曲イメージリクエスト小説
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夜に再びルクレツィアの部屋へと訪れたダンテ。
「あらお兄さま、こんな時間にどうしたの?」
今からちょうど眠るところだったのか、ルクレツィアは書物に栞を挟んで閉じていた。
ダンテは何も話さない。
ただ、無言でルクレツィアの部屋の内鍵をかけた。
カチリ、と真鍮製の鍵が涼やかな音を立てるのを聞き届けると、ダンテはベッドに馬乗りになり、ルクレツィアを無理やり組み敷いた。
「きゃ!お、お兄さま、何を……!……んっ」
ダンテに唇を押し付けられ、言いたかった言葉は舌の裏へと消えた。
キスをし続け、お互いの息が上がる頃、ダンテは一度口を離してその瞳を覗き見る。
濡れた真剣な眼差しでルクレツィアを射ながら、愛を囁いた。
「好きだ、ルクレツィア。妹としてではなく家族としてでもなく、一人の『女性』として……」
「ダンテ、お兄さま……けれどそれは……」
それは禁忌。
そんなこと百も承知だ、だが…。
ダンテが無理矢理にルクレツィアの衣服を剥ぎ取る。
それは、飢えた獣というには頼りなく、泣き出しそうな幼子にも見えて、ルクレツィアは何も言えなかった。
閉じられた部屋には汗と欲の香りが立ち込めてゆだりそうだった。
「ぁぁ……っ!お兄さま……!!」
深い茂みの中へと、乙女の花園へと滑り込ませた指と己で、快感を与える。
まだその知識については何もしらぬ少女だとばかり思っていた妹も、快感で狂えばただの『女』へと変わる。
艶を帯びた瞳と色めく嬌声、かぐわしい汗と欲の香りに酔いそうだった。
「もっと……お前に酔わせてくれ……!」
***
情事のあと、二人は気だるい腰を休ませながらベッドの中で裸で抱き合っていた。
ルクレツィアがダンテの胸板に身を預け、小さな声で語る。
「ダンテお兄さまの気持ち、本当は知ってましたよ」
小さく紡がれたその言葉に、ダンテは目を見開く。
知らない、わかるわけないとばかり思っていたのに、ルクレツィアに知られていたなんて…。
「だって、バレバレでしたもの。それに私に夜這いしてキスしたでしょう?あの時、起きてましたから」
舌をぺろっと出してかわいく暴露するルクレツィア。
まさか、起きていたとは気がつかなかった。
その時にダンテの恋心に気づいたのかと問えば、そうではなくそれ以前から知っていたようだった。
「……私も、お嫁には行きたくないのです。貴方が…ダンテお兄さまがずっとずっと好きだったのです。幼い頃より、お慕いしておりました……」
ルクレツィアは言い終えると、甘えるようにさらにすりよってきた。
嗚呼……なんだ、その心はもうすでに自分が捕らえていたのか。
いや、むしろ……捕われてしまっていたのは、自分の方だったのかもしれない。
「ずっと一緒にいたいです……」
「オレもだ」
ならば、その行きつく先は……共にあるためには……。
近くに置かれた小さな小瓶がキラリと光る。
雪のように白い、甘美なる毒薬『カンタレラ』の小瓶。
それを手に、二人はもう一度だけ愛を確かめ合った。
名家のしがらみからも、周りを取り巻くすべてからも、この時ばかりは解放される。
そして、その愛の果てに2人は……。
●あとがき
桐生様リクエストのカンタレラ風小説でした!
カンタレラということで、近親相姦とか禁断の愛をテーマにしてます。
曲はよく聞いているのですが、小説や漫画は読んでいないため、完全に私のイメージです。
これが裏リクエストだったとしたら、がっつりエロだったかもしれませんw
最後は心中しちゃってるかもしれないし、してないかもしれないです。
桐生様ありがとうございました!!
「あらお兄さま、こんな時間にどうしたの?」
今からちょうど眠るところだったのか、ルクレツィアは書物に栞を挟んで閉じていた。
ダンテは何も話さない。
ただ、無言でルクレツィアの部屋の内鍵をかけた。
カチリ、と真鍮製の鍵が涼やかな音を立てるのを聞き届けると、ダンテはベッドに馬乗りになり、ルクレツィアを無理やり組み敷いた。
「きゃ!お、お兄さま、何を……!……んっ」
ダンテに唇を押し付けられ、言いたかった言葉は舌の裏へと消えた。
キスをし続け、お互いの息が上がる頃、ダンテは一度口を離してその瞳を覗き見る。
濡れた真剣な眼差しでルクレツィアを射ながら、愛を囁いた。
「好きだ、ルクレツィア。妹としてではなく家族としてでもなく、一人の『女性』として……」
「ダンテ、お兄さま……けれどそれは……」
それは禁忌。
そんなこと百も承知だ、だが…。
ダンテが無理矢理にルクレツィアの衣服を剥ぎ取る。
それは、飢えた獣というには頼りなく、泣き出しそうな幼子にも見えて、ルクレツィアは何も言えなかった。
閉じられた部屋には汗と欲の香りが立ち込めてゆだりそうだった。
「ぁぁ……っ!お兄さま……!!」
深い茂みの中へと、乙女の花園へと滑り込ませた指と己で、快感を与える。
まだその知識については何もしらぬ少女だとばかり思っていた妹も、快感で狂えばただの『女』へと変わる。
艶を帯びた瞳と色めく嬌声、かぐわしい汗と欲の香りに酔いそうだった。
「もっと……お前に酔わせてくれ……!」
***
情事のあと、二人は気だるい腰を休ませながらベッドの中で裸で抱き合っていた。
ルクレツィアがダンテの胸板に身を預け、小さな声で語る。
「ダンテお兄さまの気持ち、本当は知ってましたよ」
小さく紡がれたその言葉に、ダンテは目を見開く。
知らない、わかるわけないとばかり思っていたのに、ルクレツィアに知られていたなんて…。
「だって、バレバレでしたもの。それに私に夜這いしてキスしたでしょう?あの時、起きてましたから」
舌をぺろっと出してかわいく暴露するルクレツィア。
まさか、起きていたとは気がつかなかった。
その時にダンテの恋心に気づいたのかと問えば、そうではなくそれ以前から知っていたようだった。
「……私も、お嫁には行きたくないのです。貴方が…ダンテお兄さまがずっとずっと好きだったのです。幼い頃より、お慕いしておりました……」
ルクレツィアは言い終えると、甘えるようにさらにすりよってきた。
嗚呼……なんだ、その心はもうすでに自分が捕らえていたのか。
いや、むしろ……捕われてしまっていたのは、自分の方だったのかもしれない。
「ずっと一緒にいたいです……」
「オレもだ」
ならば、その行きつく先は……共にあるためには……。
近くに置かれた小さな小瓶がキラリと光る。
雪のように白い、甘美なる毒薬『カンタレラ』の小瓶。
それを手に、二人はもう一度だけ愛を確かめ合った。
名家のしがらみからも、周りを取り巻くすべてからも、この時ばかりは解放される。
そして、その愛の果てに2人は……。
●あとがき
桐生様リクエストのカンタレラ風小説でした!
カンタレラということで、近親相姦とか禁断の愛をテーマにしてます。
曲はよく聞いているのですが、小説や漫画は読んでいないため、完全に私のイメージです。
これが裏リクエストだったとしたら、がっつりエロだったかもしれませんw
最後は心中しちゃってるかもしれないし、してないかもしれないです。
桐生様ありがとうございました!!