刀剣乱舞夢女子会と清光
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現世の会場は大賑わいだった。
総勢60人ほど集まっているようだが、半分は審神者でしかも女性、もう半分はその近侍のよう。まるで2000年代に流行ったといわれるカップリングパーティーだ。男女の比率的にもほんとそれだよね。
実際、この現世の年代は2000年のどこからしいし、合っているといえば合っている。
「主。食事を持ってきましたよ。よろしければ俺が食べさせてあげます。あーん♡」
「んむ。おいしい!ありがとう長谷部」
「はっはっはっ。主、ひとつじじいにもあーん♡とやら、してはくれないか」
「三日月のおじいちゃん、貴方の審神者さんはあっちよ?」
「あなや」
未成年の審神者もいるみたいだから、アルコールが出るわけじゃないんだけど、すでにアルコールが入っているようなのが、ちらほら見かけることができた。
主にハートが飛び交ってるし、どこかの長谷部は主ラブがすごいし、どこかの三日月はほけほけしてる。でも長谷部と三日月は通常運転といえば通常運転かも。
うん。ほんと大賑わいで、楽しいパーティーだわ。
会議のかの字もつかない。
場にいる審神者も刀剣男士もノリのいいのばっかりで、どちらかというと新規介入の俺とあるじは、まだ様子見してたんだ。
前半はね。
そのうち、うちのあるじもその場に呑まれた感じになった。飲んでたのはただのジュースなのに…。
「きよみーつ!」
「なに?あるじ」
へら、と笑ったあるじが、ジュース片手に笑いかけてきた。
知ってる?何度も言うけどこれでお酒入ってないんだぜ。
絶対誰かに酒盛られてるって思う。
ま、まぁ……ふにゃふにゃしてるあるじってかわいいけどさ。
というか、今日のあるじ、ピンク色の花柄の着物なんて着ちゃって、もうほんとかわいすぎ!
他の刀剣に見せたくないし、他の審神者とも仲良くさせたくないって思っちゃうもん。
相手が女でもやっぱり少しは嫉妬する。
ああ、話が逸脱しすぎちゃった。あるじのこと好きすぎて最近はこんな考えばっかりな気がする。
気をつけないとね。
「んー。あっちの審神者さんとこで交流してきましょう!」
「交流……?」
よく見たらあっちの審神者が連れているのって、うちの本丸にもいる乱藤四郎じゃん。
「お久しぶりです」
「あ、久々ねー!今日の近侍は貴女のところも清光なんだ。今日は他にも清光を連れてる審神者がいっぱいいるわよ」
ふーん。俺はあるじの事を好きな気持ちなら負けてない清光だよ!
「そうみたいですね。そういう貴女は乱ちゃんですか」
「うん。かわいいでしょう?」
「ええ。うちの乱ちゃんもかわいいけれど、貴女のところは、ほんと女の子みたいでかわいいわ」
確かにこの乱藤四郎かわいい。
だって、うちの乱藤四郎はあるじの初鍛刀の刀にして、第一部隊の副隊長を務めるくらいの豪傑さを持ってるもんね。外見はかわいいのに、中身が山伏や岩融と変わんないってどんなだよ。
しかも、俺以上にあるじの前で雄の顔してあるじがよくタジタジになってる時もあるし。
そんな事考えてたら、向こうの審神者に頭を撫でられた。
「各本丸で性格とか全然違うけど、やっぱりどこの清光もかわいいよね~」
「ね~」
かわいいって言われるのすき。
あるじに言われるのがいちばんすきだけど、他の人に言われても嬉しいのは変わらない。
でも、向こうの審神者だけじゃなく、乱藤四郎も笑ってるのはなんでだろう?
「アンタんとこの審神者、でれでれっとして俺のことぐりぐり撫でてきたけど、そこの乱藤四郎は、この行為に嫉妬してないワケ?」
さっきから良い笑顔でにこにこしてる。
というか、この会場の審神者も刀剣男士もにこにこしてるなー。
「嫉妬ぉ?しないしない。
このパーティー、『夢女子会』っていう趣旨があるんだよ。他の本丸の色んな刀剣男士と絡みたいっていう審神者がいっぱい来てるの」
「夢女子会……」
俺それ知ってる!例のごとく2000年代にいっぱい書かれた夢小説なるものだよね。
俺とあるじがいちゃいちゃするような話とか、こっそり愛読したもん。
「その上、刀剣男士同士の絡み合いも見たい!……という願望と夢が詰まったパーティーなんだよ」
「BLかよ」
「ボクはそういうのもあっていいと思うんだぁ」
あるじ至上主義なだけで、俺もそういうのは嫌いじゃない。
俺だってよく、あんみつ……だっけ?安定とカップリングされてるみたいだし。
刀剣男士だって、仲良いのは良いこと。信用できない相手と組んで戦うことほど危険なことはないと思うんだ。
「というわけであるじさん!ボク、今からこの加州清光と絡みまーす!」
「えっ、そこ申告制なの!?」
乱にだきつかれた!!
うわ、すごく……やわらかいです。まるで女の子です。
でも……これって俺からも抱きついた方がいいの?それも、あるじ以外に?
「あ、あるじ~」
「私、清光が他の刀剣男士と仲良くしてるところも見たいな~」
俺がタジタジオロオロになってるのに、あるじと来たらのほほんとジュースすすりながらほけほけ言ってる。三日月か!
「……そんなこと言ってあるじは嫉妬しないの?」
「嫉妬するよ?清光、すごくかわいいもの。
この会場にも他の清光がいるけど、うちの清光がいちばんかわいい」
……きゅん。
すっごい殺し文句ありがとうあるじ。
「も~……あとでたくさん可愛がってよね」
「うん。というわけで、まずはこのかわいらしい乱ちゃんと仲良く、ね?」
「いえーい!ボクと乱れよーぉ!」
「ぎゃあ!」
力強い抱擁きたぁ!?
体からミシッて音したぞ!きっとこの乱、女子力だけじゃなくて練度もすごい高いに決まってる!!
「うんうん。写真は撮るからどんどん乱れてこーい!」
この乱の審神者、ほんとノリいいな。
まあ、あるじがにこにこしてて嬉しそうならいっか。目の前の乱藤四郎も、うちの乱藤四郎よりやたらかわいいし。
「ふふ!審神者さんからの愛の告白、ごちそうさまだねっ」
「うちのあるじだからね!」
総勢60人ほど集まっているようだが、半分は審神者でしかも女性、もう半分はその近侍のよう。まるで2000年代に流行ったといわれるカップリングパーティーだ。男女の比率的にもほんとそれだよね。
実際、この現世の年代は2000年のどこからしいし、合っているといえば合っている。
「主。食事を持ってきましたよ。よろしければ俺が食べさせてあげます。あーん♡」
「んむ。おいしい!ありがとう長谷部」
「はっはっはっ。主、ひとつじじいにもあーん♡とやら、してはくれないか」
「三日月のおじいちゃん、貴方の審神者さんはあっちよ?」
「あなや」
未成年の審神者もいるみたいだから、アルコールが出るわけじゃないんだけど、すでにアルコールが入っているようなのが、ちらほら見かけることができた。
主にハートが飛び交ってるし、どこかの長谷部は主ラブがすごいし、どこかの三日月はほけほけしてる。でも長谷部と三日月は通常運転といえば通常運転かも。
うん。ほんと大賑わいで、楽しいパーティーだわ。
会議のかの字もつかない。
場にいる審神者も刀剣男士もノリのいいのばっかりで、どちらかというと新規介入の俺とあるじは、まだ様子見してたんだ。
前半はね。
そのうち、うちのあるじもその場に呑まれた感じになった。飲んでたのはただのジュースなのに…。
「きよみーつ!」
「なに?あるじ」
へら、と笑ったあるじが、ジュース片手に笑いかけてきた。
知ってる?何度も言うけどこれでお酒入ってないんだぜ。
絶対誰かに酒盛られてるって思う。
ま、まぁ……ふにゃふにゃしてるあるじってかわいいけどさ。
というか、今日のあるじ、ピンク色の花柄の着物なんて着ちゃって、もうほんとかわいすぎ!
他の刀剣に見せたくないし、他の審神者とも仲良くさせたくないって思っちゃうもん。
相手が女でもやっぱり少しは嫉妬する。
ああ、話が逸脱しすぎちゃった。あるじのこと好きすぎて最近はこんな考えばっかりな気がする。
気をつけないとね。
「んー。あっちの審神者さんとこで交流してきましょう!」
「交流……?」
よく見たらあっちの審神者が連れているのって、うちの本丸にもいる乱藤四郎じゃん。
「お久しぶりです」
「あ、久々ねー!今日の近侍は貴女のところも清光なんだ。今日は他にも清光を連れてる審神者がいっぱいいるわよ」
ふーん。俺はあるじの事を好きな気持ちなら負けてない清光だよ!
「そうみたいですね。そういう貴女は乱ちゃんですか」
「うん。かわいいでしょう?」
「ええ。うちの乱ちゃんもかわいいけれど、貴女のところは、ほんと女の子みたいでかわいいわ」
確かにこの乱藤四郎かわいい。
だって、うちの乱藤四郎はあるじの初鍛刀の刀にして、第一部隊の副隊長を務めるくらいの豪傑さを持ってるもんね。外見はかわいいのに、中身が山伏や岩融と変わんないってどんなだよ。
しかも、俺以上にあるじの前で雄の顔してあるじがよくタジタジになってる時もあるし。
そんな事考えてたら、向こうの審神者に頭を撫でられた。
「各本丸で性格とか全然違うけど、やっぱりどこの清光もかわいいよね~」
「ね~」
かわいいって言われるのすき。
あるじに言われるのがいちばんすきだけど、他の人に言われても嬉しいのは変わらない。
でも、向こうの審神者だけじゃなく、乱藤四郎も笑ってるのはなんでだろう?
「アンタんとこの審神者、でれでれっとして俺のことぐりぐり撫でてきたけど、そこの乱藤四郎は、この行為に嫉妬してないワケ?」
さっきから良い笑顔でにこにこしてる。
というか、この会場の審神者も刀剣男士もにこにこしてるなー。
「嫉妬ぉ?しないしない。
このパーティー、『夢女子会』っていう趣旨があるんだよ。他の本丸の色んな刀剣男士と絡みたいっていう審神者がいっぱい来てるの」
「夢女子会……」
俺それ知ってる!例のごとく2000年代にいっぱい書かれた夢小説なるものだよね。
俺とあるじがいちゃいちゃするような話とか、こっそり愛読したもん。
「その上、刀剣男士同士の絡み合いも見たい!……という願望と夢が詰まったパーティーなんだよ」
「BLかよ」
「ボクはそういうのもあっていいと思うんだぁ」
あるじ至上主義なだけで、俺もそういうのは嫌いじゃない。
俺だってよく、あんみつ……だっけ?安定とカップリングされてるみたいだし。
刀剣男士だって、仲良いのは良いこと。信用できない相手と組んで戦うことほど危険なことはないと思うんだ。
「というわけであるじさん!ボク、今からこの加州清光と絡みまーす!」
「えっ、そこ申告制なの!?」
乱にだきつかれた!!
うわ、すごく……やわらかいです。まるで女の子です。
でも……これって俺からも抱きついた方がいいの?それも、あるじ以外に?
「あ、あるじ~」
「私、清光が他の刀剣男士と仲良くしてるところも見たいな~」
俺がタジタジオロオロになってるのに、あるじと来たらのほほんとジュースすすりながらほけほけ言ってる。三日月か!
「……そんなこと言ってあるじは嫉妬しないの?」
「嫉妬するよ?清光、すごくかわいいもの。
この会場にも他の清光がいるけど、うちの清光がいちばんかわいい」
……きゅん。
すっごい殺し文句ありがとうあるじ。
「も~……あとでたくさん可愛がってよね」
「うん。というわけで、まずはこのかわいらしい乱ちゃんと仲良く、ね?」
「いえーい!ボクと乱れよーぉ!」
「ぎゃあ!」
力強い抱擁きたぁ!?
体からミシッて音したぞ!きっとこの乱、女子力だけじゃなくて練度もすごい高いに決まってる!!
「うんうん。写真は撮るからどんどん乱れてこーい!」
この乱の審神者、ほんとノリいいな。
まあ、あるじがにこにこしてて嬉しそうならいっか。目の前の乱藤四郎も、うちの乱藤四郎よりやたらかわいいし。
「ふふ!審神者さんからの愛の告白、ごちそうさまだねっ」
「うちのあるじだからね!」