もふもふ達がやってきた!
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若「あぶねぇっ!!」
ティナを狙っていた悪魔が一瞬にして砂にかえる。
目をぱちくりさせて「ブイ?」と鳴くティナを小脇にかかえたのは、若だった。
若「ふー、間に合ったぜ!……大丈夫か?」
わー、かっこいー!!
自分を助けた若をキラキラした目で見つめるティナ。
助かったティナをほっとした様子で見る鈴だったが、その相手が人なのを目に入れ毛を逆立たせた。
人間は自分達を狙う者が多い。
おいそれと簡単に信用するなんてできない。
「ブーィブイ(素肌にコートだあ、腹筋すごいー。)」
「エーフィィィイ!?(ティナ!知らない人に近づいちゃいけませんんんー!?)」
しかも、この人間……裸にコートを羽織っただけの恰好。
変態だ!露出狂だ!!
ティナやディーヴァの教育に悪いじゃないの!!
その若の手からティナを取り戻そうと走るが。
ふらっ……
その足元はひどくおぼつかない。
鈴はよろけてしまった。
その間にも鈴を狙う悪魔を倒しながら、若はティナだけでなく鈴も支える。
若「こんなになるまで戦いやがって……やるな!薄紫の!」
若の腕の中でジタバタと暴れる鈴だったが、疲れたのか急にぐったりして大人しくなった。
2匹を片手で支えたまま、なおも迫りくる悪魔の大群を軽く剣でさばいてゆく若。
その興味深げな視線は悪魔ではなく、腕の中の生き物達に注がれていた。
「ブブーイ♪」
若「茶色いの、お前は元気だな!」
腕の中で鼻歌なんぞ歌って楽しそうにしているティナに、若はつい笑顔になってしまう。
若「しっかし、お前ら変な生き物だな、新種の動物か?……売ったら借金返せっかな……」
『売る』。
ピクリ。
その言葉にぐったり身を預けていた鈴の耳が音を拾う。
そして……鈴のかみつく攻撃!
ガブッ!
若「ぎゃあっ!!……う、うそだっつの!こいつら言葉わかるのかよ……」
「ブ~イブイブイブッ!!(あはは!噛まれた噛まれた~!あたしも噛みつく~!!)」
面白がったティナまで噛みついてきた。
ガブッ!
若「痛えっつの!」
さっきよりは痛くないが、やはり痛いものは痛い。
若は目を釣り上げてその頭をはたこうと手を伸ばす。
若「お ま え ら ~ !!……って、えぇ!?」
……が、鈴とティナは噛みついたまま、腕の中で眠りこけていた。
伸ばしていた手を静かに元に戻す若だった。
怪我も負っているのだし、疲れてしまったのだろう。
寝顔は思わず写真に撮りたくなるくらいのキュートさだ。
……きゅん。
どちらもちっこくてかわいい。
こいつら野良かな、飼いてぇな……
ぼーっとそんなことを考えながら若はその場にいた最後の悪魔を倒す。
いまだ刺さったままだった鈴とティナの牙をそっと外しゆっくりと2匹を抱えなおした若は、同じくこの変わった動物達を助けるべく動いた三人の方へ歩いて行った。
ティナを狙っていた悪魔が一瞬にして砂にかえる。
目をぱちくりさせて「ブイ?」と鳴くティナを小脇にかかえたのは、若だった。
若「ふー、間に合ったぜ!……大丈夫か?」
わー、かっこいー!!
自分を助けた若をキラキラした目で見つめるティナ。
助かったティナをほっとした様子で見る鈴だったが、その相手が人なのを目に入れ毛を逆立たせた。
人間は自分達を狙う者が多い。
おいそれと簡単に信用するなんてできない。
「ブーィブイ(素肌にコートだあ、腹筋すごいー。)」
「エーフィィィイ!?(ティナ!知らない人に近づいちゃいけませんんんー!?)」
しかも、この人間……裸にコートを羽織っただけの恰好。
変態だ!露出狂だ!!
ティナやディーヴァの教育に悪いじゃないの!!
その若の手からティナを取り戻そうと走るが。
ふらっ……
その足元はひどくおぼつかない。
鈴はよろけてしまった。
その間にも鈴を狙う悪魔を倒しながら、若はティナだけでなく鈴も支える。
若「こんなになるまで戦いやがって……やるな!薄紫の!」
若の腕の中でジタバタと暴れる鈴だったが、疲れたのか急にぐったりして大人しくなった。
2匹を片手で支えたまま、なおも迫りくる悪魔の大群を軽く剣でさばいてゆく若。
その興味深げな視線は悪魔ではなく、腕の中の生き物達に注がれていた。
「ブブーイ♪」
若「茶色いの、お前は元気だな!」
腕の中で鼻歌なんぞ歌って楽しそうにしているティナに、若はつい笑顔になってしまう。
若「しっかし、お前ら変な生き物だな、新種の動物か?……売ったら借金返せっかな……」
『売る』。
ピクリ。
その言葉にぐったり身を預けていた鈴の耳が音を拾う。
そして……鈴のかみつく攻撃!
ガブッ!
若「ぎゃあっ!!……う、うそだっつの!こいつら言葉わかるのかよ……」
「ブ~イブイブイブッ!!(あはは!噛まれた噛まれた~!あたしも噛みつく~!!)」
面白がったティナまで噛みついてきた。
ガブッ!
若「痛えっつの!」
さっきよりは痛くないが、やはり痛いものは痛い。
若は目を釣り上げてその頭をはたこうと手を伸ばす。
若「お ま え ら ~ !!……って、えぇ!?」
……が、鈴とティナは噛みついたまま、腕の中で眠りこけていた。
伸ばしていた手を静かに元に戻す若だった。
怪我も負っているのだし、疲れてしまったのだろう。
寝顔は思わず写真に撮りたくなるくらいのキュートさだ。
……きゅん。
どちらもちっこくてかわいい。
こいつら野良かな、飼いてぇな……
ぼーっとそんなことを考えながら若はその場にいた最後の悪魔を倒す。
いまだ刺さったままだった鈴とティナの牙をそっと外しゆっくりと2匹を抱えなおした若は、同じくこの変わった動物達を助けるべく動いた三人の方へ歩いて行った。