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ずっと恋しかったオレだけのシンデレラ=ディーヴァ。
お前は、禁断の果実は好きだろうか。
「ディーヴァ、黒いリンゴも食べてみるか?」
「え、なになに、黒いリンゴ?新しい品種?」
まわりに集まるうさぎや小鳥たちに歌を聴かせるディーヴァに、差し出すのは真っ黒なリンゴ。
その果実を食せば、もう戻ることはできない。
朝は迎えられない、夢の世界をめぐるだけ。
「真っ黒だなぁ……毒リンゴじゃないよね?」
「白雪姫のようにはならないから、安心しろ。不味くもないはずだ」
「あ、そうなんだ」
うさぎや小鳥たちが、ディーヴァが食べないように勧めようとしている。
だが、そう言おうものならオレが許さないのをわかっているのか、不安そうに見るだけ。
所詮ここの神はオレだ。
白雪姫に出てくる王妃でも、シンデレラや眠りの森の美女、ラプンツェルに出てくる魔女でもない。
カリ……一口かじるディーヴァ。
「ん、美味しい……!」
よほど美味しいのか、さらに食べている。
だが、この世ではない世界で、いただいたその世界のものを食する……それはヨモツヘグイといい、元の世界への帰り道を絶つ行為。
……勝った。
ディーヴァを、もう手に入れたも同然だ。
嗚呼。
手にしていた物語のページを捲らなければ、その果実を口にしなければ帰れたのに。
その時間は止まったまま、進まなかっただろうに。
……かわいそうなディーヴァ。
これから、ダンテにすべてを捧げるための、オトナの夢の世界へつれていかれるのか。
「ダンテ?なにを笑ってるの?なんだかその笑い方、こわいよ」
凶悪とも取れる笑みを浮かべるダンテ。
この顔だけ見たら、確かに悪魔の端くれと言われても違和感がない。
「ディーヴァはもう、現実には帰れない」
「え……?」
「もう、家族にも会えない、朝を迎えることはない」
「ど、どういうこと…?」
言われた言葉の意味がわからない。
聞き返すディーヴァに、ダンテは笑みをたたえたまま話した。
「あの果実を食べれば、お前ははれて此処の住人。目覚めて親に会うことはできないが、ずっとずっとここで遊んでいられる」
「そ、んな……」
力抜けて崩れるディーヴァをダンテが支える。
まわりにいた動物達はどこかへ消え、あたりもふわふわした情景から一変、空には分厚い雲が覆い、まるで暗黒の世界―アンダーワールド―のようだった。
「大丈夫だ、オレがずっとそばにいる……それにお前もオレのことが好きなんだろ?やっと一緒になれるんだ、いいじゃねぇか」
ぎゅっと抱きしめて囁くダンテ。
ディーヴァはその抱擁を突き飛ばして逃れた。
「い、いやっ!」
「ってぇ……」
「ごめんなさい……ダンテのことは好き、だよ?でも……あたしは、あの世界も好き。戻りたい……!戻らせて……!!」
「もう無理だ。もとはといえば、お前が現実が嫌い、どこか違う世界に行きたいと、そう望んだことだろ」
ダンテが急に恐ろしい肉食獣に見えるのはどうしてだろうか。
獲物を取り逃がすまいとする鋭い視線は、どこか猛禽類を彷彿とさせた。
「さ、触らないで!」
ディーヴァは伸ばされたダンテの手を振り払い、駆け出した。
「どこへ逃げても無駄だぜ?それとも、追いかけっこしたいのかディーヴァ?」
悲劇のヒロインもかくや、という表情で逃げ行くディーヴァ。
名前を借りるなら、そう……ジュリエットだが、その名前は嫌だろう、オレだって嫌だ。
「そうだな。はやくディーヴァを捕まえて結ばれないとな」
でもそれだけだと楽しくないな。
最後のピースは王子さまのキス。
キスさえかわせば、永遠にオレに縛られ、魂すらオレのもの。
さぁ、お前はオレをどれだけ楽しませてくれるんだ?
お前は、禁断の果実は好きだろうか。
「ディーヴァ、黒いリンゴも食べてみるか?」
「え、なになに、黒いリンゴ?新しい品種?」
まわりに集まるうさぎや小鳥たちに歌を聴かせるディーヴァに、差し出すのは真っ黒なリンゴ。
その果実を食せば、もう戻ることはできない。
朝は迎えられない、夢の世界をめぐるだけ。
「真っ黒だなぁ……毒リンゴじゃないよね?」
「白雪姫のようにはならないから、安心しろ。不味くもないはずだ」
「あ、そうなんだ」
うさぎや小鳥たちが、ディーヴァが食べないように勧めようとしている。
だが、そう言おうものならオレが許さないのをわかっているのか、不安そうに見るだけ。
所詮ここの神はオレだ。
白雪姫に出てくる王妃でも、シンデレラや眠りの森の美女、ラプンツェルに出てくる魔女でもない。
カリ……一口かじるディーヴァ。
「ん、美味しい……!」
よほど美味しいのか、さらに食べている。
だが、この世ではない世界で、いただいたその世界のものを食する……それはヨモツヘグイといい、元の世界への帰り道を絶つ行為。
……勝った。
ディーヴァを、もう手に入れたも同然だ。
嗚呼。
手にしていた物語のページを捲らなければ、その果実を口にしなければ帰れたのに。
その時間は止まったまま、進まなかっただろうに。
……かわいそうなディーヴァ。
これから、ダンテにすべてを捧げるための、オトナの夢の世界へつれていかれるのか。
「ダンテ?なにを笑ってるの?なんだかその笑い方、こわいよ」
凶悪とも取れる笑みを浮かべるダンテ。
この顔だけ見たら、確かに悪魔の端くれと言われても違和感がない。
「ディーヴァはもう、現実には帰れない」
「え……?」
「もう、家族にも会えない、朝を迎えることはない」
「ど、どういうこと…?」
言われた言葉の意味がわからない。
聞き返すディーヴァに、ダンテは笑みをたたえたまま話した。
「あの果実を食べれば、お前ははれて此処の住人。目覚めて親に会うことはできないが、ずっとずっとここで遊んでいられる」
「そ、んな……」
力抜けて崩れるディーヴァをダンテが支える。
まわりにいた動物達はどこかへ消え、あたりもふわふわした情景から一変、空には分厚い雲が覆い、まるで暗黒の世界―アンダーワールド―のようだった。
「大丈夫だ、オレがずっとそばにいる……それにお前もオレのことが好きなんだろ?やっと一緒になれるんだ、いいじゃねぇか」
ぎゅっと抱きしめて囁くダンテ。
ディーヴァはその抱擁を突き飛ばして逃れた。
「い、いやっ!」
「ってぇ……」
「ごめんなさい……ダンテのことは好き、だよ?でも……あたしは、あの世界も好き。戻りたい……!戻らせて……!!」
「もう無理だ。もとはといえば、お前が現実が嫌い、どこか違う世界に行きたいと、そう望んだことだろ」
ダンテが急に恐ろしい肉食獣に見えるのはどうしてだろうか。
獲物を取り逃がすまいとする鋭い視線は、どこか猛禽類を彷彿とさせた。
「さ、触らないで!」
ディーヴァは伸ばされたダンテの手を振り払い、駆け出した。
「どこへ逃げても無駄だぜ?それとも、追いかけっこしたいのかディーヴァ?」
悲劇のヒロインもかくや、という表情で逃げ行くディーヴァ。
名前を借りるなら、そう……ジュリエットだが、その名前は嫌だろう、オレだって嫌だ。
「そうだな。はやくディーヴァを捕まえて結ばれないとな」
でもそれだけだと楽しくないな。
最後のピースは王子さまのキス。
キスさえかわせば、永遠にオレに縛られ、魂すらオレのもの。
さぁ、お前はオレをどれだけ楽しませてくれるんだ?
