もふもふ達がやってきた!
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事務所に戻ると、ポケモン達はみなホカホカと湯気をあげてタオルでわしゃわしゃと拭かれていた。
リアラだけは、氷タイプゆえ、湯気の代わりに冷気をまとわせキラキラと輝いていたが。
患部を清潔にしてから包帯を巻きたかったようで、聞けば、お風呂に入っていたそうな。
バ「……帰ったぞ」
若「ホラ、お前達の妹見つかったぜ」
「エフィ」
バージル、若、鈴が帰ってきた。
そしてバージルが腕の中の茶色の毛玉を下にそっと降ろす。
震えたままよたよたと歩いて一声「……ブゥイ」と鳴いて存在を主張したそれはディーヴァだった。
せっかくきれいにしたというにまた汚れるのも気にせず、薄汚れたままの妹に駆け寄るドレアム、フォルテ、リアラ、ティナ。
口々にお帰りの意味だろう鳴き声をあげている。
「リーフィ!」
「フィアァー!」
「シーア!」
「ブイッ!」
鈴もその輪の中に入り、嬉しそうに尾を揺らす。
ディーヴァはお返しにただいまと鳴くと、兄姉達の顔をホッとした表情で見た。
2「よかったな」
初「ああ」
見ていた者達がその情景に和む。
ビクッ!
その声を聞いてゆっくりと上を向くディーヴァ。
その体はまたもや震えていた。
髭「ん、どうかしたのか?その小さいのは」
若「あ、そうだった。そのディーヴァなんだけど、すんげー臆病で家族にしか慣れてないんだとさ」
バ「あまりいじめてやるなとの鈴からのお達しだ」
そう言うも、ディーヴァはちょっとだけ若とバージルにはなれた様子でじっと撫でられていた。
髭「お前らには慣れたのか?」
若「まあ……少しだけ、な」
少しだけ。
確かに、すぐに逃げ出してしまいそうな状態だ。
手放しで喜ぶことはできない。
ネ「とりあえずお前ら風呂入って鈴とディーヴァをきれいにしてやれよ」
バ「そうだな。鈴、来い」
「フィ」
バスルームへと向かうバージルに鈴はついて行った。
ディーヴァもそれについて行こうとしたが、若が抱えたことでその足は空を切る。
若「よし、バージル達が出たらオレ達も行こうぜ」
持ち上げて目線を合わせ、若はニカッと笑った。
だが、ディーヴァはイヤイヤと首をふって飛び降りると駆けていく。
初「……嫌だってさ」
ネ「嫌われたな、若」
初代とネロが笑い飛ばしたのを見て、若は追いかけだした。
若「…………(怒)。待てッ!」
ガシッ!!
いくら特性が逃げ足といえど、相手はポケモンではなく屈強なデビルハンター。
もちろんすぐに捕まるわけで。
若「こいつっ!逃げるなっての!」
「ブィ~ッ」
じたばた暴れていやがるディーヴァを力一杯抱き締める若。
その表情はとても悪い人のそれ。
その凶悪面に偶然近くにいた髭とリアラが気づく。
髭の頭から降りたリアラが放つのは強力な吹雪だった。
「シアッ!!」
若「わぶっ!」
雪だるまのように埋まる若に大爆笑の一同。
若「ブェーックショイ!!……さぶっ」
ぶるり、震える若、そしてディーヴァに初代が声をかける。
初「若、無理やりはダメだろ。ディーヴァ、きれいにしないと兄姉達と一緒にいられないぞ。お前……1人じゃ眠れないんだろ?」
「ブ……」
耳を垂らすディーヴァが自らの体を見回す。
確かに埃まみれで汚かった。
初「風呂、行くか?」
コクリ。
小さく頷く。
そして雪から抜け出した若が向き直る。
若「じゃ、あいつらが入ってる間に風呂の用意するぞ……って、え?」
だが、ディーヴァは若でなく初代についていった。
若「なんでだよー!!」
リアラだけは、氷タイプゆえ、湯気の代わりに冷気をまとわせキラキラと輝いていたが。
患部を清潔にしてから包帯を巻きたかったようで、聞けば、お風呂に入っていたそうな。
バ「……帰ったぞ」
若「ホラ、お前達の妹見つかったぜ」
「エフィ」
バージル、若、鈴が帰ってきた。
そしてバージルが腕の中の茶色の毛玉を下にそっと降ろす。
震えたままよたよたと歩いて一声「……ブゥイ」と鳴いて存在を主張したそれはディーヴァだった。
せっかくきれいにしたというにまた汚れるのも気にせず、薄汚れたままの妹に駆け寄るドレアム、フォルテ、リアラ、ティナ。
口々にお帰りの意味だろう鳴き声をあげている。
「リーフィ!」
「フィアァー!」
「シーア!」
「ブイッ!」
鈴もその輪の中に入り、嬉しそうに尾を揺らす。
ディーヴァはお返しにただいまと鳴くと、兄姉達の顔をホッとした表情で見た。
2「よかったな」
初「ああ」
見ていた者達がその情景に和む。
ビクッ!
その声を聞いてゆっくりと上を向くディーヴァ。
その体はまたもや震えていた。
髭「ん、どうかしたのか?その小さいのは」
若「あ、そうだった。そのディーヴァなんだけど、すんげー臆病で家族にしか慣れてないんだとさ」
バ「あまりいじめてやるなとの鈴からのお達しだ」
そう言うも、ディーヴァはちょっとだけ若とバージルにはなれた様子でじっと撫でられていた。
髭「お前らには慣れたのか?」
若「まあ……少しだけ、な」
少しだけ。
確かに、すぐに逃げ出してしまいそうな状態だ。
手放しで喜ぶことはできない。
ネ「とりあえずお前ら風呂入って鈴とディーヴァをきれいにしてやれよ」
バ「そうだな。鈴、来い」
「フィ」
バスルームへと向かうバージルに鈴はついて行った。
ディーヴァもそれについて行こうとしたが、若が抱えたことでその足は空を切る。
若「よし、バージル達が出たらオレ達も行こうぜ」
持ち上げて目線を合わせ、若はニカッと笑った。
だが、ディーヴァはイヤイヤと首をふって飛び降りると駆けていく。
初「……嫌だってさ」
ネ「嫌われたな、若」
初代とネロが笑い飛ばしたのを見て、若は追いかけだした。
若「…………(怒)。待てッ!」
ガシッ!!
いくら特性が逃げ足といえど、相手はポケモンではなく屈強なデビルハンター。
もちろんすぐに捕まるわけで。
若「こいつっ!逃げるなっての!」
「ブィ~ッ」
じたばた暴れていやがるディーヴァを力一杯抱き締める若。
その表情はとても悪い人のそれ。
その凶悪面に偶然近くにいた髭とリアラが気づく。
髭の頭から降りたリアラが放つのは強力な吹雪だった。
「シアッ!!」
若「わぶっ!」
雪だるまのように埋まる若に大爆笑の一同。
若「ブェーックショイ!!……さぶっ」
ぶるり、震える若、そしてディーヴァに初代が声をかける。
初「若、無理やりはダメだろ。ディーヴァ、きれいにしないと兄姉達と一緒にいられないぞ。お前……1人じゃ眠れないんだろ?」
「ブ……」
耳を垂らすディーヴァが自らの体を見回す。
確かに埃まみれで汚かった。
初「風呂、行くか?」
コクリ。
小さく頷く。
そして雪から抜け出した若が向き直る。
若「じゃ、あいつらが入ってる間に風呂の用意するぞ……って、え?」
だが、ディーヴァは若でなく初代についていった。
若「なんでだよー!!」