もふもふ達がやってきた!
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
鈴とバージルは若の案内の元、鈴達ポケモンと出会った森へとやってきた。
若「鈴、ティナと同じのを探せばいいんだよな」
「フィ!」
バ「あの茶色の毛玉か……とっとと探すぞ」
若の言葉に頷き鳴くと、森に入る鈴。
それに続いてバージルもガサガサと探し始める。
草木の影にも木の上にもウサギの巣穴にも、どこにも茶色は見当たらない。
結局のところとっぷりと日が暮れ、辺りが真っ暗闇に包まれた頃になってようやくディーヴァは見つかった。
バ「おい、いたぞ」
バージルが若と鈴を呼ぶ。
彼は顎でしゃくった向こう…崖の下を示した。
若「え、この下か!?」
「フィ……(まさかそんな……)」
鈴から聞いたところによるとディーヴァはとても臆病な性格をしているらしい。
そんなところにいるはずがない。
切り立った崖……その下を笑い飛ばしながら覗き込む若と鈴。
若「……ホントにいるし……」
なぜそこに。
崖の下、ちょろっとだけ生えた木の枝に引っかかってぐったりしたイーブイがそこにいた。
「エーフィィィ!(ディーヴァ!)」
「ブイ?……ブゥゥゥイィィイ!!(鈴お姉ちゃんの声?お姉ちゃん助けてぇぇえ!)」
鈴がディーヴァを呼ぶと、気が付いた彼女はジタバタともがき暴れる。
木の枝がギシギシと揺れて今にも折れそうだ。
落ちる落ちる!
若「うお、ディーヴァとやら!大人しくしとけって!」
スカイスターとエアトリックを応用してディーヴァの元へ向かう準備をする若。
だがそんな若のコートの端に噛みついて鈴が止めた。
「……なんだよ鈴、お前が行くってか?」
こくり。
鈴は細い枝を器用に渡りながらディーヴァの元へと向かう。
若とバージルはハラハラしながらそれを見守った。
「フィフィ、」
「ブイ……」
上に待機している若とバージルを一瞥し、不安そうな顔をしたディーヴァだったが、鈴が何か言ったのかすぐに大人しくなった。
そして鈴の額の宝石がまたも輝く。
サイコキネシスでディーヴァを優しく持ち上げた鈴は、その体をそっと若の腕の中に落とした。
受け取った若が叫ぶ。
若「ちっさ!」
首根っこを掴み持ち上げたイーブイ……ディーヴァは確かにティナより小さかった。
ウサギくらいの大きさといったところ。
その場で念力を使い地面に書いた鈴の文字によると、ちょうどいい地面の穴に隠れていたが、そこにはホルビーやミミロル、ヒバニーに似た先客がいたらしくビックリしたディーヴァは一目散に逃げたようだ。
そしてそのまま崖に落ちた、とのことだった。
ホルビーにミミロルにヒバニーがなんだかわからないが、ウサギの巣穴に隠れたはいいが、初めて出会うウサギに驚いて逃げた、といった感じだろう。
バ「まるでコントだな」
腕を組んで素直に感想をもらすバージル。
若は笑いながらぐりぐりとその頭を強く撫でた。
若「ティナよりちっこいなーお前!アハハ、潰しちまいそうだぜ!」
『潰す』
その言葉にディーヴァは震え上がり、しまいには泣き出してしまう。
「ブーイィィ!」
そして大きな鳴き声を上げ、戻ってきた鈴の影に隠れた。
ため息を吐いた鈴は、念力を使い持ち上げた小ぶりの岩を若の頭に落とす。
ゴーン。
いい音がした。
若「鈴ッ!なんでオレに攻撃するんだよ!」
鈴もすぐに傷が治るという若の特性を見ていたため、わざと小ぶりな岩にしたのだ。
だからほとんど痛くはない。
それでもなぜ攻撃されたのかわからないため、盛大に抗議する若。
鈴はそんな若を放っておいて、再び地面にガリガリとその超能力で言葉を書いた。
そしてバージルにその文字の羅列を見せる。
バ「ふむ……ディーヴァは兄や姉……家族にしか心を開かない。だからあまりちょっかいだすなだそうだ。愚弟、扱いには気を付けろ」
若「先に言えよ」
仏頂面のままのバージルがそっと優しくディーヴァを抱き抱え、頭を撫でて帰り道へと歩き出した。。
まだビクビクしているが、ディーヴァは今度はおとなしく撫でられている。
若「なんでバージルには撫でられてるんだっつの……」
バ「ふ、これが俺とお前の人徳の差だ」
ところでこの子達はポケモン。
人徳ではなくポケ徳になりそうである。
若はちょっぴり悔しい気持ちでそれをみると鈴を抱きしめ、バージルに続いた。
若「鈴、ティナと同じのを探せばいいんだよな」
「フィ!」
バ「あの茶色の毛玉か……とっとと探すぞ」
若の言葉に頷き鳴くと、森に入る鈴。
それに続いてバージルもガサガサと探し始める。
草木の影にも木の上にもウサギの巣穴にも、どこにも茶色は見当たらない。
結局のところとっぷりと日が暮れ、辺りが真っ暗闇に包まれた頃になってようやくディーヴァは見つかった。
バ「おい、いたぞ」
バージルが若と鈴を呼ぶ。
彼は顎でしゃくった向こう…崖の下を示した。
若「え、この下か!?」
「フィ……(まさかそんな……)」
鈴から聞いたところによるとディーヴァはとても臆病な性格をしているらしい。
そんなところにいるはずがない。
切り立った崖……その下を笑い飛ばしながら覗き込む若と鈴。
若「……ホントにいるし……」
なぜそこに。
崖の下、ちょろっとだけ生えた木の枝に引っかかってぐったりしたイーブイがそこにいた。
「エーフィィィ!(ディーヴァ!)」
「ブイ?……ブゥゥゥイィィイ!!(鈴お姉ちゃんの声?お姉ちゃん助けてぇぇえ!)」
鈴がディーヴァを呼ぶと、気が付いた彼女はジタバタともがき暴れる。
木の枝がギシギシと揺れて今にも折れそうだ。
落ちる落ちる!
若「うお、ディーヴァとやら!大人しくしとけって!」
スカイスターとエアトリックを応用してディーヴァの元へ向かう準備をする若。
だがそんな若のコートの端に噛みついて鈴が止めた。
「……なんだよ鈴、お前が行くってか?」
こくり。
鈴は細い枝を器用に渡りながらディーヴァの元へと向かう。
若とバージルはハラハラしながらそれを見守った。
「フィフィ、」
「ブイ……」
上に待機している若とバージルを一瞥し、不安そうな顔をしたディーヴァだったが、鈴が何か言ったのかすぐに大人しくなった。
そして鈴の額の宝石がまたも輝く。
サイコキネシスでディーヴァを優しく持ち上げた鈴は、その体をそっと若の腕の中に落とした。
受け取った若が叫ぶ。
若「ちっさ!」
首根っこを掴み持ち上げたイーブイ……ディーヴァは確かにティナより小さかった。
ウサギくらいの大きさといったところ。
その場で念力を使い地面に書いた鈴の文字によると、ちょうどいい地面の穴に隠れていたが、そこにはホルビーやミミロル、ヒバニーに似た先客がいたらしくビックリしたディーヴァは一目散に逃げたようだ。
そしてそのまま崖に落ちた、とのことだった。
ホルビーにミミロルにヒバニーがなんだかわからないが、ウサギの巣穴に隠れたはいいが、初めて出会うウサギに驚いて逃げた、といった感じだろう。
バ「まるでコントだな」
腕を組んで素直に感想をもらすバージル。
若は笑いながらぐりぐりとその頭を強く撫でた。
若「ティナよりちっこいなーお前!アハハ、潰しちまいそうだぜ!」
『潰す』
その言葉にディーヴァは震え上がり、しまいには泣き出してしまう。
「ブーイィィ!」
そして大きな鳴き声を上げ、戻ってきた鈴の影に隠れた。
ため息を吐いた鈴は、念力を使い持ち上げた小ぶりの岩を若の頭に落とす。
ゴーン。
いい音がした。
若「鈴ッ!なんでオレに攻撃するんだよ!」
鈴もすぐに傷が治るという若の特性を見ていたため、わざと小ぶりな岩にしたのだ。
だからほとんど痛くはない。
それでもなぜ攻撃されたのかわからないため、盛大に抗議する若。
鈴はそんな若を放っておいて、再び地面にガリガリとその超能力で言葉を書いた。
そしてバージルにその文字の羅列を見せる。
バ「ふむ……ディーヴァは兄や姉……家族にしか心を開かない。だからあまりちょっかいだすなだそうだ。愚弟、扱いには気を付けろ」
若「先に言えよ」
仏頂面のままのバージルがそっと優しくディーヴァを抱き抱え、頭を撫でて帰り道へと歩き出した。。
まだビクビクしているが、ディーヴァは今度はおとなしく撫でられている。
若「なんでバージルには撫でられてるんだっつの……」
バ「ふ、これが俺とお前の人徳の差だ」
ところでこの子達はポケモン。
人徳ではなくポケ徳になりそうである。
若はちょっぴり悔しい気持ちでそれをみると鈴を抱きしめ、バージルに続いた。