第四奇談:初デートになるのかな、コレ
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その時扉が開いてきっちりと服を着こなした沖田が現れた。
スラリとのびた足にダメージジーンズ、黒のシャツと至って普通の格好だが、雑誌に載っているようなモデルよりはるかに似合っている。
わ……予想以上にかっこいい。
ぐっじょぶ、あたしのセンス!
試着室から出てきた沖田を見た周りのむさい男共が感嘆の声をあげ、羨望の視線をよこした。
「ううむ、こりゃ女性がほっとかないだろーねー」
見とれて本心をつぶやいてしまう。
「僕に見とれてるところ悪いんだけど、これ、なんだか短く感じる……もともとこういう長さなの?」
「え?」
足元に目を向けるとなるほど、裾の長さが少々足りてない。
長すぎるなら裾上げが出来たのに。
って!足が長いという自慢ですね。
「あたしが短足っていいたいのかワレェ!」
「いや、何も言ってないんだけど……」
たしかにそうだろうとも!
恥ずかしくなって沖田に次の服を渡す。
「ほらほら。どんどん、サクサク着替えた!着替えた!」
次は長さもちょうどいい物を選んだのでその点ではなんとかなったが、そのかわり完璧に着こなした沖田をその都度見ることになった。
くそぅ、素材がいいから何着ても似合いやがる……うらやましくなんてないんだからねっっ!!
結局、そんなやり取りが何度も繰り返された。
服の買い物も終わり、沖田は現代の格好で歩く。
その横を永久が沖田の服の裾をつかみ、引っ張っていく。
「オレ、今生沖田と歩いてんだぜ?どうしよう顔がにやけそう。顔にでちゃってたらどーしよー」と、思いながらサクサク歩く。
「つかむならこっち。せっかくの服がのびるよ?」
そっと永久の手に触れてから、しっかりと握りなおす。
「……ごめん」
「ね、どう?」
僕の格好、似合ってるの?
周りからの熱視線に気づかない総司じゃない。
あたしがどう考えてるかわかってて聞くなんて……毎度のことながらこの確信犯め!
「似合ってますー……」
「そう?よかった」
あたしは総司のこの笑顔にとても弱いみたいだ……。
ゲームの中でもめったなことじゃ見れない、ふわりとした笑顔。
胸が、顔が、心が。
……痛いくらい熱い。
スラリとのびた足にダメージジーンズ、黒のシャツと至って普通の格好だが、雑誌に載っているようなモデルよりはるかに似合っている。
わ……予想以上にかっこいい。
ぐっじょぶ、あたしのセンス!
試着室から出てきた沖田を見た周りのむさい男共が感嘆の声をあげ、羨望の視線をよこした。
「ううむ、こりゃ女性がほっとかないだろーねー」
見とれて本心をつぶやいてしまう。
「僕に見とれてるところ悪いんだけど、これ、なんだか短く感じる……もともとこういう長さなの?」
「え?」
足元に目を向けるとなるほど、裾の長さが少々足りてない。
長すぎるなら裾上げが出来たのに。
って!足が長いという自慢ですね。
「あたしが短足っていいたいのかワレェ!」
「いや、何も言ってないんだけど……」
たしかにそうだろうとも!
恥ずかしくなって沖田に次の服を渡す。
「ほらほら。どんどん、サクサク着替えた!着替えた!」
次は長さもちょうどいい物を選んだのでその点ではなんとかなったが、そのかわり完璧に着こなした沖田をその都度見ることになった。
くそぅ、素材がいいから何着ても似合いやがる……うらやましくなんてないんだからねっっ!!
結局、そんなやり取りが何度も繰り返された。
服の買い物も終わり、沖田は現代の格好で歩く。
その横を永久が沖田の服の裾をつかみ、引っ張っていく。
「オレ、今生沖田と歩いてんだぜ?どうしよう顔がにやけそう。顔にでちゃってたらどーしよー」と、思いながらサクサク歩く。
「つかむならこっち。せっかくの服がのびるよ?」
そっと永久の手に触れてから、しっかりと握りなおす。
「……ごめん」
「ね、どう?」
僕の格好、似合ってるの?
周りからの熱視線に気づかない総司じゃない。
あたしがどう考えてるかわかってて聞くなんて……毎度のことながらこの確信犯め!
「似合ってますー……」
「そう?よかった」
あたしは総司のこの笑顔にとても弱いみたいだ……。
ゲームの中でもめったなことじゃ見れない、ふわりとした笑顔。
胸が、顔が、心が。
……痛いくらい熱い。