『夏×海×アイスココア！』





暑い暑い夏休み真っ只中！
今日はとある登校日から始まる。

「え、ディーヴァったらあんな混み混みの海水浴場に行ったの？」

友人達との談笑の中で、話はディーヴァが彼氏であるダンテとの話に飛んだ。
そのため、ディーヴァはダンテと海に行った話を聞かせた。

「うん。確かにかなりの人がいたね～。芋洗い状態……ってほどじゃないけどそれなりに」
「うわぁ……騒がしかったんじゃない？ちゃんと楽しめたの？」
「色々問題は起きたけど楽しかったよ」

男性にナンパされたり、ダンテが発情したり色々あった。
けれど今となってはまるで太陽に輝く海面のように、キラキラと輝くいい思い出の一部。

「この夏休み中、もう一回海に行けるなら行きたい？」
「行けるならね。もう一回リベンジしたいし……うふふふふ……」

リベンジ。
たぶん、泳ぎの競争のことを言っているのだろう。
ダンテ相手に勝てるわけがないのに、なんと無謀な……。

「よし！なら、アタシんちのプライベートビーチ貸したげる！もう一回カレシとイチャついてきな！！」
「え！……いいの？」
「もちろん！そのかわり、進展があったらすかさず報告ね！」
「うーん、わかったよ。ありがたく使わせてもらうね！」

なんと、友人の家が保有するプライベートビーチを貸してもらえることになった。
もう一度ダンテと海に行きたかったディーヴァにとって、これはとても嬉しい話である。