色々な短編的なお話
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ダンテのパニックになる様子を思い浮かべ、してやったり顔で仕事を終えたディーヴァ。
何度か同僚に指摘されるほどには、にやにやしていたらしいディーヴァ。
仕事が終わって初めて、頬の筋肉がいつもより疲れているのに気がついた。
表情筋が疲れるほどニヤついていたとは……自分でも気がつかなかった。
「お先失礼しまーす」
働いたという証である疲れを感じつつ、裏口から出ると。
「待ってたぜディーヴァ〜〜……」
扉のすぐそばから、ドスの利いたひっくい声がした。
どこかで聞いたことのある、でもそれにしては低すぎるその声の主を、視線を下に下げて見てみると。
「ヒェッ」
全体的に赤くて、てっぺんだけ銀色の、よく見知ったかたまり。
目の周辺にしわを寄せたダンテが、こちらを睨んで扉のすぐわきで不良座りをしていた。
相手が最愛の人だろうとも、その姿勢と顔は怖い。ディーヴァこわくて飛び上がるの巻。
「ダンテかー……びっくりするしこわいよ!
……いつから待ってたの?」
「ずっと」
ずっと、じゃわからない。
でもダンテのずっとは、相当長そうな気がする。
例えばディーヴァの出勤時間とそう変わらない時間から、とかね。
「へー、大人しく待ってるなんて珍しい。
お店入ってくればよかったのに。そんなとこにずっといたらお腹だってすくでしょ?」
にやにやほくそ笑みの時間はとうに過ぎ、ダンテが悶々していた想像で、すでに満足しているディーヴァは、優しく声をかける。
ずっとこんな冷たい石床に座り込んでいたら足は冷えるし、なにもせずとも腹は減る。
ディーヴァの働くレストランに、いつも客としてくるのだから、今日も悶々(仮)を吹き飛ばすためにも、くればよかったのだ。
「ああ、ハラは減ったな」
やはりダンテのお腹も、空腹を訴えていたようだ。
だから機嫌悪そうなのかもしれない。
そう思っていた時期が、ディーヴァにもありました……。
「ただし!こっちの空腹だがなァ!!」
「ひょええ!?」
勢いよく立ち上がったダンテが、半ば叫ぶように言い放ちながらディーヴァの細い腕を掴む。
力を入れてはぽっきりと折れてしまいそうなそれ。だがしかし、決して逃すまいと絶妙な力加減で握り締める。
獣のような、ダンテの突然の行動に驚き、ディーヴァは、やはり逃げようとした。
掴まれた手から伝わる、どこかしっとりとアツイ、ダンテの手。
手から上へと視線を辿れば、どこか興奮した様子の、でも怒り心頭なダンテの顔とばっちりと目があった。
「こっちってなに!?なんなの!!?」
その言葉に目を爛々と光らせたダンテが、空いた方の手で自身の下腹部を指し、軽くなぜた。
そこには不自然で大きな膨らみ。
テントのように、ズボンが持ち上がっていた。
ギョッとしたあとに、目線をそこからすぐ外すディーヴァ。
さすがに理解した。
「こっちのハラは減ってんだよ!
どうしてくれる!しょっぱなからクライマックスレベルに朝から悶々したままだ!限界過ぎてはちきれそうだぞ!?
今すぐに!襲わせろ!!」
怒りの理由は、ディーヴァが渡したなんちゃって媚薬だったようだ。
中身は媚薬ではないというに、プラシーボ効果すごい。
「うわあ……だからってなんでいつまでもそんなになってるの……」
「あ゛?」
すごい、と思いつつも、ダンテの状態にあきれ返ると、ものすごく険しい顔で睨みつけられた。夢主に向ける顔ではない。
「ちょ、こわいこわいダンテほんとこわい」
「怖くもなるさ!どんだけオレがお前を待ったと思ってる!!」
クワッ!と目も口も見開いて、そう叫ぶダンテ。
掴まれた腕をブンブン振って振り払おうとするも、ダンテは離してくれない。
だがディーヴァも相手はダンテだからと、本気で嫌がることはなく、どこか間延びした口調で拒否した。
「やー。オアズケー」
「ばかやろー!オアズケなんかオレができるか!!!!」」
もちろん、そんなお預けが利くような我慢強いダンテではない。
やりたいことはやる。やりたくないことはやらない。それがダンテだ。
そんな我慢できないのであれば、セルフですればよかったのだ。
……それにしても、ばかとか言われたディーヴァめちょっく。
掴んだディーヴァの腕をひき、反対の手で腰を抱く。
それはもう、下腹部がゼロ距離になるほどで、決して逃さないといいたげ。
うわぁ、布越しになんか当たる。
当たった瞬間、ぷあ、とさらに膨らんだような気も。
「するぞディーヴァ!オレはやるったらやる男だーーっ!」
「わーーーー!待って待って待ってほんとに待って!?
あれ、ほんとに媚薬だと思ったの??」
「あったりまえじゃボケェ!」
今度はぼけって言われた。めちょっく再び。
「もー……そんなわけないじゃない!だいたい悪魔に効く媚薬って何?そんなものないってば!」
「じゃあ、なんだよアレ!
こうしてオレのオレがテメンニグル建設してんは何のせいだと!?」
「テメンニグル建設ぅ?」
「意味通じないのかよおい!待ってろ今よォく見せてやるからな」
なかなかDMC式ジョークの通じぬディーヴァのために、ダンテはディーヴァの腕から手を離す。
大丈夫、逃げることはできない。腰を抱きしめているから。
「へっへっへっ……我慢した分そのまま口でやらせてやる……」
そう呟くダンテは空いた手をズボンのベルトにかけ軽く外し、そのジッパーに指を滑らす。
ジジー……とおろし出したそれに、ディーヴァはようやく理解し、慌てた。
「やめてよここで脱がないでー!!」
「……ここではダメ?家ならいいって??
なら魔人化して全速力で走って帰る」
どうしてそうなった!?
ダンテはジッパーを戻し、ディーヴァをしっかりと抱え上げ……。
魔力解放の効果音とともに、赤い爬虫類を彷彿とさせる姿へとフォルムチェンジした。
おっと、フォルムチェンジとかポケモンじゃあないか。
「舌噛むなよぉぉぉ!!」
トリックスタースタイルだろう、ただでさえ速くなった足に魔力を纏わせ、スタイルレベルを超えるほどの俊足で、ダンテは事務所へと走った。
どう見ても赤い風だ。
「ひいいぃぃぃ……!
違う、違うの!違うのおぉぉぉ…………っ」
ディーヴァの声がダンテのスピードについてこれず、置いてけぼりになって空気に消えてゆく。
このままではまずい。
あれよあれよのうちに、えっちなことされてしまう。
仕事を終わらせたばっかりで疲れてるというのに、家に帰ってきてまで疲れることはしたくない。突かれるのもイヤだ。
あらやだ下ネタ言っちゃった!
そんなこと考えている間に、いつのまにか事務所兼自宅へ到着。さらには気がつけばソファーの上。
扉いつ開けたよ。さっすが、ソウイウコトが関わると一味違う半魔。
性急に覆いかぶさるダンテに、ディーヴァはもうひとつ、いつか使おうと思っていたプラシーボ効果を使うことにした。
これは、いつ使うの今でしょ!な案件である。
「そ、そんなにしたいなら、もう一本飲んで!!ね!飲んで!」
「……んあ?もっと媚薬飲めってか。
いいぜぇ〜さらに燃え上がる楽しい夜にしような〜〜〜」
「う、うん……。逃げないから、だから一回どいて!
ね?ダンテ……」
「そういうことならわかった!」
完全にそのスイッチの入ったダンテは、ディーヴァとの熱い夜のためには助力は惜しまない。
ディーヴァも楽しめるようになるなら、なんだって起用する。
そもそも、ディーヴァがダンテの体に指を這わせ、艶っぽく吐息交じりにいうのだ。
こういう願いなら聞くに決まっている。
ディーヴァはダンテに、一見媚薬と見えるような小瓶を渡した。
「へー、これが媚薬の原液か。
一晩中楽しむために全部イくか」
ダンテは小瓶の蓋を開け一気に喉奥へ傾けた。
空っぽになり、ダンテの体へと入ったその液体。
「よーし、飲ん……」
「あっ間違えちゃった今の聖水だった」
そこでディーヴァのこの言葉である。
「だぁぁぁぁぁ!!!??」
聖水を飲んだ時特有の火傷のようなものこそなかったが、もしかしたら遅効性なのかもしれない。
ダンテはとんでもないディーヴァの言葉に、ムンクの叫びもかくや、とばかりに叫んだ。
だばーーーー。
その場で口から聖水(仮)が滝のように流れ落ちる。
絵面が汚いのでキラキラ効果をつけておこう。
「ダンテったらバッチいえんがちょ」
「えんがちょじゃねーわ!
おいおいおいおいおい嘘だろディーヴァ!聖水ってオレ死ぬやつうううううう!!??」
ダンテは半魔。
聖水に触れれば悪魔の部分が浄化され、体力も減る。
これが体内に摂取……。確実にひどいことになる。
ゴールドオーブが必要だ。
服にしわが寄るのも気に留めず、ダンテは自身の胸元を激しくつかみ、押さえた。
これによりさすがにダンテのテメンニグルも、建設前へと戻る。
これで人間界……いや、ディーヴァは守られた。
「胸がっ!苦しいっ!!
オ゛アアアアアアア!!ちょっと吐いて来る!!」
「ダンテぐっどらっく!」
あわててレストルームへと駆けるダンテの背中へ、ディーヴァは親指を立てて検討を祈る。
一度振り返ったダンテが、涙目で叫んだ。
「ディーヴァおまえ覚えてろよ!!」
ダンテが消えた扉に小さくつぶやく。
手をダンテ方面にひらひらと振り笑顔のまま。
「覚えてないもんねーっだ。
ま、媚薬っていうのも聖水っていうのもぜーんぶウ、ソ。なんたけどねぇ……。なのに効くとはね。
ほんとのことは言わないでおこっと!」
言わぬが仏。知らぬが仏。
そして、プラシーボ効果しゅごいと思いました、まる。
●あとがき
……下ネタはげしいですね。
聖水の方のネタを入れず、そのまま媚薬と思わせてーのからの裏に走ろうかと思いましたが、小ネタ話なのでやめときました。
裏に入るとながくなる。需要ありそうなら書きます。
いちごの天然水サイダー?
いろはすのやつですよ。ヤツは甘くて美味しかった!
何度か同僚に指摘されるほどには、にやにやしていたらしいディーヴァ。
仕事が終わって初めて、頬の筋肉がいつもより疲れているのに気がついた。
表情筋が疲れるほどニヤついていたとは……自分でも気がつかなかった。
「お先失礼しまーす」
働いたという証である疲れを感じつつ、裏口から出ると。
「待ってたぜディーヴァ〜〜……」
扉のすぐそばから、ドスの利いたひっくい声がした。
どこかで聞いたことのある、でもそれにしては低すぎるその声の主を、視線を下に下げて見てみると。
「ヒェッ」
全体的に赤くて、てっぺんだけ銀色の、よく見知ったかたまり。
目の周辺にしわを寄せたダンテが、こちらを睨んで扉のすぐわきで不良座りをしていた。
相手が最愛の人だろうとも、その姿勢と顔は怖い。ディーヴァこわくて飛び上がるの巻。
「ダンテかー……びっくりするしこわいよ!
……いつから待ってたの?」
「ずっと」
ずっと、じゃわからない。
でもダンテのずっとは、相当長そうな気がする。
例えばディーヴァの出勤時間とそう変わらない時間から、とかね。
「へー、大人しく待ってるなんて珍しい。
お店入ってくればよかったのに。そんなとこにずっといたらお腹だってすくでしょ?」
にやにやほくそ笑みの時間はとうに過ぎ、ダンテが悶々していた想像で、すでに満足しているディーヴァは、優しく声をかける。
ずっとこんな冷たい石床に座り込んでいたら足は冷えるし、なにもせずとも腹は減る。
ディーヴァの働くレストランに、いつも客としてくるのだから、今日も悶々(仮)を吹き飛ばすためにも、くればよかったのだ。
「ああ、ハラは減ったな」
やはりダンテのお腹も、空腹を訴えていたようだ。
だから機嫌悪そうなのかもしれない。
そう思っていた時期が、ディーヴァにもありました……。
「ただし!こっちの空腹だがなァ!!」
「ひょええ!?」
勢いよく立ち上がったダンテが、半ば叫ぶように言い放ちながらディーヴァの細い腕を掴む。
力を入れてはぽっきりと折れてしまいそうなそれ。だがしかし、決して逃すまいと絶妙な力加減で握り締める。
獣のような、ダンテの突然の行動に驚き、ディーヴァは、やはり逃げようとした。
掴まれた手から伝わる、どこかしっとりとアツイ、ダンテの手。
手から上へと視線を辿れば、どこか興奮した様子の、でも怒り心頭なダンテの顔とばっちりと目があった。
「こっちってなに!?なんなの!!?」
その言葉に目を爛々と光らせたダンテが、空いた方の手で自身の下腹部を指し、軽くなぜた。
そこには不自然で大きな膨らみ。
テントのように、ズボンが持ち上がっていた。
ギョッとしたあとに、目線をそこからすぐ外すディーヴァ。
さすがに理解した。
「こっちのハラは減ってんだよ!
どうしてくれる!しょっぱなからクライマックスレベルに朝から悶々したままだ!限界過ぎてはちきれそうだぞ!?
今すぐに!襲わせろ!!」
怒りの理由は、ディーヴァが渡したなんちゃって媚薬だったようだ。
中身は媚薬ではないというに、プラシーボ効果すごい。
「うわあ……だからってなんでいつまでもそんなになってるの……」
「あ゛?」
すごい、と思いつつも、ダンテの状態にあきれ返ると、ものすごく険しい顔で睨みつけられた。夢主に向ける顔ではない。
「ちょ、こわいこわいダンテほんとこわい」
「怖くもなるさ!どんだけオレがお前を待ったと思ってる!!」
クワッ!と目も口も見開いて、そう叫ぶダンテ。
掴まれた腕をブンブン振って振り払おうとするも、ダンテは離してくれない。
だがディーヴァも相手はダンテだからと、本気で嫌がることはなく、どこか間延びした口調で拒否した。
「やー。オアズケー」
「ばかやろー!オアズケなんかオレができるか!!!!」」
もちろん、そんなお預けが利くような我慢強いダンテではない。
やりたいことはやる。やりたくないことはやらない。それがダンテだ。
そんな我慢できないのであれば、セルフですればよかったのだ。
……それにしても、ばかとか言われたディーヴァめちょっく。
掴んだディーヴァの腕をひき、反対の手で腰を抱く。
それはもう、下腹部がゼロ距離になるほどで、決して逃さないといいたげ。
うわぁ、布越しになんか当たる。
当たった瞬間、ぷあ、とさらに膨らんだような気も。
「するぞディーヴァ!オレはやるったらやる男だーーっ!」
「わーーーー!待って待って待ってほんとに待って!?
あれ、ほんとに媚薬だと思ったの??」
「あったりまえじゃボケェ!」
今度はぼけって言われた。めちょっく再び。
「もー……そんなわけないじゃない!だいたい悪魔に効く媚薬って何?そんなものないってば!」
「じゃあ、なんだよアレ!
こうしてオレのオレがテメンニグル建設してんは何のせいだと!?」
「テメンニグル建設ぅ?」
「意味通じないのかよおい!待ってろ今よォく見せてやるからな」
なかなかDMC式ジョークの通じぬディーヴァのために、ダンテはディーヴァの腕から手を離す。
大丈夫、逃げることはできない。腰を抱きしめているから。
「へっへっへっ……我慢した分そのまま口でやらせてやる……」
そう呟くダンテは空いた手をズボンのベルトにかけ軽く外し、そのジッパーに指を滑らす。
ジジー……とおろし出したそれに、ディーヴァはようやく理解し、慌てた。
「やめてよここで脱がないでー!!」
「……ここではダメ?家ならいいって??
なら魔人化して全速力で走って帰る」
どうしてそうなった!?
ダンテはジッパーを戻し、ディーヴァをしっかりと抱え上げ……。
魔力解放の効果音とともに、赤い爬虫類を彷彿とさせる姿へとフォルムチェンジした。
おっと、フォルムチェンジとかポケモンじゃあないか。
「舌噛むなよぉぉぉ!!」
トリックスタースタイルだろう、ただでさえ速くなった足に魔力を纏わせ、スタイルレベルを超えるほどの俊足で、ダンテは事務所へと走った。
どう見ても赤い風だ。
「ひいいぃぃぃ……!
違う、違うの!違うのおぉぉぉ…………っ」
ディーヴァの声がダンテのスピードについてこれず、置いてけぼりになって空気に消えてゆく。
このままではまずい。
あれよあれよのうちに、えっちなことされてしまう。
仕事を終わらせたばっかりで疲れてるというのに、家に帰ってきてまで疲れることはしたくない。突かれるのもイヤだ。
あらやだ下ネタ言っちゃった!
そんなこと考えている間に、いつのまにか事務所兼自宅へ到着。さらには気がつけばソファーの上。
扉いつ開けたよ。さっすが、ソウイウコトが関わると一味違う半魔。
性急に覆いかぶさるダンテに、ディーヴァはもうひとつ、いつか使おうと思っていたプラシーボ効果を使うことにした。
これは、いつ使うの今でしょ!な案件である。
「そ、そんなにしたいなら、もう一本飲んで!!ね!飲んで!」
「……んあ?もっと媚薬飲めってか。
いいぜぇ〜さらに燃え上がる楽しい夜にしような〜〜〜」
「う、うん……。逃げないから、だから一回どいて!
ね?ダンテ……」
「そういうことならわかった!」
完全にそのスイッチの入ったダンテは、ディーヴァとの熱い夜のためには助力は惜しまない。
ディーヴァも楽しめるようになるなら、なんだって起用する。
そもそも、ディーヴァがダンテの体に指を這わせ、艶っぽく吐息交じりにいうのだ。
こういう願いなら聞くに決まっている。
ディーヴァはダンテに、一見媚薬と見えるような小瓶を渡した。
「へー、これが媚薬の原液か。
一晩中楽しむために全部イくか」
ダンテは小瓶の蓋を開け一気に喉奥へ傾けた。
空っぽになり、ダンテの体へと入ったその液体。
「よーし、飲ん……」
「あっ間違えちゃった今の聖水だった」
そこでディーヴァのこの言葉である。
「だぁぁぁぁぁ!!!??」
聖水を飲んだ時特有の火傷のようなものこそなかったが、もしかしたら遅効性なのかもしれない。
ダンテはとんでもないディーヴァの言葉に、ムンクの叫びもかくや、とばかりに叫んだ。
だばーーーー。
その場で口から聖水(仮)が滝のように流れ落ちる。
絵面が汚いのでキラキラ効果をつけておこう。
「ダンテったらバッチいえんがちょ」
「えんがちょじゃねーわ!
おいおいおいおいおい嘘だろディーヴァ!聖水ってオレ死ぬやつうううううう!!??」
ダンテは半魔。
聖水に触れれば悪魔の部分が浄化され、体力も減る。
これが体内に摂取……。確実にひどいことになる。
ゴールドオーブが必要だ。
服にしわが寄るのも気に留めず、ダンテは自身の胸元を激しくつかみ、押さえた。
これによりさすがにダンテのテメンニグルも、建設前へと戻る。
これで人間界……いや、ディーヴァは守られた。
「胸がっ!苦しいっ!!
オ゛アアアアアアア!!ちょっと吐いて来る!!」
「ダンテぐっどらっく!」
あわててレストルームへと駆けるダンテの背中へ、ディーヴァは親指を立てて検討を祈る。
一度振り返ったダンテが、涙目で叫んだ。
「ディーヴァおまえ覚えてろよ!!」
ダンテが消えた扉に小さくつぶやく。
手をダンテ方面にひらひらと振り笑顔のまま。
「覚えてないもんねーっだ。
ま、媚薬っていうのも聖水っていうのもぜーんぶウ、ソ。なんたけどねぇ……。なのに効くとはね。
ほんとのことは言わないでおこっと!」
言わぬが仏。知らぬが仏。
そして、プラシーボ効果しゅごいと思いました、まる。
●あとがき
……下ネタはげしいですね。
聖水の方のネタを入れず、そのまま媚薬と思わせてーのからの裏に走ろうかと思いましたが、小ネタ話なのでやめときました。
裏に入るとながくなる。需要ありそうなら書きます。
いちごの天然水サイダー?
いろはすのやつですよ。ヤツは甘くて美味しかった!
