刀剣乱舞夢女子会と清光
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「あーるーじー!」
俺が真っ赤な爪紅片手にあるじがいる執務室に行くと、彼女は山姥切と書類仕事をしてた。
「加州。まだ終わってないからあとにしろ」
「ごめんね清光。お仕事あと少しで終わるから、そしたら遊びましょうか」
あと少しで終わるなら、この部屋に居ようっと。隅っこの方とか。
っていうかあるじ働きすぎだし、山姥切あるじを働かせすぎ!
それにしても今日も近侍は山姥切なんだなぁ。だいたいは初期刀の歌仙や長谷部、なにやらとらうま……?があってそれを乗り越えた関係の山姥切と、っていう時が多い気がする。
交代制で順繰りに回って来るけど、この3人は頻度が高い。
長谷部は多分、仕事が早いからだってわかる。
あー、俺だってもっとあるじの近侍になりたいのになー。
もっと早く近侍当番回って来てほしい。そしたらあるじ独り占め♡
でも、明日は俺が近侍だしいいもんね!俺だけのあるじをいっぱい堪能しよっと!!
「ん?主……こんなところに未開封の封書が紛れている」
「えっ!」
あーあ。山姥切がまた変な手紙見つけて仕事を増やしたみたい。まあ、この場合は手紙に気がつかなかったあるじも悪いんだろうけども。
「……審神者会議があるそうだぞ」
「ええっ!?い、いつ……!?どこで!!?」
この審神者会議、たまにあるんだけど、政府主催だとこんのすけから直々に渡される上にメールでも連絡が来る。今回のはそれがなかったから、きっと他の審神者が主催した交流会だと思う。あれ楽しいらしいんだよね。
参加不参加は自由だろうけど、うちのあるじは最近になって行くようになった。
他の審神者とも仲良くしたいんだってさ。うん、友達が増えることはいいことだと思う。
ただし相手の審神者が男だったら斬る(KILL)。
「……明日だな」
「「あしたぁ!?」」
あ。つい俺まで声を出しちゃった。たいした邪魔してないのに山姥切めっちゃ睨んでるー。
「場所は現世だな。行くのか?行くならはやく連絡しないとだぞ」
「行くに決まってるでしょ」
「なら連絡しておくんだな。
……さて、今日の仕事は終わりだ。他に何かあったら呼べ」
「ありがと切国」
「写しに礼など言わなくていい」
照れた様子を隠して行っちゃったけど、桜舞ってたからバレバレだよ山姥切。
とにかく、仕事終わりだって。
俺がここにいるからか、山姥切も仕事をサッサと終わらせてくれたみたい。ほんとありがと。
これが歌仙や長谷部ならそうはいかないもんなー。
「あーるーじー。爪紅塗ってくれる約束でしょー?」
「はいはい。手紙の返事書いたらね」
「うー。わかった、待ってるから早くねー!」
って、ちょっと待って。
明日は俺が近侍の大事な日。
なのに、あるじが審神者会議なんて行ったら、俺はどーなるの?
いつも審神者会議で連れて歩いてる歌仙になっちゃうのかな……?
「ねえあるじ……」
「んー?」
パタパタとキーボードを叩く音ばかりがする中、俺は不安げに聞いた。
「明日は現世でしょ。近侍どうするの?」
ぴたり、あるじの指が止まってこっち向いた。
黒い目と、俺の赤い目がかち合う。
「ふふ、明日の近侍はそのまま清光よ」
「!」
不安がってたこと、わかってたみたい。
「もちろん、行きたくないなら無理に参加しろとは言わないけど、どうする?」
「行く!行きたい!!」
「ならよかった!
あとね、会議というよりパーティーのような楽しい場になるみたいだから、本体の持ち込みは禁止なの。それでも大丈夫?」
刀剣男士の魂は肉体じゃなくて刀に宿る。
だから、刀剣によっては、本体から離れることを恐れるのもいるんだけど……。
「大丈夫に決まってるでしょ。
本体も大事だよ。でも、俺にとって一番大事なのはもっと他にある」
「他に?」
「あるじに決まってる」
いつものかわいい加州清光はしまい込んで、ちょっぴり雄の香りをまとわせた素顔を見せる。
そのままあるじを引き寄せて抱いたら、頬を朱に染めた。かわいい。
ほんのり朱に染まる頬ごと食べてしまいたいけれど、それは我慢。でも、伝わってくる速い心の臓の鼓動は少しの間くらい聴かせてもらおうっと。
とはいえ、少しこわいとは思う。
刀がない状態で遡行軍が出たりしたらどうやってあるじを守ろうかな。
何に変えても守るけどね。
俺が真っ赤な爪紅片手にあるじがいる執務室に行くと、彼女は山姥切と書類仕事をしてた。
「加州。まだ終わってないからあとにしろ」
「ごめんね清光。お仕事あと少しで終わるから、そしたら遊びましょうか」
あと少しで終わるなら、この部屋に居ようっと。隅っこの方とか。
っていうかあるじ働きすぎだし、山姥切あるじを働かせすぎ!
それにしても今日も近侍は山姥切なんだなぁ。だいたいは初期刀の歌仙や長谷部、なにやらとらうま……?があってそれを乗り越えた関係の山姥切と、っていう時が多い気がする。
交代制で順繰りに回って来るけど、この3人は頻度が高い。
長谷部は多分、仕事が早いからだってわかる。
あー、俺だってもっとあるじの近侍になりたいのになー。
もっと早く近侍当番回って来てほしい。そしたらあるじ独り占め♡
でも、明日は俺が近侍だしいいもんね!俺だけのあるじをいっぱい堪能しよっと!!
「ん?主……こんなところに未開封の封書が紛れている」
「えっ!」
あーあ。山姥切がまた変な手紙見つけて仕事を増やしたみたい。まあ、この場合は手紙に気がつかなかったあるじも悪いんだろうけども。
「……審神者会議があるそうだぞ」
「ええっ!?い、いつ……!?どこで!!?」
この審神者会議、たまにあるんだけど、政府主催だとこんのすけから直々に渡される上にメールでも連絡が来る。今回のはそれがなかったから、きっと他の審神者が主催した交流会だと思う。あれ楽しいらしいんだよね。
参加不参加は自由だろうけど、うちのあるじは最近になって行くようになった。
他の審神者とも仲良くしたいんだってさ。うん、友達が増えることはいいことだと思う。
ただし相手の審神者が男だったら斬る(KILL)。
「……明日だな」
「「あしたぁ!?」」
あ。つい俺まで声を出しちゃった。たいした邪魔してないのに山姥切めっちゃ睨んでるー。
「場所は現世だな。行くのか?行くならはやく連絡しないとだぞ」
「行くに決まってるでしょ」
「なら連絡しておくんだな。
……さて、今日の仕事は終わりだ。他に何かあったら呼べ」
「ありがと切国」
「写しに礼など言わなくていい」
照れた様子を隠して行っちゃったけど、桜舞ってたからバレバレだよ山姥切。
とにかく、仕事終わりだって。
俺がここにいるからか、山姥切も仕事をサッサと終わらせてくれたみたい。ほんとありがと。
これが歌仙や長谷部ならそうはいかないもんなー。
「あーるーじー。爪紅塗ってくれる約束でしょー?」
「はいはい。手紙の返事書いたらね」
「うー。わかった、待ってるから早くねー!」
って、ちょっと待って。
明日は俺が近侍の大事な日。
なのに、あるじが審神者会議なんて行ったら、俺はどーなるの?
いつも審神者会議で連れて歩いてる歌仙になっちゃうのかな……?
「ねえあるじ……」
「んー?」
パタパタとキーボードを叩く音ばかりがする中、俺は不安げに聞いた。
「明日は現世でしょ。近侍どうするの?」
ぴたり、あるじの指が止まってこっち向いた。
黒い目と、俺の赤い目がかち合う。
「ふふ、明日の近侍はそのまま清光よ」
「!」
不安がってたこと、わかってたみたい。
「もちろん、行きたくないなら無理に参加しろとは言わないけど、どうする?」
「行く!行きたい!!」
「ならよかった!
あとね、会議というよりパーティーのような楽しい場になるみたいだから、本体の持ち込みは禁止なの。それでも大丈夫?」
刀剣男士の魂は肉体じゃなくて刀に宿る。
だから、刀剣によっては、本体から離れることを恐れるのもいるんだけど……。
「大丈夫に決まってるでしょ。
本体も大事だよ。でも、俺にとって一番大事なのはもっと他にある」
「他に?」
「あるじに決まってる」
いつものかわいい加州清光はしまい込んで、ちょっぴり雄の香りをまとわせた素顔を見せる。
そのままあるじを引き寄せて抱いたら、頬を朱に染めた。かわいい。
ほんのり朱に染まる頬ごと食べてしまいたいけれど、それは我慢。でも、伝わってくる速い心の臓の鼓動は少しの間くらい聴かせてもらおうっと。
とはいえ、少しこわいとは思う。
刀がない状態で遡行軍が出たりしたらどうやってあるじを守ろうかな。
何に変えても守るけどね。