もふもふ達、家出する?
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そこから更にしばらく。
ようやっと鈴の起床となった。
ぽやぽやと眠気がなかなかとれない頭を振り、気分を一新させる。
周りを見回すと、ドレアム、フォルテ、ティナが出掛けたのは知っているが、自分が眠る前まではいたはずのリアラとディーヴァがいない。
真面目なリアラが何もいわずに消えることなどないし、ましてや家族一の怖がりディーヴァが外に出るなんてありえない。
自分以外のブイズがいないとはどういうことだ!?
そばにある物と言えば、カチカチに凍り付いた変態の氷像がひとつのみ。
ケッ!っと汚いものを見るような目をそれに向けた鈴。
頭のいい鈴はその氷像を目にするだけで、この場でなにが起きたのか理解した。
状況がわかれば、今度は事態の深刻さに気が付く。
一気に頭が覚醒した。
大変だ、早く迎えにいかないと!!
リアラならばある程度強いからともかく、ディーヴァは弱い。
それはもう、びっくりするくらいすごく弱い。
たまに無意識の強さこそ発揮するが、意図して戦う場合は戦闘にはとにかく不向きだ。
レベル5のポッポにすら、下手したら負けてしまう。
ディーヴァ本人のレベルとしてはその遥かに上だというのに…。
いつかは自分あたりがバトルの仕方をレクチャーしなくてはならないと思っているが、いまだその機会は訪れていない。
というかそれ以前に、2匹とも保護者たるダンテ達がいなくて迷子になってしまうかもしれないし、他の人間に見られてなにかあったら大変だ。
探しに行くべく、鈴は書き置きをしていくことにした。
え?そばにある若を氷から助けて、言付けしていけ?
……変態はお断りだ。
というより、その選択肢すら思い浮かばなかった。
慌てていたためか、その文字は珍しくそこで凍り付いている変態と同じくらいのヘタさ加減になってしまっているが、なんとかギリギリ読める範囲の文字が書けた。
書き終えた鈴は、目をキリリとさせてひと声鋭い鳴き声をあげると、外へと駆けだしていった。
ようやっと鈴の起床となった。
ぽやぽやと眠気がなかなかとれない頭を振り、気分を一新させる。
周りを見回すと、ドレアム、フォルテ、ティナが出掛けたのは知っているが、自分が眠る前まではいたはずのリアラとディーヴァがいない。
真面目なリアラが何もいわずに消えることなどないし、ましてや家族一の怖がりディーヴァが外に出るなんてありえない。
自分以外のブイズがいないとはどういうことだ!?
そばにある物と言えば、カチカチに凍り付いた変態の氷像がひとつのみ。
ケッ!っと汚いものを見るような目をそれに向けた鈴。
頭のいい鈴はその氷像を目にするだけで、この場でなにが起きたのか理解した。
状況がわかれば、今度は事態の深刻さに気が付く。
一気に頭が覚醒した。
大変だ、早く迎えにいかないと!!
リアラならばある程度強いからともかく、ディーヴァは弱い。
それはもう、びっくりするくらいすごく弱い。
たまに無意識の強さこそ発揮するが、意図して戦う場合は戦闘にはとにかく不向きだ。
レベル5のポッポにすら、下手したら負けてしまう。
ディーヴァ本人のレベルとしてはその遥かに上だというのに…。
いつかは自分あたりがバトルの仕方をレクチャーしなくてはならないと思っているが、いまだその機会は訪れていない。
というかそれ以前に、2匹とも保護者たるダンテ達がいなくて迷子になってしまうかもしれないし、他の人間に見られてなにかあったら大変だ。
探しに行くべく、鈴は書き置きをしていくことにした。
え?そばにある若を氷から助けて、言付けしていけ?
……変態はお断りだ。
というより、その選択肢すら思い浮かばなかった。
慌てていたためか、その文字は珍しくそこで凍り付いている変態と同じくらいのヘタさ加減になってしまっているが、なんとかギリギリ読める範囲の文字が書けた。
書き終えた鈴は、目をキリリとさせてひと声鋭い鳴き声をあげると、外へと駆けだしていった。