刀剣乱舞夢女子会と清光
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全員刀を持たずにある程度の遡行軍を倒したけど、全てとはいかなかった。
やはり『刀』剣男士だからか、刀がないというのは大きい。
結果、どうしたかっていうと、遡行軍の刀を奪ったんだ。
それぞれが、倒した遡行軍の短刀や打刀、太刀を手に構える。
「いよいよだね。皆、準備はいいかい?」
カチャリ、刀を鳴らせた燭台切光忠が、みんなを代表して声をあげた。
「さぁ、大舞台の始まりだ!」
「それでは、刀本来の役割を果たそうか……」
「熱いな。本気になるか」
「仕置きが必要だな」
「万死に値する」
「鳴狐、ここまでされて黙っている道理は無いでしょう!?」
「そうだね。やり返そう」
「ここでやられちゃあ信長公の沽券にも関わるか」
「本気の俺は、すげえんだからね」
次いで鶴丸国永、小烏丸、三日月宗近、二振の歌仙兼定、鳴狐、不動行光、蛍丸が狼煙をあげる。
「俺の刃は防げない!」
「さぁ……地金を見せろやぁ!!」
「さあて……これで負けたんじゃ、驚きも何もないよなあ!」
「他の二本にゃ負けられないからなァ!」
「ボクさぁ……あなたみたいな人、大っ嫌いなんだよね!」
「こ、こんなのもあります、一応!」
「ワタシを脱がせた以上、アナタはここで終わりデス!」
「このままじゃ……格好つかないんでね!」
「悪い、僕も結構邪道でね!」
「沖田譲りの、冴えた一撃!」
そして残りの刀剣男士であるへし切長谷部、薬研藤四郎、もう一振の鶴丸国永、御手杵、乱藤四郎、五虎退、千子村正、燭台切光忠、堀川国広、そして大和守安定が、揃いも揃って目の前の遡行軍を見据え、遡行軍自身でもある刃を振るった。
次々倒れる遡行軍。
遡行軍の軍勢はもうほとんどなく、その練度は高くないのか、逃げたいようだったが、それを逃すと思う?
逃げようとしたそいつーー大太刀の行く手を阻むは俺とへし切長谷部だ。
「これ、が!本気だ!」
「主に仇なす敵はァァァア!斬る!!」
気がつけば、もう遡行軍は残っていない。
かろうじて虫の息となった目の前の大太刀のみだ。
今なら平手打ちひとつで刀剣破壊になるほどの弱さまで落ちてるだろうねー?
「ねえ、遡行軍。何処で此処の事知ったわけ?」
「答えろ」
たぶん今回の進軍の隊長格と思われる遡行軍の大太刀であろうそいつの胸ぐらをつかみ、長谷部と俺は尋問した。
恐れをなした大太刀は、聞こえづらいがらがら声で何かを懸命に話した。
「……は?表に審神者さんのオフ会本丸こちらって書いてある看板があったって?偶然知った?」
「あ、そういえば外に看板出してたわ」
すっごい言葉が御手杵の口から聞こえたような気がする。
本人は軽~く言ってるけどものすごい言葉が。
「「「…………」」」
途端、全員が無言でジト目で審神者さんのところの刀剣男士を見た。
無言になるしかないよね。俺もなった。
「な、なんにせよ、遡行軍は殲滅させろという主の主命を果たしたまでの事だっ!」
「ま、まあうちのあるじだし……ね!?」
「あは、ははは」
……審神者さんとこの刀剣男士たちみんな目が泳いでますよ。
理由がわかったところで、遡行軍を逃すわけにはいかないと、審神者さんところの燭台切光忠がそいつに永遠の沈黙を与えた。
それだけで静かになる会場内。
会場は比較的綺麗なままだからよかったけど、刀剣男士たちの攻撃が、全て無傷で……というわけにはいかなかった。
でも中傷にすらならなかったのを見るあたり、みんな相当の練度を持っているんだと思う。
俺が一番低いかもしれないくらいだ。
「Nooooo!脱ぎまショウか?と言う前に脱がされました!!」
うん、毎度のことだけど千子村正は自分で脱いだよね?
そんな感じ。
みんなそれぞれ、服が切れたり汚れたりって状態でぼろぼろなんだ。
「やだ、こんな姿あるじに見られたくない……」
「俺も……」
「愛されなくなっちゃう」
他の加州清光が口々にそう言っている。
慌てて俺も自分の体を見回すと、埃もついてるし衣装はところどころ切れてしまっている。
あーあ……やっちゃったなあ。
髪型や爪紅については何度も言いたくないからわかるね?
加えて俺の場合、傷もところどころある……大丈夫かな。
俺も他の加州清光みたいに取り乱したいのは山々。普通の加州清光ならそうなるからね。
だけど、俺は戦場で取り乱すのは少し前にやめたんだ。
俺なんかよりよっぽど取り乱すその人こそ、少しだけ心が弱いという俺の大切なあるじだから。
やはり『刀』剣男士だからか、刀がないというのは大きい。
結果、どうしたかっていうと、遡行軍の刀を奪ったんだ。
それぞれが、倒した遡行軍の短刀や打刀、太刀を手に構える。
「いよいよだね。皆、準備はいいかい?」
カチャリ、刀を鳴らせた燭台切光忠が、みんなを代表して声をあげた。
「さぁ、大舞台の始まりだ!」
「それでは、刀本来の役割を果たそうか……」
「熱いな。本気になるか」
「仕置きが必要だな」
「万死に値する」
「鳴狐、ここまでされて黙っている道理は無いでしょう!?」
「そうだね。やり返そう」
「ここでやられちゃあ信長公の沽券にも関わるか」
「本気の俺は、すげえんだからね」
次いで鶴丸国永、小烏丸、三日月宗近、二振の歌仙兼定、鳴狐、不動行光、蛍丸が狼煙をあげる。
「俺の刃は防げない!」
「さぁ……地金を見せろやぁ!!」
「さあて……これで負けたんじゃ、驚きも何もないよなあ!」
「他の二本にゃ負けられないからなァ!」
「ボクさぁ……あなたみたいな人、大っ嫌いなんだよね!」
「こ、こんなのもあります、一応!」
「ワタシを脱がせた以上、アナタはここで終わりデス!」
「このままじゃ……格好つかないんでね!」
「悪い、僕も結構邪道でね!」
「沖田譲りの、冴えた一撃!」
そして残りの刀剣男士であるへし切長谷部、薬研藤四郎、もう一振の鶴丸国永、御手杵、乱藤四郎、五虎退、千子村正、燭台切光忠、堀川国広、そして大和守安定が、揃いも揃って目の前の遡行軍を見据え、遡行軍自身でもある刃を振るった。
次々倒れる遡行軍。
遡行軍の軍勢はもうほとんどなく、その練度は高くないのか、逃げたいようだったが、それを逃すと思う?
逃げようとしたそいつーー大太刀の行く手を阻むは俺とへし切長谷部だ。
「これ、が!本気だ!」
「主に仇なす敵はァァァア!斬る!!」
気がつけば、もう遡行軍は残っていない。
かろうじて虫の息となった目の前の大太刀のみだ。
今なら平手打ちひとつで刀剣破壊になるほどの弱さまで落ちてるだろうねー?
「ねえ、遡行軍。何処で此処の事知ったわけ?」
「答えろ」
たぶん今回の進軍の隊長格と思われる遡行軍の大太刀であろうそいつの胸ぐらをつかみ、長谷部と俺は尋問した。
恐れをなした大太刀は、聞こえづらいがらがら声で何かを懸命に話した。
「……は?表に審神者さんのオフ会本丸こちらって書いてある看板があったって?偶然知った?」
「あ、そういえば外に看板出してたわ」
すっごい言葉が御手杵の口から聞こえたような気がする。
本人は軽~く言ってるけどものすごい言葉が。
「「「…………」」」
途端、全員が無言でジト目で審神者さんのところの刀剣男士を見た。
無言になるしかないよね。俺もなった。
「な、なんにせよ、遡行軍は殲滅させろという主の主命を果たしたまでの事だっ!」
「ま、まあうちのあるじだし……ね!?」
「あは、ははは」
……審神者さんとこの刀剣男士たちみんな目が泳いでますよ。
理由がわかったところで、遡行軍を逃すわけにはいかないと、審神者さんところの燭台切光忠がそいつに永遠の沈黙を与えた。
それだけで静かになる会場内。
会場は比較的綺麗なままだからよかったけど、刀剣男士たちの攻撃が、全て無傷で……というわけにはいかなかった。
でも中傷にすらならなかったのを見るあたり、みんな相当の練度を持っているんだと思う。
俺が一番低いかもしれないくらいだ。
「Nooooo!脱ぎまショウか?と言う前に脱がされました!!」
うん、毎度のことだけど千子村正は自分で脱いだよね?
そんな感じ。
みんなそれぞれ、服が切れたり汚れたりって状態でぼろぼろなんだ。
「やだ、こんな姿あるじに見られたくない……」
「俺も……」
「愛されなくなっちゃう」
他の加州清光が口々にそう言っている。
慌てて俺も自分の体を見回すと、埃もついてるし衣装はところどころ切れてしまっている。
あーあ……やっちゃったなあ。
髪型や爪紅については何度も言いたくないからわかるね?
加えて俺の場合、傷もところどころある……大丈夫かな。
俺も他の加州清光みたいに取り乱したいのは山々。普通の加州清光ならそうなるからね。
だけど、俺は戦場で取り乱すのは少し前にやめたんだ。
俺なんかよりよっぽど取り乱すその人こそ、少しだけ心が弱いという俺の大切なあるじだから。