェイだな、2代目」
が、ブレることのない安定の態度を取ってみせたのは2代目。
あろう事か、その身でゼンリョク技を感じてみたいという……あほか!
そしてティナだが、彼女はドレアムを吹っ飛ばし、勢いが殺せずにそのまま地平線の彼方へと走り去って行った。
若「かぁーらぁーの!」
と思いきや、ダッシュの勢いそのままに大ダメージで体勢を崩して動けないでいるドレアムの元へ。
ティナ、速いっ!
若「ティナ!至近距離からの『かみつき』をお見舞いしてやれ!!」
「ブーイっ!」
小さめながらも牙が生えた口を大きく開けて~!がぶり!!
胴体を狙ってきたが、ドレアムがとっさに突き出した前足にティナの鋭い歯が、突き立てられる。
「リ……フィッ」
レ「っドレアム!痛いだろうけどそのまま押さえて『くさぶえ』よ」
噛み付いた口を離そうともがくティナだが、反対にドレアムがティナの体をそのままの姿勢で押さえつけ、逃げることは叶わず。
「リ~~フィ~~~♪」
ティナはゼロ距離でドレアムの『くさぶえ』を食らった。
ゆらゆらと揺れるティナの体、そしてその緑の瞳を覆う瞼がとろり、落ちた。
なにも眠りにいざなわれたのは、ティナだけではない。
初「な、なんだ……この眠りにいざなうような音色、……ZZZ」
髭「うう、懐かしい……!嗚呼、幼かったあの頃を思いだ、……ぐぅ」
バ「そうだ、昔、葉を唇に押し当てて音を出して遊んでい……ガクッ」
ネ「おとーさーん、おかーさー……スヤァ」
郷愁の念に駆られながら、半魔組が眠りについた。
