もふもふ達のポケモンバトル・前編
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さて、ところ変わりましてこちらは事務所。
若とバージルが洗濯物を洗い直しーの、干しーのしている間に、もともとしていた昼食作りを再開した。
本日の当番はー……ジャカジャン!!
とか言わなくても、前ページ見れば一発!初代である。
そして追加で手伝い参戦となったネロがキッチンに立つ。
初代も料理は出来る方だが、ネロが一緒ならば味は格段に安心なものが出来るだろう。
彼はダンテ達より常識人であるし、料理自体もキリエから教わって上手だ。
……と、初代の横で手伝いというよりつまみ食いさせてもらっている感じで、初代からただひたすらハムだのチーズだのの切れ端をもぐもぐしている個体が1匹。
ディーヴァである。
おい、食べてないで手伝いしろ、働かざる者食うべからずだ!……とは思うが相手はポケモンであり、しかも最弱な方のイーブイなのだから手伝いなんて無理な話。
ポルペッティーネに混ぜ込むプロシュートというハムを細かく刻みつつ、初代は先程からディーヴァの口に端っこのプロシュートをシュート!
親父ギャグすまぬ。
初「はは、美味そうに食べるなー。もっと食えー?」
「ぶぅい」
ついでに好物であるチーズもぽこぽこと放り込む。
ネロはすでに山と刻まれたプロシュートを捏ねているひき肉に混ぜ込みつつ、横目にしていたそれを見咎めた。
ネ「あんまり食わせると他の奴との昼メシ食えないだろ。その辺にしとけ」
初「大丈夫だって。な、ディーヴァ」
「きゅ」
小さく鳴いたディーヴァは技で言えば『たくわえる』『のみこむ』のコンビネーションを巧みに使い、与えられた物を未だ際限なく胃袋に収めている。
イーブイはそんな技覚えられないけども。
ネ「この小さい体のどこにそんなたくさん入る隙間が……?」
初「ネロは知らないのか?ディーヴァはかなり食いしん坊なんだぜ」
ネ「いや、知らない。オレ、ディーヴァとまだあんまり関わってねーし……」
ひき肉をまぁるく成形していくネロは、唇を尖らせて拗ねているご様子。
初「うーん。右腕が怖いんだろ、たぶん」
ディーヴァは怖がりだからな、と言って悪魔の右腕を見る二人と1匹。
初「でも、ディーヴァだってネロが危険じゃないのはもうわかってるはずだ。今はそんなに怖くないだろ?」
「きゅ……」
その内1匹は、お口をもごもごしながらも、ネロの右腕を不安そうにでも、少し勇気を出した目で見つめる。
初「ほら、ヘーキそうなら触ってやれよ。
ネロの方も、ディーヴァが触るの、じっと我慢して待ってくれな?」
こくり、ネロは頷いて不自然に右手を開いたままの姿勢で、辛抱強く待った。
ディーヴァがそっと、小さな足をゆっくりゆっくり近づけ、ネロの青白くひかる異形の右腕に触れるまであと一歩ーー。
ブォン!
髭「HAHAHA!やったなフォルテー!」
「ニンフィー!」
ーーの、ところでフォルテの技である『ようせいのかぜ』に吹っ飛ばされながら、髭がキッチンに転がり込んできた。
フォルテ自身もそれを追尾するようにキッチン内突撃。
その勢いと声に驚き、ディーヴァはビクッと飛び跳ねてネロの前から、いや、キッチンから姿を消してしまった。
ネ「あ゛ーもうっ!てめぇらのせいでまたディーヴァとの距離が遠退いちまったじゃねーか!!」
初「というか埃たつからこっち来るなっての」
あわれ。
せっかくあと少しで仲良くなるための第一歩が踏み出せたというに、それはネロでもなくディーヴァでもない第三の勢力に機会を潰されてしまった。
名残惜しくもキッチンからそのあとを追えば、ここの長たる2代目の手によって鈴、ドレアム、リアラともども寝かしつけられようとしていた。
道具の選定が疲れたのであろう、鈴もドレアムもリアラも寝ており、ディーヴァもそれにつられるようにして、ゆっくりと上下される手のひらでうとうとし始めている。
あの手はブイズを寝かしつける時は神の手になるからな!
神じゃなくて本人悪魔だけど。
若とバージルが洗濯物を洗い直しーの、干しーのしている間に、もともとしていた昼食作りを再開した。
本日の当番はー……ジャカジャン!!
とか言わなくても、前ページ見れば一発!初代である。
そして追加で手伝い参戦となったネロがキッチンに立つ。
初代も料理は出来る方だが、ネロが一緒ならば味は格段に安心なものが出来るだろう。
彼はダンテ達より常識人であるし、料理自体もキリエから教わって上手だ。
……と、初代の横で手伝いというよりつまみ食いさせてもらっている感じで、初代からただひたすらハムだのチーズだのの切れ端をもぐもぐしている個体が1匹。
ディーヴァである。
おい、食べてないで手伝いしろ、働かざる者食うべからずだ!……とは思うが相手はポケモンであり、しかも最弱な方のイーブイなのだから手伝いなんて無理な話。
ポルペッティーネに混ぜ込むプロシュートというハムを細かく刻みつつ、初代は先程からディーヴァの口に端っこのプロシュートをシュート!
親父ギャグすまぬ。
初「はは、美味そうに食べるなー。もっと食えー?」
「ぶぅい」
ついでに好物であるチーズもぽこぽこと放り込む。
ネロはすでに山と刻まれたプロシュートを捏ねているひき肉に混ぜ込みつつ、横目にしていたそれを見咎めた。
ネ「あんまり食わせると他の奴との昼メシ食えないだろ。その辺にしとけ」
初「大丈夫だって。な、ディーヴァ」
「きゅ」
小さく鳴いたディーヴァは技で言えば『たくわえる』『のみこむ』のコンビネーションを巧みに使い、与えられた物を未だ際限なく胃袋に収めている。
イーブイはそんな技覚えられないけども。
ネ「この小さい体のどこにそんなたくさん入る隙間が……?」
初「ネロは知らないのか?ディーヴァはかなり食いしん坊なんだぜ」
ネ「いや、知らない。オレ、ディーヴァとまだあんまり関わってねーし……」
ひき肉をまぁるく成形していくネロは、唇を尖らせて拗ねているご様子。
初「うーん。右腕が怖いんだろ、たぶん」
ディーヴァは怖がりだからな、と言って悪魔の右腕を見る二人と1匹。
初「でも、ディーヴァだってネロが危険じゃないのはもうわかってるはずだ。今はそんなに怖くないだろ?」
「きゅ……」
その内1匹は、お口をもごもごしながらも、ネロの右腕を不安そうにでも、少し勇気を出した目で見つめる。
初「ほら、ヘーキそうなら触ってやれよ。
ネロの方も、ディーヴァが触るの、じっと我慢して待ってくれな?」
こくり、ネロは頷いて不自然に右手を開いたままの姿勢で、辛抱強く待った。
ディーヴァがそっと、小さな足をゆっくりゆっくり近づけ、ネロの青白くひかる異形の右腕に触れるまであと一歩ーー。
ブォン!
髭「HAHAHA!やったなフォルテー!」
「ニンフィー!」
ーーの、ところでフォルテの技である『ようせいのかぜ』に吹っ飛ばされながら、髭がキッチンに転がり込んできた。
フォルテ自身もそれを追尾するようにキッチン内突撃。
その勢いと声に驚き、ディーヴァはビクッと飛び跳ねてネロの前から、いや、キッチンから姿を消してしまった。
ネ「あ゛ーもうっ!てめぇらのせいでまたディーヴァとの距離が遠退いちまったじゃねーか!!」
初「というか埃たつからこっち来るなっての」
あわれ。
せっかくあと少しで仲良くなるための第一歩が踏み出せたというに、それはネロでもなくディーヴァでもない第三の勢力に機会を潰されてしまった。
名残惜しくもキッチンからそのあとを追えば、ここの長たる2代目の手によって鈴、ドレアム、リアラともども寝かしつけられようとしていた。
道具の選定が疲れたのであろう、鈴もドレアムもリアラも寝ており、ディーヴァもそれにつられるようにして、ゆっくりと上下される手のひらでうとうとし始めている。
あの手はブイズを寝かしつける時は神の手になるからな!
神じゃなくて本人悪魔だけど。