第六奇談:総司はストーカー?
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そうこうしてる間に講義が始まった。
最初の内はよかった。
でも1時間も彼は持たなかった。
くすぐってこようとしたり、不意に手を触れたり、永久の髪をいじったり。
まあ声は出さないのでまだいいかもしれない。
周りには迷惑をかけてはいない。
だが永久本人は講義に全く集中出来ずにいた。
プチ。
プチプチ。
……ブッチィィィイ!!
永久の怒りの糸が切れた音である。
長らく我慢していた永久だったが、耐え切れなくなったようである。
永久は2講目が始まるその前に総司をキャンパスの噴水に連れ出した。
「永久、なんか顔が悪いよ、じゃなかった怖いよ」
「はぁ……」
怖い顔させてるのは誰だ!
永久の眉間に深い皺が刻まれた。
「だああああああああ!!……おっ前なー!!!あーもー総司、はっきり言ってお前邪魔!邪魔だっつの!!そこで寝て待ってろぉぉぉ!昼にはここくるから!!!」
「えー……」
今までにないくらい怒った永久は言い終えてぷりぷりしながら行ってしまった。
さっきの怒り方といい。
眉間の皺といい。
本当、土方さんそっくりだ。
「あはは、おっかしいの!」
げらげらとひとしきり笑うと沖田は空を仰いだ。
……みんなどうしてるかな。
心配してるかな、それともせいせいしてるか。
でも帰ったらどちらにせよ切腹になりそうだ。
空、青いな……空はいつでもかわらないね。
「平和だな……」
こんな平和な未来が存在しているのなら、いつかは武士の時代も終わるだろう。
刀が必要とされない時代に……僕はその時どうするだろうか。
僕は刀として生きてきた。
そうでなくなった僕は一体何の為に生きるだろうか。
「もっとも、戻れなければ意味ないけどね」
ふわぁ……
あったかいなー、欠伸が出てきた。
永久にも言われたことだし少し転寝しよっと。
最初の内はよかった。
でも1時間も彼は持たなかった。
くすぐってこようとしたり、不意に手を触れたり、永久の髪をいじったり。
まあ声は出さないのでまだいいかもしれない。
周りには迷惑をかけてはいない。
だが永久本人は講義に全く集中出来ずにいた。
プチ。
プチプチ。
……ブッチィィィイ!!
永久の怒りの糸が切れた音である。
長らく我慢していた永久だったが、耐え切れなくなったようである。
永久は2講目が始まるその前に総司をキャンパスの噴水に連れ出した。
「永久、なんか顔が悪いよ、じゃなかった怖いよ」
「はぁ……」
怖い顔させてるのは誰だ!
永久の眉間に深い皺が刻まれた。
「だああああああああ!!……おっ前なー!!!あーもー総司、はっきり言ってお前邪魔!邪魔だっつの!!そこで寝て待ってろぉぉぉ!昼にはここくるから!!!」
「えー……」
今までにないくらい怒った永久は言い終えてぷりぷりしながら行ってしまった。
さっきの怒り方といい。
眉間の皺といい。
本当、土方さんそっくりだ。
「あはは、おっかしいの!」
げらげらとひとしきり笑うと沖田は空を仰いだ。
……みんなどうしてるかな。
心配してるかな、それともせいせいしてるか。
でも帰ったらどちらにせよ切腹になりそうだ。
空、青いな……空はいつでもかわらないね。
「平和だな……」
こんな平和な未来が存在しているのなら、いつかは武士の時代も終わるだろう。
刀が必要とされない時代に……僕はその時どうするだろうか。
僕は刀として生きてきた。
そうでなくなった僕は一体何の為に生きるだろうか。
「もっとも、戻れなければ意味ないけどね」
ふわぁ……
あったかいなー、欠伸が出てきた。
永久にも言われたことだし少し転寝しよっと。