色々な短編的なお話
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「えええーっ!」
どこから食べるもなにもない。
半魔達はどれだけ大きい口をしているというのか、大口を開け一気に頬張ってしまった。
うわぁ、半魔の口の中はブラックホールだったんや……。
ダンテだけならまだしも、バージルとネロも一口で。
つまり、バージルとネロもかなりお腹が空いていたらしい。
「ディーヴァ、叫んでどうした!?」
「毒でも入っている訳じゃないのだろう?」
「美味かったぜ。ディーヴァも食えよ」
口の中の鯛焼きをむぐむぐと咀嚼しながら、ディーヴァに鯛焼きを食べるよう勧めるネロ。
「ああ、うん……食べるよ?食べるけどさ…」
管理人が書いて寄越したのだろう、手の中の鯛焼き占いの紙にちらと視線を落とすディーヴァ。
「その紙は?」
「えーとぉ……管理人からの多分、命令かなんかなんだと思う」
「んなもん無視しちまえよ、ろくなモンじゃないだろ」
失礼な!
ろくじゃなかろうが、これがないと今回の話は始まらないだろうが!
「確かにあの管理人のことだもん、無視してもいいかもしれないね」
「奴の言うことを聞いても、今までろくなことなかったからな」
「変態だしな」
うぉぉい!ディーヴァまで!!
「でも、鯛焼き占いの紙がついてるみたいだから、やってみたかったんだよね……。命令というか、やりたくなるように誘導されてるみたいで癪だけど」
女子は大概、占いが好きだったりするものである。
雑誌に載っていると、興味がなくとも見てしまうことがあるはずだ。
ディーヴァもそのパターンだ。
「鯛焼き占い?なんだそりゃ?」
「ああ。よくある鯛焼きの食べ方……どこから食べるかによってそいつがどういうヤツなのかを占うというものだろう?」
「なぜ知ってる、バージル……」
生き字引、というか雑学王バージル。
だが、なぜそんなことまで知っているのだろうか。
我が兄弟ながら、やけに詳しいバージルがわからなくなったダンテだった。
「へー、そんなのあるんだな」
「三人とも一口で食べちゃったからできなかったけどね」
「まだあるだろ?」
見れば紙袋はまだ膨らんでいる。
鯛焼きは今ので最後ではないだろう。
というか、『いつだって食べ盛りで肉食系!食欲ついでに性欲も旺盛!』な半魔達が鯛焼き一個で満足できるわけがない。
「うん、まだあるよ」
「だったらもう一回食べて、占いをすればいい」
「ああ、もう一個くれよ」
ディーヴァは手を差し出した3人に、ため息を吐き出して鯛焼きを与える。
「はぁ……今度は一口で食べちゃわないでよ?」
気を取り直して、ラウンド二。
ダンテは頭からガブリといった。
男らしいというか、実にダンテらしい。
バージルは半分に割り、尻尾から食べたもよう。
ネロはバージル同様、半分に割ったが、頭を先に食べ始めた。
そしてディーヴァは、割りもせず、尻尾をかじりだした。
どうでもいいが、管理人たる望月は背びれ部分からかじりつくのが好きである。
どこから食べるもなにもない。
半魔達はどれだけ大きい口をしているというのか、大口を開け一気に頬張ってしまった。
うわぁ、半魔の口の中はブラックホールだったんや……。
ダンテだけならまだしも、バージルとネロも一口で。
つまり、バージルとネロもかなりお腹が空いていたらしい。
「ディーヴァ、叫んでどうした!?」
「毒でも入っている訳じゃないのだろう?」
「美味かったぜ。ディーヴァも食えよ」
口の中の鯛焼きをむぐむぐと咀嚼しながら、ディーヴァに鯛焼きを食べるよう勧めるネロ。
「ああ、うん……食べるよ?食べるけどさ…」
管理人が書いて寄越したのだろう、手の中の鯛焼き占いの紙にちらと視線を落とすディーヴァ。
「その紙は?」
「えーとぉ……管理人からの多分、命令かなんかなんだと思う」
「んなもん無視しちまえよ、ろくなモンじゃないだろ」
失礼な!
ろくじゃなかろうが、これがないと今回の話は始まらないだろうが!
「確かにあの管理人のことだもん、無視してもいいかもしれないね」
「奴の言うことを聞いても、今までろくなことなかったからな」
「変態だしな」
うぉぉい!ディーヴァまで!!
「でも、鯛焼き占いの紙がついてるみたいだから、やってみたかったんだよね……。命令というか、やりたくなるように誘導されてるみたいで癪だけど」
女子は大概、占いが好きだったりするものである。
雑誌に載っていると、興味がなくとも見てしまうことがあるはずだ。
ディーヴァもそのパターンだ。
「鯛焼き占い?なんだそりゃ?」
「ああ。よくある鯛焼きの食べ方……どこから食べるかによってそいつがどういうヤツなのかを占うというものだろう?」
「なぜ知ってる、バージル……」
生き字引、というか雑学王バージル。
だが、なぜそんなことまで知っているのだろうか。
我が兄弟ながら、やけに詳しいバージルがわからなくなったダンテだった。
「へー、そんなのあるんだな」
「三人とも一口で食べちゃったからできなかったけどね」
「まだあるだろ?」
見れば紙袋はまだ膨らんでいる。
鯛焼きは今ので最後ではないだろう。
というか、『いつだって食べ盛りで肉食系!食欲ついでに性欲も旺盛!』な半魔達が鯛焼き一個で満足できるわけがない。
「うん、まだあるよ」
「だったらもう一回食べて、占いをすればいい」
「ああ、もう一個くれよ」
ディーヴァは手を差し出した3人に、ため息を吐き出して鯛焼きを与える。
「はぁ……今度は一口で食べちゃわないでよ?」
気を取り直して、ラウンド二。
ダンテは頭からガブリといった。
男らしいというか、実にダンテらしい。
バージルは半分に割り、尻尾から食べたもよう。
ネロはバージル同様、半分に割ったが、頭を先に食べ始めた。
そしてディーヴァは、割りもせず、尻尾をかじりだした。
どうでもいいが、管理人たる望月は背びれ部分からかじりつくのが好きである。