色々な短編的なお話
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~ネロの場合~
「ネロは半分に割って頭から食べるんだね」
「ん?ああ、なんとなくな」
「お上品だね~」
のほほんと会話するネロとディーヴァ。
その横では半魔兄弟がひそひそと話していた。
「今の見たか?」
「ああ、見た」
「「割ったというより、引き千切ったぞ」」
その様子はまるで、キメラシードをバスターで引き千切る時にソックリだった。
なんて恐ろしい。
そして床を指差すバージル。
「見ろ、下に大事なあんこが飛び散っているではないか。なんともったいない」
「あっ本当だ!!大事なあんこがっ!!」
「やべ、悪い悪い。ディーヴァ、あとで掃除すっから勘弁してくれ」
ディーヴァは床を汚したネロに、目をつり上げる。
ネロはあわてて、弁解し、話を変えた。
「で、オレの食べ方の占いは?」
もきゅもきゅ食べながら聞く。
そのネロの口のはしには、あんこがついたままで、ちょっとかわいいぞ。
「えっとね、男性に多い食べ方なんだって。この人は行動力があり、一度決めたら最後までやりとげる意志の強い人……」
「何々、最後までヤリ遂げる?それはふつうだろ」
しれっと爆弾発言するネロ。
「真顔で変なこと言わないでよネロ。せっかく感心してたのに…」
「変態なのはしょうがないぜディーヴァ」
「それがスパーダの血筋だ」
ダンテとバージルがうんうんと頷く。
ディーヴァはあえて突っ込まず、続けた。
「えーと、自分に自信を持っていて、迷いが少なく頼りにされやすい、だそうです」
聞いたネロが表情に少し影を落として言う。
「自分に自信……。そんなもんないし、人か悪魔か……いまだにどっちを選べばいいかわからない。……オレ、迷ってばっかりだ」
「ネロはネロ。どっちもネロだし、無理に選ばなくていいってあたしは思うよ」
「ディーヴァ……ありがとな」
ディーヴァは肩をポンと叩いて笑顔で励ました。
ネロもつられて笑顔になる。
「いい雰囲気作るなー!」
「ネロ。貴様といえど、ダァーイするぞ!」
その瞬間、ディーヴァはネロから離れ、進行役に戻る。
ネロは、ダンテの拳骨とバージルの蹴りを体に受けた。
ディーヴァ、ネロがやられてもガン無視。
「はいはい、サクサク進めるよ~。あと、人との貸し借りは好まないため、あんまりしないんだって」
聞いたダンテとバージルが、2人の椅子と化したネロに手の平を出す。
「じゃあ今すぐ閻魔刀返せ。オレの閻魔刀返せ」
「愚弟が……閻魔刀は俺のだ!それはネロの時間軸で俺がいない場合の髭生やした貴様のことだろうが!」
「ぐふっ……。もうオレのになったんだっつうの!!それに右腕の中にあるから返すに返せねーよ。つか、どうでもいいから上からどけ!」
再び始まる喧嘩。
ネロがダンテとバージルを弾き飛ばしーの、バージルが幻影剣飛ばしーの、ダンテが二丁拳銃撃ちーの。
騒がしいったらありゃしない。
「えっと……続き、いいデスカ?」
「「「はーい」」」
掴み合っていた三人がディーヴァに顔を向けて返事する。
「この占い結果になった人が女性だと、なんでもテキパキこなせてバリバリ働くキャリアウーマンだって。キャリアウーマンなネロ……なんか想像したらかっこいいね!
ただ、周りからはちょっと気難しく口やかましい人って思われちゃうらしいよ。
うわ、小うるさいお局様を想像しちゃったよ………」
「オレ女じゃねーからそういうの別にどうでもいい」
「まあ、そうだね」
「ん?ディーヴァ、ネロの占いは、これで終わりじゃねぇみたいだぞ」
「どれ……確かにな」
にやにやしたダンテとバージルが読み上げる。
「「金銭面では意外とケチ」」
ぶふっ!吹いた。
「ネロ……ケチなんだぁ……。その方が貯蓄増えるし、現実的でいいと思うけどさ……」
「お前結構細かいもんなー!やーいケチんぼネロ」
「まあ、たかが占いだ。気にするなケチんぼネロ」
プチン、何か切れる音がした。
「だぁぁぁぁぁぁい!!」
ネロのデビルトリガー発動。
ダンテとバージルがふっ飛んでお空の星になった。
「あーあ。結局こうなるのね……」
やれやれと、ディーヴァはため息をついた。
「ネロは半分に割って頭から食べるんだね」
「ん?ああ、なんとなくな」
「お上品だね~」
のほほんと会話するネロとディーヴァ。
その横では半魔兄弟がひそひそと話していた。
「今の見たか?」
「ああ、見た」
「「割ったというより、引き千切ったぞ」」
その様子はまるで、キメラシードをバスターで引き千切る時にソックリだった。
なんて恐ろしい。
そして床を指差すバージル。
「見ろ、下に大事なあんこが飛び散っているではないか。なんともったいない」
「あっ本当だ!!大事なあんこがっ!!」
「やべ、悪い悪い。ディーヴァ、あとで掃除すっから勘弁してくれ」
ディーヴァは床を汚したネロに、目をつり上げる。
ネロはあわてて、弁解し、話を変えた。
「で、オレの食べ方の占いは?」
もきゅもきゅ食べながら聞く。
そのネロの口のはしには、あんこがついたままで、ちょっとかわいいぞ。
「えっとね、男性に多い食べ方なんだって。この人は行動力があり、一度決めたら最後までやりとげる意志の強い人……」
「何々、最後までヤリ遂げる?それはふつうだろ」
しれっと爆弾発言するネロ。
「真顔で変なこと言わないでよネロ。せっかく感心してたのに…」
「変態なのはしょうがないぜディーヴァ」
「それがスパーダの血筋だ」
ダンテとバージルがうんうんと頷く。
ディーヴァはあえて突っ込まず、続けた。
「えーと、自分に自信を持っていて、迷いが少なく頼りにされやすい、だそうです」
聞いたネロが表情に少し影を落として言う。
「自分に自信……。そんなもんないし、人か悪魔か……いまだにどっちを選べばいいかわからない。……オレ、迷ってばっかりだ」
「ネロはネロ。どっちもネロだし、無理に選ばなくていいってあたしは思うよ」
「ディーヴァ……ありがとな」
ディーヴァは肩をポンと叩いて笑顔で励ました。
ネロもつられて笑顔になる。
「いい雰囲気作るなー!」
「ネロ。貴様といえど、ダァーイするぞ!」
その瞬間、ディーヴァはネロから離れ、進行役に戻る。
ネロは、ダンテの拳骨とバージルの蹴りを体に受けた。
ディーヴァ、ネロがやられてもガン無視。
「はいはい、サクサク進めるよ~。あと、人との貸し借りは好まないため、あんまりしないんだって」
聞いたダンテとバージルが、2人の椅子と化したネロに手の平を出す。
「じゃあ今すぐ閻魔刀返せ。オレの閻魔刀返せ」
「愚弟が……閻魔刀は俺のだ!それはネロの時間軸で俺がいない場合の髭生やした貴様のことだろうが!」
「ぐふっ……。もうオレのになったんだっつうの!!それに右腕の中にあるから返すに返せねーよ。つか、どうでもいいから上からどけ!」
再び始まる喧嘩。
ネロがダンテとバージルを弾き飛ばしーの、バージルが幻影剣飛ばしーの、ダンテが二丁拳銃撃ちーの。
騒がしいったらありゃしない。
「えっと……続き、いいデスカ?」
「「「はーい」」」
掴み合っていた三人がディーヴァに顔を向けて返事する。
「この占い結果になった人が女性だと、なんでもテキパキこなせてバリバリ働くキャリアウーマンだって。キャリアウーマンなネロ……なんか想像したらかっこいいね!
ただ、周りからはちょっと気難しく口やかましい人って思われちゃうらしいよ。
うわ、小うるさいお局様を想像しちゃったよ………」
「オレ女じゃねーからそういうの別にどうでもいい」
「まあ、そうだね」
「ん?ディーヴァ、ネロの占いは、これで終わりじゃねぇみたいだぞ」
「どれ……確かにな」
にやにやしたダンテとバージルが読み上げる。
「「金銭面では意外とケチ」」
ぶふっ!吹いた。
「ネロ……ケチなんだぁ……。その方が貯蓄増えるし、現実的でいいと思うけどさ……」
「お前結構細かいもんなー!やーいケチんぼネロ」
「まあ、たかが占いだ。気にするなケチんぼネロ」
プチン、何か切れる音がした。
「だぁぁぁぁぁぁい!!」
ネロのデビルトリガー発動。
ダンテとバージルがふっ飛んでお空の星になった。
「あーあ。結局こうなるのね……」
やれやれと、ディーヴァはため息をついた。