色々な短編的なお話
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~バージルの場合~
ダンテとバージルが戻ってくるのを待って、占いの結果再開。
続いてはバージルの食べ方についての占い結果である。
バージルは鯛焼きを半分に割り、頭ではなく尻尾から食べた。
ネロも割ってから食べていたのでぱっと聞くと上品だったが、バージルの食べ方は、ネロよりもとても上品に見えた。
さすがは中世の貴族のようなコートを着ているだけはある。
コート関係ないって?それはすみません。
「つか、尻尾からとかケツから食べてるってことじゃねーか!プププ、つまりまかり間違ってあんこが飛び出たらあんこじゃなくてあれに見えるよな」
「ダンテ、あれって?」
「うんk「それ以上言わせねーよ!」
バキッ!ぷしゅー……。
ネロが思いきり右手でダンテに顔面パンチ!
いい音が響いて、ダンテの顔は潰れたあんぱん状態。
「あほだな、ダンテェイ……」
「まったく……。お食事中の皆様、大変失礼いたしました。あほあほダンテにはちゃんとお仕置き&言って聞かせますので……」
ぺこりと、頭を下げるディーヴァ。
「あのさ、ディーヴァ。もうお仕置きされてるんだが……」
これでしばらく静かになると思っていたが、違った。
ダンテの顔はすぐ元通り。
形状記憶半魔、すげぇ!
「あたしからはまだお仕置きしてないでしょ?っていうか、バージルの食べ方がそういう表現になるならあたしだってそうなるのよ?」
ディーヴァの食べ方は、尻尾からはむはむかじる感じだったのである。
つまりディーヴァもスカト(ry
この辺にしておこう……。
「占いの結果だけど、バージルの食べ方……、半分に割って尻尾からっていうのは女性に多い食べ方なんだって」
「女性に多いのかよ。バージル、本当は女だったのか?」
「馬鹿か貴様は。刺すぞ」
きらり、幻影剣が煌めき、ダンテの脳天に刺さる。
「刺してから言うなよ」
「まあ、女って結構気性が荒いし手も早いからなぁ……バージルにぴったりな気もする。なんなら女物の服でも贈ってやろうか?」
「そんな物を寄越すなら、閻魔刀を返せ」
「やだ」
その瞬間、バージルとネロの間で飛び交う幻影剣の嵐。
ネロは青い魔人を背後に繰り出しての攻防だ。
「もう!!いい加減にしなさいよ~」
「ディーヴァ、いいから続けたらいいんじゃね?ディーヴァが始めればオレらちゃんと聞くし」
「そうだね、そうしよっと」
幻影剣だけではなくその辺の物まで飛び交っている。
それを横目に気を取り直して。
「他には礼儀正しく用心深い慎重な人なんだって書いてあるよ」
「バージルって、パッと見そう見えるもんなー」
「うわ、いつの間に!!」
「「今の間に」」
いつの間にやら戦いを終え、まだまだ紙袋に入っていたのだろう鯛焼きを食べながらネロがやってきた。
反対側にはバージルの姿も。
「まあいいや……。えっと、目上の人から信頼される優等生タイプだけど、腹を割った付き合いは苦手、と」
「優等生(笑)」
「小さい時、信用が厚いのはオレよりバージルだったから、これは言えてるかも」
「でも、自分自身は人を信用してないから、深い付き合いが苦手なんだろ?」
「フン、人間など信用するべき生き物ではない。なれ合いは嫌いだ」
バージルは鼻で笑い飛ばすが、それを悲しそうにディーヴァが見る。
「あたしは?……あたしは信用してくれないの?」
「……お前は違う。ディーヴァだけは……もっと深い関係になりたい、そう思っている」
「バージル……」
長い髪の毛を一房とり、ディーヴァの目を見つめながらちゅっと、髪に口づける。
その甘ーい雰囲気をぶち壊すべく、一瞬にしてダンテとネロがディーヴァの腰を引き、バージルを突き飛ばした。
いい連係プレーである。
その際、バージルは転がって壁に激突!しかしすぐ起き上ったが。
「「キスすんな!」」
「も~!減るもんじゃないし、髪くらいいいじゃない。ダンテもネロも器がちっちゃいなぁ…」
「駄目だ、ディーヴァが減る!」
「ディーヴァの全てはオレの物だ」
「さいですか……もう突っ込んでられないから続けるよ」
ディーヴァは続きを読み上げる。
「この紙によると、バージルは注意深くコツコツ努力する人。本当はもっと素直になりたいけどその勇気が持てず真面目な努力家を続けてしまうため、いざって時に上手くいかない。……へー」
「当たってるところがあるな」
「素直じゃないもんな。バージルってツンデレだし」
「ツンデレとか言うな」
至極嫌そうな顔で言うバージル。
「でも、真面目で努力家さんなのは当たってると思うよ。どっかの誰かさんとは正反対ね」
白い目でディーヴァはダンテを見た。
「なんでオレを見ながら言う」
「うーん。でも、素直じゃないのもちょっと当たってるかな」
「おいディーヴァ、無視すんな」
ディーヴァはダンテを無視し、バージルに向き直った。
「バージル、ダンテ達の前では素直になれないかもしれないけど、あたしの前でくらい、たまには素直になってね?じゃないと、この占いみたいになっちゃうよ?」
「ま、たまには気をはらずに、甘えてもいいんじゃね?疲れた時くらいはディーヴァを貸してやるよ」
「ああ、ありがとうディーヴァ、ネロ」
「どーいたしまして!それにしてもネロったら、上から目線すぎね。それに物扱いしないでよ?」
「あ、悪い。ディーヴァ」
ダンテを除いての談笑。
和気あいあい、ほのぼのしている。
「無視すんなー!!ディーヴァに触れていいのはオレだけだー!!」
限界がきたダンテが叫んで、ディーヴァに飛びかかってきた。
かわりに迎え撃つバージルの幻影剣が唸る。
「あー……、ダンテのことはバージルにまかせるからあとにして、取りあえず、ディーヴァの占い結果教えてくれねーか?」
「うん、時間がもったいないしそうさせてもらうね」
その後方では、ちょうどダンテがバージルによってハリネズミ状態になって痛みに叫んでいるところだった。
ダンテとバージルが戻ってくるのを待って、占いの結果再開。
続いてはバージルの食べ方についての占い結果である。
バージルは鯛焼きを半分に割り、頭ではなく尻尾から食べた。
ネロも割ってから食べていたのでぱっと聞くと上品だったが、バージルの食べ方は、ネロよりもとても上品に見えた。
さすがは中世の貴族のようなコートを着ているだけはある。
コート関係ないって?それはすみません。
「つか、尻尾からとかケツから食べてるってことじゃねーか!プププ、つまりまかり間違ってあんこが飛び出たらあんこじゃなくてあれに見えるよな」
「ダンテ、あれって?」
「うんk「それ以上言わせねーよ!」
バキッ!ぷしゅー……。
ネロが思いきり右手でダンテに顔面パンチ!
いい音が響いて、ダンテの顔は潰れたあんぱん状態。
「あほだな、ダンテェイ……」
「まったく……。お食事中の皆様、大変失礼いたしました。あほあほダンテにはちゃんとお仕置き&言って聞かせますので……」
ぺこりと、頭を下げるディーヴァ。
「あのさ、ディーヴァ。もうお仕置きされてるんだが……」
これでしばらく静かになると思っていたが、違った。
ダンテの顔はすぐ元通り。
形状記憶半魔、すげぇ!
「あたしからはまだお仕置きしてないでしょ?っていうか、バージルの食べ方がそういう表現になるならあたしだってそうなるのよ?」
ディーヴァの食べ方は、尻尾からはむはむかじる感じだったのである。
つまりディーヴァもスカト(ry
この辺にしておこう……。
「占いの結果だけど、バージルの食べ方……、半分に割って尻尾からっていうのは女性に多い食べ方なんだって」
「女性に多いのかよ。バージル、本当は女だったのか?」
「馬鹿か貴様は。刺すぞ」
きらり、幻影剣が煌めき、ダンテの脳天に刺さる。
「刺してから言うなよ」
「まあ、女って結構気性が荒いし手も早いからなぁ……バージルにぴったりな気もする。なんなら女物の服でも贈ってやろうか?」
「そんな物を寄越すなら、閻魔刀を返せ」
「やだ」
その瞬間、バージルとネロの間で飛び交う幻影剣の嵐。
ネロは青い魔人を背後に繰り出しての攻防だ。
「もう!!いい加減にしなさいよ~」
「ディーヴァ、いいから続けたらいいんじゃね?ディーヴァが始めればオレらちゃんと聞くし」
「そうだね、そうしよっと」
幻影剣だけではなくその辺の物まで飛び交っている。
それを横目に気を取り直して。
「他には礼儀正しく用心深い慎重な人なんだって書いてあるよ」
「バージルって、パッと見そう見えるもんなー」
「うわ、いつの間に!!」
「「今の間に」」
いつの間にやら戦いを終え、まだまだ紙袋に入っていたのだろう鯛焼きを食べながらネロがやってきた。
反対側にはバージルの姿も。
「まあいいや……。えっと、目上の人から信頼される優等生タイプだけど、腹を割った付き合いは苦手、と」
「優等生(笑)」
「小さい時、信用が厚いのはオレよりバージルだったから、これは言えてるかも」
「でも、自分自身は人を信用してないから、深い付き合いが苦手なんだろ?」
「フン、人間など信用するべき生き物ではない。なれ合いは嫌いだ」
バージルは鼻で笑い飛ばすが、それを悲しそうにディーヴァが見る。
「あたしは?……あたしは信用してくれないの?」
「……お前は違う。ディーヴァだけは……もっと深い関係になりたい、そう思っている」
「バージル……」
長い髪の毛を一房とり、ディーヴァの目を見つめながらちゅっと、髪に口づける。
その甘ーい雰囲気をぶち壊すべく、一瞬にしてダンテとネロがディーヴァの腰を引き、バージルを突き飛ばした。
いい連係プレーである。
その際、バージルは転がって壁に激突!しかしすぐ起き上ったが。
「「キスすんな!」」
「も~!減るもんじゃないし、髪くらいいいじゃない。ダンテもネロも器がちっちゃいなぁ…」
「駄目だ、ディーヴァが減る!」
「ディーヴァの全てはオレの物だ」
「さいですか……もう突っ込んでられないから続けるよ」
ディーヴァは続きを読み上げる。
「この紙によると、バージルは注意深くコツコツ努力する人。本当はもっと素直になりたいけどその勇気が持てず真面目な努力家を続けてしまうため、いざって時に上手くいかない。……へー」
「当たってるところがあるな」
「素直じゃないもんな。バージルってツンデレだし」
「ツンデレとか言うな」
至極嫌そうな顔で言うバージル。
「でも、真面目で努力家さんなのは当たってると思うよ。どっかの誰かさんとは正反対ね」
白い目でディーヴァはダンテを見た。
「なんでオレを見ながら言う」
「うーん。でも、素直じゃないのもちょっと当たってるかな」
「おいディーヴァ、無視すんな」
ディーヴァはダンテを無視し、バージルに向き直った。
「バージル、ダンテ達の前では素直になれないかもしれないけど、あたしの前でくらい、たまには素直になってね?じゃないと、この占いみたいになっちゃうよ?」
「ま、たまには気をはらずに、甘えてもいいんじゃね?疲れた時くらいはディーヴァを貸してやるよ」
「ああ、ありがとうディーヴァ、ネロ」
「どーいたしまして!それにしてもネロったら、上から目線すぎね。それに物扱いしないでよ?」
「あ、悪い。ディーヴァ」
ダンテを除いての談笑。
和気あいあい、ほのぼのしている。
「無視すんなー!!ディーヴァに触れていいのはオレだけだー!!」
限界がきたダンテが叫んで、ディーヴァに飛びかかってきた。
かわりに迎え撃つバージルの幻影剣が唸る。
「あー……、ダンテのことはバージルにまかせるからあとにして、取りあえず、ディーヴァの占い結果教えてくれねーか?」
「うん、時間がもったいないしそうさせてもらうね」
その後方では、ちょうどダンテがバージルによってハリネズミ状態になって痛みに叫んでいるところだった。