5/13 メイストームデー
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方向的には公園の方角だろう。
時間が経って頭が冷えたダンテは、ディーヴァを迎えに行くことにした。
喧嘩しようと、嫌いと言われようと、今日が別れに最適な日だろうと、結局ダンテはディーヴァラブ。
何を言われようとディーヴァを自分の元へ連れ戻すし、自分が守るし、自分が愛し続ける。
そしてディーヴァは案の定、公園のベンチで座っていた。
まだ機嫌は直っていないのか、ムスッと頬を膨らませている。
「ディーヴァ」
「何よ、ダンテのあほ」
「はぁ……。……これをやる」
「なによ。今さらご機嫌取りなんて……」
くんくん。
「リンゴとチーズと、それにプリンの匂い……?」
寄越された箱をダンテの顔も見ないまま受け取るが、そこからは好物の匂いが。
箱の中身をそっと見てみると、いつも食べている店のものではないが、アップルパイとチーズケーキ、プリンアラモードが入っていた。
「機嫌直せよ、darling」
「……いつものお店のじゃない……。今回食べられちゃったお店のでもない……」
「え、まじかよ!」
「でも……ありがと」
焦るダンテにクスリと小さく笑う。
ダンテもつられて笑い、その手を差し出した。
「帰ろうぜ、オレ達の家に」
「ん、ごめんねダンテ。言い過ぎちゃった」
「いいよ。食っちまったやつはあとで並んで買ってくる」
「別にいいよ。それより、おうち帰ったら美味しい紅茶入れるね。そしたらこのケーキくん達を半分こしよ?」
「サンキュ……」
5月の嵐が通り過ぎた。
こうして強い嵐にも負けることなく、恋人達の指は絡み合い、前よりも固く繋がれたのだった。
●あとがき
日本の変な記念日のひとつです。
最終的に更にラブラブになっちまいやがった……。
時間が経って頭が冷えたダンテは、ディーヴァを迎えに行くことにした。
喧嘩しようと、嫌いと言われようと、今日が別れに最適な日だろうと、結局ダンテはディーヴァラブ。
何を言われようとディーヴァを自分の元へ連れ戻すし、自分が守るし、自分が愛し続ける。
そしてディーヴァは案の定、公園のベンチで座っていた。
まだ機嫌は直っていないのか、ムスッと頬を膨らませている。
「ディーヴァ」
「何よ、ダンテのあほ」
「はぁ……。……これをやる」
「なによ。今さらご機嫌取りなんて……」
くんくん。
「リンゴとチーズと、それにプリンの匂い……?」
寄越された箱をダンテの顔も見ないまま受け取るが、そこからは好物の匂いが。
箱の中身をそっと見てみると、いつも食べている店のものではないが、アップルパイとチーズケーキ、プリンアラモードが入っていた。
「機嫌直せよ、darling」
「……いつものお店のじゃない……。今回食べられちゃったお店のでもない……」
「え、まじかよ!」
「でも……ありがと」
焦るダンテにクスリと小さく笑う。
ダンテもつられて笑い、その手を差し出した。
「帰ろうぜ、オレ達の家に」
「ん、ごめんねダンテ。言い過ぎちゃった」
「いいよ。食っちまったやつはあとで並んで買ってくる」
「別にいいよ。それより、おうち帰ったら美味しい紅茶入れるね。そしたらこのケーキくん達を半分こしよ?」
「サンキュ……」
5月の嵐が通り過ぎた。
こうして強い嵐にも負けることなく、恋人達の指は絡み合い、前よりも固く繋がれたのだった。
●あとがき
日本の変な記念日のひとつです。
最終的に更にラブラブになっちまいやがった……。