11/1 犬の日
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目の前には真っ黒く美しい毛並みのゴールデンレトリーバーがちょこんとお座りしている。
「……ひとつ、聞いてよいか」
「ん?なぁに『ケル』?」
このしゃべるお犬様は、三氷棍ケルべロスが普段から身を転じさせている姿である。
今回のSS……ケルが出演するお話だ。
「なぜ我がこの拍手用の話に出るのだ?」
「ふふっそれはね~?今日はケルの日だからだよ!」
そう、本日11月1日は犬の日!!
わんわんおを愛で、わんわんおについての知識を身につけ、わんわんおとキャッキャウフフ!触れ合うための日本の記念日である。
日本にはそんなすてきな記念日があったんですねぇ、管理人は初耳でしたよ!
「じゃオレは出ない話?」
「それはないでしょ。ダンテは主人公なんだからさ」
「……いちおう『夢』小説のカテゴリに入るし、ディーヴァも主人公みたいなもんだけどな」
「とにかく今日は犬の日。ケル、今日はドッグランに行こう!」
「というわけで、オレがさっき買ってきたチョーかっちょいいリードつけるから大人しくしろよ?」
「…………」
何が、というわけで、だ!
ケルは無言で嫌そうな顔をした。
行くのが嫌なわけではなく、ダンテにつけられるリードが嫌なのだった。
ところ変わりまして、ここはドッグランのある大きな公園である。
ちなみにここまでは魔具の状態で来たのだが、ダンテはせっかく買ってきたリードを無視された腹いせに戦闘中以上に、ケルを振り回した。
「ぐるぐるぐるぐるぐるこさみー(ry」的なノリで。
……だからといって目は回らないが。
ダンテがベンチでぐてーっと座る少し遠くでは、ディーヴァとケルが楽しそうに駆け回っている。
うーん、かわいい女の子と愛犬の散歩……絵になるなあ。
そんなケルに、一匹のかわいらしいプードルが近づいてきた。
「くんくん、くうーん」
あれ?
心なしか、このプードルからピンク色のオーラが漂ってきていないだろうか?
「……来られても困るのだが」
「なんで?かわいいプードルじゃない」
ひっつかれてまたも嫌そうな顔をするケル。
「我の興味深き者はおぬしのような犬ではない。どちらかというとディーヴァのような天使に興味がある」
「きゅーん」
メスなのだろう、かわいいプードルが言い寄ってきてもなんのその。
ケルはすっぱりばっさり断ったのだった。
やはり犬の姿をとっていても本質は悪魔だからか、天使の力のほうが好き、ということか。
「うーん、そんなもんなのかな……。ん?」
少し離れたところでは、ケルを恨めしそうに、そしてプードルを愛おしそうに見つめる一匹のイケメンハウンド……いや、アフガンハウンドが。
あ、プードルがアフガンハウンドを見た。
その顔は嫌そうに歪めているものであり、その瞬間、アフガンハウンドの方はガーンと落ち込んだ。
気が付いたケルはそれをちらと見ると、興味はないと言っていたのに勝ち誇ったようなドヤ顔を向けた。
こんなところはダンテに似てきたような気がする。
「わーお……なんか少女漫画っぽい……」
犬の世界にもこんな展開があるのだな、とディーヴァはケルと遊びながら思った。
「……ひとつ、聞いてよいか」
「ん?なぁに『ケル』?」
このしゃべるお犬様は、三氷棍ケルべロスが普段から身を転じさせている姿である。
今回のSS……ケルが出演するお話だ。
「なぜ我がこの拍手用の話に出るのだ?」
「ふふっそれはね~?今日はケルの日だからだよ!」
そう、本日11月1日は犬の日!!
わんわんおを愛で、わんわんおについての知識を身につけ、わんわんおとキャッキャウフフ!触れ合うための日本の記念日である。
日本にはそんなすてきな記念日があったんですねぇ、管理人は初耳でしたよ!
「じゃオレは出ない話?」
「それはないでしょ。ダンテは主人公なんだからさ」
「……いちおう『夢』小説のカテゴリに入るし、ディーヴァも主人公みたいなもんだけどな」
「とにかく今日は犬の日。ケル、今日はドッグランに行こう!」
「というわけで、オレがさっき買ってきたチョーかっちょいいリードつけるから大人しくしろよ?」
「…………」
何が、というわけで、だ!
ケルは無言で嫌そうな顔をした。
行くのが嫌なわけではなく、ダンテにつけられるリードが嫌なのだった。
ところ変わりまして、ここはドッグランのある大きな公園である。
ちなみにここまでは魔具の状態で来たのだが、ダンテはせっかく買ってきたリードを無視された腹いせに戦闘中以上に、ケルを振り回した。
「ぐるぐるぐるぐるぐるこさみー(ry」的なノリで。
……だからといって目は回らないが。
ダンテがベンチでぐてーっと座る少し遠くでは、ディーヴァとケルが楽しそうに駆け回っている。
うーん、かわいい女の子と愛犬の散歩……絵になるなあ。
そんなケルに、一匹のかわいらしいプードルが近づいてきた。
「くんくん、くうーん」
あれ?
心なしか、このプードルからピンク色のオーラが漂ってきていないだろうか?
「……来られても困るのだが」
「なんで?かわいいプードルじゃない」
ひっつかれてまたも嫌そうな顔をするケル。
「我の興味深き者はおぬしのような犬ではない。どちらかというとディーヴァのような天使に興味がある」
「きゅーん」
メスなのだろう、かわいいプードルが言い寄ってきてもなんのその。
ケルはすっぱりばっさり断ったのだった。
やはり犬の姿をとっていても本質は悪魔だからか、天使の力のほうが好き、ということか。
「うーん、そんなもんなのかな……。ん?」
少し離れたところでは、ケルを恨めしそうに、そしてプードルを愛おしそうに見つめる一匹のイケメンハウンド……いや、アフガンハウンドが。
あ、プードルがアフガンハウンドを見た。
その顔は嫌そうに歪めているものであり、その瞬間、アフガンハウンドの方はガーンと落ち込んだ。
気が付いたケルはそれをちらと見ると、興味はないと言っていたのに勝ち誇ったようなドヤ顔を向けた。
こんなところはダンテに似てきたような気がする。
「わーお……なんか少女漫画っぽい……」
犬の世界にもこんな展開があるのだな、とディーヴァはケルと遊びながら思った。