もふもふ達の好き嫌い
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俺の好物はわかったかよ?
目で訴えかけてネロの肩に飛び乗るフォルテ。
ブイズの中で一番体が大きく、飛び乗られるとちょっと重い。
……人間じゃなくて悪魔でよかった。
ネ「重いなお前。えっと、フォルテの好物は~」
その瞬間、ドアが開く。
若だった。
髭「お前、またどこか行ってたのか?」
若「ああ、ちょっと買い物に」
手に抱えた紙袋をガサガサする。
そこからは秋にお馴染みの、ほわんとした香りが湯気と共に立ち上っていた。
嗅いだフォルテの目がキラーンと輝きだす。
若「いーしやーきーいもーぉー♪」
ネ「……は?石焼き、何だって?」
若「焼き芋売ってたから買ってきた!どや!」
アメリカには石焼き芋売ってないだろとかつっこんじゃいけません。
売ってたから買った、ただそれだけ。
芋。
そう聞いた途端、ネロの肩から飛び降りたフォルテは電光石火を使い、若の腹にぶち当たった。
若「ぐほぉ!」
九の字に体を曲げ、若はその場に突っ伏し倒れる。
フォルテは嬉しそうに若から強奪成功した焼きいもを紙袋ごとくわえてくるくる回った。
ネ「あ、フォルテは芋……特にスイートポテトが好きって書いてある。じゃああとでキリエ直伝のスイートポテトでもつくるか」
ネロ、期待してるぜ!
と1鳴きし、倒れた若の上で焼き芋をハフハフ言いながら美味しそうに食べる。
若「誰かオレの心配しろ……あと、それオレのデザート代わり……ぐすん」
「……ブイ」
フォルテの電光石火は痛い。
ディーヴァは若が心配なのか、そーっと彼に近寄りつんつんと鼻先でつついた。
まだまだ完全にとはいかないが、ちょっぴり慣れてきたようで何よりである。
髭「で、リアラが好きなのは……」
ネロの手から紙を抜き取り髭が読んでいく。
その頭にはもはやそれがデフォルトのごとく、リアラが乗っていた。
バ「ずいぶんなついたものだな、まるで親子か兄妹のようだぞ」
髭「リアラと俺は兄妹だもんなー」
「シアー」
確かに2人は息ぴったりで兄妹でも問題なさそうだ。
そして紙には、リアラの好物はイチゴやイチゴジャムと書かれている。
髭「お前……イチゴ好きなんだな。しかもジャムが好きってことはだ、甘いのが好きなのか?」
「シアッ」
髭「そーかそーか、俺と同じだな」
ネ「オッサン、鼻の下伸びてるし眉毛が垂れ下がってる」
若「ムツゴロウか!」
頬いっぱいに芋を詰め込んで咀嚼を繰り返すフォルテを抱えたネロと、寄ってきたディーヴァを潰しそうな勢いで抱き締めている若が指摘した。
そういえばリアラはブイズの中で一番、ストサンのイチゴを嬉しそうに食べていた。
生クリームは不評だったがよく熟れたイチゴは大好きな様子。
じっと鈴に与えられたイチゴを見つめては私も欲しいよぅ……と目が訴えている。
髭「今準備するから少々お待ちくださいませ、オヒメサマ」
髭はイチゴをリアラに与えるため、リアラを頭に乗せたままキッチンへ消えていった。
そしてティナはというと……。
鈴のイチゴをご相伴になっている。
もしかしたら鈴やリアラと同じでイチゴが好きなのかも知れない。
髭が置いていった紙を覗き込む若、バージル、そして初代。
ティナが好きなの、チェリー味。
チェリー自体も好き!
紙にはそう書かれていた。
若「味?味ってなんだ。人間の物を食わせていいのか?」
初「チェリー味の飴ならあるぞ」
初代はポケットから一粒のキャンディーを取り出す。
包み紙にはチェリーのイラストが描いてあり、味が一目瞭然だった。
何で持っていたかとかは聞いてはいけない。
鈴と一緒になってイチゴを食べていたティナの目がキラン、と光る。
ティナはたたた……と初代の足元にくっつくと、その場でジャンプを繰り返した。
まったく届いていないが、ちょうだいちょうだいと頑張るその姿、非常にかわいい。
2「シャッターチャンス!」
床に寝転んだ2代目が連写を開始する。
誰も何も言わない。
激しく富竹フラッシュしているが、きっとこれが2代目のデフォルト。
珍しく楽しそうなので彼のことは放っておく。
初「それで、バージル。くれていい……のか?」
バ「なぜ俺に聞く」
初「いや、なんとなくだ」
そうこうしている内に初代の持っている飴は手元から忽然と消えた。
ふよふよと空中に浮いたそれは、ひとりでにティナの元へ。
ティナが念力やら超能力を使うはずがないので、こんなことをするのはあのポケモンしかいない。
初「……鈴?」
そう、鈴だ。
若「保護者いわく、ティナに飴を与えても問題なさそうだぜ」
バ「そのようだ」
他でもない、鈴という保護者自らいいと言っているのだ、ティナに飴を食べさせていいらしい。
ティナが飴の包み紙と格闘するのを見た初代は、しゃがみこんで剥いてやりポコンと口に入れてやった。
「ブブーイ♪」
初「満足そうで何よりだ、あとでチェリーも買ってきてやるからな~」
口いっぱいに広がるチェリー味に顔をほころばせるティナに初代もつい笑顔になる。
そして2代目は、飴を入れたことによりぷっくりと膨らんだ頬…それをフラッシュを焚いて激写するのだった。
2「その表情も撮らせてもらった!」
目で訴えかけてネロの肩に飛び乗るフォルテ。
ブイズの中で一番体が大きく、飛び乗られるとちょっと重い。
……人間じゃなくて悪魔でよかった。
ネ「重いなお前。えっと、フォルテの好物は~」
その瞬間、ドアが開く。
若だった。
髭「お前、またどこか行ってたのか?」
若「ああ、ちょっと買い物に」
手に抱えた紙袋をガサガサする。
そこからは秋にお馴染みの、ほわんとした香りが湯気と共に立ち上っていた。
嗅いだフォルテの目がキラーンと輝きだす。
若「いーしやーきーいもーぉー♪」
ネ「……は?石焼き、何だって?」
若「焼き芋売ってたから買ってきた!どや!」
アメリカには石焼き芋売ってないだろとかつっこんじゃいけません。
売ってたから買った、ただそれだけ。
芋。
そう聞いた途端、ネロの肩から飛び降りたフォルテは電光石火を使い、若の腹にぶち当たった。
若「ぐほぉ!」
九の字に体を曲げ、若はその場に突っ伏し倒れる。
フォルテは嬉しそうに若から強奪成功した焼きいもを紙袋ごとくわえてくるくる回った。
ネ「あ、フォルテは芋……特にスイートポテトが好きって書いてある。じゃああとでキリエ直伝のスイートポテトでもつくるか」
ネロ、期待してるぜ!
と1鳴きし、倒れた若の上で焼き芋をハフハフ言いながら美味しそうに食べる。
若「誰かオレの心配しろ……あと、それオレのデザート代わり……ぐすん」
「……ブイ」
フォルテの電光石火は痛い。
ディーヴァは若が心配なのか、そーっと彼に近寄りつんつんと鼻先でつついた。
まだまだ完全にとはいかないが、ちょっぴり慣れてきたようで何よりである。
髭「で、リアラが好きなのは……」
ネロの手から紙を抜き取り髭が読んでいく。
その頭にはもはやそれがデフォルトのごとく、リアラが乗っていた。
バ「ずいぶんなついたものだな、まるで親子か兄妹のようだぞ」
髭「リアラと俺は兄妹だもんなー」
「シアー」
確かに2人は息ぴったりで兄妹でも問題なさそうだ。
そして紙には、リアラの好物はイチゴやイチゴジャムと書かれている。
髭「お前……イチゴ好きなんだな。しかもジャムが好きってことはだ、甘いのが好きなのか?」
「シアッ」
髭「そーかそーか、俺と同じだな」
ネ「オッサン、鼻の下伸びてるし眉毛が垂れ下がってる」
若「ムツゴロウか!」
頬いっぱいに芋を詰め込んで咀嚼を繰り返すフォルテを抱えたネロと、寄ってきたディーヴァを潰しそうな勢いで抱き締めている若が指摘した。
そういえばリアラはブイズの中で一番、ストサンのイチゴを嬉しそうに食べていた。
生クリームは不評だったがよく熟れたイチゴは大好きな様子。
じっと鈴に与えられたイチゴを見つめては私も欲しいよぅ……と目が訴えている。
髭「今準備するから少々お待ちくださいませ、オヒメサマ」
髭はイチゴをリアラに与えるため、リアラを頭に乗せたままキッチンへ消えていった。
そしてティナはというと……。
鈴のイチゴをご相伴になっている。
もしかしたら鈴やリアラと同じでイチゴが好きなのかも知れない。
髭が置いていった紙を覗き込む若、バージル、そして初代。
ティナが好きなの、チェリー味。
チェリー自体も好き!
紙にはそう書かれていた。
若「味?味ってなんだ。人間の物を食わせていいのか?」
初「チェリー味の飴ならあるぞ」
初代はポケットから一粒のキャンディーを取り出す。
包み紙にはチェリーのイラストが描いてあり、味が一目瞭然だった。
何で持っていたかとかは聞いてはいけない。
鈴と一緒になってイチゴを食べていたティナの目がキラン、と光る。
ティナはたたた……と初代の足元にくっつくと、その場でジャンプを繰り返した。
まったく届いていないが、ちょうだいちょうだいと頑張るその姿、非常にかわいい。
2「シャッターチャンス!」
床に寝転んだ2代目が連写を開始する。
誰も何も言わない。
激しく富竹フラッシュしているが、きっとこれが2代目のデフォルト。
珍しく楽しそうなので彼のことは放っておく。
初「それで、バージル。くれていい……のか?」
バ「なぜ俺に聞く」
初「いや、なんとなくだ」
そうこうしている内に初代の持っている飴は手元から忽然と消えた。
ふよふよと空中に浮いたそれは、ひとりでにティナの元へ。
ティナが念力やら超能力を使うはずがないので、こんなことをするのはあのポケモンしかいない。
初「……鈴?」
そう、鈴だ。
若「保護者いわく、ティナに飴を与えても問題なさそうだぜ」
バ「そのようだ」
他でもない、鈴という保護者自らいいと言っているのだ、ティナに飴を食べさせていいらしい。
ティナが飴の包み紙と格闘するのを見た初代は、しゃがみこんで剥いてやりポコンと口に入れてやった。
「ブブーイ♪」
初「満足そうで何よりだ、あとでチェリーも買ってきてやるからな~」
口いっぱいに広がるチェリー味に顔をほころばせるティナに初代もつい笑顔になる。
そして2代目は、飴を入れたことによりぷっくりと膨らんだ頬…それをフラッシュを焚いて激写するのだった。
2「その表情も撮らせてもらった!」
