第六奇談:総司はストーカー?
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翌朝、永久は隣で眠る沖田を起こさぬよう気をつけてベッドから這い出た。
「実は目覚ましなくても起きられるんだよねー。でも朝は素敵な萌えボイス機能付きの目覚ましで目を覚ましたいっていうか~」
くねくねモジモジしながら言う様は、はっきり言ってきんもち悪いです、永久さん。
「や、失敬失敬!」
そして、あまり物音を立てないよう気をつけながら沖田の分の食事を作っておいた。
出かける準備を整え、そろそろと足音を立てずに玄関へ向かう。
「ごめんね……いってきまーす……」
小声でそう呟く永久。
だが廊下の角を曲がった先、玄関にはすでに出かける準備万端の沖田が立っていた。
うむ、今日の貴方もすごく素敵で洋服が似合ってますねwww……はぁ、そんなこと言ってる場合じゃないよね……。
「おはよ、何一人で行こうとしてるのかな?」
「総司こそ、なんでここにいるの……」
「やだなー。気配に聡い僕が君が起きたのにも気づかないわけないでしょ?そんなんだったら新選組の組長なんて務まらないよ」
た、たしかに……一理ある。
「いつオハヨウの口付けをしてくれるか待ってたのに」
するかヴォケ!
「さ、行くよ」
「やっぱ行くんですね…」
トホホ、と永久は沖田に引っ張られ家から出た。
電車を二駅ほど乗り継いで大学へ向かう。
都会からは少し離れているが緑が溢れる素敵な大学だと思う。
ここで永久は文学部の日本史学を専攻している。
桜や菫、チューリップなど色とりどりの花が咲くキャンパスを2人は並んで歩いた。
まったく、周りの熱っぽい視線が痛くてたまりませんよ。これ総司のせいじゃん。ばっかーん!!
「へー、思ってたのと全然違う。綺麗なとこだね」
寧ろ貴方のほうが綺麗ですよ、そう突っ込みたくなる。
「まぁ、そうだね。どうするの?総司さえよければ、その辺で転寝して待ってれば?」
はぁ、と溜息をついて総司はこちらへ向き直った。
「あのねぇ……?僕は君とずっと一緒にいたいんだけど?じゃないと、来た意味がない。」
そして子供にするように頭をぽんぽんと叩く。
往来で抱きしめられるよりいいんだけどなんだか子ども扱いされてるようで腑に落ちない。
「むー……わかった」
ぶっちゃけ邪魔なんだけどなー、とは思っても言わないが。
「実は目覚ましなくても起きられるんだよねー。でも朝は素敵な萌えボイス機能付きの目覚ましで目を覚ましたいっていうか~」
くねくねモジモジしながら言う様は、はっきり言ってきんもち悪いです、永久さん。
「や、失敬失敬!」
そして、あまり物音を立てないよう気をつけながら沖田の分の食事を作っておいた。
出かける準備を整え、そろそろと足音を立てずに玄関へ向かう。
「ごめんね……いってきまーす……」
小声でそう呟く永久。
だが廊下の角を曲がった先、玄関にはすでに出かける準備万端の沖田が立っていた。
うむ、今日の貴方もすごく素敵で洋服が似合ってますねwww……はぁ、そんなこと言ってる場合じゃないよね……。
「おはよ、何一人で行こうとしてるのかな?」
「総司こそ、なんでここにいるの……」
「やだなー。気配に聡い僕が君が起きたのにも気づかないわけないでしょ?そんなんだったら新選組の組長なんて務まらないよ」
た、たしかに……一理ある。
「いつオハヨウの口付けをしてくれるか待ってたのに」
するかヴォケ!
「さ、行くよ」
「やっぱ行くんですね…」
トホホ、と永久は沖田に引っ張られ家から出た。
電車を二駅ほど乗り継いで大学へ向かう。
都会からは少し離れているが緑が溢れる素敵な大学だと思う。
ここで永久は文学部の日本史学を専攻している。
桜や菫、チューリップなど色とりどりの花が咲くキャンパスを2人は並んで歩いた。
まったく、周りの熱っぽい視線が痛くてたまりませんよ。これ総司のせいじゃん。ばっかーん!!
「へー、思ってたのと全然違う。綺麗なとこだね」
寧ろ貴方のほうが綺麗ですよ、そう突っ込みたくなる。
「まぁ、そうだね。どうするの?総司さえよければ、その辺で転寝して待ってれば?」
はぁ、と溜息をついて総司はこちらへ向き直った。
「あのねぇ……?僕は君とずっと一緒にいたいんだけど?じゃないと、来た意味がない。」
そして子供にするように頭をぽんぽんと叩く。
往来で抱きしめられるよりいいんだけどなんだか子ども扱いされてるようで腑に落ちない。
「むー……わかった」
ぶっちゃけ邪魔なんだけどなー、とは思っても言わないが。