曲イメージリクエスト小説
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『私を照らす光』
何も聞こえない完全なる静寂へと、深い深い悲しみの深海へと、あたしは沈んでいた。
すべてを奪った悲しみから目をそらすため、目を閉じ膝を抱えて沈みゆく。
このままいつかは死ぬのかな?
このままどこまでも堕ちて行き、誰にも見つけられず独りで終わってしまうのかな?
……それでもいいや。
そう自嘲してひとり籠城するあたしに、手を差し伸べてくれたのは貴方でした。
「オレのためにも生きろ」
そう言われ、ダンテと一緒に行くことになったディーヴァ。
これから先どこへ向かえば?
何をして生きていけばいいの?
ふと見上げれば、悩むあたしに向かってダンテという一筋の光が差し込む。
ダンテは暖かくあたしを照らし、愛の言葉を囁いた。
「好きだ」と。
でも、――伸ばされた手を、あたしはすぐに受け入れることができなかった。
「今は答えられないよ」
「そうか……」
ダンテは一瞬悲しげに顔を歪めてから、暖かくまぶしい笑顔で再度見つめてきた。
――その表情に隠された意味に、その時のあたしは知らないフリをした。
ダンテの光を反射して、心の奥で煌めく光。
無意識に惹かれていたはずなのに……。
その心に蓋をして、嘘をついた。
嘘つきは自分自身。
深海へ沈むように暗闇の彼方へと、悲しみの水底へと閉じ籠るよりも。
ホントはね。
この人のことを、ダンテのことを知りたいって思ってたんだ。
その頃のあたしは、すでに心惹かれるたった一人を見つけていたのだから。
悲しみの前には、昼も夜もなかった。
ずっとずっと眠れなくて。
やっと眠れるようになった頃、ようやく秘密を打ち明けてくれた貴方の戦う姿は、とても自由で綺麗でした。
胸の内に降り注いで広がる、光……小さな小さな生まれたての恋心に気がつく。
「どうした、ディーヴァ?」
見とれていたら目があった。
気がついてこっちを振り返る、ダンテの暖かな笑顔があたしに向けられた。
何でもない、と返す嘘つきなあたし。
その頃のあたしは、未だに恋心を隠して、赤い頬を見せまいとする。
ハダカの心を、ダンテにすべて見せる勇気は……まだ持ち合わせていなかった。
家族に化けた悪魔の事件後、ダンテに好きだと気持ちを告げた。
順風満帆だと思われたが、次から次に問題は発生する。
今度は身の内に巣食う、醜い嫉妬心に気がついた。
どす黒い心で、着ているものでさえ、汚れてしまっているかのよう。
鏡に映る笑顔も、醜く歪んで見えた。
誰にも、いいえ、……ダンテには合わせる顔なんてない。
もう、ほっておいてよ!
声にならない気持ちがあふれ、空気に溶ける。
その気持ちを読んでか知らずか、ダンテも姿を消して、こそこそ。
ダンテはどこへ?
こんなにも自分が心配性だったことに気がつく。
心の闇が、ダンテを隠し最悪の場合を予測して伝えてくる。
飽きて違うヒトのところへ行ったのよ。
男の人は釣った魚には餌を与えないのよ。
自分ひとりが舞い上がっていただけに過ぎないだけ。
ひとりきりはいやだよ、と涙を流して不安げに手を伸ばせば……。
「お前は綺麗な色(心)をしてる」
腕をひかれて連れられた先。
濃紺の夜空から舞い落ちるそれは、ふわりと空と融け合って、マリンスノーのその色。
歌うようにシンシンと祝福しながら落ちるそれを受けて、ダンテとディーヴァは口づけを交わす。
もっとあなたを知りたい、と恋人同士の誓いの口づけを。
あたしはこの暗い海を出て、今、照らす光のもとに飛び立つの。
●あとがき
シエル様リクエストの、深海少女イメージ夢『私を照らす光』です。
ヒロインの独白というか、序章編の総まとめのようななにかになりました←
二つ書いたら、ひとつめの『バージルに失恋して、ツンデレヒロインがダンテと新たなる愛を育む』お話よりこっちがいいと言われたのでこちらを。
こっちもこっちでものすっごいこじつけ感マックスです(笑)
元になった曲は、失恋した少女の心境を現しているらしいです。
シエル様、お待たせした上に短く、グダグダで申し訳ないです。
リクエストありがとうございました!
何も聞こえない完全なる静寂へと、深い深い悲しみの深海へと、あたしは沈んでいた。
すべてを奪った悲しみから目をそらすため、目を閉じ膝を抱えて沈みゆく。
このままいつかは死ぬのかな?
このままどこまでも堕ちて行き、誰にも見つけられず独りで終わってしまうのかな?
……それでもいいや。
そう自嘲してひとり籠城するあたしに、手を差し伸べてくれたのは貴方でした。
「オレのためにも生きろ」
そう言われ、ダンテと一緒に行くことになったディーヴァ。
これから先どこへ向かえば?
何をして生きていけばいいの?
ふと見上げれば、悩むあたしに向かってダンテという一筋の光が差し込む。
ダンテは暖かくあたしを照らし、愛の言葉を囁いた。
「好きだ」と。
でも、――伸ばされた手を、あたしはすぐに受け入れることができなかった。
「今は答えられないよ」
「そうか……」
ダンテは一瞬悲しげに顔を歪めてから、暖かくまぶしい笑顔で再度見つめてきた。
――その表情に隠された意味に、その時のあたしは知らないフリをした。
ダンテの光を反射して、心の奥で煌めく光。
無意識に惹かれていたはずなのに……。
その心に蓋をして、嘘をついた。
嘘つきは自分自身。
深海へ沈むように暗闇の彼方へと、悲しみの水底へと閉じ籠るよりも。
ホントはね。
この人のことを、ダンテのことを知りたいって思ってたんだ。
その頃のあたしは、すでに心惹かれるたった一人を見つけていたのだから。
悲しみの前には、昼も夜もなかった。
ずっとずっと眠れなくて。
やっと眠れるようになった頃、ようやく秘密を打ち明けてくれた貴方の戦う姿は、とても自由で綺麗でした。
胸の内に降り注いで広がる、光……小さな小さな生まれたての恋心に気がつく。
「どうした、ディーヴァ?」
見とれていたら目があった。
気がついてこっちを振り返る、ダンテの暖かな笑顔があたしに向けられた。
何でもない、と返す嘘つきなあたし。
その頃のあたしは、未だに恋心を隠して、赤い頬を見せまいとする。
ハダカの心を、ダンテにすべて見せる勇気は……まだ持ち合わせていなかった。
家族に化けた悪魔の事件後、ダンテに好きだと気持ちを告げた。
順風満帆だと思われたが、次から次に問題は発生する。
今度は身の内に巣食う、醜い嫉妬心に気がついた。
どす黒い心で、着ているものでさえ、汚れてしまっているかのよう。
鏡に映る笑顔も、醜く歪んで見えた。
誰にも、いいえ、……ダンテには合わせる顔なんてない。
もう、ほっておいてよ!
声にならない気持ちがあふれ、空気に溶ける。
その気持ちを読んでか知らずか、ダンテも姿を消して、こそこそ。
ダンテはどこへ?
こんなにも自分が心配性だったことに気がつく。
心の闇が、ダンテを隠し最悪の場合を予測して伝えてくる。
飽きて違うヒトのところへ行ったのよ。
男の人は釣った魚には餌を与えないのよ。
自分ひとりが舞い上がっていただけに過ぎないだけ。
ひとりきりはいやだよ、と涙を流して不安げに手を伸ばせば……。
「お前は綺麗な色(心)をしてる」
腕をひかれて連れられた先。
濃紺の夜空から舞い落ちるそれは、ふわりと空と融け合って、マリンスノーのその色。
歌うようにシンシンと祝福しながら落ちるそれを受けて、ダンテとディーヴァは口づけを交わす。
もっとあなたを知りたい、と恋人同士の誓いの口づけを。
あたしはこの暗い海を出て、今、照らす光のもとに飛び立つの。
●あとがき
シエル様リクエストの、深海少女イメージ夢『私を照らす光』です。
ヒロインの独白というか、序章編の総まとめのようななにかになりました←
二つ書いたら、ひとつめの『バージルに失恋して、ツンデレヒロインがダンテと新たなる愛を育む』お話よりこっちがいいと言われたのでこちらを。
こっちもこっちでものすっごいこじつけ感マックスです(笑)
元になった曲は、失恋した少女の心境を現しているらしいです。
シエル様、お待たせした上に短く、グダグダで申し訳ないです。
リクエストありがとうございました!
