もふもふ達、おいたする
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事の始まりはリアラだった。
リアラに悪気は全くない。
ただ事務所の中で鍛錬していたに過ぎないのだ。
「シアアアァ!」
空気中の水分を凍らせて『氷のつぶて』を作り出す。
だが、ただ作り出しただけではない。
どうやっているのかは定かではないが、研ぎ澄ましたナイフのように鋭く尖らせると壁にかかっていた的に投げる……そういった鍛練を繰り返し行っていたのだ。
それを横目に、邪魔はしないようにと少し離れた場所で何やら準備しはじめるドレアム。
いそいそと懐から取り出したるは、とある花の種だった。
その種はグラシデア、と呼ばれるポケモンの世界ではよく知られた花の物である。
グラシデアは感謝の気持ちを伝える時に大切な人に贈る、桃色の花。
きっとレディに贈りたいのだろうと推測する。
ドレアムは種と床を交互にじっと見つめる。
そしてあろうことか、フローリングの隙間にぎゅぎゅっと埋めこんだのだった。
飲み水用の器から水をいただいてそこにかける。
「リー……フィァァァア!」
そして体に力を入れると放つのは『にほんばれ』という技。
にほんばれによってドレアムの周りには暖かな日差しが降り注ぎ、水分をたっぷり含んだ種を照らした。
水と草タイプが放つ強い光、そしてドレアムの想いという恩恵を受けたからか、種がおかしいくらいすくすくと急速に育つ。
まるでジャックと豆の木である。
こうして30分がたつか経たないかの内に、ドレアムは床の1区画をグラシデアの種からつぼみ揺れる深緑の草原へと変えてしまった。
あと少しで可憐な桃色の花が開く、咲いたら束にしてレディに渡せますね!
ドレアムは満足そうに微笑むのだった。
リアラは鍛練、ドレアムはガーデニング。
鈴はブイズきってのもこもこ要員……ティナやディーヴァが隣にいるため暖かいのか、眠気に誘われていた。
ディーヴァなんかはもうすでに丸まって眠りに落ちている。
ティナはまだ眠るまでには至らないのか、そばで駆けているので鈴はその長い尻尾であやしていた。
鈴の尻尾に飛び付こうと動き回るティナ。
元気で何よりだ。
ティナ、私ちょっと眠いからお昼寝するからね?遊び疲れたらティナもここに来て眠るのよ。
はーい!
くあ、と大きなあくびをこぼすと、少しずつ自分も昼寝に入ろうというのだろう、鈴の動きが徐々に緩慢になっていく。
ゆっくりとした動きの尻尾はさらにスピードを落とし、やがてパタリと動きを止め、地に落ちたのだった。
その一部始終を暇そうに見ていたピンク色が1匹。
フォルテである。
バトルやイタズラ、もしくはそれに相当する面白おかしいことがしたい……そう考えていた。
ネロは俺を置いて出掛けちゃうし……。
フォルテはネロがいない今、暇を持て余しているのだ。
鈴は寝ていて無理矢理起こすのは忍びないし、もし怒らせればとてもではないが勝てない。
ドレアムはドレアムで怒らせたらこわいが、それよりもレディに渡すであろう花の育成を邪魔するわけにはいかないだろう。
かといってティナをいじるわけにはいかない。
小さい子をいじったら鈴とドレアムに叱られてしまうし、フォルテの技の前に怪我は免れないだろう……まだそんなレベルだ。
そしてディーヴァは小さいも何も論外。
ここにいるブイズの中では最年少&最弱であり、それはつついただけでコテンと倒れて泣くほど。
ならば手の空いているのは冷気をまとう水色1匹のみ。
俺も鍛練がてら、ちょいと遊ぶかな!
ぴょんと、跳ねて立ち上がったフォルテは、鍛練を続けていたリアラの前に移動する。
そして的めがけ放たれていた鋭い氷のつぶてを全て叩き落としたのだった。
あ!仲間のフォルテが現れた!
リアラはどうする?▼
いきなり飛び出してきて危ないじゃないですか!
よけられない俺じゃないし~?ちょっと暇潰しに遊ぼうぜ?もっと俺に技を出してみてよ。どっちにも鍛練になるでしょ?
……怪我しても知りませんからね。
注意するリアラを無視して、フォルテはニヤリと笑みを浮かべてリアラを挑発する。
ムッとしたリアラは挑発にのったのか、周りの体感温度をさらに下げた。
ここにちょっとしたポケモンバトルが開催されるのであった。
リアラに悪気は全くない。
ただ事務所の中で鍛錬していたに過ぎないのだ。
「シアアアァ!」
空気中の水分を凍らせて『氷のつぶて』を作り出す。
だが、ただ作り出しただけではない。
どうやっているのかは定かではないが、研ぎ澄ましたナイフのように鋭く尖らせると壁にかかっていた的に投げる……そういった鍛練を繰り返し行っていたのだ。
それを横目に、邪魔はしないようにと少し離れた場所で何やら準備しはじめるドレアム。
いそいそと懐から取り出したるは、とある花の種だった。
その種はグラシデア、と呼ばれるポケモンの世界ではよく知られた花の物である。
グラシデアは感謝の気持ちを伝える時に大切な人に贈る、桃色の花。
きっとレディに贈りたいのだろうと推測する。
ドレアムは種と床を交互にじっと見つめる。
そしてあろうことか、フローリングの隙間にぎゅぎゅっと埋めこんだのだった。
飲み水用の器から水をいただいてそこにかける。
「リー……フィァァァア!」
そして体に力を入れると放つのは『にほんばれ』という技。
にほんばれによってドレアムの周りには暖かな日差しが降り注ぎ、水分をたっぷり含んだ種を照らした。
水と草タイプが放つ強い光、そしてドレアムの想いという恩恵を受けたからか、種がおかしいくらいすくすくと急速に育つ。
まるでジャックと豆の木である。
こうして30分がたつか経たないかの内に、ドレアムは床の1区画をグラシデアの種からつぼみ揺れる深緑の草原へと変えてしまった。
あと少しで可憐な桃色の花が開く、咲いたら束にしてレディに渡せますね!
ドレアムは満足そうに微笑むのだった。
リアラは鍛練、ドレアムはガーデニング。
鈴はブイズきってのもこもこ要員……ティナやディーヴァが隣にいるため暖かいのか、眠気に誘われていた。
ディーヴァなんかはもうすでに丸まって眠りに落ちている。
ティナはまだ眠るまでには至らないのか、そばで駆けているので鈴はその長い尻尾であやしていた。
鈴の尻尾に飛び付こうと動き回るティナ。
元気で何よりだ。
ティナ、私ちょっと眠いからお昼寝するからね?遊び疲れたらティナもここに来て眠るのよ。
はーい!
くあ、と大きなあくびをこぼすと、少しずつ自分も昼寝に入ろうというのだろう、鈴の動きが徐々に緩慢になっていく。
ゆっくりとした動きの尻尾はさらにスピードを落とし、やがてパタリと動きを止め、地に落ちたのだった。
その一部始終を暇そうに見ていたピンク色が1匹。
フォルテである。
バトルやイタズラ、もしくはそれに相当する面白おかしいことがしたい……そう考えていた。
ネロは俺を置いて出掛けちゃうし……。
フォルテはネロがいない今、暇を持て余しているのだ。
鈴は寝ていて無理矢理起こすのは忍びないし、もし怒らせればとてもではないが勝てない。
ドレアムはドレアムで怒らせたらこわいが、それよりもレディに渡すであろう花の育成を邪魔するわけにはいかないだろう。
かといってティナをいじるわけにはいかない。
小さい子をいじったら鈴とドレアムに叱られてしまうし、フォルテの技の前に怪我は免れないだろう……まだそんなレベルだ。
そしてディーヴァは小さいも何も論外。
ここにいるブイズの中では最年少&最弱であり、それはつついただけでコテンと倒れて泣くほど。
ならば手の空いているのは冷気をまとう水色1匹のみ。
俺も鍛練がてら、ちょいと遊ぶかな!
ぴょんと、跳ねて立ち上がったフォルテは、鍛練を続けていたリアラの前に移動する。
そして的めがけ放たれていた鋭い氷のつぶてを全て叩き落としたのだった。
あ!仲間のフォルテが現れた!
リアラはどうする?▼
いきなり飛び出してきて危ないじゃないですか!
よけられない俺じゃないし~?ちょっと暇潰しに遊ぼうぜ?もっと俺に技を出してみてよ。どっちにも鍛練になるでしょ?
……怪我しても知りませんからね。
注意するリアラを無視して、フォルテはニヤリと笑みを浮かべてリアラを挑発する。
ムッとしたリアラは挑発にのったのか、周りの体感温度をさらに下げた。
ここにちょっとしたポケモンバトルが開催されるのであった。
