もふもふ達のポケモンバトル・前編
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その時、半分廃人と化していた若の元へ、山ぼっちから何かを銜えてドレアムがやって来た。
赤い……トマトのような果実。
ちょっとトゲトゲしているが、その部分は固いわけではなく、いわば水を与えすぎて育ち切った鬼トマトのそれに近く見える。
「リフィ!」
くれる、と、そういうことらしい。
ずいと差し出されるそれを快く受け取り、若はとっても嬉しそうだった。
若「お。オレにか?サンキュー、ドレアムは優しいなー!バージルと違って!」
そこにドレアムに対する疑いは何もない。
地面とこんにちはしたまま、若はそのトマト擬きにかぶりついた。
一口で飲み込む勢いで。
若「っ!?……なっ、なんじゃこりゃぁぁあ!?う、おおおおお……!からいっ!ヒーーーーハーーーーッ!!」
そのトマト擬きは辛かった。
それはもう、タバスコかデスソースエキスがその実の中みっちり詰まっているのではないかというほどに。
若「らんひゃよほれ!(何だよこれ!)」
涙目になってドレアムを問い詰める若。
「リフィ?フィーア」
何って『マトマのみ』ですけど?
そう言うドレアムはフツーにもぐもぐむっしゃり食べている。
若「マトマ……?」
若にマトマの実を渡したドレアムには悪気はないのだ。
ポケモンにとってきのみの味とは、苦手な味でなければ美味しい味なのだから。
因みにドレアムの性格は『きまぐれ』。
特別好きな味も反対に嫌いな味もないので、どんなきのみも美味しく食べれるという。
2「ふむ。マトマの実とは、ポケモン界のきのみのひとつであり、その特徴はとてつもなく辛いということだそうだ。この攻略本に書いてある」
だから攻略本言うのやめれと言っているだろうが。
若「オレが食う前に言えよ」
バ「愚弟、 m9(^Д^) プギャー 」
バージルが馬鹿にしてくる。
むかつくな、と思いながらも若は怒りをおさめ、口の中が鎮火するのを大人しく待つ。
初「ンなに辛いのか。……料理の隠し味にはよさそうだな」
なんとも斜め上。
続く言葉は、ダンテの中では料理に興味を持ち始めた年の頃である、初代らしい考えだった。
さて、ドレアム以外のブイズ達は、今や空から落ちて来ていたらしい、ポケモン界のきのみを一心不乱に頬張っている。
いいランチになりそうで何より。
これまた2代目によると、鈴はチーゴのみを、ディーヴァはモモンのみを、そしてリアラは選り好みせずに、色々な種類のきのみを、であった。
若「ん?鈴の食ってるの見たことある形だな」
その時、鈴の食べるチーゴのみが、涙目の若の目に留まる。
色が若干おかしいが、その形、飽くことなく毎日見ているダンテ達の間ではとてもポピュラーな果実。
ストロベリーサンデーでおなじみ、その名もイチゴ!!!!
2「イチゴの形だな」
若「色がおかしすぎるけどな!」
初「鈴、それくれるか?」
「フィー」
鈴の食べるチーゴのみを数個、受け取ってまじまじと見やる。
若&初「「うわほんと色が気になるなー」」
2「うむ。同意」
なんで赤じゃなくて水色なのだろうか。
確かに最近では白イチゴなる品種も出ているし、赤くなる前のイチゴなんかは、黄緑色をしているくらいだ。
黄緑色だと味なんてないけれども。
毒でもありそうで、でも平気な顔で美味しそうに食べる鈴を見るに珍味みたいなものなのかも?なんて思って口に入れるダンテ3人。
初「味は~……って、苦い!?」
2「なんでイチゴが苦いんだ……?」
若「ぅ゛……」
この苦味がいいのに、ともしゃもしゃ食べる鈴とは違い、至極残念そう&悲しそうな半魔達。
若なぞは、涙目である。
バ「ふむ。このチーゴのみとやらならば、俺も心置き無く食せるな。苦味の中に微かに甘みが感じられる……」
うわ、ここに鈴と同じ考えの半魔がいた。
よく見ればバージルも美味しそうに食べているではないか。
実を言うと、バージルも甘いものは好きだが、それと同じくらい苦いものも好きなのである。
日本茶とかな!
赤い……トマトのような果実。
ちょっとトゲトゲしているが、その部分は固いわけではなく、いわば水を与えすぎて育ち切った鬼トマトのそれに近く見える。
「リフィ!」
くれる、と、そういうことらしい。
ずいと差し出されるそれを快く受け取り、若はとっても嬉しそうだった。
若「お。オレにか?サンキュー、ドレアムは優しいなー!バージルと違って!」
そこにドレアムに対する疑いは何もない。
地面とこんにちはしたまま、若はそのトマト擬きにかぶりついた。
一口で飲み込む勢いで。
若「っ!?……なっ、なんじゃこりゃぁぁあ!?う、おおおおお……!からいっ!ヒーーーーハーーーーッ!!」
そのトマト擬きは辛かった。
それはもう、タバスコかデスソースエキスがその実の中みっちり詰まっているのではないかというほどに。
若「らんひゃよほれ!(何だよこれ!)」
涙目になってドレアムを問い詰める若。
「リフィ?フィーア」
何って『マトマのみ』ですけど?
そう言うドレアムはフツーにもぐもぐむっしゃり食べている。
若「マトマ……?」
若にマトマの実を渡したドレアムには悪気はないのだ。
ポケモンにとってきのみの味とは、苦手な味でなければ美味しい味なのだから。
因みにドレアムの性格は『きまぐれ』。
特別好きな味も反対に嫌いな味もないので、どんなきのみも美味しく食べれるという。
2「ふむ。マトマの実とは、ポケモン界のきのみのひとつであり、その特徴はとてつもなく辛いということだそうだ。この攻略本に書いてある」
だから攻略本言うのやめれと言っているだろうが。
若「オレが食う前に言えよ」
バ「愚弟、 m9(^Д^) プギャー 」
バージルが馬鹿にしてくる。
むかつくな、と思いながらも若は怒りをおさめ、口の中が鎮火するのを大人しく待つ。
初「ンなに辛いのか。……料理の隠し味にはよさそうだな」
なんとも斜め上。
続く言葉は、ダンテの中では料理に興味を持ち始めた年の頃である、初代らしい考えだった。
さて、ドレアム以外のブイズ達は、今や空から落ちて来ていたらしい、ポケモン界のきのみを一心不乱に頬張っている。
いいランチになりそうで何より。
これまた2代目によると、鈴はチーゴのみを、ディーヴァはモモンのみを、そしてリアラは選り好みせずに、色々な種類のきのみを、であった。
若「ん?鈴の食ってるの見たことある形だな」
その時、鈴の食べるチーゴのみが、涙目の若の目に留まる。
色が若干おかしいが、その形、飽くことなく毎日見ているダンテ達の間ではとてもポピュラーな果実。
ストロベリーサンデーでおなじみ、その名もイチゴ!!!!
2「イチゴの形だな」
若「色がおかしすぎるけどな!」
初「鈴、それくれるか?」
「フィー」
鈴の食べるチーゴのみを数個、受け取ってまじまじと見やる。
若&初「「うわほんと色が気になるなー」」
2「うむ。同意」
なんで赤じゃなくて水色なのだろうか。
確かに最近では白イチゴなる品種も出ているし、赤くなる前のイチゴなんかは、黄緑色をしているくらいだ。
黄緑色だと味なんてないけれども。
毒でもありそうで、でも平気な顔で美味しそうに食べる鈴を見るに珍味みたいなものなのかも?なんて思って口に入れるダンテ3人。
初「味は~……って、苦い!?」
2「なんでイチゴが苦いんだ……?」
若「ぅ゛……」
この苦味がいいのに、ともしゃもしゃ食べる鈴とは違い、至極残念そう&悲しそうな半魔達。
若なぞは、涙目である。
バ「ふむ。このチーゴのみとやらならば、俺も心置き無く食せるな。苦味の中に微かに甘みが感じられる……」
うわ、ここに鈴と同じ考えの半魔がいた。
よく見ればバージルも美味しそうに食べているではないか。
実を言うと、バージルも甘いものは好きだが、それと同じくらい苦いものも好きなのである。
日本茶とかな!