色々な短編的なお話
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~ディーヴァの場合~
「ディーヴァの食べ方は確か……」
「尻尾からかじって食べてるよ。ほら」
「まだ食べ途中だったのか!」
ディーヴァの持つ鯛焼きはまだ半分くらいしか減っていなかった。
「だってこの鯛焼き、あたしの口には大きすぎでしょ。こんなにおっきいのはいりきらないよぉ……」
それを聞いたダンテとバージル、それにネロ。
何を想像したか、動きを止めて赤くなる。
「ディーヴァ、その言い方はやめておけ」
「なんで??」
きょとん、不思議そうに首を傾げる。
「あー……ディーヴァに説明しないほうがいいぜバージル」
「言っても無駄だ、無意識なんだろ」
「無意識か……無意識なのか。そうなのか……」
「オレ達が解説するから、ディーヴァはそれ食っちまえよ」
「うん、ありがとうみんな!はむはむもひもひ……」
その小さな口で一生懸命食べる姿は小動物のようでとてもかわいらしい。
先ほどの発言で想像したことを考えると、どうしても裏的な方へ思考が傾いてしまうのを止められないが。
コホン。
咳払いをしてその考えを追い出し、ダンテ達は紙に書かれたことを読み上げる。
「ディーヴァのは、女性に多い食べ方だな」
「ま、ディーヴァは女だからそれはいいと思うぜ」
「それに、用心深く慎重な面が強いのか。俺のと少し似ているな」
「慎重なくらいじゃないと、変態で危険で悪魔なダンテ達と一緒にいられませーん」
危機回避能力に長け、逃げ足は早いディーヴァ。
悪魔に狙われる天使でもあるから、生きていくのにこれは必須と言えるかもしれない。
「それに、神経が繊細でとても気を使う気配りの利く人物……か」
「夢主だから仕方ないけどいいことばっかりだな」
「でも当たってるだろ。さすがオレのディーヴァ!」
最近はダンテに感化されていて神経が図太くなった、との根っからの噂である。
「えーと、美しい物に憧れる気持ちが強く、漫画のようなプラトニックな恋に憧れたりする大変なロマンチスト」
プラトニックに、ロマンチスト。
ダンテとバージルががっしりとディーヴァの肩をつかみ、言い聞かせる。
こんな時ばかり息の合う兄弟。
「「ディーヴァ」」
「ん、何?」
「恋愛はな、いつか性的な関係に発展するんだ。しっぽりずっぽりドロドロと。いつまでもプラトニックラブなんかでいられないんだからな」
「ああ。ロマンチックな恋に憧れている場合ではないぞ」
「は、はあ……?しっぽりずっぽりドロドロ……?ちょっと気持ち悪いよ?ダンテ、バージル」
表現が生々しい。
「気持ち悪い、だと?その気持ち悪い体験をするのが恋愛だ!」
「そうだそうだ!気持ち悪いと思われるようなものを突っ込まれるのが恋愛だ!」
「ひいいいい!!」
ダンテにバージルよ、そんなことを真剣に語るでない。
乙女の夢壊す、ダメ、絶対!
「あんまり変なこと言うと、管理人にどやされるぜ、お二人さん。あんな管理人でも、ディーヴァを悪いようにしたいわけじゃないだろうし。
あとディーヴァは遠慮がちでもあり、相手に対してもちょっと怖いと思いがち。自分の気持ちを抑えるタイプだそうだぜ」
「控えめな性格ってことか」
「怖がりは、悪魔に対する天使な部分があるんだ、しかたなかろう」
「いや、悪魔関係なくじゃね?取りあえず、ここまでで言えることは、自分の気持ちはたまには吐き出せよ?……ダンテばっかりにじゃなくな。オレもどんな言葉も受け止めてやるから」
「ああ、ディーヴァから貰える言葉なら、たとえそれがひどいものだろうと喜ばしい……」
「「むしろご褒美だ」」
「うわあ、変態はダンテだけだと思ってたら、こっちの二人も変態だったよ!!」
タスケテー!!
どっちにしろ変態に変わりはないが、ダンテに飛びつくディーヴァ。
ダンテはディーヴァを優しく撫でた。
「よしよし、結局最後はディーヴァはオレに助けを求めるんだよなー!よっしゃ、続き読むぞー。このタイプは、男女ともにオシャレな人が多く、服やら髪に気を遣う、とさ」
「オシャレ?あたしオシャレに気を使ってるかなぁ?」
「オレとのデートん時とか、かなりオシャレしてるだろ。いや、普段から服もかわいいか……」
ディーヴァを愛しそうに見つめ、囁くように言う。
「もちろん、服なんかよりディーヴァ本人の方がかわいいけど」
「ダンテったら……」
ダンテは読んでいた紙を捨て、ディーヴァをギュっと抱きしめた。
ラブラブオーラが飛び交う。
そして紙を拾ったバージルとネロ。
「何々、鈍感な一面があり、恋されていても気が付かないことが多く片思いに悩むタイプ……」
「片思いに悩んではいなさそうだけど、恋されていても気が付かない……当たってるかもな」
「俺達がこれだけ好意を寄せていても理解していなさそうだからな」
『鈍感』。
よく当てはまっているそうですよ、ディーヴァさん。
「ディーヴァの食べ方は確か……」
「尻尾からかじって食べてるよ。ほら」
「まだ食べ途中だったのか!」
ディーヴァの持つ鯛焼きはまだ半分くらいしか減っていなかった。
「だってこの鯛焼き、あたしの口には大きすぎでしょ。こんなにおっきいのはいりきらないよぉ……」
それを聞いたダンテとバージル、それにネロ。
何を想像したか、動きを止めて赤くなる。
「ディーヴァ、その言い方はやめておけ」
「なんで??」
きょとん、不思議そうに首を傾げる。
「あー……ディーヴァに説明しないほうがいいぜバージル」
「言っても無駄だ、無意識なんだろ」
「無意識か……無意識なのか。そうなのか……」
「オレ達が解説するから、ディーヴァはそれ食っちまえよ」
「うん、ありがとうみんな!はむはむもひもひ……」
その小さな口で一生懸命食べる姿は小動物のようでとてもかわいらしい。
先ほどの発言で想像したことを考えると、どうしても裏的な方へ思考が傾いてしまうのを止められないが。
コホン。
咳払いをしてその考えを追い出し、ダンテ達は紙に書かれたことを読み上げる。
「ディーヴァのは、女性に多い食べ方だな」
「ま、ディーヴァは女だからそれはいいと思うぜ」
「それに、用心深く慎重な面が強いのか。俺のと少し似ているな」
「慎重なくらいじゃないと、変態で危険で悪魔なダンテ達と一緒にいられませーん」
危機回避能力に長け、逃げ足は早いディーヴァ。
悪魔に狙われる天使でもあるから、生きていくのにこれは必須と言えるかもしれない。
「それに、神経が繊細でとても気を使う気配りの利く人物……か」
「夢主だから仕方ないけどいいことばっかりだな」
「でも当たってるだろ。さすがオレのディーヴァ!」
最近はダンテに感化されていて神経が図太くなった、との根っからの噂である。
「えーと、美しい物に憧れる気持ちが強く、漫画のようなプラトニックな恋に憧れたりする大変なロマンチスト」
プラトニックに、ロマンチスト。
ダンテとバージルががっしりとディーヴァの肩をつかみ、言い聞かせる。
こんな時ばかり息の合う兄弟。
「「ディーヴァ」」
「ん、何?」
「恋愛はな、いつか性的な関係に発展するんだ。しっぽりずっぽりドロドロと。いつまでもプラトニックラブなんかでいられないんだからな」
「ああ。ロマンチックな恋に憧れている場合ではないぞ」
「は、はあ……?しっぽりずっぽりドロドロ……?ちょっと気持ち悪いよ?ダンテ、バージル」
表現が生々しい。
「気持ち悪い、だと?その気持ち悪い体験をするのが恋愛だ!」
「そうだそうだ!気持ち悪いと思われるようなものを突っ込まれるのが恋愛だ!」
「ひいいいい!!」
ダンテにバージルよ、そんなことを真剣に語るでない。
乙女の夢壊す、ダメ、絶対!
「あんまり変なこと言うと、管理人にどやされるぜ、お二人さん。あんな管理人でも、ディーヴァを悪いようにしたいわけじゃないだろうし。
あとディーヴァは遠慮がちでもあり、相手に対してもちょっと怖いと思いがち。自分の気持ちを抑えるタイプだそうだぜ」
「控えめな性格ってことか」
「怖がりは、悪魔に対する天使な部分があるんだ、しかたなかろう」
「いや、悪魔関係なくじゃね?取りあえず、ここまでで言えることは、自分の気持ちはたまには吐き出せよ?……ダンテばっかりにじゃなくな。オレもどんな言葉も受け止めてやるから」
「ああ、ディーヴァから貰える言葉なら、たとえそれがひどいものだろうと喜ばしい……」
「「むしろご褒美だ」」
「うわあ、変態はダンテだけだと思ってたら、こっちの二人も変態だったよ!!」
タスケテー!!
どっちにしろ変態に変わりはないが、ダンテに飛びつくディーヴァ。
ダンテはディーヴァを優しく撫でた。
「よしよし、結局最後はディーヴァはオレに助けを求めるんだよなー!よっしゃ、続き読むぞー。このタイプは、男女ともにオシャレな人が多く、服やら髪に気を遣う、とさ」
「オシャレ?あたしオシャレに気を使ってるかなぁ?」
「オレとのデートん時とか、かなりオシャレしてるだろ。いや、普段から服もかわいいか……」
ディーヴァを愛しそうに見つめ、囁くように言う。
「もちろん、服なんかよりディーヴァ本人の方がかわいいけど」
「ダンテったら……」
ダンテは読んでいた紙を捨て、ディーヴァをギュっと抱きしめた。
ラブラブオーラが飛び交う。
そして紙を拾ったバージルとネロ。
「何々、鈍感な一面があり、恋されていても気が付かないことが多く片思いに悩むタイプ……」
「片思いに悩んではいなさそうだけど、恋されていても気が付かない……当たってるかもな」
「俺達がこれだけ好意を寄せていても理解していなさそうだからな」
『鈍感』。
よく当てはまっているそうですよ、ディーヴァさん。