刀剣乱舞夢女子会と清光
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「まずいことになった!」
主催の審神者さんのところの御手杵が、大慌てで飛び込んで来たんだ。
「遡行軍が現れた!!」
「なんですって!?」
合戦場でもないこの現世に、遡行軍が姿を現した、って……。ええ、どうして!?
一気に慌ただしく、そして戦闘モードの顔になる刀剣男士達。
審神者達は合戦場になんて出たことあまりないはずで、戦闘なんて見慣れていない。
守らねば。彼女達を安全なところに移して、守らねば。
「審神者の皆様、どうか御静粛に!」
刀剣男士の怒気を孕んだ表情に比例して、ざわざわとなる会場の審神者達に、一喝!
さすが姉御!
俺のあるじじゃないけど、もう1人のあるじって呼ばせてほしいですほんとに。
あっ!浮気じゃないよあるじ!!
「遡行軍の奴らは階段を使ってこちらに上ってきているようです。押さない駆けない慌てない!で、エレベーターに乗って一階へ!そちらに私の本丸へ通じるゲートがございますので、一時的に避難を!!」
うーん。的確な指示だなあ。でもこれで、あるじは安全ってわけだよね、よかったぁ……。
あるじは不安そうに俺を見送るけど、俺は大丈夫。心配しないで待っててね。
邪魔な遡行軍はとっとと殺ってくるから。
「おい!遡行軍が入って来たぞ!!」
御手杵の鋭い声が響いた。
やばい!あるじ……!は、もう助かってるみたいだけど、他の審神者がまだ残ってる状況なんだよね。なんとかしないと。
幸い階段は狭い一本道だ。
上ってきた遡行軍を、あのかわいい安定が蹴り飛ばした。
あとは段差に沿ってドミノ倒し形式に、遡行軍が倒れ、階段を転がり落ちていく。
「遡行軍お前ら空気読めよKY!」
「あるじといちゃいちゃしてたってのに、ほんと邪魔。KY!」
俺も一緒になって足払いして蹴り飛ばす。足グセ悪いとか言わないで。
「はっはっは、大和守も加州もなうでやんぐな言葉をよく知っているなぁ」
「んなこと言ってる場合!?」
口元を裾で隠しながらおっとりと三日月が答える。
「うむ、では参加するか」
もう一振、上がってきた遡行軍を三日月が俺達とはケタ違いのスピードで蹴り飛ばす。蹴っただけなのに、相手の遡行軍が壁に激突して消えた。うわ強い。
「扉を押さえろ!」
遡行軍がいなくなった隙に長谷部が扉を閉めた。これで少しは時間が稼げるはずだ。
「主、階段の扉は今全力で押さえています。お急ぎください!」
「わかったわ長谷部。あと数人と私がエレベーターに乗り込めば終わる。そしたら総員、遡行軍を殲滅せよ!」
「はっ!主命とあらば」
「戦だなあ。待ってたぜ!」
「おっし、出陣だー!」
「やあやあ我こそは、鳴狐とお供のキツネ。いざ参らん!」
審神者さんの第一部隊の刀剣男士が数名声をあげた。
「てことで、他の本丸の刀剣男士さん達も、頼んだわよー」
到着した最後のエレベーターが開き、審神者達が乗り込む。
扉が閉じて下降し始めたら、御手杵や長谷部が現在進行形で押さえている階段へのそこを明け放つ算段かな。
「あ。そういえばこの会場、本体(刀)持ち込み禁止にしてたんだった!刀なしだけど、器物破損はしないようになんとか倒してね」
「「「「え」」」」
主催の審神者の思い出したかのような声が、その場に響いてから最後のエレベーターの扉が閉じ、そしてぐぃーんと下がり始めた。
えー…………。
刀なしで……遡行軍相手だって……?
しかも、周りに被害が及ばないようにとか、そんなの無理でしょ。
他の刀剣男士達も刀がないことを今思い出したばかりみたいで、人によっては腰のあたりに手をやって初めてハッとするのが続出。
俺もやったけどね。
そして扉を抑えるのをやめると、すぐさま遡行軍がなだれ込むように部屋に入ってきた。
まったくもう、こんなところにまで来るなんてね。
主催の審神者さんのところの御手杵が、大慌てで飛び込んで来たんだ。
「遡行軍が現れた!!」
「なんですって!?」
合戦場でもないこの現世に、遡行軍が姿を現した、って……。ええ、どうして!?
一気に慌ただしく、そして戦闘モードの顔になる刀剣男士達。
審神者達は合戦場になんて出たことあまりないはずで、戦闘なんて見慣れていない。
守らねば。彼女達を安全なところに移して、守らねば。
「審神者の皆様、どうか御静粛に!」
刀剣男士の怒気を孕んだ表情に比例して、ざわざわとなる会場の審神者達に、一喝!
さすが姉御!
俺のあるじじゃないけど、もう1人のあるじって呼ばせてほしいですほんとに。
あっ!浮気じゃないよあるじ!!
「遡行軍の奴らは階段を使ってこちらに上ってきているようです。押さない駆けない慌てない!で、エレベーターに乗って一階へ!そちらに私の本丸へ通じるゲートがございますので、一時的に避難を!!」
うーん。的確な指示だなあ。でもこれで、あるじは安全ってわけだよね、よかったぁ……。
あるじは不安そうに俺を見送るけど、俺は大丈夫。心配しないで待っててね。
邪魔な遡行軍はとっとと殺ってくるから。
「おい!遡行軍が入って来たぞ!!」
御手杵の鋭い声が響いた。
やばい!あるじ……!は、もう助かってるみたいだけど、他の審神者がまだ残ってる状況なんだよね。なんとかしないと。
幸い階段は狭い一本道だ。
上ってきた遡行軍を、あのかわいい安定が蹴り飛ばした。
あとは段差に沿ってドミノ倒し形式に、遡行軍が倒れ、階段を転がり落ちていく。
「遡行軍お前ら空気読めよKY!」
「あるじといちゃいちゃしてたってのに、ほんと邪魔。KY!」
俺も一緒になって足払いして蹴り飛ばす。足グセ悪いとか言わないで。
「はっはっは、大和守も加州もなうでやんぐな言葉をよく知っているなぁ」
「んなこと言ってる場合!?」
口元を裾で隠しながらおっとりと三日月が答える。
「うむ、では参加するか」
もう一振、上がってきた遡行軍を三日月が俺達とはケタ違いのスピードで蹴り飛ばす。蹴っただけなのに、相手の遡行軍が壁に激突して消えた。うわ強い。
「扉を押さえろ!」
遡行軍がいなくなった隙に長谷部が扉を閉めた。これで少しは時間が稼げるはずだ。
「主、階段の扉は今全力で押さえています。お急ぎください!」
「わかったわ長谷部。あと数人と私がエレベーターに乗り込めば終わる。そしたら総員、遡行軍を殲滅せよ!」
「はっ!主命とあらば」
「戦だなあ。待ってたぜ!」
「おっし、出陣だー!」
「やあやあ我こそは、鳴狐とお供のキツネ。いざ参らん!」
審神者さんの第一部隊の刀剣男士が数名声をあげた。
「てことで、他の本丸の刀剣男士さん達も、頼んだわよー」
到着した最後のエレベーターが開き、審神者達が乗り込む。
扉が閉じて下降し始めたら、御手杵や長谷部が現在進行形で押さえている階段へのそこを明け放つ算段かな。
「あ。そういえばこの会場、本体(刀)持ち込み禁止にしてたんだった!刀なしだけど、器物破損はしないようになんとか倒してね」
「「「「え」」」」
主催の審神者の思い出したかのような声が、その場に響いてから最後のエレベーターの扉が閉じ、そしてぐぃーんと下がり始めた。
えー…………。
刀なしで……遡行軍相手だって……?
しかも、周りに被害が及ばないようにとか、そんなの無理でしょ。
他の刀剣男士達も刀がないことを今思い出したばかりみたいで、人によっては腰のあたりに手をやって初めてハッとするのが続出。
俺もやったけどね。
そして扉を抑えるのをやめると、すぐさま遡行軍がなだれ込むように部屋に入ってきた。
まったくもう、こんなところにまで来るなんてね。