色々な短編的なお話
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~ダンテの場合~
「いちゃいちゃらぶらぶしてるところ悪いけどな、お二人さん」
「残りはダンテの占い結果だぞ」
ディーヴァはネロとバージルから紙を手渡される。
二人はディーヴァには優しい顔を向け、ダンテには憎々しい顔を向けていた。
「あ、ごめん」
赤い顔でディーヴァはそれを受け取った。
「んーと……ダンテは確か頭からがぶーって食べてたよね」
「男なら、頭からがぶっとな!ディーヴァのことも頭からがぶっといきたいもんだぜ」
「ダメですぅ~」
「ハハッ!わかってるさ」
「ホントかな……」
軽く笑い飛ばすダンテという狼をいぶかしげに見つめるディーヴァという赤ずきん。
今回も言葉巧みに流され騙され、食べられてしまうのかもしれない。
「でも、ダンテが男ならって言う通り、男性に多い食べ方なんだって。それからこのタイプはね~本当にダンテっぽいよ」
「んなにダンテそのままなのか?」
「どれ、見せてみろ」
ネロとバージルが横から覗き込む。
ダンテはドヤ顔でオレかっこいいポーズをした。
「フフン、どうせかっこいいとか強いって書いてあんだろ?」
『小さなことをあまり気にしない人で大雑把なところもあり、楽天的かつ前向きな人が多いと言えます。』
「「「……確かに当たってる」」」
「なんだよー、なんて書いてあったんだよー、言えよぉー」
バージルとネロを押し退け、ぐりぐりとディーヴァに頬擦りしながら言う。
ちょっとうざい。
「言っても傷つかないで聞いてね?」
「「ここにある通りなら傷つかないだろ」」
「それもそっか。ダンテは、ちっちゃいことをあんまり気にしない&大雑把で楽天的。よく言えば前向き」
「なんだ、やっぱ良いことじゃん」
スパッと言ってのけるディーヴァに、ダンテもあっけらかんと答える。
「……ホントにけなされてないって思うならダンテはちょっと馬鹿かも。まあ、その天然なお馬鹿さ加減、あたしは嫌いじゃないけど……ぐぇっ!!」
ディーヴァに好かれてるならいいや。
そんな意味をこめてディーヴァを強く強く抱き締める。
ネロとバージルはため息をついてディーヴァとダンテを無理矢理引き離し、ディーヴァを助けた。
「ふぅ、助かった。んー、行動力、積極性があるけどやり方が少々雑……。今の行動見たらわかるよね」
「考えるより先にまず行動!えっへん!」
「「威張るな」」
ネロとバージルのデビルチョップが両脇から入った。
それを微笑ましくも思いつつ、続けるディーヴァ。
「でも、そんなだから失敗することもあるってさ。そのかわりにすぐ立ち直るのも特徴……」
「立ち直りは早いよな。この中でも特に」
「痛みがなくなるのも、傷の治りも一番早いぜー!」
ハハハッ!大声で笑うダンテ。
馬鹿は怪我をしても痛みに気がつかない、そんな目を三人から送られているのは気がつかなかったようだ。
「はあ……。あとはね、負けず嫌いで命令されるのが嫌い。また、熱しやすく冷めやすいんだって」
「ダンテは命令されるのは嫌いかもな。4の小説にそんな表現あった気がするぜ」
「負けず嫌いも当たっているな。貴様、俺に負けるの嫌いだろう」
「当たり前だ、バージルに遅れをとるのはだいっ嫌いだね!」
ぺぺぺっ!
唾でも飛ばすかのように言うダンテ。
「ねえ、ダンテ……」
ディーヴァはちょっと悲しそうにダンテに尋ねた。
「どうした、ディーヴァ?」
「あたしとのことも、熱しやすく冷めやすい?あたしのこと、そのうち飽きて捨てちゃうの?」
ディーヴァは、繕うようにダンテを見上げてくる。
目を見開き、ダンテは優しく抱き締めた。
「馬鹿だなあ……お前を捨てるなんてことあるわけないだろ。ディーヴァに関してだけなら、冷めることなんて一生ねぇよ。むしろ、いつでもアッツアツで発火しそうだ」
「ダンテ……」
見つめ合い、互いの唇がゆっくりと近づく。
その唇まで数センチ!
だが、そうは問屋が卸さない!
バージルとネロが結託して止めた。
「なら発火してしまえ。ネロ、イクシードの準備を」
「イエッサー、バージル」
ぶぉんぶぉん。
バイクエンジンをふかすような轟音が鳴り、イクシードMAX!
ダンテはそれを見て青ざめた。
「ちょ、燃やすとかやめてくれー!」
「あ、えーと……。加減してあげてね?」
ネロの振り回すレッドクイーンから逃げるダンテを見ながら、残りをスラスラ読み上げるディーヴァ。
「ダンテって強情なのかな?強情なトコがあるかもってなってるよ」
「さぁな、知らん」
どこから取り出したのか、日本茶の入った湯飲みを片手に、のほほんと会話するディーヴァとバージル。
うぅ~ん、なんだかバージル×日本茶は様になる気がする!
「でも、これは当たってる。周りの目を気にせず、自分勝手にやりたいことをする……そのまんまダンテだよね?」
自分勝手とまではいかないが、周りの目は気にしていないと思われる。
でなかったら、いつでもかまわずいちゃついてこないし、あんな半裸コートなんて着ない……かも。
「思ったことを全部口にだすのもこのタイプらしいな。最後に書いてあるぞ」
「それって、裏表なくていいけど一言余計だったりする。なんだか損な性格だよねえ……」
はあ、とため息をつき、日本茶をすする。
「ぎゃああああ!」
その時、向こうでダンテの叫びが響いた。
思いっきりレッドクイーンが直撃し、追加でネロが放ったらしいチャージショットが炸裂!したようだ。
そしてその直後、上がるのは花火にも似た爆発の炎。
「たーまーやー!!
「それはどこぞで使ったネタだな」
「うん。あちらさんで教わったの」
少し息を切らせたネロが戻ってきた。
「悪い、ダンテ爆発させちまった」
「あー、いいよ。地球一周したら戻って来るでしょ。お疲れさま、ネロ」
「茶が入っているぞ、飲め」
「サンキュー」
甘いものを食べたならお茶!
それが鯛焼きなら日本茶に限る!
そんなこんなで三時のおやつタイムは過ぎていった。
「いちゃいちゃらぶらぶしてるところ悪いけどな、お二人さん」
「残りはダンテの占い結果だぞ」
ディーヴァはネロとバージルから紙を手渡される。
二人はディーヴァには優しい顔を向け、ダンテには憎々しい顔を向けていた。
「あ、ごめん」
赤い顔でディーヴァはそれを受け取った。
「んーと……ダンテは確か頭からがぶーって食べてたよね」
「男なら、頭からがぶっとな!ディーヴァのことも頭からがぶっといきたいもんだぜ」
「ダメですぅ~」
「ハハッ!わかってるさ」
「ホントかな……」
軽く笑い飛ばすダンテという狼をいぶかしげに見つめるディーヴァという赤ずきん。
今回も言葉巧みに流され騙され、食べられてしまうのかもしれない。
「でも、ダンテが男ならって言う通り、男性に多い食べ方なんだって。それからこのタイプはね~本当にダンテっぽいよ」
「んなにダンテそのままなのか?」
「どれ、見せてみろ」
ネロとバージルが横から覗き込む。
ダンテはドヤ顔でオレかっこいいポーズをした。
「フフン、どうせかっこいいとか強いって書いてあんだろ?」
『小さなことをあまり気にしない人で大雑把なところもあり、楽天的かつ前向きな人が多いと言えます。』
「「「……確かに当たってる」」」
「なんだよー、なんて書いてあったんだよー、言えよぉー」
バージルとネロを押し退け、ぐりぐりとディーヴァに頬擦りしながら言う。
ちょっとうざい。
「言っても傷つかないで聞いてね?」
「「ここにある通りなら傷つかないだろ」」
「それもそっか。ダンテは、ちっちゃいことをあんまり気にしない&大雑把で楽天的。よく言えば前向き」
「なんだ、やっぱ良いことじゃん」
スパッと言ってのけるディーヴァに、ダンテもあっけらかんと答える。
「……ホントにけなされてないって思うならダンテはちょっと馬鹿かも。まあ、その天然なお馬鹿さ加減、あたしは嫌いじゃないけど……ぐぇっ!!」
ディーヴァに好かれてるならいいや。
そんな意味をこめてディーヴァを強く強く抱き締める。
ネロとバージルはため息をついてディーヴァとダンテを無理矢理引き離し、ディーヴァを助けた。
「ふぅ、助かった。んー、行動力、積極性があるけどやり方が少々雑……。今の行動見たらわかるよね」
「考えるより先にまず行動!えっへん!」
「「威張るな」」
ネロとバージルのデビルチョップが両脇から入った。
それを微笑ましくも思いつつ、続けるディーヴァ。
「でも、そんなだから失敗することもあるってさ。そのかわりにすぐ立ち直るのも特徴……」
「立ち直りは早いよな。この中でも特に」
「痛みがなくなるのも、傷の治りも一番早いぜー!」
ハハハッ!大声で笑うダンテ。
馬鹿は怪我をしても痛みに気がつかない、そんな目を三人から送られているのは気がつかなかったようだ。
「はあ……。あとはね、負けず嫌いで命令されるのが嫌い。また、熱しやすく冷めやすいんだって」
「ダンテは命令されるのは嫌いかもな。4の小説にそんな表現あった気がするぜ」
「負けず嫌いも当たっているな。貴様、俺に負けるの嫌いだろう」
「当たり前だ、バージルに遅れをとるのはだいっ嫌いだね!」
ぺぺぺっ!
唾でも飛ばすかのように言うダンテ。
「ねえ、ダンテ……」
ディーヴァはちょっと悲しそうにダンテに尋ねた。
「どうした、ディーヴァ?」
「あたしとのことも、熱しやすく冷めやすい?あたしのこと、そのうち飽きて捨てちゃうの?」
ディーヴァは、繕うようにダンテを見上げてくる。
目を見開き、ダンテは優しく抱き締めた。
「馬鹿だなあ……お前を捨てるなんてことあるわけないだろ。ディーヴァに関してだけなら、冷めることなんて一生ねぇよ。むしろ、いつでもアッツアツで発火しそうだ」
「ダンテ……」
見つめ合い、互いの唇がゆっくりと近づく。
その唇まで数センチ!
だが、そうは問屋が卸さない!
バージルとネロが結託して止めた。
「なら発火してしまえ。ネロ、イクシードの準備を」
「イエッサー、バージル」
ぶぉんぶぉん。
バイクエンジンをふかすような轟音が鳴り、イクシードMAX!
ダンテはそれを見て青ざめた。
「ちょ、燃やすとかやめてくれー!」
「あ、えーと……。加減してあげてね?」
ネロの振り回すレッドクイーンから逃げるダンテを見ながら、残りをスラスラ読み上げるディーヴァ。
「ダンテって強情なのかな?強情なトコがあるかもってなってるよ」
「さぁな、知らん」
どこから取り出したのか、日本茶の入った湯飲みを片手に、のほほんと会話するディーヴァとバージル。
うぅ~ん、なんだかバージル×日本茶は様になる気がする!
「でも、これは当たってる。周りの目を気にせず、自分勝手にやりたいことをする……そのまんまダンテだよね?」
自分勝手とまではいかないが、周りの目は気にしていないと思われる。
でなかったら、いつでもかまわずいちゃついてこないし、あんな半裸コートなんて着ない……かも。
「思ったことを全部口にだすのもこのタイプらしいな。最後に書いてあるぞ」
「それって、裏表なくていいけど一言余計だったりする。なんだか損な性格だよねえ……」
はあ、とため息をつき、日本茶をすする。
「ぎゃああああ!」
その時、向こうでダンテの叫びが響いた。
思いっきりレッドクイーンが直撃し、追加でネロが放ったらしいチャージショットが炸裂!したようだ。
そしてその直後、上がるのは花火にも似た爆発の炎。
「たーまーやー!!
「それはどこぞで使ったネタだな」
「うん。あちらさんで教わったの」
少し息を切らせたネロが戻ってきた。
「悪い、ダンテ爆発させちまった」
「あー、いいよ。地球一周したら戻って来るでしょ。お疲れさま、ネロ」
「茶が入っているぞ、飲め」
「サンキュー」
甘いものを食べたならお茶!
それが鯛焼きなら日本茶に限る!
そんなこんなで三時のおやつタイムは過ぎていった。