色々な短編的なお話
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『DMC鯛焼き占い』
登場人物
ダンテ、バージル、ネロ……そしてディーヴァ。
四人が集まって何やら三時のおやつタイムをしているよ!
***
「きょーおのっ、おっやつは、なっんだっろなァァァアァア!!」
ダンテがウキウキしながらおやつの歌を歌っている……しかも大声で。
大変うるさいことこの上ない。
「ダンテ騒がないで、あげないよ」
「お前は少しくらい落ち着いて待てないのか、ダンテェイ」
「賑やかなオッサンだからしかたないと思うぜ」
「まだオッサンじゃねーし。そりゃお前のとこのオレだろ、まだオレはぴっちぴちの10代だ!」
そうです。
今回のダンテ、バージルはテメンニグル時代の10代設定。
ネロは言わずもがな。
ディーヴァもそれにならい、16。
まあこの人に関して言えば、成長しないチビだし関係ない気が……「天誅!」ぎゃああああ!ふ、踏みつけないでディーヴァ。
珍しく履いていたらしいピンヒールの踵でグリグリと踏みつけられた。
その顔に浮かべているのは超イイ笑顔!
お前、いつからSッ気に目覚めた……。
え、管理人限定?……そうっすか。
せっかく人がこうやって美味しいおやつをデリバリーしにきてやったというのに……。
ぐぬぬ、この仕打ちとはひどい!
「え、おやつあるの!?」
「よっしゃ、ちょうど腹減ってたんだ!ストサンか?オレはストサンが食いたい!」
「ダンテ、菓子=ストサンは安直過ぎだぜ。それはともかく、早いとこよこせよ」
「そしてそれ置いたらとっとと帰れ」
ひどい……。
あとで覚えてろ!!
そう言残し、おやつとやらを置いて帰っていく。
おやつは大きな紙袋に入っているようだ、手で抱えればまだとても暖かい。
「あったかい。何だろ、揚げたてのドーナッツかなにかかな」
「ディーヴァ早く早く!オレ待てない!」
待ちきれないダンテ。
待てなさすぎたのか、ダンテはアグニとルドラを持ち出して、テムペストを放った。
落ち着きがないにもほどがある。
そしてそのまま、テムコプターで高く高く飛翔した。
「ちょ、飛ぶなし」
「飛ぶならむしろそのまま大気圏まで飛んでいってしまえ」
止めるネロと、冷たい目で見送るバージル。
我関せずを貫くディーヴァは、紙袋の中身を確認した。
「あ、お魚の形の焼き菓子……?が入ってる」
「「魚?」」
ドーナッツかなにかだとばかり思っていたが、中に入っていたのは魚型のカリカリした生地の菓子。
「どれ、見せてみろ」
なんという菓子なのかわからないディーヴァは、バージルに紙袋の中身を見てもらった。
ここは博識なバージルにお願いした方がいいだろう。
「これはこちらでいうチュロスのように、食べながら歩くこともできる日本の国民的ポピュラーなスイーツ……『鯛焼き』だな」
「鯛焼き?これ、鯛なんだ……」
「一瞬ネコのおやつかと思ったぜ」
「オレは食べたらネコになるやつかとビクビクしたよ。某ピザ喰いなんちゃら~みたく」
「いや、いくら管理人でも違う連載を織り混ぜたりしないだろうが。ちなみに鯛焼きの中には普通、あんこがたっぷり入っている」
「あんこが?」
「何か味の表記が書いてあるものが入っていないか。最近は味の種類も多岐に渡っているらしい」
「オレはストサン味な」
「んなモンねーよ。とりあえず味はあとにして食おうぜ」
言うが早いか、鳴き出すネロの腹の虫。
そのままつられたように他の腹の虫も大合唱。
「はいはい」
ディーヴァは苦笑して三人に、まだほかほかと湯気をたてる鯛焼きを手渡す。
鯛焼きをどかした先に一枚の紙を発見した。
「あ、紙がついてる……何々?」
文字を軽く追い、理解するとともに読み上げようとしたディーヴァ。
その瞬間、三人はぱくりと大きな鯛焼きをたった一口でバクリと食べてしまった。
登場人物
ダンテ、バージル、ネロ……そしてディーヴァ。
四人が集まって何やら三時のおやつタイムをしているよ!
***
「きょーおのっ、おっやつは、なっんだっろなァァァアァア!!」
ダンテがウキウキしながらおやつの歌を歌っている……しかも大声で。
大変うるさいことこの上ない。
「ダンテ騒がないで、あげないよ」
「お前は少しくらい落ち着いて待てないのか、ダンテェイ」
「賑やかなオッサンだからしかたないと思うぜ」
「まだオッサンじゃねーし。そりゃお前のとこのオレだろ、まだオレはぴっちぴちの10代だ!」
そうです。
今回のダンテ、バージルはテメンニグル時代の10代設定。
ネロは言わずもがな。
ディーヴァもそれにならい、16。
まあこの人に関して言えば、成長しないチビだし関係ない気が……「天誅!」ぎゃああああ!ふ、踏みつけないでディーヴァ。
珍しく履いていたらしいピンヒールの踵でグリグリと踏みつけられた。
その顔に浮かべているのは超イイ笑顔!
お前、いつからSッ気に目覚めた……。
え、管理人限定?……そうっすか。
せっかく人がこうやって美味しいおやつをデリバリーしにきてやったというのに……。
ぐぬぬ、この仕打ちとはひどい!
「え、おやつあるの!?」
「よっしゃ、ちょうど腹減ってたんだ!ストサンか?オレはストサンが食いたい!」
「ダンテ、菓子=ストサンは安直過ぎだぜ。それはともかく、早いとこよこせよ」
「そしてそれ置いたらとっとと帰れ」
ひどい……。
あとで覚えてろ!!
そう言残し、おやつとやらを置いて帰っていく。
おやつは大きな紙袋に入っているようだ、手で抱えればまだとても暖かい。
「あったかい。何だろ、揚げたてのドーナッツかなにかかな」
「ディーヴァ早く早く!オレ待てない!」
待ちきれないダンテ。
待てなさすぎたのか、ダンテはアグニとルドラを持ち出して、テムペストを放った。
落ち着きがないにもほどがある。
そしてそのまま、テムコプターで高く高く飛翔した。
「ちょ、飛ぶなし」
「飛ぶならむしろそのまま大気圏まで飛んでいってしまえ」
止めるネロと、冷たい目で見送るバージル。
我関せずを貫くディーヴァは、紙袋の中身を確認した。
「あ、お魚の形の焼き菓子……?が入ってる」
「「魚?」」
ドーナッツかなにかだとばかり思っていたが、中に入っていたのは魚型のカリカリした生地の菓子。
「どれ、見せてみろ」
なんという菓子なのかわからないディーヴァは、バージルに紙袋の中身を見てもらった。
ここは博識なバージルにお願いした方がいいだろう。
「これはこちらでいうチュロスのように、食べながら歩くこともできる日本の国民的ポピュラーなスイーツ……『鯛焼き』だな」
「鯛焼き?これ、鯛なんだ……」
「一瞬ネコのおやつかと思ったぜ」
「オレは食べたらネコになるやつかとビクビクしたよ。某ピザ喰いなんちゃら~みたく」
「いや、いくら管理人でも違う連載を織り混ぜたりしないだろうが。ちなみに鯛焼きの中には普通、あんこがたっぷり入っている」
「あんこが?」
「何か味の表記が書いてあるものが入っていないか。最近は味の種類も多岐に渡っているらしい」
「オレはストサン味な」
「んなモンねーよ。とりあえず味はあとにして食おうぜ」
言うが早いか、鳴き出すネロの腹の虫。
そのままつられたように他の腹の虫も大合唱。
「はいはい」
ディーヴァは苦笑して三人に、まだほかほかと湯気をたてる鯛焼きを手渡す。
鯛焼きをどかした先に一枚の紙を発見した。
「あ、紙がついてる……何々?」
文字を軽く追い、理解するとともに読み上げようとしたディーヴァ。
その瞬間、三人はぱくりと大きな鯛焼きをたった一口でバクリと食べてしまった。