第六奇談:総司はストーカー?
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「ここ良いかしら?」
「ん?」
寝ころんですぐ、一人の女性が声をかけてきた。
……ふぅん、美人さんだね。
上から下まで一通り見ると、こちらの言葉で言う『ないすばでぃー』という部類に入る見た目だった。
「別にいいんじゃない?」
美人だろうがなかろうが僕には関係ない事。
「ありがとう」
にっこりと笑って隣に腰をおろしてきた。
他にも座れる場所はいくらでもあるのに、やけに近く、そして香を焚きすぎたような香りもしている。
「この辺では見かけない顔ね。ねぇ、私とお昼ご飯でも御一緒しません?」
そう言ってさりげなく手を触れてくる。
自分がそこらの男よりも見目麗しく生まれたのは知っていた。
島原でも言い寄ってくる女もたくさんいたし、町を歩けば新選組なのは関係なく、恋文を貰う事だって少なくはなかった。
好きだのなんだのと、媚を売ってくる女が多かった。
正直、近藤さんの刀でしかない僕には鬱陶しいし、斬ったはったやってる僕らにそんな暇ない。
永久も確かにすぐ赤くなるし、僕の事を好いてはくれてるけどこういうたぐいの女とは違う。
媚は売ってこない。
僕はこういった女は嫌いだ。
「悪いけど僕、知らない子と食事行きたくないんだよね。
それ以上寄らないでくれる?」
ここには永久がいない。
だから隠そうともせず辛辣な言葉を放った。
……ついでに鋭い殺気も。
立ち上がって一目散にかけ出したから、その子がすごく殺気におびえたとわかる。
そのあとも何回かおなじようなことがあったけど、その度殺気を込めた視線で追い返してやった。
もう女も寄らない。
僕には永久がいればいいや。
だいたい、せっかく少し転寝できそうだったのに邪魔されたからね、ちょっとむかついてたんだよね。
それから僕は少し眠った。
敵襲を恐れなくて済むなんて本当に平和だと、沖田は夢現つに思った。
「ん?」
寝ころんですぐ、一人の女性が声をかけてきた。
……ふぅん、美人さんだね。
上から下まで一通り見ると、こちらの言葉で言う『ないすばでぃー』という部類に入る見た目だった。
「別にいいんじゃない?」
美人だろうがなかろうが僕には関係ない事。
「ありがとう」
にっこりと笑って隣に腰をおろしてきた。
他にも座れる場所はいくらでもあるのに、やけに近く、そして香を焚きすぎたような香りもしている。
「この辺では見かけない顔ね。ねぇ、私とお昼ご飯でも御一緒しません?」
そう言ってさりげなく手を触れてくる。
自分がそこらの男よりも見目麗しく生まれたのは知っていた。
島原でも言い寄ってくる女もたくさんいたし、町を歩けば新選組なのは関係なく、恋文を貰う事だって少なくはなかった。
好きだのなんだのと、媚を売ってくる女が多かった。
正直、近藤さんの刀でしかない僕には鬱陶しいし、斬ったはったやってる僕らにそんな暇ない。
永久も確かにすぐ赤くなるし、僕の事を好いてはくれてるけどこういうたぐいの女とは違う。
媚は売ってこない。
僕はこういった女は嫌いだ。
「悪いけど僕、知らない子と食事行きたくないんだよね。
それ以上寄らないでくれる?」
ここには永久がいない。
だから隠そうともせず辛辣な言葉を放った。
……ついでに鋭い殺気も。
立ち上がって一目散にかけ出したから、その子がすごく殺気におびえたとわかる。
そのあとも何回かおなじようなことがあったけど、その度殺気を込めた視線で追い返してやった。
もう女も寄らない。
僕には永久がいればいいや。
だいたい、せっかく少し転寝できそうだったのに邪魔されたからね、ちょっとむかついてたんだよね。
それから僕は少し眠った。
敵襲を恐れなくて済むなんて本当に平和だと、沖田は夢現つに思った。