第三奇談:ベッドインと総司呼び
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それからすぐに床に就くことになった。
しかし、永久は一人暮らしを始めたばかりだ。
もちろん、ベッドもたった一つ。
男性と肌を重ねた経験のない永久が布団を男と共にするのはあまりいただけないことである。
そしてここには余裕で3人はかけられるくらいのソファがある。
「えーと、まことに申し訳ないんだけども、後で布団は買ってくるから今夜だけこれで寝てもらっていいかな?」
ソファで寝ると体が痛くなるのはわかってるのだが、それでも一人や二人用のソファよりはましだろうから、と眉根を下げて永久は言った。
「僕にこんなので寝ろっていうの?」
君は僕のことが好きと言っておいてこんなところで寝させるんだ?
出ました、確信犯沖田!そうですよーどうせその通りですよー。あたしは貴方のことがーチュキダカラー!!!強く言われると言う事きいちゃいますよ!!まったく!!くそぅ……、こいつがどーでもいいやつとか兄貴だったら言う事聞くどころかぶっとばすのに……ッッ!この殺人スマイルめ!枕がかわるとねむれませんみたいな??そんなタマかっ!!とつっこみたくなる。
まぁ、慣れないとこきた困惑とかで疲れてるんだろうし、あたしのベッドで寝てもらうか、ぐぬぬぬぬ。
……ソファで寝ると朝つらいんだよなーでも我慢、我慢。
「えーと、じゃぁ、あたしがソファで寝る。ベッド……あー布団はこっち。あと、寝巻きなんてないから今日はそのままで寝てください。明日買ってくるんで」
やれやれと項垂れながら寝室へ案内する。
買う時にシングルサイズにしなくてよかった。シングルじゃきっとこの人には小さい。キングまでいかないけど、眠るときはゆったり眠りたいと思ったからクイーンサイズのベッドを買ったのだ。
「ありがとう……ごめんね」
「いーえ」
ごそごそと沖田がベッドに入りこむのを確認し、永久はほっと胸をなでおろした。
これで明日には彼のかほりがベッドにしみついてるわけですね。
ええ、わかります。
「さ、寝ようか?」
身を起こした状態の沖田が言う。
あたしももう寝よう。
「はい、おやすみなさい」
永久は軽く欠伸をして踵をかえそうとした。
ぐぃ。
「ぇえっ?」
気がつくとベッドに自身が倒れこんでいた。
見上げれば数センチ先に美麗な顔が控えている。
「ほら、一緒に寝よう?」
叫ばなかった自分に拍手を贈りたい。
ワーぱちぱちぱちー。
「いや、あのあたしはあっちで……二人だと狭いでしょ?」
「こんだけ広いんだから大丈夫だよ」
永久はあれよあれよと言う間にベッドの中に引きずり込まれてしまった。
もののついでに沖田の胸に顔を押し付けるような体勢で抱きこめられている。
「~~~っ」
ぐぐぃッ
寝苦しいのか、片手で器用に襟元をくつろげ、ただでさえたくましい胸筋が露わになった。
ワーォ素敵な胸筋ふたたび……じゃないでしょうが自分!何見とれてんのさー!ちかいちかいちかいぃぃぃいいいい!
「添い寝、してくれるよね?」
もう、有無を言わさずって感じなんですが。
「あ~もう、わかった、わかったから寝よう!」
こうなったら絶対意識しないでいつもどおりスパッと寝てやる!
「ぐー……
「何その狸寝入り」
「起きてません。寝ています。ぐー……」
ふーん……
ぎゅうぅぅぅう。
「はぐッッ!!」
はぐ、とかないわー…。
永久は沖田に絞めつけ攻撃を受けた。
「ねぇそういえば、まだ名前でよばれてないんだけど?」
僕、さっきなんて呼ぶように言ったっけ?
呼んでくれないといつまでたっても放してあげないよ?
「う……」
恥ずかしい……というか……
ど、どちらかといえば、く……くるし……
首がッッ……し……しまるぅぅぅッッ
「ほらほら早くしないと首が締まって死んじゃうよ」
ぎゃぁぁぁぁあ!ギブギブッこういうプレイはありっちゃありだけど、Mっ気はあるけど、そこまでドMじゃないから!
「そ……総、司……」
呼ぶ!呼ぶから!!呼ばせていただきますから!!
だから放してへるぷみー!!!!!
殺されるー!!
「あはは、僕が君をうっかり殺しちゃうなんてことあるわけないでしょ、君ホントに面白いね」
ひとしきり笑い声をあげて沖田は永久を放した。
「ありがと。次はちゃんとした声で僕の名前を呼ぶんだよ?おやすみ……」
……ううう、やっぱり眠れないかもしれません。
そう思いながらもいつしか二人は安らかに寝息をたてあっていた。
しかし、永久は一人暮らしを始めたばかりだ。
もちろん、ベッドもたった一つ。
男性と肌を重ねた経験のない永久が布団を男と共にするのはあまりいただけないことである。
そしてここには余裕で3人はかけられるくらいのソファがある。
「えーと、まことに申し訳ないんだけども、後で布団は買ってくるから今夜だけこれで寝てもらっていいかな?」
ソファで寝ると体が痛くなるのはわかってるのだが、それでも一人や二人用のソファよりはましだろうから、と眉根を下げて永久は言った。
「僕にこんなので寝ろっていうの?」
君は僕のことが好きと言っておいてこんなところで寝させるんだ?
出ました、確信犯沖田!そうですよーどうせその通りですよー。あたしは貴方のことがーチュキダカラー!!!強く言われると言う事きいちゃいますよ!!まったく!!くそぅ……、こいつがどーでもいいやつとか兄貴だったら言う事聞くどころかぶっとばすのに……ッッ!この殺人スマイルめ!枕がかわるとねむれませんみたいな??そんなタマかっ!!とつっこみたくなる。
まぁ、慣れないとこきた困惑とかで疲れてるんだろうし、あたしのベッドで寝てもらうか、ぐぬぬぬぬ。
……ソファで寝ると朝つらいんだよなーでも我慢、我慢。
「えーと、じゃぁ、あたしがソファで寝る。ベッド……あー布団はこっち。あと、寝巻きなんてないから今日はそのままで寝てください。明日買ってくるんで」
やれやれと項垂れながら寝室へ案内する。
買う時にシングルサイズにしなくてよかった。シングルじゃきっとこの人には小さい。キングまでいかないけど、眠るときはゆったり眠りたいと思ったからクイーンサイズのベッドを買ったのだ。
「ありがとう……ごめんね」
「いーえ」
ごそごそと沖田がベッドに入りこむのを確認し、永久はほっと胸をなでおろした。
これで明日には彼のかほりがベッドにしみついてるわけですね。
ええ、わかります。
「さ、寝ようか?」
身を起こした状態の沖田が言う。
あたしももう寝よう。
「はい、おやすみなさい」
永久は軽く欠伸をして踵をかえそうとした。
ぐぃ。
「ぇえっ?」
気がつくとベッドに自身が倒れこんでいた。
見上げれば数センチ先に美麗な顔が控えている。
「ほら、一緒に寝よう?」
叫ばなかった自分に拍手を贈りたい。
ワーぱちぱちぱちー。
「いや、あのあたしはあっちで……二人だと狭いでしょ?」
「こんだけ広いんだから大丈夫だよ」
永久はあれよあれよと言う間にベッドの中に引きずり込まれてしまった。
もののついでに沖田の胸に顔を押し付けるような体勢で抱きこめられている。
「~~~っ」
ぐぐぃッ
寝苦しいのか、片手で器用に襟元をくつろげ、ただでさえたくましい胸筋が露わになった。
ワーォ素敵な胸筋ふたたび……じゃないでしょうが自分!何見とれてんのさー!ちかいちかいちかいぃぃぃいいいい!
「添い寝、してくれるよね?」
もう、有無を言わさずって感じなんですが。
「あ~もう、わかった、わかったから寝よう!」
こうなったら絶対意識しないでいつもどおりスパッと寝てやる!
「ぐー……
「何その狸寝入り」
「起きてません。寝ています。ぐー……」
ふーん……
ぎゅうぅぅぅう。
「はぐッッ!!」
はぐ、とかないわー…。
永久は沖田に絞めつけ攻撃を受けた。
「ねぇそういえば、まだ名前でよばれてないんだけど?」
僕、さっきなんて呼ぶように言ったっけ?
呼んでくれないといつまでたっても放してあげないよ?
「う……」
恥ずかしい……というか……
ど、どちらかといえば、く……くるし……
首がッッ……し……しまるぅぅぅッッ
「ほらほら早くしないと首が締まって死んじゃうよ」
ぎゃぁぁぁぁあ!ギブギブッこういうプレイはありっちゃありだけど、Mっ気はあるけど、そこまでドMじゃないから!
「そ……総、司……」
呼ぶ!呼ぶから!!呼ばせていただきますから!!
だから放してへるぷみー!!!!!
殺されるー!!
「あはは、僕が君をうっかり殺しちゃうなんてことあるわけないでしょ、君ホントに面白いね」
ひとしきり笑い声をあげて沖田は永久を放した。
「ありがと。次はちゃんとした声で僕の名前を呼ぶんだよ?おやすみ……」
……ううう、やっぱり眠れないかもしれません。
そう思いながらもいつしか二人は安らかに寝息をたてあっていた。