恋人?保護者?どちらもあなたを愛しているから。
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ダンテは愛するディーヴァの気配と、そして憎い悪魔の気配を辿り、風を切って走り抜ける。
無表情にも見えるその顔にうっすら汗が滲んでいる辺り、相当焦っているようだ。
足に魔力を込めて脚力全開にすれば、対象を超えて行きすぎるほどのスピードで、目的の人物にたどり着いた。
かわいそうに、袋小路に追い込まれていたディーヴァは、頼みの天使の力さえ出ず、悪魔に囲まれてそこにうずくまっている。
「!!……ディーヴァっ……!」
「ダンテッ!」
駆け抜ける勢いそのままに、ダンテは見つけたディーヴァと悪魔の間に入る。
背に庇い、チラとディーヴァの姿を見ると、パアッと笑顔でダンテの腕に抱きついてきた。
よかった、無事なようだ。
ひとまずホッと息を吐き出すが、ディーヴァの姿をよーく見てみると……?
悪魔からのがれるために転んだのだろう、悪魔の攻撃で負ったのと形状が違うが、ところどころの怪我を負い、そこからは血がツウ……と垂れていた。
更にその途中のアスファルトに、鎌で抉った跡と焼け焦げた跡、そしてディーヴァがここまで逃げた跡の点々と落ちる血。
それを目にしたダンテが、ピクリとわずかに眉根を寄せる。
つまり間接的にだったとしても、悪魔によって傷をつけられたということ。
これぞ万死に値する行為。
「なるほど、お前達……死ぬ準備は出来ているようだな?」
ダンテは決して悪魔を許さない。
それがディーヴァが関わるならば尚の事である。
ディーヴァに手を出したこと、地獄の底で悔やむがいい。
ダンテがこちらがゾッと底冷えしてしまうような、冷たく鋭い瞳で悪魔を射抜いていた。
やはり双子か。
その表情はまるで、今は亡きバージルのものと瓜二つ。
ゴゴゴゴゴ…………!
そしてその背中には、魔王もかくや、というドス黒いオーラが見える。
あ、もう魔王はダンテが倒したのだった。
ならダンテが次の魔王なのではなかろうか……?
なにそれ怖い。
恐ろしいダンテのオーラを悟り、ディーヴァはそろりとダンテに抱きつくのをやめ、悪魔を退治するのに邪魔ではない、その後ろに控えた。
とりあえず、この人には絶対逆らわないようにしよう……うん。
ダンテの敵側でなくてよかった、守られる側でよかった、などといつも思うディーヴァだった。
「グルゥォォォウ!!」
敵にしてはいけない者を敵に回したのを悟ったか、悪魔達もしばらく怖気付いていたが1匹の悪魔が意を決して飛びかかれば、続け!とばかりに他の悪魔もダンテへと飛びかかる。
ダンテが背のリベリオンを手に取った。
「……フゥッ……!」
ゴォッ……!!
瞬殺、その言葉でしか言い表せない。
たった一振り、たった一薙。
一振りで百匹の妖怪を薙ぎたお……あ、それ違うジャンル。
相手は妖怪でなくて悪魔だ。
たった一回のリベリオンの斬りはらいで、周りの悪魔全てが消し飛んだように見えた。
ヘル・プライドならまだわかる。
デビルトリガーを引いたことでガードだけは堅くなったが、隙をつけば案外脆い。
だがバジリスクは低級とはいえ、ヘル・プライドとは比べ物にならないほどの硬度を持っているし、デビルトリガーは引いている。
一撃でなんて仕留められるわけがない。
それだけダンテが鬼気迫っていたということか。
「悪魔はもういない、な」
ほう、と息を吐き出し、リベリオンを背に戻すダンテ。
それに合わせて纏う空気が、戦闘モードからいつもの落ち着いたものに変わっていく。
そっとダンテに近寄り、ぴとりとその腕に抱きつき直すディーヴァは、安堵の表情でダンテの顔を覗き込んだ。
「…………」
「あ、りがと……ダンテ……」
「はぁ……。ディーヴァ、お前は本当に悪魔呼び寄せ体質だな……」
「あたしだって好きで呼んでるわけじゃないもん」
「わかってる……ひとまず無事で安心した」
身長差が大きな自分とディーヴァ。
しゃがんで彼女の高さに合わせてやり、ダンテはひたい同士をコツンとぶつけ合ってから、小さな体を自分も抱きしめた。
「転んだんだろ?家に帰って手当てしないと。袖のところ、服が裂けてるしな」
「え?……あー、ほんとだー」
血が滲んだりして気がつかなかったが、スカートの後ろに裂け目があった。
ちょうど太ももの位置なので、このままだと少し恥ずかしい。
「オレのコート着ろ」
「……え?」
そう言ってそっと差し出されたダンテのトレードマークの赤いコート。
「ありがとう」と笑顔を浮かべ、受け取ろうと上に目線をやると。
「って、また中に何も着てないの!?」
革のコートをそのまま着ていたようで、ダンテの裸がそこにあった。
30をとうに超えているとはいえ、鍛え抜かれた肉体美は今もなお健在であり、かっこよすぎて正直……目のやり場に困る。
「ご遠慮します」
「?遠慮せず着たらいいだろう」
「のーせんきゅー!あたしがそれ着たらダンテは上半身裸!露出魔になっちゃうよ!」
辞退します!と突き返せば、ダンテは受け取りながらも意味がわからないと首を傾げてみせる。
でかい図体のいい歳したイケメンが首を傾げる仕草……ギャップ萌えです、はい。
ちょっと可愛いとか思ってしまったのはナイショだ。
「上半身裸のどの辺が露出魔なんだ?」
「どの辺がって……どうしていきなり天然ボケになるかな!?」
思案顔で少しの間、顎に手をやるダンテ。
「ふむ。……昔よりマシだと思うぞ」
「そりゃそうだけど…」
なんだ、昔を思い出していたようだ。
上半身裸、そして露出魔……その言葉から導き出される答えは、まだ未成年だった頃の半裸コートのことを指しているに違いない。
確かにアレは規格外の変態さだった……見た目だけでなく中身も。
無表情にも見えるその顔にうっすら汗が滲んでいる辺り、相当焦っているようだ。
足に魔力を込めて脚力全開にすれば、対象を超えて行きすぎるほどのスピードで、目的の人物にたどり着いた。
かわいそうに、袋小路に追い込まれていたディーヴァは、頼みの天使の力さえ出ず、悪魔に囲まれてそこにうずくまっている。
「!!……ディーヴァっ……!」
「ダンテッ!」
駆け抜ける勢いそのままに、ダンテは見つけたディーヴァと悪魔の間に入る。
背に庇い、チラとディーヴァの姿を見ると、パアッと笑顔でダンテの腕に抱きついてきた。
よかった、無事なようだ。
ひとまずホッと息を吐き出すが、ディーヴァの姿をよーく見てみると……?
悪魔からのがれるために転んだのだろう、悪魔の攻撃で負ったのと形状が違うが、ところどころの怪我を負い、そこからは血がツウ……と垂れていた。
更にその途中のアスファルトに、鎌で抉った跡と焼け焦げた跡、そしてディーヴァがここまで逃げた跡の点々と落ちる血。
それを目にしたダンテが、ピクリとわずかに眉根を寄せる。
つまり間接的にだったとしても、悪魔によって傷をつけられたということ。
これぞ万死に値する行為。
「なるほど、お前達……死ぬ準備は出来ているようだな?」
ダンテは決して悪魔を許さない。
それがディーヴァが関わるならば尚の事である。
ディーヴァに手を出したこと、地獄の底で悔やむがいい。
ダンテがこちらがゾッと底冷えしてしまうような、冷たく鋭い瞳で悪魔を射抜いていた。
やはり双子か。
その表情はまるで、今は亡きバージルのものと瓜二つ。
ゴゴゴゴゴ…………!
そしてその背中には、魔王もかくや、というドス黒いオーラが見える。
あ、もう魔王はダンテが倒したのだった。
ならダンテが次の魔王なのではなかろうか……?
なにそれ怖い。
恐ろしいダンテのオーラを悟り、ディーヴァはそろりとダンテに抱きつくのをやめ、悪魔を退治するのに邪魔ではない、その後ろに控えた。
とりあえず、この人には絶対逆らわないようにしよう……うん。
ダンテの敵側でなくてよかった、守られる側でよかった、などといつも思うディーヴァだった。
「グルゥォォォウ!!」
敵にしてはいけない者を敵に回したのを悟ったか、悪魔達もしばらく怖気付いていたが1匹の悪魔が意を決して飛びかかれば、続け!とばかりに他の悪魔もダンテへと飛びかかる。
ダンテが背のリベリオンを手に取った。
「……フゥッ……!」
ゴォッ……!!
瞬殺、その言葉でしか言い表せない。
たった一振り、たった一薙。
一振りで百匹の妖怪を薙ぎたお……あ、それ違うジャンル。
相手は妖怪でなくて悪魔だ。
たった一回のリベリオンの斬りはらいで、周りの悪魔全てが消し飛んだように見えた。
ヘル・プライドならまだわかる。
デビルトリガーを引いたことでガードだけは堅くなったが、隙をつけば案外脆い。
だがバジリスクは低級とはいえ、ヘル・プライドとは比べ物にならないほどの硬度を持っているし、デビルトリガーは引いている。
一撃でなんて仕留められるわけがない。
それだけダンテが鬼気迫っていたということか。
「悪魔はもういない、な」
ほう、と息を吐き出し、リベリオンを背に戻すダンテ。
それに合わせて纏う空気が、戦闘モードからいつもの落ち着いたものに変わっていく。
そっとダンテに近寄り、ぴとりとその腕に抱きつき直すディーヴァは、安堵の表情でダンテの顔を覗き込んだ。
「…………」
「あ、りがと……ダンテ……」
「はぁ……。ディーヴァ、お前は本当に悪魔呼び寄せ体質だな……」
「あたしだって好きで呼んでるわけじゃないもん」
「わかってる……ひとまず無事で安心した」
身長差が大きな自分とディーヴァ。
しゃがんで彼女の高さに合わせてやり、ダンテはひたい同士をコツンとぶつけ合ってから、小さな体を自分も抱きしめた。
「転んだんだろ?家に帰って手当てしないと。袖のところ、服が裂けてるしな」
「え?……あー、ほんとだー」
血が滲んだりして気がつかなかったが、スカートの後ろに裂け目があった。
ちょうど太ももの位置なので、このままだと少し恥ずかしい。
「オレのコート着ろ」
「……え?」
そう言ってそっと差し出されたダンテのトレードマークの赤いコート。
「ありがとう」と笑顔を浮かべ、受け取ろうと上に目線をやると。
「って、また中に何も着てないの!?」
革のコートをそのまま着ていたようで、ダンテの裸がそこにあった。
30をとうに超えているとはいえ、鍛え抜かれた肉体美は今もなお健在であり、かっこよすぎて正直……目のやり場に困る。
「ご遠慮します」
「?遠慮せず着たらいいだろう」
「のーせんきゅー!あたしがそれ着たらダンテは上半身裸!露出魔になっちゃうよ!」
辞退します!と突き返せば、ダンテは受け取りながらも意味がわからないと首を傾げてみせる。
でかい図体のいい歳したイケメンが首を傾げる仕草……ギャップ萌えです、はい。
ちょっと可愛いとか思ってしまったのはナイショだ。
「上半身裸のどの辺が露出魔なんだ?」
「どの辺がって……どうしていきなり天然ボケになるかな!?」
思案顔で少しの間、顎に手をやるダンテ。
「ふむ。……昔よりマシだと思うぞ」
「そりゃそうだけど…」
なんだ、昔を思い出していたようだ。
上半身裸、そして露出魔……その言葉から導き出される答えは、まだ未成年だった頃の半裸コートのことを指しているに違いない。
確かにアレは規格外の変態さだった……見た目だけでなく中身も。
