刀剣乱舞夢女子会と清光
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「うちの御手杵ー!」
「なんだ?」
この会場で一番の高身長、御手杵が自分の審神者に呼ばれて、ひょいっと飛び出した。といっても、もともとこの中では一番身長が高いから、どこにいても頭一つ分飛び出てて、すぐわかるんだけどさ。
そして、この審神者と御手杵が、今回のおもたる主催者らしい。
あとで挨拶するってあるじが言ってたから、俺も挨拶しないとね!
その審神者が、マイクを持って挨拶。これから楽しいイベントをやるらしい。……もしかして楽器集めとか言わないよね?
「えー。うちの御手杵が今から壁ドンします!!壁ドンされたい審神者諸君と刀剣男士諸君、どうぞそこにお並び!!」
壁……ドン……?
それってよく漫画とかどらまで見るあれでしょ。男が女を手でバシッて壁に追い込んで「金出せ」とか脅すやつ。え、もっときゅんきゅんするやつ?
あるじがきゅんきゅんしてくれるなら俺やりた(ry
会場内はざわざわしてる。
そのほとんどが顔を赤くしてる。まあそうだよね、御手杵背も高いし話しかけやすいいけてるめんずだし、すごくかっこいいもん。
「はあ?俺は刺す事しかできないぞ?」
「そんなことないでしょ。ほら、やってみる!」
「あんたってやつは……。まあ、いいけどさ」
この御手杵は俺と違い壁ドンを正しく理解してるみたいだ。出来ないとか言いながらも壁の方へと移動してる。きっと、審神者に教わって知ってるんだろうなー。仲良くていいなー。
「まずは私で練習ね。ほらほら私を壁に追い込んでみ!」
「主……」
いつもは『あんた』としか呼ばないのに、今日はこういう場だからか、主って呼んでる。珍しいね。
ゆっくりと審神者に近づく御手杵。
そのまま口吸いでもしそうな近さまできて、いきなり大きな手のひらが審神者の顔の横にドン!と叩きつけられた。
……思わずビクッとしちゃったの、あるじとか周りにバレてないかな。俺かっこわる。
にしてもこの御手杵、けっこうノリノリだなぁ。自分から審神者を抱きしめてるよ。
……って、わー!今度は審神者の方から足まで絡ませしっかり抱きついてるうう!?
だ、大丈夫かな、こんなの見せちゃって。ここ未成年審神者とかいないの?見せちゃダメな粟田口とかいないの??って、五虎退いるじゃん!
まあ、短刀だろうと見た目幼かろうと、付喪神だからね。審神者より年食ってるけどね。でもこれ絶対長男さんのお覚悟コースまっしぐらだよね。
俺しーらないっと!
ヒュー!
きゃー!
パシャパシャパシャ!!
俺の心配を余所に、審神者達は目の前の行為に喜んでるし、写真をたくさん撮ってるや。
あー、確かに美男美女が向かい合うと絵になるよなぁ。いいなー。
俺はかっこいいというより、かわいい枠だからね。
なんて思ったりしてたんだけど、後ろから腕をぐいっと掴まれた。良い笑顔したあるじだった。
「はい、清光もね」
「あるじ……。何が?」
「だから、壁ドンよ。うちの御手杵はそんなことしてくれないでしょ?せっかくだし、彼にやってもらおうと思って」
「え、俺……!?」
「大丈夫、写真は任せて」
俺、男なんですけど……!?って、よく見たらあの御手杵、他の刀剣男士とも壁ドンしてるー!抱き合ってるーーー!!
審神者達がめちゃくちゃ興奮してるぅ!!!?
というか、アレさっきの乱藤四郎!?
ノリノリで審神者さんと同じように足とか絡めてるよっ。
しかもあの子かわいいしちっちゃいし、なのに御手杵は大きいからほんとにカップルっぽいよ。
はあ、身長の差って大事だなー。
とにかく、そんな刀剣男士達見て審神者達ニヤニヤしてるでしょ。そんでもってそんな喜ばしい審神者達の姿を見て刀剣男士もニヤニヤしてるという状態だったよ、うん。
とかなんとか言ってる間に、あれよあれよと件の御手杵の前に俺も立たされた!
うわ、でかい。
俺、本丸でもあんまり御手杵と話さないからなぁ。目の前に立ったことなんて多分ないんじゃないかな。
この高身長から見る景色、違うんだろうな~。その考えは岩融にも言えることだけどねぇ。
ドン!
「何考えてんだ?俺に集中しろよ」
「!?」
御手杵が顔の傍に手をついてきて、一瞬で俺は意識を持っていかれた。
周りでキャーキャー言ってるあるじや他の審神者の声が、観客の歓声のように遠くにしか聞こえないほど、俺、驚いたよ。
え、これ本当に御手杵なの?って。
脇差と仲がよくて、すごくいい奴!……ってのは共通だろうけど、うちの本丸の御手杵は、控えめで、優しくて、けっこうのんびりしてて…こんなに主張してくるなんて。ましてや俺の間合いにスッと入ってくるような真似できない奴だった。
やばい、やばいやばいやばい。
すごい切れ長で、明るめの茶色の綺麗な瞳が目の前に迫ってる。
御手杵以外、見えない。
獲物を見定めるような目を至近距離で近づけられると……こんなことされると……。
ちょっと、いやかなり惚れそうになる……俺は刀剣男士なのに。
スッと御手杵の手が俺の腰へ回る。
俺の手も、何かを掴むように、御手杵の首の後ろに回された。
心の臓が鼓動を打つ音がよく聞こえる。
完全に女役だな、俺。
でも、こんなことされるだけなんて、悔しい。されたなら、やり返せ。
誰か頭の中で叫んでて、気がつけばその立ち位置が逆になってた。
「今度は俺の番ねー」
「っ!?」
俺はにこりと笑うと、御手杵の手を掴んで壁側に押し付け、両足の間に俺の足をねじ込んで逃げられないように閉じ込めた。
御手杵の瞳に俺の赤い目が映ってる……!
なんだ、興奮する。
けどすごく恥ずかしいっ!!
「~~~っ!はい、終わりっ!」
「お、なんだなんだ。もういいのか?」
解放してやれば、ニヤニヤと笑うばかりで、全然赤くなってない。俺は顔から火が出そうだってのに!
くっそー。この御手杵、結局こういうのに慣れてるのかよ……。かっこいいな、畜生!
あどれなりん?だっけか、それもたっぷり出たけどね。
「お疲れさま、清光」
「あるじ~!ドキドキした~……すっごいドキドキした~~……!頑張ったよ~~~!!」
「うんうん。可愛かったし、かっこよかったわよ。いい写真もばっちり撮れたし」
夢にしばらく見そう。
うちの御手杵の顔も、しばらく直視できないかもね。
でも、ありがとう御手杵!あるじにかっこいいって言ってもらえて万々歳!
「なんだ?」
この会場で一番の高身長、御手杵が自分の審神者に呼ばれて、ひょいっと飛び出した。といっても、もともとこの中では一番身長が高いから、どこにいても頭一つ分飛び出てて、すぐわかるんだけどさ。
そして、この審神者と御手杵が、今回のおもたる主催者らしい。
あとで挨拶するってあるじが言ってたから、俺も挨拶しないとね!
その審神者が、マイクを持って挨拶。これから楽しいイベントをやるらしい。……もしかして楽器集めとか言わないよね?
「えー。うちの御手杵が今から壁ドンします!!壁ドンされたい審神者諸君と刀剣男士諸君、どうぞそこにお並び!!」
壁……ドン……?
それってよく漫画とかどらまで見るあれでしょ。男が女を手でバシッて壁に追い込んで「金出せ」とか脅すやつ。え、もっときゅんきゅんするやつ?
あるじがきゅんきゅんしてくれるなら俺やりた(ry
会場内はざわざわしてる。
そのほとんどが顔を赤くしてる。まあそうだよね、御手杵背も高いし話しかけやすいいけてるめんずだし、すごくかっこいいもん。
「はあ?俺は刺す事しかできないぞ?」
「そんなことないでしょ。ほら、やってみる!」
「あんたってやつは……。まあ、いいけどさ」
この御手杵は俺と違い壁ドンを正しく理解してるみたいだ。出来ないとか言いながらも壁の方へと移動してる。きっと、審神者に教わって知ってるんだろうなー。仲良くていいなー。
「まずは私で練習ね。ほらほら私を壁に追い込んでみ!」
「主……」
いつもは『あんた』としか呼ばないのに、今日はこういう場だからか、主って呼んでる。珍しいね。
ゆっくりと審神者に近づく御手杵。
そのまま口吸いでもしそうな近さまできて、いきなり大きな手のひらが審神者の顔の横にドン!と叩きつけられた。
……思わずビクッとしちゃったの、あるじとか周りにバレてないかな。俺かっこわる。
にしてもこの御手杵、けっこうノリノリだなぁ。自分から審神者を抱きしめてるよ。
……って、わー!今度は審神者の方から足まで絡ませしっかり抱きついてるうう!?
だ、大丈夫かな、こんなの見せちゃって。ここ未成年審神者とかいないの?見せちゃダメな粟田口とかいないの??って、五虎退いるじゃん!
まあ、短刀だろうと見た目幼かろうと、付喪神だからね。審神者より年食ってるけどね。でもこれ絶対長男さんのお覚悟コースまっしぐらだよね。
俺しーらないっと!
ヒュー!
きゃー!
パシャパシャパシャ!!
俺の心配を余所に、審神者達は目の前の行為に喜んでるし、写真をたくさん撮ってるや。
あー、確かに美男美女が向かい合うと絵になるよなぁ。いいなー。
俺はかっこいいというより、かわいい枠だからね。
なんて思ったりしてたんだけど、後ろから腕をぐいっと掴まれた。良い笑顔したあるじだった。
「はい、清光もね」
「あるじ……。何が?」
「だから、壁ドンよ。うちの御手杵はそんなことしてくれないでしょ?せっかくだし、彼にやってもらおうと思って」
「え、俺……!?」
「大丈夫、写真は任せて」
俺、男なんですけど……!?って、よく見たらあの御手杵、他の刀剣男士とも壁ドンしてるー!抱き合ってるーーー!!
審神者達がめちゃくちゃ興奮してるぅ!!!?
というか、アレさっきの乱藤四郎!?
ノリノリで審神者さんと同じように足とか絡めてるよっ。
しかもあの子かわいいしちっちゃいし、なのに御手杵は大きいからほんとにカップルっぽいよ。
はあ、身長の差って大事だなー。
とにかく、そんな刀剣男士達見て審神者達ニヤニヤしてるでしょ。そんでもってそんな喜ばしい審神者達の姿を見て刀剣男士もニヤニヤしてるという状態だったよ、うん。
とかなんとか言ってる間に、あれよあれよと件の御手杵の前に俺も立たされた!
うわ、でかい。
俺、本丸でもあんまり御手杵と話さないからなぁ。目の前に立ったことなんて多分ないんじゃないかな。
この高身長から見る景色、違うんだろうな~。その考えは岩融にも言えることだけどねぇ。
ドン!
「何考えてんだ?俺に集中しろよ」
「!?」
御手杵が顔の傍に手をついてきて、一瞬で俺は意識を持っていかれた。
周りでキャーキャー言ってるあるじや他の審神者の声が、観客の歓声のように遠くにしか聞こえないほど、俺、驚いたよ。
え、これ本当に御手杵なの?って。
脇差と仲がよくて、すごくいい奴!……ってのは共通だろうけど、うちの本丸の御手杵は、控えめで、優しくて、けっこうのんびりしてて…こんなに主張してくるなんて。ましてや俺の間合いにスッと入ってくるような真似できない奴だった。
やばい、やばいやばいやばい。
すごい切れ長で、明るめの茶色の綺麗な瞳が目の前に迫ってる。
御手杵以外、見えない。
獲物を見定めるような目を至近距離で近づけられると……こんなことされると……。
ちょっと、いやかなり惚れそうになる……俺は刀剣男士なのに。
スッと御手杵の手が俺の腰へ回る。
俺の手も、何かを掴むように、御手杵の首の後ろに回された。
心の臓が鼓動を打つ音がよく聞こえる。
完全に女役だな、俺。
でも、こんなことされるだけなんて、悔しい。されたなら、やり返せ。
誰か頭の中で叫んでて、気がつけばその立ち位置が逆になってた。
「今度は俺の番ねー」
「っ!?」
俺はにこりと笑うと、御手杵の手を掴んで壁側に押し付け、両足の間に俺の足をねじ込んで逃げられないように閉じ込めた。
御手杵の瞳に俺の赤い目が映ってる……!
なんだ、興奮する。
けどすごく恥ずかしいっ!!
「~~~っ!はい、終わりっ!」
「お、なんだなんだ。もういいのか?」
解放してやれば、ニヤニヤと笑うばかりで、全然赤くなってない。俺は顔から火が出そうだってのに!
くっそー。この御手杵、結局こういうのに慣れてるのかよ……。かっこいいな、畜生!
あどれなりん?だっけか、それもたっぷり出たけどね。
「お疲れさま、清光」
「あるじ~!ドキドキした~……すっごいドキドキした~~……!頑張ったよ~~~!!」
「うんうん。可愛かったし、かっこよかったわよ。いい写真もばっちり撮れたし」
夢にしばらく見そう。
うちの御手杵の顔も、しばらく直視できないかもね。
でも、ありがとう御手杵!あるじにかっこいいって言ってもらえて万々歳!