曲イメージリクエスト小説
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
チャキ、得物を仕舞う金属のこすれる音二つ。
それと同時に、悪魔が砂塵へと還っていく。
夕方、メアを真ん中に仲良く外を歩いていたら、例によって悪魔に襲われたのだ。
「メア、怪我はないか?」
「大丈夫だったか?」
「うん。にぃに達がいてくれたからまったくの無傷だったであります!ありがとっ!!」
ぴょこっと物影から出てきたメアは、ダンテ達と同じ半魔だが、悪魔と戦う力はあまりない。
虫も殺せぬ資質なので、悪魔と戦うなんて出来やしないのだ。
てか、安全なところにいて!お兄ちゃん達、メアが戦いなんかしてたら気が気じゃないから!
だが、虫も殺せなさそうなかわいらしさとは裏腹に、メアの好物は『肉』。
今も、久しぶりに家族水入らず!と、外へがっつりと肉を食べに行った帰り道である。
「そっちこそ、食べたばっかりでそんなに動いて大丈夫?」
悪魔との戦闘は、メアからさぞや激しく目まぐるしく見えたことだろう。
戦っている本人は、実際そうじゃなかったりする。
それに、メアほど肉を大量には……な?
「心配するな。俺はメアほど腹に肉を詰め込んでない」
「そ、そんな詰め込むほど食べてないっ!」
いーや、牛をまるごと食べたんじゃなかろうかという量の肉を食べたぞお前。
ステーキ追加食べ放題の店でよかった……。
「ダンテにぃに~なんとか言って~」
「オレは、たくさん食う女は嫌いじゃないぜ。美味かったならそれでいいじゃねぇか」
メアはそりゃもう美味しそうに食べる。
ハムスターのように頬に詰め込んで、幸せそうにもきゅもきゅ食べる。
「ダンテにぃに……」
「んーでも、そんなに肉ばっか食わなくてもいいかもな」
「じゃあ、何食べればいいの?野菜?ニンジンは嫌だよ」
メアはニンジンが嫌いだ。
先ほども付け合わせに登場したニンジングラッセを丸々残し、ダンテが食べるはめになった。
バージルは何か言いたそうにしていたが、外で声を張り上げるのも……と、黙っていた。
「ニンジンも食え」
「やだぷー」
「明日の菓子はニンジンの茹でたものだ」
「えー!馬じゃないんだし、そんなのゲリュオンにでもあげてよ」
メアがニンジンを残したら食べるのはダンテだ。
そしてゲリュオンの能力を持つのもダンテ。
「……それって結局オレじゃね?」
と、そう思うのだ。
「ニンジンじゃなくてさ、乳製品……牛乳とかチーズとかで必要な栄養採れよ」
「乳製品?」
「他の話では、チーズ好きな乳のでかい夢主がいてな……」
おおっと、それは天使設定夢主、ディーヴァのことだな。
「他の夢主の話をするんじゃない、この愚弟がっ!」
「うわっと!」
真剣白羽取り。
振り下ろされた閻魔刀を両の手で受け止める。
力を緩めれば真っ二つ、の状況でも仲良しの兄弟に見えるのか、のほほんと聞くメア。
「乳製品食べるとなんかいいことあるの?」
「ああ、もちろんだ!パッドやシリコンがなくても、もしかしたら胸が大きくなるかも知れないんだぜ?」
「!」
親指グッ!
超イイ笑顔で、言ってのけたダンテだった。
それと同時に、悪魔が砂塵へと還っていく。
夕方、メアを真ん中に仲良く外を歩いていたら、例によって悪魔に襲われたのだ。
「メア、怪我はないか?」
「大丈夫だったか?」
「うん。にぃに達がいてくれたからまったくの無傷だったであります!ありがとっ!!」
ぴょこっと物影から出てきたメアは、ダンテ達と同じ半魔だが、悪魔と戦う力はあまりない。
虫も殺せぬ資質なので、悪魔と戦うなんて出来やしないのだ。
てか、安全なところにいて!お兄ちゃん達、メアが戦いなんかしてたら気が気じゃないから!
だが、虫も殺せなさそうなかわいらしさとは裏腹に、メアの好物は『肉』。
今も、久しぶりに家族水入らず!と、外へがっつりと肉を食べに行った帰り道である。
「そっちこそ、食べたばっかりでそんなに動いて大丈夫?」
悪魔との戦闘は、メアからさぞや激しく目まぐるしく見えたことだろう。
戦っている本人は、実際そうじゃなかったりする。
それに、メアほど肉を大量には……な?
「心配するな。俺はメアほど腹に肉を詰め込んでない」
「そ、そんな詰め込むほど食べてないっ!」
いーや、牛をまるごと食べたんじゃなかろうかという量の肉を食べたぞお前。
ステーキ追加食べ放題の店でよかった……。
「ダンテにぃに~なんとか言って~」
「オレは、たくさん食う女は嫌いじゃないぜ。美味かったならそれでいいじゃねぇか」
メアはそりゃもう美味しそうに食べる。
ハムスターのように頬に詰め込んで、幸せそうにもきゅもきゅ食べる。
「ダンテにぃに……」
「んーでも、そんなに肉ばっか食わなくてもいいかもな」
「じゃあ、何食べればいいの?野菜?ニンジンは嫌だよ」
メアはニンジンが嫌いだ。
先ほども付け合わせに登場したニンジングラッセを丸々残し、ダンテが食べるはめになった。
バージルは何か言いたそうにしていたが、外で声を張り上げるのも……と、黙っていた。
「ニンジンも食え」
「やだぷー」
「明日の菓子はニンジンの茹でたものだ」
「えー!馬じゃないんだし、そんなのゲリュオンにでもあげてよ」
メアがニンジンを残したら食べるのはダンテだ。
そしてゲリュオンの能力を持つのもダンテ。
「……それって結局オレじゃね?」
と、そう思うのだ。
「ニンジンじゃなくてさ、乳製品……牛乳とかチーズとかで必要な栄養採れよ」
「乳製品?」
「他の話では、チーズ好きな乳のでかい夢主がいてな……」
おおっと、それは天使設定夢主、ディーヴァのことだな。
「他の夢主の話をするんじゃない、この愚弟がっ!」
「うわっと!」
真剣白羽取り。
振り下ろされた閻魔刀を両の手で受け止める。
力を緩めれば真っ二つ、の状況でも仲良しの兄弟に見えるのか、のほほんと聞くメア。
「乳製品食べるとなんかいいことあるの?」
「ああ、もちろんだ!パッドやシリコンがなくても、もしかしたら胸が大きくなるかも知れないんだぜ?」
「!」
親指グッ!
超イイ笑顔で、言ってのけたダンテだった。