もふもふ達、家出する?
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留守番を頼まれた鈴は、そのサイコパワーを駆使して、部屋の掃除をしたり家事を率先してやっていた。
これでもブイズは居候の身。
何もしない・何も返さないでいるなど鈴の矜持が許さない。
おかげで共同スペースや廊下は見違えるほどピッカピカだ。
……各個人個人の部屋は入ってもいないので知らないが。
しかし、やることはもう何もない。
手持ち無沙汰になった鈴のすることと言えば……?
くあ、とあくびひとつ。
そう、お昼寝タイムの始まりだ。
幸い、傍らのリアラもこわがりディーヴァも、そして問題児の若だって眠っている。
鈴は滑り落ちるように眠りの底へと誘われていった。
***
鈴が眠り落ちたのと時はあまり変わらずして。
リアラとディーヴァが薄く目を開けた。
随分長い時間寝ていたみたいだけど、いい夢は見れたかな?
「シアー」
「ブイ……」
ウーン、と大きく伸びをして、お互い挨拶する。
ディーヴァなんかはまだ眠いのか、目をしょぼしょぼさせていた。
周りを見渡せば、眠っている鈴が目に入る。
他の者はいないようだ。
ダンテ達も、ドレアムもフォルテもティナもいない。
しーん。とあたりを包む静寂と、壁にかかった悪魔のオブジェが恐ろしいと感じるディーヴァ。
じわじわとこちらに手を伸ばすように、悪魔からの闇の空気を感じる。
まさか静かなこの空間がここまで怖く感じるとは思わなかった。
にぎやかだと気が付かないこともあるものですね!
「ブ……イ……」
ディーヴァが恐ろしさから逃れるようにリアラに寄り添うと、彼女は優しくディーヴァの頭を撫でた。
大丈夫だよ、と言い聞かせるように。
それでも、ディーヴァの耳と尾は垂れたまま。
リアラは苦笑すると、小さく息を吸い込み、歌を紡ぎだした。
「……~♪、~~♪~……」
鈴を起こさぬギリギリの声量で、なおかつディーヴァを落ち着かせる旋律が事務所の中を流れていく。
悪魔のオブジェすら、その歌に感化されて恐ろしい表情ではなくなってきているよう。
「「~♪~~、♪~♪~~」」
少しずつ落ち着いてきたディーヴァも、いつしか一緒に歌を歌っていた。
大声量ではないというのに、そのハミングは事務所を満たしてどこまでも響いていく。
スラム街にも届いているかもしれない。
眠る者にとっては、子守唄に。
ある者にとっては、癒しの音楽に。
またある者にとっては、郷愁の念に駆られ、優しい気持ちに、笑顔に変えるような音楽に。
歌っている本人達も笑顔だった。
これでもブイズは居候の身。
何もしない・何も返さないでいるなど鈴の矜持が許さない。
おかげで共同スペースや廊下は見違えるほどピッカピカだ。
……各個人個人の部屋は入ってもいないので知らないが。
しかし、やることはもう何もない。
手持ち無沙汰になった鈴のすることと言えば……?
くあ、とあくびひとつ。
そう、お昼寝タイムの始まりだ。
幸い、傍らのリアラもこわがりディーヴァも、そして問題児の若だって眠っている。
鈴は滑り落ちるように眠りの底へと誘われていった。
***
鈴が眠り落ちたのと時はあまり変わらずして。
リアラとディーヴァが薄く目を開けた。
随分長い時間寝ていたみたいだけど、いい夢は見れたかな?
「シアー」
「ブイ……」
ウーン、と大きく伸びをして、お互い挨拶する。
ディーヴァなんかはまだ眠いのか、目をしょぼしょぼさせていた。
周りを見渡せば、眠っている鈴が目に入る。
他の者はいないようだ。
ダンテ達も、ドレアムもフォルテもティナもいない。
しーん。とあたりを包む静寂と、壁にかかった悪魔のオブジェが恐ろしいと感じるディーヴァ。
じわじわとこちらに手を伸ばすように、悪魔からの闇の空気を感じる。
まさか静かなこの空間がここまで怖く感じるとは思わなかった。
にぎやかだと気が付かないこともあるものですね!
「ブ……イ……」
ディーヴァが恐ろしさから逃れるようにリアラに寄り添うと、彼女は優しくディーヴァの頭を撫でた。
大丈夫だよ、と言い聞かせるように。
それでも、ディーヴァの耳と尾は垂れたまま。
リアラは苦笑すると、小さく息を吸い込み、歌を紡ぎだした。
「……~♪、~~♪~……」
鈴を起こさぬギリギリの声量で、なおかつディーヴァを落ち着かせる旋律が事務所の中を流れていく。
悪魔のオブジェすら、その歌に感化されて恐ろしい表情ではなくなってきているよう。
「「~♪~~、♪~♪~~」」
少しずつ落ち着いてきたディーヴァも、いつしか一緒に歌を歌っていた。
大声量ではないというのに、そのハミングは事務所を満たしてどこまでも響いていく。
スラム街にも届いているかもしれない。
眠る者にとっては、子守唄に。
ある者にとっては、癒しの音楽に。
またある者にとっては、郷愁の念に駆られ、優しい気持ちに、笑顔に変えるような音楽に。
歌っている本人達も笑顔だった。
