曲イメージリクエスト小説
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悪魔に憑かれた自分のこの手には、まず持つことができぬ最強の剣。
聖剣とよばれしそれを、ネロは警備の薄くなる夕暮れを待って、保管されていた王宮より盗んだ。
柄を握るだけで手のひらの皮膚が焼け落ちそうになるそれを手に、風のように急いで屋敷への道を走る。
デジャビュ。
昔にも同じくのぼった気がするその坂を、遠い昔にどこかで見たことのある少女目指してかけていく。
カルマの坂、輪廻の坂。
今度こそ、助けなければ。
「うるぅぅうぉおぁぁぁああっっ!!」
怒りと憎しみで燃え上がる切っ先を払うように、すべてを斬り刻むネロ。
鬼気迫るネロの猛攻に、門を守る兵達は早々に根をあげた。
屋敷の主人はもちろん、メイドもバトラーも、すべてが血の海に沈んだ。
濡れた剣から滴るのは数多の人間達の血。
聖剣と呼ばれた剣も、血を浴びすぎて、悪魔の剣になってしまっている。
それを点々と落としながら、たどり着いた先。
……遅かった。
そのベッドにはディーヴァが裸をさらし、横たわっていた。
体のいたる場所には、殴られた痣、火を押し付けられたであろう火傷、そして無数の情事の痕が。
癒えぬ傷を肉体の奥深く、心に刻み付けられたディーヴァは、すでに壊れてしまっていた。
人形のように笑い、ガラス玉のような光なき瞳からはとめどなく透明な滴を流している。
「殺して……」
そう、ディーヴァが笑った気がした。
ネロは、『今回も』最後のひとふりを少女に与えた。
涙もでなかった。
代わりに出たのは乾いた笑い声。
「は、ははは……」
全てを終わらせ血で濡れた、わが身を鏡でみる。
「そういえば、まだ食事をとっていなかったっけ……」
空腹だけを体は伝え、ディーヴァを手にかけたという、痛みだけを心は苦しく感じている。
手のひらに刻まれた火傷とともに、その痛みは消えぬだろう……。
そして、また、遠い来世で繰り返す。
カルマの坂を、少女とのぼるのはいつの日だろうか。
●あとがき
私なりの解釈で書いてみました、Hal様リクエスト、ポルノグラフティさんの『カルマの坂』です。
ネロと天使ヒロインでのお話がいいとのお話でしたので、ネロキリ期待した方はすみません。
Hal様、ありがとうございました!!
聖剣とよばれしそれを、ネロは警備の薄くなる夕暮れを待って、保管されていた王宮より盗んだ。
柄を握るだけで手のひらの皮膚が焼け落ちそうになるそれを手に、風のように急いで屋敷への道を走る。
デジャビュ。
昔にも同じくのぼった気がするその坂を、遠い昔にどこかで見たことのある少女目指してかけていく。
カルマの坂、輪廻の坂。
今度こそ、助けなければ。
「うるぅぅうぉおぁぁぁああっっ!!」
怒りと憎しみで燃え上がる切っ先を払うように、すべてを斬り刻むネロ。
鬼気迫るネロの猛攻に、門を守る兵達は早々に根をあげた。
屋敷の主人はもちろん、メイドもバトラーも、すべてが血の海に沈んだ。
濡れた剣から滴るのは数多の人間達の血。
聖剣と呼ばれた剣も、血を浴びすぎて、悪魔の剣になってしまっている。
それを点々と落としながら、たどり着いた先。
……遅かった。
そのベッドにはディーヴァが裸をさらし、横たわっていた。
体のいたる場所には、殴られた痣、火を押し付けられたであろう火傷、そして無数の情事の痕が。
癒えぬ傷を肉体の奥深く、心に刻み付けられたディーヴァは、すでに壊れてしまっていた。
人形のように笑い、ガラス玉のような光なき瞳からはとめどなく透明な滴を流している。
「殺して……」
そう、ディーヴァが笑った気がした。
ネロは、『今回も』最後のひとふりを少女に与えた。
涙もでなかった。
代わりに出たのは乾いた笑い声。
「は、ははは……」
全てを終わらせ血で濡れた、わが身を鏡でみる。
「そういえば、まだ食事をとっていなかったっけ……」
空腹だけを体は伝え、ディーヴァを手にかけたという、痛みだけを心は苦しく感じている。
手のひらに刻まれた火傷とともに、その痛みは消えぬだろう……。
そして、また、遠い来世で繰り返す。
カルマの坂を、少女とのぼるのはいつの日だろうか。
●あとがき
私なりの解釈で書いてみました、Hal様リクエスト、ポルノグラフティさんの『カルマの坂』です。
ネロと天使ヒロインでのお話がいいとのお話でしたので、ネロキリ期待した方はすみません。
Hal様、ありがとうございました!!
