もふもふ達がやってきた!
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ぱちり。
と、その時一斉に鈴とドレアム、フォルテにリアラの色とりどりの目が開いた。
一瞬ののち、人間たちに抱えられている状況に驚いてそれぞれの技をつい放つ。
若「おわっ!」
念力を使いティナを取り返しつつ、若を浮かす鈴。
レ「わっビックリしたわ!」
日本晴れによる強い光でピカーッと辺りを眩しくするドレアム。
髭「さむっ!」
あまりの髭の顔の近さに、びっくりして凍える風を放つリアラ。
ネ「うおっ!」
そして他の3匹に便乗しリボン状の触角で思いきりはたくフォルテ。
ちなみにこんな状況でもティナはすやすや寝息を立て鈴の近くで寝ていた。
それぞれの腕から解放されると壁際に後退、警戒して唸る。
そのままサイコキネシス、葉っぱカッター、ムーンフォース、吹雪。
各必殺技であり得意技を放つ。
ダンテ達にあてると言うよりは驚いて技を使ってしまったようで、その攻撃は大きくそれ壁へと向かった。
ドゴォォォォン!!
技を受けた事務所の壁には大穴が空いてしまい、通り沿いを丸見えにしていた。
ひゅー……むなしげな風が事務所内に入り込む。
髭「お、俺の事務所が……」
若「あちゃあ~お前ら、終わったな」
つい先日ネロが髭にバスターした際に壊したというその壁。
それは2代目が一生懸命直したばかりだという……。
2「…………」
無言だったが、その体からは怒りのオーラがだだ漏れだ。
特性、フェアリーオーラならぬ、デビルオーラといったところか。
ビクゥ!!
その空気に恐怖し、耳を垂らす鈴達。
そして、怒りのオーラに刺激されてかティナもようやく起きる。
やっと起きたティナは状況がまったくわからず、ニコニコ笑って至極楽しげだ。
他の者達の恐怖などつゆしらず……。
怯える鈴達を見て、初代が2代目の肩に手をおく。
初「あー……2代目。奴らこわがってるからもう少し抑えてくれ。
警戒してたんだししょうがないだろうから」
2「ハッ!!……すまない」
無意識で怒りのオーラを垂れ流しにしていたとは、さすが2代目!
恐ろしい子ッ!
垂れ流しの怒りオーラを体にしまい通常の2代目に戻る。
パッと見は一番優しそうだが、怒ると怖い…相変わらずそれをうまく体現している男だ。
鈴達もホッとし、ようやく垂れたままだった耳を元に戻す。
……が、まだ警戒はしたままであり、まるでティナを守るかのように円陣を組みこちらの様子をうかがっていた状態だった。
バ「使え」
その時、素直じゃない代表、バージルがやってくる。
彼は救急箱を若の手の上にポンと置いて、また読書に戻った。
バージルはバージルなりに鈴達を気にしているようだ。
バージルのやつ、ツンデレだな!
若はそのさりげない優しさにほっこりして飛び付きたくなったが、結局やめておいた。
そんなことをしようものなら、容赦なく幻影剣が飛んでくる。
若「お前ら怪我がひどくなるといけないだろ。手当……したいんだが、いいよな?」
近づく若の手が、いつか自分を捕まえようとしたポケモンハンターの手と重なって見える。
「エフィィイ!ッ!」
真っ先に威嚇した鈴は、若の手に思いきり噛みついた。
若「つぅ……」
「フィィィ~」
ハンターの時……当時イーブイだった自分は噛みついた結果、思い切り蹴り飛ばされたのを覚えている。
きっとこの男もそうに違いない。
だが、違った。
若は噛まれた手をそのままに、鈴の頭をゆっくりと撫で続ける。
それを他のダンテ達は固唾を飲んで見守り、ドレアム達は不安そうに鈴を見守った。
鈴が急に大人しくなる。
今まで見てきたことをふりかえってみた。
この人たち、信用しても大丈夫……なのかもしれない。
この世界にはポケモンがいなく違う世界のようであるし、この人間達は危害を加えるどころか、助けてくれた。
それを思い出したのだ。
「……フィ、」
鈴はゆっくりと若にすり寄る。
そして謝るように噛んでしまった若の手をペロと舐めた。
若「もう、噛むのはいいのか?」
確かに少々痛かったが、半分は悪魔の体。
若はにこと笑ってもう一度鈴を撫でた。
驚くことに噛んだ跡が消えている。
不思議に思いながらも、鈴は大人しく手当てを受けた。
と、その時一斉に鈴とドレアム、フォルテにリアラの色とりどりの目が開いた。
一瞬ののち、人間たちに抱えられている状況に驚いてそれぞれの技をつい放つ。
若「おわっ!」
念力を使いティナを取り返しつつ、若を浮かす鈴。
レ「わっビックリしたわ!」
日本晴れによる強い光でピカーッと辺りを眩しくするドレアム。
髭「さむっ!」
あまりの髭の顔の近さに、びっくりして凍える風を放つリアラ。
ネ「うおっ!」
そして他の3匹に便乗しリボン状の触角で思いきりはたくフォルテ。
ちなみにこんな状況でもティナはすやすや寝息を立て鈴の近くで寝ていた。
それぞれの腕から解放されると壁際に後退、警戒して唸る。
そのままサイコキネシス、葉っぱカッター、ムーンフォース、吹雪。
各必殺技であり得意技を放つ。
ダンテ達にあてると言うよりは驚いて技を使ってしまったようで、その攻撃は大きくそれ壁へと向かった。
ドゴォォォォン!!
技を受けた事務所の壁には大穴が空いてしまい、通り沿いを丸見えにしていた。
ひゅー……むなしげな風が事務所内に入り込む。
髭「お、俺の事務所が……」
若「あちゃあ~お前ら、終わったな」
つい先日ネロが髭にバスターした際に壊したというその壁。
それは2代目が一生懸命直したばかりだという……。
2「…………」
無言だったが、その体からは怒りのオーラがだだ漏れだ。
特性、フェアリーオーラならぬ、デビルオーラといったところか。
ビクゥ!!
その空気に恐怖し、耳を垂らす鈴達。
そして、怒りのオーラに刺激されてかティナもようやく起きる。
やっと起きたティナは状況がまったくわからず、ニコニコ笑って至極楽しげだ。
他の者達の恐怖などつゆしらず……。
怯える鈴達を見て、初代が2代目の肩に手をおく。
初「あー……2代目。奴らこわがってるからもう少し抑えてくれ。
警戒してたんだししょうがないだろうから」
2「ハッ!!……すまない」
無意識で怒りのオーラを垂れ流しにしていたとは、さすが2代目!
恐ろしい子ッ!
垂れ流しの怒りオーラを体にしまい通常の2代目に戻る。
パッと見は一番優しそうだが、怒ると怖い…相変わらずそれをうまく体現している男だ。
鈴達もホッとし、ようやく垂れたままだった耳を元に戻す。
……が、まだ警戒はしたままであり、まるでティナを守るかのように円陣を組みこちらの様子をうかがっていた状態だった。
バ「使え」
その時、素直じゃない代表、バージルがやってくる。
彼は救急箱を若の手の上にポンと置いて、また読書に戻った。
バージルはバージルなりに鈴達を気にしているようだ。
バージルのやつ、ツンデレだな!
若はそのさりげない優しさにほっこりして飛び付きたくなったが、結局やめておいた。
そんなことをしようものなら、容赦なく幻影剣が飛んでくる。
若「お前ら怪我がひどくなるといけないだろ。手当……したいんだが、いいよな?」
近づく若の手が、いつか自分を捕まえようとしたポケモンハンターの手と重なって見える。
「エフィィイ!ッ!」
真っ先に威嚇した鈴は、若の手に思いきり噛みついた。
若「つぅ……」
「フィィィ~」
ハンターの時……当時イーブイだった自分は噛みついた結果、思い切り蹴り飛ばされたのを覚えている。
きっとこの男もそうに違いない。
だが、違った。
若は噛まれた手をそのままに、鈴の頭をゆっくりと撫で続ける。
それを他のダンテ達は固唾を飲んで見守り、ドレアム達は不安そうに鈴を見守った。
鈴が急に大人しくなる。
今まで見てきたことをふりかえってみた。
この人たち、信用しても大丈夫……なのかもしれない。
この世界にはポケモンがいなく違う世界のようであるし、この人間達は危害を加えるどころか、助けてくれた。
それを思い出したのだ。
「……フィ、」
鈴はゆっくりと若にすり寄る。
そして謝るように噛んでしまった若の手をペロと舐めた。
若「もう、噛むのはいいのか?」
確かに少々痛かったが、半分は悪魔の体。
若はにこと笑ってもう一度鈴を撫でた。
驚くことに噛んだ跡が消えている。
不思議に思いながらも、鈴は大人しく手当てを受けた。