9/14 メンズバレンタインデー
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蓋を開けて中を見たディーヴァ。
中身を何秒間か見つめたあと、そっと蓋を閉め直した。
「おい!閉めちゃダメだろ、閉めちゃ」
「えー……だって、こんなのいらないしぃー」
「こらーッ!せっかくオレが選んだんだぞッ!?」
と、ダンテはディーヴァから箱を取り上げて、中身を出す。
中に入っていたのは少量の赤と黒の色構成の布。
赤いサテンの布地に、黒いレースがふんだんに使われたそれはどっからどう見たって女性用の下着だ。
ダンテがこれを買っているところはあまり想像したくない。
いったいどんな表情して買ったのやら。
「大体、メンズバレンタインデーって何?」
「それはな、男が好きな女に下着を送って愛を告白する日だ。まさにオレのために存在する日だろ?」
うわぁ……。
ダンテばかりが知ってる時点でろくな行事じゃなさそうだと思っていたけど、本当に変態の喜びそうな行事だったよ……。
白い目でダンテを見るディーヴァ。
その間もダンテは嬉々として、ディーヴァの目の前に下着を広げていく。
ブラジャーと、ベビードール、ショーツに。
紐とアジャスターらしく見えるものは、ガーターベルトのようだ。
セットで買ったら結構な値がしそうだ。
なんともったいない、お金のムダなことを!
嫌そうに顔をしかめながら、ディーヴァはそれらを手に取ってみた。
まず、ショーツの面積が小さい。
とても小さい。
しかも、バックスタイルはTバック、側面は紐タイプ。
ダンテの選びそうなデザインだ。
次にベビードール。
ものすごくスケスケだ。
単体で着たらそのまま裸と変わらないだろうと推測する。
これはいただけない!
さらにはガーターベルト。
ダンテはいったい自分に何を求めているのか。
セクシー路線を目指せと?
「どうだ?ディーヴァに絶対似合うと思うんだが。ん?」
「イヤ。こんなのいらない」
「えーっ!これを受け取ってもらえないと告白不成立みたいなモンなんだが!?」
「知らないよそんなこと!あたし達すでに付き合ってるでしょうが!!」
「あ、そうだったぜ!ハハハ!!」
行事にかこつけて変な下着を買うんなら、もっと生活が潤うようなものでも買えばいいのに。
「でも、あたしのブラ……アンダーのサイズとかよくわかったね」
手に取ったブラジャーのサイズ表示を見つめる。
そこには自分がいつも付けているものと同じサイズが表記されていた。
「当たり前だろ?だってオレ、ディーヴァが捨てた古い下着持ってるから」
「えっ?」
「え?一緒に寝てるのに知らなかったのか?枕元にフツーに置いてあるだろ」
「…………」
絶句。
「おまわりさんここです!!」
●あとがき
日本の行事らしいです。
初めて知りましたが(笑)
誰かこの下着身に着けた夢主のイラストきぼんぬ。うへへ(凶悪な顔)
中身を何秒間か見つめたあと、そっと蓋を閉め直した。
「おい!閉めちゃダメだろ、閉めちゃ」
「えー……だって、こんなのいらないしぃー」
「こらーッ!せっかくオレが選んだんだぞッ!?」
と、ダンテはディーヴァから箱を取り上げて、中身を出す。
中に入っていたのは少量の赤と黒の色構成の布。
赤いサテンの布地に、黒いレースがふんだんに使われたそれはどっからどう見たって女性用の下着だ。
ダンテがこれを買っているところはあまり想像したくない。
いったいどんな表情して買ったのやら。
「大体、メンズバレンタインデーって何?」
「それはな、男が好きな女に下着を送って愛を告白する日だ。まさにオレのために存在する日だろ?」
うわぁ……。
ダンテばかりが知ってる時点でろくな行事じゃなさそうだと思っていたけど、本当に変態の喜びそうな行事だったよ……。
白い目でダンテを見るディーヴァ。
その間もダンテは嬉々として、ディーヴァの目の前に下着を広げていく。
ブラジャーと、ベビードール、ショーツに。
紐とアジャスターらしく見えるものは、ガーターベルトのようだ。
セットで買ったら結構な値がしそうだ。
なんともったいない、お金のムダなことを!
嫌そうに顔をしかめながら、ディーヴァはそれらを手に取ってみた。
まず、ショーツの面積が小さい。
とても小さい。
しかも、バックスタイルはTバック、側面は紐タイプ。
ダンテの選びそうなデザインだ。
次にベビードール。
ものすごくスケスケだ。
単体で着たらそのまま裸と変わらないだろうと推測する。
これはいただけない!
さらにはガーターベルト。
ダンテはいったい自分に何を求めているのか。
セクシー路線を目指せと?
「どうだ?ディーヴァに絶対似合うと思うんだが。ん?」
「イヤ。こんなのいらない」
「えーっ!これを受け取ってもらえないと告白不成立みたいなモンなんだが!?」
「知らないよそんなこと!あたし達すでに付き合ってるでしょうが!!」
「あ、そうだったぜ!ハハハ!!」
行事にかこつけて変な下着を買うんなら、もっと生活が潤うようなものでも買えばいいのに。
「でも、あたしのブラ……アンダーのサイズとかよくわかったね」
手に取ったブラジャーのサイズ表示を見つめる。
そこには自分がいつも付けているものと同じサイズが表記されていた。
「当たり前だろ?だってオレ、ディーヴァが捨てた古い下着持ってるから」
「えっ?」
「え?一緒に寝てるのに知らなかったのか?枕元にフツーに置いてあるだろ」
「…………」
絶句。
「おまわりさんここです!!」
●あとがき
日本の行事らしいです。
初めて知りましたが(笑)
誰かこの下着身に着けた夢主のイラストきぼんぬ。うへへ(凶悪な顔)