所変わって今は外。
沖田がこの平成の世で生活していく為に必要な物の買出しをするのに歩いている。

え、これデートでいいんじゃね？？
デート！デート！やっふぅ！！

内心浮かれながら沖田と肩を並べて歩く。
しかし、当の本人……沖田は永久の比ではなく、始終落ち着きがなく好奇心旺盛だった。

ちょ、おまっっ！もちつけや！
気持ちは分かるが、少し落ち着いてくれると助かる。
だが、反対に自分が沖田の世界へ迷い込んだらどうだろう。
そう考えて、仕方ないことかと、やむことのない質疑に逐一答えた。

もしも薄桜鬼の沖田総司とばれたら大変なのでずっとハラハラしてはいたが。

あたしのメッカ、Ａ葉原とかＩ袋は……一緒にいけないよね。
慣れたら別かもしんないけど今の状態だと本当にばれそうだわ～。
薄桜鬼オタもいっぱいだもん。
あのひとたち、変に鋭いところあるよね。
おー怖い怖い。
かく言うあたしもオタですが何か。

外は桜舞い散る春うらら。
温かくなってきたから少し暑苦しいかもしれないがシンプルなパーカーを着てもらっている。
少しだぼついた物を購入しておいてよかった。

下はジョギング用に買っておいた黒のジャージ。
結局ジョギングは一度もしてないけどね。
足元はハ●ーキティの健康サンダルっぽい物を履いてもらっているけど黒と灰色が基調の物なのでさして違和感もない。
しかし全体から時代錯誤な雰囲気がにじみ出ている。
いや、田舎者、というのとはちょっと違う。
とにかくこのにじみでる江戸時代の空気をなんとかしなければメッカに行けない。
いずれ一緒に行く気満々ということだ。

ちなみに朝食は某Ｍの朝Ｍにした。

どうやって食べるかわからずおろおろする沖田に萌え！
口いっぱいにあむ、とハン●ーガーを食べる沖田もかなり萌え！
初めて食べたため、ケチャップを口の端につける沖田もすごく萌えであった。

何から何まで萌え。
ぐっじょぶ、某Ｍ。
いつもこんなかわいければいいのに。