とうらぶの短いお話
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
全て見終わって博物館を後にする前、小さなお土産が売っているのに気がついた。
「あ、燭台切光忠ハーブティーだって」
「何それ。刀とハーブティーは関係ないよね」
光忠らしく黒いパッケージに、ティーバッグが数個。
本当に小さなお土産だ。
「わかんないけど、光忠は料理も好きだし、元の主人伊達政宗公も料理好きだったでしょ?ハーブも育てていそうだなって言う理由だったりして?」
「料理関係なさそうだけど……それって完全にただのイメージでだよね?ね!?」
単純に商品戦略だと思うが、まあいいだろう。
「……買うの?」
「ん、買おうかな。ほうじ茶ベースのペパーミントティーだし、飲みやすそうよ」
「面白い組み合わせだね」
「コレ、本丸に帰ったら一緒に飲まない?」
「もちろんオッケーさ」
小さなお土産物だからか、ちょうどふたり分くらいしか淹れられない。
今日のお礼も兼ねて、2人でゆっくり飲もうかなと思う。
どこかでお茶に合いそうなお菓子のお土産でも見繕って、ね。
「本丸もいいけどせっかくここまで来たんだし、少し寄り道したいな。いい?」
「うん。光忠とここに来るために今日は1日本丸が非番なんだもの、付き合うわ。でも、このあたりわかるの?」
キラッキラ笑顔の光忠の手にはこのあたりの地図を印刷した物が握られている。
しかも、赤いペンで道をなぞってある徹底ぶり。
「うん。君がお土産を買っている内に、ここの受付の人に聞いてきたんだ。彼女達、すごく丁寧に教えてくれたよ。親切だねぇ」
それは光忠がイケメンだから親切にしてくれたんだろうと思う。
ただのイケメンじゃないし。
身長も声も中身もイケメンってどれだけハイスペックなのよ。
あ、よく見たら赤いペンで道に混じって連絡先まで書いてある……やりますな受付嬢。
「イケメンおそるべし」
「何か言ったかな?」
「いやいや、なんでもないよ」
道へ出たところでは、そっと手に触れる物が。
触れるもの?
ううん、そのまま光忠に手を握られました……恋人同士がよくやる繋ぎ方で。
「!」
「繋いだっていいだろ?ここには加州くんも長谷部くんも、他の刀剣男士はいない。一番厄介な歌仙くんもね」
「歌仙とは厨仲間でしょ。仲いいんじゃなくて?」
離そうとしてもこれは絶対外してもらえないやつね。
諦めて逆に強く握り返し、道を歩く。
「んー。仲はいいよ。でもこういう事に関してはちょっと、ね……」
「よくわからないけど、仲がいいならいいわ」
うん、ちょっとの意味がよくわからないけど。
「あ、燭台切光忠ハーブティーだって」
「何それ。刀とハーブティーは関係ないよね」
光忠らしく黒いパッケージに、ティーバッグが数個。
本当に小さなお土産だ。
「わかんないけど、光忠は料理も好きだし、元の主人伊達政宗公も料理好きだったでしょ?ハーブも育てていそうだなって言う理由だったりして?」
「料理関係なさそうだけど……それって完全にただのイメージでだよね?ね!?」
単純に商品戦略だと思うが、まあいいだろう。
「……買うの?」
「ん、買おうかな。ほうじ茶ベースのペパーミントティーだし、飲みやすそうよ」
「面白い組み合わせだね」
「コレ、本丸に帰ったら一緒に飲まない?」
「もちろんオッケーさ」
小さなお土産物だからか、ちょうどふたり分くらいしか淹れられない。
今日のお礼も兼ねて、2人でゆっくり飲もうかなと思う。
どこかでお茶に合いそうなお菓子のお土産でも見繕って、ね。
「本丸もいいけどせっかくここまで来たんだし、少し寄り道したいな。いい?」
「うん。光忠とここに来るために今日は1日本丸が非番なんだもの、付き合うわ。でも、このあたりわかるの?」
キラッキラ笑顔の光忠の手にはこのあたりの地図を印刷した物が握られている。
しかも、赤いペンで道をなぞってある徹底ぶり。
「うん。君がお土産を買っている内に、ここの受付の人に聞いてきたんだ。彼女達、すごく丁寧に教えてくれたよ。親切だねぇ」
それは光忠がイケメンだから親切にしてくれたんだろうと思う。
ただのイケメンじゃないし。
身長も声も中身もイケメンってどれだけハイスペックなのよ。
あ、よく見たら赤いペンで道に混じって連絡先まで書いてある……やりますな受付嬢。
「イケメンおそるべし」
「何か言ったかな?」
「いやいや、なんでもないよ」
道へ出たところでは、そっと手に触れる物が。
触れるもの?
ううん、そのまま光忠に手を握られました……恋人同士がよくやる繋ぎ方で。
「!」
「繋いだっていいだろ?ここには加州くんも長谷部くんも、他の刀剣男士はいない。一番厄介な歌仙くんもね」
「歌仙とは厨仲間でしょ。仲いいんじゃなくて?」
離そうとしてもこれは絶対外してもらえないやつね。
諦めて逆に強く握り返し、道を歩く。
「んー。仲はいいよ。でもこういう事に関してはちょっと、ね……」
「よくわからないけど、仲がいいならいいわ」
うん、ちょっとの意味がよくわからないけど。